どうも、全部入りのワイヤレスイヤホン好きのマクリン( @Maku_ring)です。
いま買うならおすすめなのが、機能性と利便性の高い「ANC・外音取り込み・ワイヤレス充電」をそなえる全部入りモデル。
近年はSoundcore Life P3やEarFun Free Proなど、アンダー1万円でも全部入りが出てきています。
7千円台ながら、フルワイヤレスに欲しい快適機能を兼ね備えるモデルが「EarFun Air Pro 2」です。
最大40dBの音を低減するノイキャンやBluetooth5.2対応にくわえ、前モデル「EarFun Air Pro」にはない、ワイヤレス充電にも対応しています。
専用アプリやイコライザー機能はさすがについていないものの、それさえ除けば機能面で万全なイヤホンに仕上がっています。
そんなわけで本記事では「【EarFun Air Pro 2レビュー】7千円台でANCとワイヤレス充電に装着センサー搭載の完全ワイヤレスイヤホン」について書きます。
- 7千円台で全部入り
- 前作よりアップしたANC性能
- 装着検知センサー搭載
- タッチで音量調節可能
- apt-X非対応
- イコライザー非搭載
- 操作ボタン割り当て不可
タップできるもくじ
EarFun Air Pro 2の概要
「EarFun Air Pro 2」は完全防水仕様(IPX5)の完全ワイヤレスイヤホンです。
製品名 | EarFun Air Pro 2 |
---|---|
重量 (イヤホン / ケース合計) |
約11g / 約54g |
音楽再生時間 (イヤホン / ケース合計) |
最大7時間(ANCで6時間) / 最大34時間(ANCで27時間) |
ドライバー | 10mmチタンコンポジットダイナミックドライバー |
防水 | IPX5 |
対応コーデック | SBC / AAC |
充電ポート | USB-C / ワイヤレス |
Bluetooth | 5.2 |
表面には光沢感があり、手になじむ形状と質感でEarFun Air Proよりすっきりした形になりました。
耳にあたる面はマットでサラサラした質感です。
また、前作と同様、装着検出センサーを搭載し、イヤホンの脱着にともなう音楽の自動停止・再生に対応しています。
イヤホン単体で約11g、ケースをふくめて約54gと標準的な重量です。
ケースは約62 x 50 x 27mmとAirPods Proとほぼ同サイズで、手のひらにも充分収まります。
ケースはさらりとした質感で手触りがよいものの、フタの開閉部分が細いので、開閉に慣れがすこし必要かもしれません。
付属品はイヤホン本体とイヤーチップ(S/M/L)、USB-C to Aケーブルです。
EarFun Air Pro・EarFun Free Proとのスペック比較
同社のANC搭載モデルである「EarFun Air Pro」、「EarFun Free Pro」との比較は以下のとおりです。
左スライドで全表示
製品名 | EarFun Air Pro 2 |
EarFun Air Pro |
EarFun Free Pro |
---|---|---|---|
防水規格 | IPX5 | IPX5 | IPX5 |
接続方式 | Bluetooth 5.2 | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.2 |
対応コーデック | SBC / AAC | SBC / AAC | SBC / AAC |
ドライバー | 10mmチタンコンポジットダイナミックドライバー | 10mmコンポジットダイナミックドライバー | 6.1mmダイナミックドライバー |
重量 | イヤホン約11g / ケース約54g | イヤホン約12g / ケース約53g | イヤホン約9g / ケース約41g |
装着検出機能 | |||
タッチで音量調節 | |||
バッテリー(イヤホン / ケース込み) | 最大7時間 / 最大34時間 | 最大9時間 / 最大32時間 | 最大7時間 / 最大32時間 |
充電方式 | USB-C / ワイヤレス充電 | USB-C | USB-C / ワイヤレス充電 |
価格 | 7,999円 | 7,999円 | 5,999円 |
EarFun Air Pro 2はEarFun Air Proと同価格でありつつ、ワイヤレス充電とタッチで音量調節に対応し、後発品ならではのお得感があります。
また、EarFun Free Proでは装着センサー非搭載だったので、本機でようやく全機能に対応したモデルが出たといえるでしょう。
