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MOMENTUM True Wireless 4をレビュー!ゼンハイザー最高のサウンドを堪能できる完全ワイヤレスイヤホン

評価:5

どうも、ハイエンドイヤホンに目がないマクリンです。

最高クラスの音質を求めるなら、各社のフラッグシップ機である3万円超えのフルワイヤレスは外せません。

ソニーからはWF-1000XM5、パナソニックからTechnics EAH-AZ80、BoseはQuietComfort Ultra EarBudsと傑作モデルを各社リリースし、しのぎを削っています。

そんななか、ドイツのオーディオメーカーSennheiserゼンハイザーからもフラッグシップ機「MOMENTUM True Wireless 4」が登場しました。

Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4の外箱

本機はツヨツヨだった前作「MOMENTUM True Wireless 3」と比べても、音質・ANC・外音取り込み全てでさらにパワーアップしています。

とくに音質はフルワイヤレス界トップクラスで、その自然で繊細なつくりは右に出るものがないほど。

マルチポイント対応・IP54の防水/防塵仕様・aptX Lossless・LC3コーデック追加などスペック面も盤石。

そこで本記事ではMOMENTUM True Wireless 4をレビューします。

ご貸与品
本記事はSonova Consumer Hearing Japan様から商品を貸与いただき作成しています。
メリット
  • 繊細で自然なサウンド
  • マルチポイント対応
  • 使いやすい専用アプリ
  • 同社最高のANC性能
  • 実用的な外音取り込み
  • 防水・防塵仕様(IP54)
  • 高音質コーデック対応
デメリット
  • 操作割り当てにクセあり

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マクリン

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プロフィール

いや、俺なんてそんな、どこにでもいるただのマクリンですよ。当サイトでは、さまざまなガジェット・家電をレビューしています。「Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム」のモノ/ガジェットクリエイターとしても活動し、22年4月には書籍「マクサン式Webライティング実践スキル大全」を出版。株式会社makuri 代表取締役。プロフィール詳細レビューガイドライン・理念

Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4の概要

Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4」は防水・防塵仕様(IP54)の完全ワイヤレスイヤホンです。


防水防塵規格IP54
「5等級の防塵性能と4等級の防水性能(生活防水仕様)をもつ」という規格。多くのイヤホンが防水しか付いていない中、防塵までついてます。
製品名 Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4
防水・防塵規格 IP54
接続方式 Bluetooth 5.4
対応コーデック SBC / AAC / aptX / aptX Adaptive / aptX Lossless / LC3
重量 イヤホン約13g / ケース込み約78g
最大バッテリー
(上)イヤホン単体
(下)ケース込み
約7.5時間(ANCで7時間)
約30時間
ドライバー 7mmダイナミックドライバー
充電方式 USB-C / ワイヤレス
装着検出機能
ANC
外音取り込み
専用アプリ
マルチポイント
Auracast 対応予定
Snapdragon Sound
価格 49,940円

 
カラーはホワイトシルバーブラックグラファイトブラックコッパーの3種類で、どれも気品漂うシックなデザインです。




 
イヤホンはタッチ面に刻まれたロゴが目を引き、マットホワイトのボディにあでやかなシルバーがよく映えています。

Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4のイヤホン外観(外側)
 
ノイズリダクションを搭載したマイクを左右に3つずつそなえ、通話時のノイズをおさえて自分の声をより大きくクリアに届けてくれます。

Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4のイヤホン外観(内側)

耳からの脱着にともなって音楽再生・停止する装着センサーも搭載です。

ケース素材は丁寧に織り込まれたファブリック調で、イヤホンケースとは思えない外観と手なじみが、所有欲を存分に満たしてくれます。

Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4のケース外観

マクリン
滑りにくいですし、デスクに置いてもサマになりますよ!

開けるときの抵抗感もほどよく、細かいところにまでこだわりを感じる設計です。

Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4のケースを開けた様子
 
ケースは高さがあるので、ポケットに入れるとややボリューム感があるかもしれません。

Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4のケースを手のひらの乗せた様子
 
重量はイヤホン単体で約13g、ケースふくめ約78gと標準的な重さです。

Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4のイヤホン重量は約13g
Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4のケース込み重量は約78g
 
付属品はイヤホン本体とイヤーチップ(XS/S/M/L)、イヤーフック(S/M/L)にUSB C to Aケーブルです。

Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4の付属品一覧

 

