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【Soundcore Liberty Air 2 Proレビュー】Anker初にしてAirPods Proと同レベルのANCをもつ完全ワイヤレスイヤホン

ノイキャン搭載ワイヤレスイヤホンがYouTube・音楽・会議に欠かせないマクリン( @Maku_ring)です。

しかし、ワイヤレスイヤホンにノイキャン(ANC)や音質を求めると、価格が高くなったりバッテリー性能が低かったりで、なかなかちょうどいいモデルがありません。

そこでおすすめなのが、Ankerの「Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro」です。

Anker Soundcore Liberty Air 2 Proの外観

Anker初となるANC付きの本機種は、1万円台にもかかわらず、AirPods Proにも匹敵するレベルのノイキャン性能をもっています。

音質も前機の「Soundcore Liberty Air 2」から大幅にアップグレードしています。

さらに専用アプリでHearIDを設定すれば、自分の耳に最適な音楽を自動カスタマイズしてくれるなど、機能性抜群のイヤホンです。

イヤホン単体で最長7時間、ケースふくめ最長26時間のバッテリー性能で、ワイヤレス充電にも対応しています。

同時リリースの「Soundcore Life A2 NC」は、一部の機能が省かれているものの、アンダー1万円でピカイチの完成度です。

また、最上位モデルの「Soundcore Liberty 3 Pro」は2万円近くするものの、マルチポイントも搭載し、音質面でもさらに磨きがかかっています。

そんなわけで本記事では「【Soundcore Liberty Air 2 Proレビュー】Anker初にしてAirPods Proと同レベルのANCをもつ完全ワイヤレスイヤホン」について書きます。

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いや、俺なんてそんな、どこにでもいるただのマクリンですよ。当サイトでは、さまざまなガジェット・家電をレビューしています。「Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム」のモノ/ガジェットクリエイターとしても活動し、22年4月には書籍「マクサン式Webライティング実践スキル大全」を出版。株式会社makuri 代表取締役。プロフィール詳細レビューガイドライン・理念

Soundcore Liberty Air 2 Proの概要

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro」は生活防水仕様(IPX4)の完全ワイヤレスイヤホンです。

Soundcore Liberty Air 2 Proは生活防水仕様(IPX4)の完全ワイヤレスイヤホン

防水規格IPX4
「水の飛まつに対して保護されている」という定義の防水規格です。浸水状態での使用は厳しいですが、雨が降っている中で使う分には問題ありません。
 
前機種「Soundcore Liberty Air 2」のタッチセンサー部が丸みを帯びていたのに対し、シュッとしており、ソリッドでスタイリッシュな見た目をしています。

Liberty Air 2

Liberty Air 2 Pro

イヤホンには装着センサーを搭載し、片方または両耳からイヤホンを外すと音楽が自動停止し、装着するとまた再生します。

Soundcore Liberty Air 2 Proは装着センサー搭載
 
イヤホン単体で約10g、ケースふくめて約61gと標準的な重量です。

Soundcore Liberty Air 2 Proのイヤホン重量
Soundcore Liberty Air 2 Proのケース重量

ANC非搭載の最上位機種「Soundcore Liberty 2 Pro」と同様のスライドケース式で取り出しやすく、個人的には好きな機構です。

Soundcore Liberty Air 2 Proのケースはスライド機構
 
ケースのサイズは約62 x 60 x 30mmと手のひらサイズ。

Soundcore Liberty Air 2 Proのケースサイズ
 
付属品はイヤホン本体とイヤーチップ、USB-C to Aケーブルです。

Soundcore Liberty Air 2 Proの付属品

イヤーチップは装着済みのMふくめ、XXXS〜Lまで9種類とかなり豊富に用意され、これだけあれば耳に合うチップが見つかりやすいでしょう。

 

Soundcore Liberty Air 2とのスペック比較

Soundcore Liberty Air 2との比較は以下のとおりです。

モバイルは左スライドで全表示

製品名 Soundcore Liberty Air 2 Soundcore Liberty Air 2 Pro
重量 イヤホン約10g / ケース約53g イヤホン約10g / ケース約61g
ノイキャン なし 3つのモード搭載
装着センサー 非搭載 搭載
バッテリー イヤホン単体で約7時間
ケースをふくめて約28時間
イヤホン単体で約7時間(ANCで6時間)
ケースをふくめて最大26時間(ANCで21時間)
充電方式 USB-C / ワイヤレス充電 USB-C / ワイヤレス充電
防水規格 IPX5 IPX4
接続方式 Bluetooth 5 Bluetooth 5
対応コーデック SBC / AAC / aptX SBC / AAC
ドライバー 6mm 11mm
価格 7,999円 12,980円

