ノイキャン搭載ワイヤレスイヤホンがYouTube・音楽・会議に欠かせないマクリン( @Maku_ring)です。
しかし、ワイヤレスイヤホンにノイキャン(ANC)や音質を求めると、価格が高くなったりバッテリー性能が低かったりで、なかなかちょうどいいモデルがありません。
そこでおすすめなのが、Ankerの「Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro」です。
Anker初となるANC付きの本機種は、1万円台にもかかわらず、AirPods Proにも匹敵するレベルのノイキャン性能をもっています。
音質も前機の「Soundcore Liberty Air 2」から大幅にアップグレードしています。
さらに専用アプリでHearIDを設定すれば、自分の耳に最適な音楽を自動カスタマイズしてくれるなど、機能性抜群のイヤホンです。
イヤホン単体で最長7時間、ケースふくめ最長26時間のバッテリー性能で、ワイヤレス充電にも対応しています。
同時リリースの「Soundcore Life A2 NC」は、一部の機能が省かれているものの、アンダー1万円でピカイチの完成度です。
また、最上位モデルの「Soundcore Liberty 3 Pro」は2万円近くするものの、マルチポイントも搭載し、音質面でもさらに磨きがかかっています。
そんなわけで本記事では「【Soundcore Liberty Air 2 Proレビュー】Anker初にしてAirPods Proと同レベルのANCをもつ完全ワイヤレスイヤホン」について書きます。
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Soundcore Liberty Air 2 Proの概要
「Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro」は生活防水仕様(IPX4)の完全ワイヤレスイヤホンです。
前機種「Soundcore Liberty Air 2」のタッチセンサー部が丸みを帯びていたのに対し、シュッとしており、ソリッドでスタイリッシュな見た目をしています。
イヤホンには装着センサーを搭載し、片方または両耳からイヤホンを外すと音楽が自動停止し、装着するとまた再生します。
イヤホン単体で約10g、ケースふくめて約61gと標準的な重量です。
ANC非搭載の最上位機種「Soundcore Liberty 2 Pro」と同様のスライドケース式で取り出しやすく、個人的には好きな機構です。
ケースのサイズは約62 x 60 x 30mmと手のひらサイズ。
付属品はイヤホン本体とイヤーチップ、USB-C to Aケーブルです。
イヤーチップは装着済みのMふくめ、XXXS〜Lまで9種類とかなり豊富に用意され、これだけあれば耳に合うチップが見つかりやすいでしょう。
Soundcore Liberty Air 2とのスペック比較
Soundcore Liberty Air 2との比較は以下のとおりです。
モバイルは左スライドで全表示
製品名 | Soundcore Liberty Air 2 | Soundcore Liberty Air 2 Pro |
重量 | イヤホン約10g / ケース約53g | イヤホン約10g / ケース約61g |
ノイキャン | なし | 3つのモード搭載 |
装着センサー | 非搭載 | 搭載 |
バッテリー | イヤホン単体で約7時間 ケースをふくめて約28時間 |
イヤホン単体で約7時間(ANCで6時間) ケースをふくめて最大26時間(ANCで21時間) |
充電方式 | USB-C / ワイヤレス充電 | USB-C / ワイヤレス充電 |
防水規格 | IPX5 | IPX4 |
接続方式 | Bluetooth 5 | Bluetooth 5 |
対応コーデック | SBC / AAC / aptX | SBC / AAC |
ドライバー | 6mm | 11mm |
価格 | 7,999円 | 12,980円 |
大きく変わった点はやはりANCを搭載したことです。
それから装着センサーを搭載し、イヤホン脱着時の音楽自動停止に対応している点もポイント高し。
ドライバー径も6mm 11mmへとアップし、その恩恵は音質面にも現れています。
対応コーデックではaptXがカットされているのは少々残念ですが、そのことによる音の遅延はほとんど感じませんでした。
Soundcore Liberty Air 2 Proのレビュー
Anker Soundcore Liberty Air 2 Proの特徴を紹介します。
必要十分なバッテリー性能かつワイヤレス充電対応
Soundcore Liberty Air 2 Proは過不足ないバッテリー性能を持ち合わせています。
イヤホン単体で最大7時間(ANCで6時間)、ケースをふくめ最大26時間(ANCで21時間)使用可能です。
また、15分のケース充電で3時間の再生が可能というクイック充電も魅力。
ケース背面には充電用のUSBタイプC(USB-C)が付き、汎用性の高いポートなのも使いやすいポイントです。
ワイヤレス充電にも対応し、ワイヤレス充電器に置くだけで充電できます。
前面には3段階のLEDインジケーターが付き、その点灯数でおおよそのバッテリーレベルがわかります。
LED1個目点灯 10%〜30%
LED2個目点灯 30%〜70%
LED3個点灯 70%〜100%
専用アプリはHearIDふくめてかなり優秀
専用アプリでは、ノイズキャンセリングモードや外音取り込み機能の切り替え、HearIDやイコライザーの設定が行えます。
ホーム画面では、イヤホンのバッテリーがひと目で確認できます。
モード設定では、ノイズキャンセリングモードの選択や、外音取り込みモードへの切り替えが簡単に行えます。
