iPhone 11 ProならびにApple Watchユーザーなのに、AirPods Proはスルーしてきたマクリン( @Maku_ring)です。
なぜなら、例の耳からうどん形状が受け入れられなかったから……。
しかし、周りにAirPods Proユーザーが増えマクリンし、彼らの装着姿を見ていると「あれ!? 飛び出しが短くなって、かなりカッコよくなってない……?」と思い始めたのです。
それからしきりに「ノイキャンがヤバい! ノイキャンがヤバい!」と言うので、今さらながら欲しくなりまして。
ついに買ってしまいました、Appleの「AirPods Pro」。
もっというと、iPhoneユーザーならば間違いなく買うべき必須のイヤホンです。
Apple純正品ならではのインターフェースの使いやすさ、妥協なき音質、ノイズキャンセリングの没入感、それからこだわり抜いたデザイン。
完全ワイヤレスイヤホン人気を牽引してきたのもうなづける完成度でした。
そんなわけで本記事は「【AirPods Proレビュー】真空にいるかのごとく最強のノイキャンをもつ完全ワイヤレスイヤホンの真打ち」について書いていきます。
後継機種の「AirPods Pro 2」もレビューしています。
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AirPods Proの外観とその特徴をレビュー
AirPods Proは生活防水仕様(IPX4)の完全ワイヤレスイヤホンです。
AirPodsと比べてうどんが短くなり(約15mm)、それがネックだった人でも付けやすくなったのは大きなポイント。
それなりに軽く、両耳合わせて約11gなので、長時間装着しても気だるくなりません。
バッテリー内蔵の収納ケースは、女性の手でも余裕でおさまるコンパクトさです(45.2 x 21.7 x 60.6 mm / 45.6g)。
ただ、これまでいろいろなフルワイヤレスを使ってきた身からすると、ケースが自立しないのは少々残念。
あとは充電用のポートが、USB-CでなくLightningだったのも「え〜」という感じでしたが、iPhoneとケーブルを共有できるのでその点は便利です。
イヤホンとケースの一体感は高いものの、それゆえ僕のように指のゴツい人間だと少々取り出しづらいかもしれません……。
ケース前面にはLEDランプが付き、点灯色でその状態を判別することができます。
点灯色 | 状態 |
赤 | イヤホン充電中 |
緑 | イヤホン満充電 |
(充電中)赤 | ケース充電中 |
(充電中)緑 | ケース満充電 |
同梱品はイヤーチップ(S/M/L)とUSB-C – Lightningケーブルです。
別売りにはなりますが、AirPods Pro用のアクセサリーは、こちらの記事も参考くださいませ。
僕は一般リスナー目線のレビューなので、ミュージシャン目線のレビューを知りたい方は、こちらの記事を参考ください。
インナーイヤー型からカナル型に進化
AirPods Proの大きな変化のひとつが、カナル型になったということです。
今やフルワイヤレスイヤホンのほとんどがカナル型であるため「それだけ !?」と思うかもしれません。
しかし、AirPodsがインナーイヤー型であるため、耳との密着性が低く、人によっては長時間付けると耳が痛くなるという弱点がありました。
その点、耳の形状に合わせて形を柔軟に変えられるカナル型は、遮音性が高く、没入感あるサウンドを楽しめるようになっているのです。
Lightningとワイヤレス充電に対応
こちらはAirPodsと変わらずですが、AirPods Proもワイヤレス充電に対応しています。
ワイヤレス充電器を使えば置くだけ充電が可能であり、一度体験すればやめられないすぐれもの。
MacBookやiPad ProなどのUSB-C機器をお使いであれば、Satechi AirPods用ワイヤレス充電ドックもおすすめです。
もうひとつはLightnigケーブルを用いた有線充電です。
充電器は付属していないので、必要な方はUSB充電器を別途購入ください。
バッテリー性能はふつうで、イヤホンだけで最大5時間(ノイキャンON時は最大4.5時間)、ケースふくめて最大24時間(5〜6回分)使用でき、ロングバッテリーではないまでも不満を感じることはないはず。
スムーズなペアリングと純正ならではの設定画面
AirPods ProがApple純正品だと実感したのはペアリングまでの円滑さです。
AirPods Proを初めて取り出した瞬間、接続画面がディスプレイにすぐ表示し、接続を押すだけでつながるクイックぶり。
iOS 13.2以上からAirPods Proに完全対応しており、コントロールセンターでも音量調整が可能です。
さらにBluetooth接続画面から、ノイズコントロールやボタン割り当て、装着テストまでできるようになっています。
ペアリング設定は、背面の丸いボタンを長押しするとリセットできるので、異常時や人に貸す時はこれで初期化するといいでしょう。
AirPods Proの音質と最強のノイズキャンセリング
AirPods Proは、前述のとおりカナル型であるのとその形状のおかげで、耳へのフィット感は抜群です。
また、軸(うどん)が短くなった恩恵で、これまで感じたようなカッコ悪さとは無縁になりました。
うどんの側面は感圧センサーになっており、本体をつまむことで操作可能です。
AirPodsは本体のタップ操作対応であったため、耳にわずかながら負担がかかったり押し込まれたりすることがありました。
これがつまみ操作になることで、そういったストレスからも開放されるのもありがたいです。
- 1回押し 再生/一時停止/受話/終話
- 2回押し 曲送り(次の曲)
- 3回押し 曲戻し(前の曲)
- 長押し ノイズコントロール/Siriのいずれか登録可
つまみの長押しで「ノイズキャンセリング 外部音取り込み オフ」と切り替えできるのはなかなか便利です。
外部音取り込みはなかなか実用性の高い機能で、電車内でアナウンスを聞き逃したくないとき・コンビニやタクシーでそのまま会計したいときなどに重宝します。
それから音質ですが、素直でフラットな設計となっています。
高音域の解像度はかなり高く、音の粒が立っている印象を受けました。
その反面、低音はややこもる傾向があるので、低音重視の人は少し物足りないかもしれません。
それから驚いたのがアクティブノイズキャンセリング機能。
マイクから周囲音を拾ってそれを相殺する音をイヤホンに流す代物ですが、このためだけにAirPods Proを買うべきといえる完成度でした。
ノイキャンをオンにするだけで、音楽を流していない状態でも外音がすべて遠くに聴こえるような感覚をおぼえました。
それから音楽を流せば、本当におおげさでなく、周りの音という音がかき消されている世界に入り込みました。
例えるならもはや真空状態で、気持ち悪いくらいです(褒めてる)。
音への没入感がグンと上がるため、集中したいとき・動画や音楽に没頭したいときはうってつけの機能といえるでしょう。
AirPods Proレビューまとめ
本記事は「【AirPods Proレビュー】真空にいるかのごとく最強のノイキャンをもつ完全ワイヤレスイヤホンの真打ち」について書きました。
これまでかたくなにAirPods Proを買わなかった天の邪鬼ですが、「なんでもっと早く買わなかったんだ……!」と後悔するくらいには、素晴らしいプロダクトでした。
Apple純正品ならではのインターフェースと充電面、それから驚異のノイズキャンセリングと、ソフト・ハードともに完成度高く仕上がっています。
決して安い買い物ではありませんが、iPhoneユーザーなら真っ先に取り入れたいフルワイヤレスイヤホンです。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。