大きく変わった点はやはりANCを搭載したことです。

それから装着センサーを搭載し、イヤホン脱着時の音楽自動停止に対応している点もポイント高し。

ドライバー径も6mm 11mmへとアップし、その恩恵は音質面にも現れています。

対応コーデックではaptXがカットされているのは少々残念ですが、そのことによる音の遅延はほとんど感じませんでした。

 

Soundcore Liberty Air 2 Proのレビュー

Anker Soundcore Liberty Air 2 Proの特徴を紹介します。

 

必要十分なバッテリー性能かつワイヤレス充電対応

Soundcore Liberty Air 2 Proは過不足ないバッテリー性能を持ち合わせています。

イヤホン単体で最大7時間(ANCで6時間)、ケースをふくめ最大26時間(ANCで21時間)使用可能です。

Soundcore Liberty Air 2 Proはイヤホン単体7時間、ケースふくめ最大26時間のバッテリー
 
また、15分のケース充電で3時間の再生が可能というクイック充電も魅力。

Soundcore Liberty Air 2 Proの充電ポートはUSB-C

ケース背面には充電用のUSBタイプC(USB-C)が付き、汎用性の高いポートなのも使いやすいポイントです。

ワイヤレス充電にも対応し、ワイヤレス充電器に置くだけで充電できます。


 
前面には3段階のLEDインジケーターが付き、その点灯数でおおよそのバッテリーレベルがわかります。



LED1個目点滅  10%未満
LED1個目点灯  10%〜30%
LED2個目点灯  30%〜70%
LED3個点灯  70%〜100%

 

専用アプリはHearIDふくめてかなり優秀

専用アプリでは、ノイズキャンセリングモードや外音取り込み機能の切り替え、HearIDやイコライザーの設定が行えます。

Soundcore

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ホーム画面では、イヤホンのバッテリーがひと目で確認できます。


 
モード設定では、ノイズキャンセリングモードの選択や、外音取り込みモードへの切り替えが簡単に行えます。


 
コントロールでは、タッチコントロールの操作方法をカスタマイズできます。


 
自分で割り振れる操作アクションは以下の4つです。

操作アクション

  • 左を2回タップ
  • 右を2回タップ
  • 左を2秒押し
  • 右を2秒押し

 
上記の4つの操作方法に、これらの機能を割り振ることができます。

  • 再生/一時停止
  • 音量アップ
  • 音量ダウン
  • 次の曲へ
  • 前の曲へ
  • モード設定(ノイズキャンセリング / 外音取り込み / 通常)
  • 音声アシスタント

欲をいえば、もっと多くの操作アクションに対応してほしかったところですが、1万円台で操作カスタマイズをそなえているだけでも立派。

細やかな配慮を感じたのがモード設定のカスタマイズで、外音取り込みだけカットしたり、あるいは全部ふくめたりと、ボタンを押したときの切り替わり方を変更できます。

イコライザーはカスタムで細かく合わせられるだけでなく、22種類ものパターンがプリセットされ、これだけあれば自分好みの音設定を見つけやすくなります。


 
そして、特徴的かつ音質を大幅に上げてくれる機能がHearIDです。

聴覚テストのイメージで、左右の耳の聴きとりやすさを測定することで、自分用にカスタマイズされた音楽に調整してくれます。

こちらを実施した上で音楽を聴くと演奏がより際立ち、イヤホンの真価をさらに発揮することができます。

マクリン
究極のイコライザーという感じですね!