コントロールでは、タッチコントロールの操作方法をカスタマイズできます。
- 左を2回タップ
- 右を2回タップ
- 左を2秒押し
- 右を2秒押し
上記の4つの操作方法に、これらの機能を割り振ることができます。
- 再生/一時停止
- 音量アップ
- 音量ダウン
- 次の曲へ
- 前の曲へ
- モード設定(ノイズキャンセリング / 外音取り込み / 通常)
- 音声アシスタント
欲をいえば、もっと多くの操作アクションに対応してほしかったところですが、1万円台で操作カスタマイズをそなえているだけでも立派。
細やかな配慮を感じたのがモード設定のカスタマイズで、外音取り込みだけカットしたり、あるいは全部ふくめたりと、ボタンを押したときの切り替わり方を変更できます。
イコライザーはカスタムで細かく合わせられるだけでなく、22種類ものパターンがプリセットされ、これだけあれば自分好みの音設定を見つけやすくなります。
そして、特徴的かつ音質を大幅に上げてくれる機能がHearIDです。
聴覚テストのイメージで、左右の耳の聴きとりやすさを測定することで、自分用にカスタマイズされた音楽に調整してくれます。
こちらを実施した上で音楽を聴くと演奏がより際立ち、イヤホンの真価をさらに発揮することができます。
AirPods Proにも匹敵するノイキャン性能
良い意味で驚きだったのがノイキャン性能。
Anker Soundcore Liberty Air 2 Proは、AirPods Proと同等レベルで外音を遮断してくれます。
3つのノイズキャンセリングモード(交通機関 / 屋内 / 屋外)をそなえています。
「交通機関モード」を選ぶと、かなり高いレベルで外音を遮断してくれ、車の音や電車の走行音からタイプ音・空調音まで全体的に抑制してくれます。
カフェや家で集中して作業を行いたい場合は「屋内モード」を選ぶといいですが、両者の違いはあまり感じなかったので、個人的には交通機関モードでいいと思います。
3つのモードで好みのノイキャンレベルが見つからない場合は、好みの遮音レベルを選べる「カスタム」も選択可能です。
外音取り込み機能も地味に優秀で、全ての周囲音を取り込む「全ての外音」と音声重視で取り込む「音声フォーカス」で切り替えられるようになっています。
若干ドンシャリ系の高音質
Anker Soundcore Liberty Air 2 Proは耳へのフィットが良く、付け心地も軽めです。
- 右2回タップ 再生/一時停止
- 右2秒押し モード切り替え(ノイズキャンセリング / 外音取り込み / 通常)
- 左2回タップ 曲送り(次の曲)
- (右/左)2回タップ 受話/終話
- (右/左)2秒押し 着信拒否
音質の系統は若干ドンシャリ系で、Anker製品の中ではトップクラスの高音質。
前モデルのSoundcore Liberty Air 2も、価格から踏まえると優秀なほうではありましたが、Soundcore Liberty Air 2 Proの解像感はひと味違います。
高音域はクリアながらまろやかで、低音域には迫力があり臨場感も強いです。
中音域は、深みや力強さを求める人にはやや物足りないものの、音の空間認識や表現力では充分すぐれたものとなっています。
全体的な音質レベルは、2万円台の他モデルと遜色ないどころか、個人的にはAirPods Proより好きな味付けです。
音の傾向はJabra Elite 85tに近く、ROCK & POPSやJAZZを中心に幅広いジャンルを楽しめるイヤホンに仕上がっています。
Soundcore Liberty Air 2 Proレビューまとめ
本記事は「【Soundcore Liberty Air 2 Proレビュー】Anker初にしてAirPods Proと同レベルのANCをもつ完全ワイヤレスイヤホン」について書きました。
Anker Soundcore Liberty Air 2 Proは、Anker初のノイキャン付きイヤホンなだけあり、細部にまでこだわられています。
1万台前半で買えるイヤホンにもかかわらず、高音質・優れたノイキャン・ワイヤレス充電と、まさにコスパ最強のワイヤレスイヤホンです。
Soundcore Liberty Air 2 Proの特徴
- 優れたノイキャン性能
- 進化した音質
- HearIDでさらに高音質
- ワイヤレス充電対応
- 機能満載の専用アプリ
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
参考になりました、記事を拝見するとLiberty Air 2から乗り換えたくなりますね、、が、未だマルチペアリングに対応していないのは本当に不思議です。。これだけのモノなら、端末を問わず使えたらいいのにと感じます。。
隠れガジェットヲタさん、
コメントありがとうございます。
そうですね、Jabraのようにマルチポイントに対応してると、端末問わず使いやすいので便利ですが、なぜかなかなか普及しないですよね……。
マクリン
マクリンさん、レスありがとうございます!実はLiberty Air 2のあまりのコスパの良さに感動しつつ、マルチペアリング非対応はもても勿体無いと思ったので、カスタマーサービスにマルチペアリング対応強く希望!みたいなメッセージ送りました(笑)するとすぐ回答が来て、検討します的な内容でしたが、、まだ反映されるには時間が掛かりそうですね(苦笑)
ちなみにLiberty Air 2とJabra active 75tを併用していますが、後者はマルチペアリングに加えてマルチポイントも対応なので、使い勝手がまるで違いますね、、
現在このワイヤレスイヤホンを使っています。ワイヤレス充電に対応しているを、この記事を読むまで知りませんでした…。ありがとうございます。
お役立てできてよかったです!