完全ワイヤレスイヤホンの中でもノイキャン(ANC)付きを愛用しているマクリン( @Maku_ring)です。
ただ、ANC搭載になると、通常のモデルより1万円程度高くなり、手を出しづらくなるのが現状。
そんな中、これまで数々のコスパにすぐれるイヤホンを出してきたAnkerより、アンダー1万円ながらANC搭載のフルワイヤレス「Soundcore Life A2 NC」が登場しました。
Soundcore Liberty Air 2 Proとともにアンカー初のANCモデルであり、Soundcore Life A2 NCは下位機種に該当します。
ただ、下位とはいいつつ、ノイキャン性能はほぼ変わらず(同価格で最強レベル)、音質面でもほとんど見劣りしません。
Liberty Air 2 Proにある装着センサーやHearID、ワイヤレス充電は非搭載であるものの、それさえ求めなければ最高のイヤホンに仕上がっています。
そんなわけで本記事は「【Soundcore Life A2 NCレビュー】アンダー1万円で高いANC性能を搭載するAnkerの完全ワイヤレスイヤホン」について書いていきます。
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Soundcore Life A2 NCの概要
「Soundcore Life A2 NC」は完全防水仕様(IPX5)の完全ワイヤレスイヤホンです。
本体は小ぶりで丸みを帯び、イヤーピース外周はメタリック調になっています。
イヤホン単体で約13g、ケースふくめて約68gであり、軽量モデルの多い同社の中ではやや重め。
ケースはたまご型のマットな質感で、Liberty Air 2 Proのスライド型と異なり、パカッと開く機構です。
ケースサイズは約60 x 75 x 30mmで、手のひらにすっぽり収まるサイズ感。
付属品はイヤホン本体とイヤーチップ、イヤーウィング(イヤージャケット)、USB-C to Aケーブルです。
イヤーチップとイヤーウィングは、本体装着済みをふくめ、XS/S/M/Lと4種類あります。
Soundcore Liberty Air 2 Proとのスペック比較
上位機種であるSoundcore Liberty Air 2 Proとの比較は以下のとおりです。
モバイルは左スライドで全表示
製品名 | Soundcore Life A2 NC | Soundcore Liberty Air 2 Pro |
重量 | イヤホン約13g / ケース約68g | イヤホン約10g / ケース約61g |
ノイキャン | 3つのモード搭載 | 3つのモード搭載 |
イコライザー | プリセット | プリセット / HearID |
装着センサー | 非搭載 | 搭載 |
バッテリー | イヤホン単体で約7時間(ANCで6時間) ケースをふくめて約35時間(ANCで30時間) |
イヤホン単体で約7時間(ANCで6時間) ケースをふくめて最大26時間(ANCで21時間) |
充電方式 | USB-C | USB-C / ワイヤレス充電 |
防水規格 | IPX5 | IPX4 |
接続方式 | Bluetooth 5 | Bluetooth 5 |
対応コーデック | SBC / AAC | SBC / AAC |
ドライバー | 11mm | 11mm |
価格 | 9,990円 | 12,980円 |
両者の主なちがいは、Anker Soundcore Life A2 NCがワイヤレス充電・装着センサー(脱着時の音楽自動停止)・HearID未対応であるという点。
これらは音質面・実用面で変わる部分なので対応してほしかったところですが、1万円以下に抑えている分、そこは致し方ない部分でしょう。
一方、ドライバー径は両者とも11mmで変わらず、音質面のグレード差を抑えているのは好印象です。
Soundcore Life A2 NCのレビュー
Anker Soundcore Life A2 NCの特徴を紹介します。
そこそこロングバッテリーかつUSB-C充電対応
Soundcore Life A2 NCはそこそこのロングバッテリーに仕上がっています。
イヤホン単体で最大7時間(ANCで6時間)、ケースをふくめ最大35時間(ANCで30時間)使用可能です。
ケース背面には、使い勝手の良いUSB-Cポートを備えています。
また、10分の充電で1.5時間駆動する急速充電にも対応しています。