ただし、価格面ではFree Proが2千円安く、コスパでは一歩ゆずります(とはいえ、本機も充分安いんですけどね)。
EarFun Air Pro 2のレビュー
EarFun Air Pro 2の特徴を紹介していきます。
バッテリー性能はふつうでワイヤレス充電対応
EarFun Air Pro 2のバッテリー性能はふつうです。
イヤホン単体で約7時間、チャージングケースをふくめると約27時間の再生が可能です。
充電ポートはUSB-Type-Cで、10分の充電で約2時間も再生できる急速充電にも対応しています。
低価格ながら、EarFun Air Proでは省略されたワイヤレス充電もサポートしています。
前作より進化したANC
前作のEarFun Air Proが最大38dbのノイズ低減効果という触れ込みでしたがEarFun Air Pro 2は最大40dbと、数値上ではさらなる向上をとげています。
実際どうなのかというと、スペックどおりにレベルアップしていました。
ただ、近年は高いANC性能をもつ1万円未満のイヤホンが増え、超主観ですが「Soundcore Life P3 = Life A2 NC AVIOT TE-D01q 本機 = SoundLiberty 94 EarFun Air Pro EarFun Free Pro = SOUNDPEATS T2」といった感じ。
実際に使用してみたところ、車のロードノイズや電車・バスの走行音といった低音域はしっかり軽減してくれます。
ただ、甲高い音や話し声などの中音域以上は少し残る感じがありました。
風雑音抑制機能も付き、近くでハンディファンを回していたのですが、耳元での風切り音はかなり抑えてくれている印象。
外音取り込みの拾い込みも自然で、さすがにイヤホンを付けていないのと同程度のレベル(= AirPods Pro級)ではないものの、電子音ぽさのない仕上がりでした。
音質はバランスの良い優等生
EarFun Air Proにくらべ、EarFun Air Pro 2の装着感は少し浅く、イヤーチップで支えている感覚があります。
前作とはちがい、タッチ操作で音量調整まで可能なのはうれしいポイントですが、欲をいえば「1タップで再生 / 停止」にしてほしかったところ。
操作 | L | R |
---|---|---|
再生 | 2タップ | 2タップ |
停止 | 2タップ | 2タップ |
曲送り | – | 3タップ |
曲戻し | 3タップ | – |
音量を上げる | – | 1タップ |
音量を下げる | 1タップ | – |
音声アシスタント | – | 2秒長押し |
モード切り替え | 2秒長押し | – |
音質はEarFun Air Proと同様、低音寄りの設計ではあるものの、音場が広がり、中高音域にもスポットが当たるバランスの良い優等生にシフトしました。
分離感も良く、多くの楽器が鳴る楽曲でも各楽器をしっかり聴き分けられるのはありがたいです。
中高音域ともに尖った感じがなく、きれいに響くので、全体的な印象として音楽ジャンルを選ばないイヤホンに進化したともいえます。
EarFun Air Proと比べても、高音域に丸みとナチュラルさが増し、上質で落ち着いたサウンドに仕上がっています。
また、MCSync採用にともなう左右同時接続対応により、左右ともに片耳モードに対応し、片方だけイヤホンを付けた状態で作業できるのは重宝します。
EarFun Air Pro 2はこんな人におすすめ
EarFun Air Pro 2は「7千円台で全部入りのワイヤレスイヤホンが欲しい人」におすすめです。
EarFunのイヤホンでも全機能がようやく揃い踏みしたモデルが出たといえます。
ただし、専用アプリやイコライザー調整、操作の割り当て変更は付いていないので、ここまで望む人はSoundcore Life P3も候補に入れるといいでしょう。
EarFun Air Pro 2レビューまとめ
本記事では「【EarFun Air Pro 2レビュー】7千円台でANCとワイヤレス充電に装着センサー搭載の完全ワイヤレスイヤホン」について書きました。
EarFun Air Pro 2は、ANC・外音取り込み・装着検出機能・タッチ操作の音量調整と、細かい機能までカバーしたフルワイヤレスに仕上がっています。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
- 7千円台で全部入り
- 前作よりアップしたANC性能
- 装着検知センサー搭載
- タッチで音量調節可能
- apt-X非対応
- イコライザー非搭載
- 操作ボタン割り当て不可