MOMENTUM True Wireless 3とのスペック比較

前作「MOMENTUM True Wireless 3」との比較は以下のとおりです。

左スライドで全表示

製品名 MOMENTUM True Wireless 4
MOMENTUM True Wireless 3
ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 3
防水規格 IP54 IPX4
接続方式 Bluetooth 5.4 Bluetooth 5.2
対応コーデック SBC / AAC / aptX / aptX Adaptive /
aptX Lossless / LC3
SBC / AAC / aptX / aptX Adaptive
重量(イヤホン / ケース込み) 約13g / 約78g 約11g / 約74g
バッテリー
(上)イヤホン本体
(下)ケース込み
最大7.5時間(ANCオンで7時間)
最大30時間
最大7時間
最大28時間
ドライバー 7mmダイナミックドライバー 7mmダイナミックドライバー
充電方式 USB-C / ワイヤレス USB-C / ワイヤレス
装着検出機能
ANC
外音取り込み
専用アプリ
マルチポイント
Auracast 対応予定
Snapdragon Sound
価格 49,940円 39,930円

外観はほぼ同じですが、中身は大幅に進化しています。

Bluetoothは最新規格のBluetooth 5.4に対応し、IP54で防塵性能も追加されました。

さらにはハイレゾ再生をサポートするSnapdragon Soundに対応し、Auracast・LE Audioに対応予定と、最新機能満載の垂涎すいぜんモデルです。

Auracast

空港や映画館など、公共施設の音声も自身のイヤホンから聞けるようにする次世代Blutoothの新機能です。

音質やノイキャンにももちろん抜かりはありません。

音質面は、すでに非の打ちどころがなかった前作からさらに磨きをかけ、より繊細で自然なサウンドに正統進化しています。

ANCは強度アップを実感でき、外音取り込みも自然さがグッと増しました。

これから買うならMOMENTUM True Wireless 4一択でしょう。

マクリン
価格差以上の価値は間違いなくアリ!
 

Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4のレビュー

MOMENTUM True Wireless 4の特徴を紹介していきます。

 

バッテリー性能は標準的でワイヤレス充電対応

連続使用時間はイヤホン単体で最大7.5時間(ANCオンで7時間)、ケースふくめ最大30時間です。

Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4のケースを開けた様子
 
ケース前面にUSB Type-Cの充電ポートをそなえ、8分の充電で1時間再生できる急速充電にも対応しています。

Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4のケース前面にUSB-Cポート
 
ワイヤレス充電にも対応し、置くだけ充電が可能です。

Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4はワイヤレス充電対応

マクリン
バッテリー周りは十分!

切り替えが便利なマルチポイント対応

本機は、2台のデバイスに同時Bluetooth接続できるマルチポイントに対応しています。

Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4をマルチポイントで同時接続

「スマホとタブレット」や「スマホとPC」など、複数の機器を利用する際にとても助かる機能です。

マクリン
PCで動画を見てる際に着信があると、接続先をスマホに切り替えてくれますよ!
マルチポイントの設定方法
イヤホンを耳に着けた状態で両方のイヤホンを3秒長押しします。するとペアリングモードに入るので、接続したいデバイスのBluetooth設定画面から追加すればOKです。

使いやすくて機能豊富な専用アプリ

専用アプリ「Sennheiser Smart Control」は主に以下の機能があります。

アプリの機能
  • 接続機器管理
  • イコライザー設定
  • タッチ操作カスタマイズ
  • ノイキャン・外音取り込み設定
  • サウンドゾーン設定
  • 低遅延・高解像度設定
  • 装着センサーON/OFF

Sennheiser Smart Control

Sennheiser Smart Control

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ダッシュボードでは充電状態を確認でき、各機能への起点となっています。

Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4アプリのダッシュボード
 
接続管理」では、接続済みの端末を一覧で管理できます。

Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4アプリの接続管理
 
イコライザー設定では自在なカスタマイズだけでなく、好みの音質に自動設定する「サウンドパーソナライゼーション」も用意されています。

Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4アプリのイコライザー設定
Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4アプリのサウンドパーソナライゼーション
 
タッチコントロールでは、各イヤホンの「1タップ」「2タップ」「3タップ」「長押し」をカスタマイズ可能です。

Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4アプリのタッチコントロール
Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4アプリのタッチコントロール
マクリン
音量調整が長押しのみなのと、ノイキャンと外音取り込みは個別設定が必要なのは残念…!

ノイキャンは「風切り音の防止」モードも用意され、トランスペアレントモード(外音取り込み)は強度まで自在に調整できます。

Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4アプリのダッシュボード
 
あるエリアを出入りする際にサウンドを自動変更する「サウンドゾーン」なんかもあります。

Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4アプリのサウンドゾーン

マクリン
地図上でエリア指定すると、出入りする際にノイキャンやイコライザーを自動変更してくれますよ!

ハイレゾを楽しめる「高解像度」やゲームに適した「低遅延」への切り替えも可能です。

Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4アプリのオーディオ解像度
 
ほかにも接続コーデックの確認や装着センサーをオンオフできる「スマートポーズ」など、機能はかなり充実してます。

Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4アプリの設定
 
さらにはダッシュボードに表示する機能をカスタマイズできる機能まで用意されています。

Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4アプリの設定

マクリン
ポップなUIで見やすく、機能も豊富で文句なし!