ワイヤレス充電には残念ながら対応していません。
専用アプリは機能豊富
専用アプリでは、ノイズキャンセリングモードや外音取り込み機能の切り替え、タッチ操作カスタマイズ・イコライザーの設定が行えます。
ダッシュボード画面では、バッテリー残量とモード設定が確認できます。
モード設定では、ノイズキャンセリングモードの選択や、外音取り込みモードへの切り替えが簡単に行えます。
イコライザーはカスタムで細かく合わせられるだけでなく、22種類ものパターンがプリセットされ、これだけあれば自分好みの音設定を見つけやすくなります。
ただし「Soundcore Liberty Air 2 Pro」に搭載していたHearIDは非搭載で、この差が音質の違いにつながっているのかなという印象を受けました。
言い換えると、それくらいの微差だということです。
コントロールでは、タッチコントロールの操作方法をカスタマイズできます。
- 左を2回タップ
- 右を2回タップ
- 左を2秒押し
- 右を2秒押し
上記の4つの操作方法に、これらの機能を割り振ることができます。
- 再生/一時停止
- 音量アップ
- 音量ダウン
- 次の曲へ
- 前の曲へ
- モード設定(ノイズキャンセリング / 外音取り込み / 通常)
- 音声アシスタント
欲をいえば、もっと多くの操作アクションに対応してほしかったところ。
Ankerらしい細やかな配慮を感じたのがモード設定のカスタマイズで、外音取り込みだけカットしたり、全部ふくめたりと、ボタンを押したときの切り替わり方を変更できます。
アンダー1万円ではダントツのノイキャン性能
Soundcore Liberty Air 2 Proと並び、Anker初のANC搭載であるものの、その性能はアンダー1万円では最高クラス。
2万円台のモデルとも遜色なく、AirPods Proほどではないものの、近いレベルで外音を抑制してくれます。
3つのノイズキャンセリングモード(交通機関 / 屋内 / 屋外)をそなえています。
「交通機関モード」を選ぶと、かなり高いレベルで外音を遮断してくれ、車の音や電車の走行音からタイプ音・空調音まで全体的に抑制してくれます。
カフェや家で集中して作業を行いたい場合は「屋内モード」を選ぶといいですが、両者の違いはあまり感じなかったので、個人的には交通機関モードでいいと思います。
3つのモードで好みのノイキャンレベルが見つからない場合は、好みの遮音レベルを選べる「カスタム」も選択可能です。
外音取り込み機能も地味に優秀で、全ての周囲音を取り込む「全ての外音」と音声重視で取り込む「音声フォーカス」で切り替えられるようになっています。
若干ドンシャリ系の高音質
Anker Soundcore Life A2 NCは耳への収まりが良く、イヤーウィングでグリップ性も高いので、ズレ落ちにくくなっています。
- 右2回タップ 再生/一時停止
- 右2秒押し モード切り替え(ノイズキャンセリング / 外音取り込み / 通常)
- 左2回タップ 曲送り(次の曲)
- (右/左)2回タップ 受話/終話
- (右/左)2秒押し 着信拒否
ドンシャリ感が強めで、Ankerの中でもトップクラスの音質に仕上がっています。
Liberty Air 2 Proに比べると、音の輪郭はややぼやけている印象ですが、アンダー1万円ではピカイチ。
高音域は刺さる感じが少しあるものの、クリアで爽快感があり、低音域には迫力があり臨場感も強いです。
中音域は、やや平坦な印象がありますが、表現力の面ではすぐれています。
ROCKやEDMにはぴったりで、ライブ感にあふれる派手なサウンドが楽しめます。
Soundcore Life A2 NCレビューまとめ
本記事は「【Soundcore Life A2 NCレビュー】アンダー1万円で高いANC性能を搭載するAnkerの完全ワイヤレスイヤホン」について書きました。
Anker Soundcore Life A2 NCは、1万円以下に抑えつつ、バッテリー・ノイキャン・音質と各方面に充分な性能を持つフルワイヤレスイヤホンです。
装着センサー・HearID・ワイヤレス充電は非搭載ですが、それを求めないなら最高のイヤホンに仕上がっています。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
お役立てできてうれしいです!
Soundcore Life A2 NCは名作なので、良いオーディオライフ過ごせるはずですよ!
指名検索くださってうれしいです^^