AirPods Proにも匹敵するノイキャン性能

良い意味で驚きだったのがノイキャン性能

Anker Soundcore Liberty Air 2 Proは、AirPods Proと同等レベルで外音を遮断しゃだんしてくれます。


 
3つのノイズキャンセリングモード(交通機関 / 屋内 / 屋外)をそなえています。

Anker Soundcore Liberty Air 2 Proのノイズキャンセリングモード

「交通機関モード」を選ぶと、かなり高いレベルで外音を遮断してくれ、車の音や電車の走行音からタイプ音・空調音まで全体的に抑制してくれます。

カフェや家で集中して作業を行いたい場合は「屋内モード」を選ぶといいですが、両者の違いはあまり感じなかったので、個人的には交通機関モードでいいと思います。

3つのモードで好みのノイキャンレベルが見つからない場合は、好みの遮音レベルを選べる「カスタム」も選択可能です。

外音取り込み機能も地味に優秀で、全ての周囲音を取り込む「全ての外音」と音声重視で取り込む「音声フォーカス」で切り替えられるようになっています。
 

若干ドンシャリ系の高音質

Anker Soundcore Liberty Air 2 Proは耳へのフィットが良く、付け心地も軽めです。

Anker Soundcore Liberty Air 2 Proの装着感
 
表面はタッチセンサー式で感度も高く、正確に操作できます。

Anker Soundcore Liberty Air 2 Proはタッチセンサー式

ボタン操作一覧
  • 右2回タップ 再生/一時停止
  • 右2秒押し モード切り替え(ノイズキャンセリング / 外音取り込み / 通常)
  • 左2回タップ 曲送り(次の曲)
  • (右/左)2回タップ 受話/終話
  • (右/左)2秒押し 着信拒否
MEMO
曲戻し(前の曲)・音量調整・音声アシスタントはデフォルトで割り当てられていないものの、前述の操作カスタマイズで設定可能です。

音質の系統は若干ドンシャリ系で、Anker製品の中ではトップクラスの高音質

前モデルのSoundcore Liberty Air 2も、価格から踏まえると優秀なほうではありましたが、Soundcore Liberty Air 2 Proの解像感はひと味違います。

高音域はクリアながらまろやかで、低音域には迫力があり臨場感も強いです。

中音域は、深みや力強さを求める人にはやや物足りないものの、音の空間認識や表現力では充分すぐれたものとなっています。

全体的な音質レベルは、2万円台の他モデルと遜色ないどころか、個人的にはAirPods Proより好きな味付けです。

音の傾向はJabra Elite 85tに近く、ROCK & POPSやJAZZを中心に幅広いジャンルを楽しめるイヤホンに仕上がっています。

マクリン
1万円台でこの完成度は驚異的……!
Soundcore Liberty Air 2 Pro
高音域
(4.5)
中音域
(4.0)
低音域
(4.5)
ノイズキャンセリング
(4.5)
総合評価
(4.5)
 

Soundcore Liberty Air 2 Proレビューまとめ

本記事は「【Soundcore Liberty Air 2 Proレビュー】Anker初にしてAirPods Proと同レベルのANCをもつ完全ワイヤレスイヤホン」について書きました。

Anker Soundcore Liberty Air 2 Proは、Anker初のノイキャン付きイヤホンなだけあり、細部にまでこだわられています。

1万台前半で買えるイヤホンにもかかわらず、高音質・優れたノイキャン・ワイヤレス充電と、まさにコスパ最強のワイヤレスイヤホンです。

Soundcore Liberty Air 2 Proの特徴

  • 優れたノイキャン性能
  • 進化した音質
  • HearIDでさらに高音質
  • ワイヤレス充電対応
  • 機能満載の専用アプリ

どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。

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5 COMMENTS

隠れガジェットヲタ

参考になりました、記事を拝見するとLiberty Air 2から乗り換えたくなりますね、、が、未だマルチペアリングに対応していないのは本当に不思議です。。これだけのモノなら、端末を問わず使えたらいいのにと感じます。。

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アバター画像 マクリン

隠れガジェットヲタさん、

コメントありがとうございます。

そうですね、Jabraのようにマルチポイントに対応してると、端末問わず使いやすいので便利ですが、なぜかなかなか普及しないですよね……。

マクリン

返信する
隠れガジェットヲタ

マクリンさん、レスありがとうございます!実はLiberty Air 2のあまりのコスパの良さに感動しつつ、マルチペアリング非対応はもても勿体無いと思ったので、カスタマーサービスにマルチペアリング対応強く希望!みたいなメッセージ送りました(笑)するとすぐ回答が来て、検討します的な内容でしたが、、まだ反映されるには時間が掛かりそうですね(苦笑)
ちなみにLiberty Air 2とJabra active 75tを併用していますが、後者はマルチペアリングに加えてマルチポイントも対応なので、使い勝手がまるで違いますね、、

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村中

現在このワイヤレスイヤホンを使っています。ワイヤレス充電に対応しているを、この記事を読むまで知りませんでした…。ありがとうございます。

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