大幅に進化したANCと外音取り込み

ANCは前作MTW3から大幅なアップデートを遂げ、かなりの強度となりました。

Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4のイヤホン外観

効きづらかった中高音域はとくに進化し、実用的なレベルとなっています。

周囲のノイズにあわせて自動調整してくれるため、細かい設定も不要です。

BOSE QuietComfort Ultra EarBudsSONY WF-1000XM5などANC性能がひときわ光るモデルと比べると、ひと回り劣ります。

とはいえ同価格帯の平均レベルの強度ですし、音質重視でここまでの強度を実現したのは同社の技術あってのことでしょう。

ANC開発の背景

ゼンハイザーは「音質を損なうレベルのANCは望ましくない」という考えのもと、音質を損なわずに高いレベルのノイキャンを目指しています。

外音取り込みはとても自然で、イヤホンを装着したまま会話をしても違和感がありません。

MTW3に比べてホワイトノイズも抑えられていますし、音が刺さることもなく、使用感はかなり良好です。

マクリン
ANC・外音取り込みともに性能十分!

広がりと繊細さを堪能できる極上サウンド

筐体・イヤーフック・イヤーチップでがっしりと耳に固定され、装着時の安定感はかなり高いです。

Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4のイヤホンを手のひらに乗せた様子

人間工学に基づいたデザインと柔らかいシリコン製イヤーチップがこだわりポイントで、長く聴いても耳が疲れません。

マイナス面を強いて挙げるなら、耳穴の圧迫感が少し強めという程度。

イヤホン表面はタッチセンサーになっており、以下の操作が可能です。

操作 L R
再生/停止 1タップ
曲送り 2タップ
曲戻し 2タップ
音量を上げる 長押し
音量を下げる 長押し
ノイズキャンセリング 3タップ
外音取り込み 1タップ
音声アシスタント 3タップ
受話 着信中に1タップ 着信中に1タップ
通話拒否 着信中に2タップ 着信中に2タップ
通話終了 通話中に1タップ 通話中に1タップ
MEMO
一部制限はあるものの、アプリからカスタマイズ可能です。

タップしていくと「ピ・ポ・パ」と音が変わり、今何回タップしているかが分かりやすい仕様です。

反応感度もタップしてからの反応速度も良く、操作性は申し分ありません。

ただし前述のとおり、ノイキャンと外音取り込みの操作が別なのがちょっと不便です。

音質は流石はゼンハイザーという出来栄えで、広がりと繊細さを堪能できる極上サウンドに仕上がっています。

Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4のイヤホン外観(タッチ面側)

本来の音を忠実に再現しているため、息遣いや音の震えまでもがリアルに感じられ、ベースやコーラス、細かい楽器音など埋もれがちな音もしっかり聴こえます。

音場は単に広いだけでなく、かなり自然かつ縦横無尽に音が広がっていくのを感じられます。

ホワッと柔らかいながらも粒が細かく繊細で、音の広がりや強弱がとても気持ちいいイヤホンです。

マイナス面を強いて挙げるなら、バランスの良い自然な音設計ゆえに「もっとボーカル強めがいい」「ドンシャリ感が弱い」と感じるシーンもある点です。

ただしこの辺りは、イコライザー設定で簡単に調整できるので全く問題なし。

マクリン
レベルの高い音質はそのままに、低音強めで迫力重視の音楽も堪能できましたよ!
Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4
高音域
(5.0)
中音域
(4.5)
低音域
(5.0)
ノイズキャンセリング
(4.5)
総合評価
(5.0)
 

Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4はこんな人におすすめ

MOMENTUM True Wireless 4は「繊細で自然な音質を堪能したい人」におすすめです。

音の繊細さ・広がり・ナチュラルさ・クリアさいずれをとっても一級品で、音質面は非の打ちどころがありません。

ANC性能は同価格帯の平均レベルであるものの、密閉感の高さからイヤホン自体の遮音性も良く、トータルの没入感は充分です。

LDAC非対応以外機能性も十分で、音質重視の人であれば買って間違いのないイヤホンです。

 

Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4レビューまとめ

本記事はMOMENTUM True Wireless 4をレビューしました。

本機はもともと完成度の高かった前作からさらに進化した、ゼンハイザー渾身のモデルです。

弱点らしい弱点も見当たらず、最高の音質を堪能したい人はぜひ手に取ってみてください。

どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。

メリット
  • 繊細で自然なサウンド
  • マルチポイント対応
  • 使いやすい専用アプリ
  • 同社最高のANC性能
  • 実用的な外音取り込み
  • 防水・防塵仕様(IP54)
  • 高音質コーデック対応
デメリット
  • 操作割り当てにクセあり
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