評価:4
どうも、フルワイヤレスは使い勝手重視のマクリン(
ふだん使いのイヤホンには、2台のデバイスに同時接続できるマルチポイントは欠かせません。
コスパイヤホン界の雄「EarFun」が、アンダー1万円のマルチポイント対応モデルを続々とリリースしています。
まずはEarFun Air S、次にEarFun Air Pro 3、それに続いて登場したのが「EarFun Air 2」です。
5千円台とお求めやすい価格ながら、マルチポイントはもちろん、ワイヤレス充電・完全防水(IPX7)・ケース込み40時間のロングバッテリーまでそなえています。
さらにはソニーの高音質コーデック「LDACコーデック」にも対応という盤石ぶり。
そこで本記事ではEarFun Air 2をレビューします。
- 完全防水(IPX7)
- ボーカル重視で快活なサウンド
- ケース込み40時間のロングバッテリー
- タッチで音量調節可能
- LDACコーデック対応
- マルチポイント対応
- ワイヤレス充電対応
- 専用アプリ対応
- 装着センサーなし
- ANC・外音取り込みなし
- 音場の広さは並
- aptXコーデック非対応
タップできるもくじ
EarFun Air 2の概要
「EarFun Air 2」は完全防水仕様(IPX7)の完全ワイヤレスイヤホンです。
製品名 | EarFun Air 2 |
---|---|
防水・防塵規格 | IPX7 |
接続方式 | Bluetooth 5.3 |
対応コーデック | SBC / AAC / LDAC |
重量 | イヤホン約9g / ケース込み約45g |
バッテリー | イヤホン単体:約9時間 ケース込み:約40時間 |
ドライバー | 10mm径ウール複合ドライバー |
充電方式 | USB-C / ワイヤレス |
装着検出機能 | |
ANC | |
外音取り込み | |
専用アプリ | |
マルチポイント | |
価格 | 5,990円 |
イヤホンは光沢感あるスティックタイプで、グレーとブラックのコントラストが映えるデザインです。
フィット感の高いイヤーチップと左右2基ずつの高性能ENCマイクをそなえ、クリアな通話を実現します。
ただし耳からの脱着にともなう音楽再生・停止を可能にする装着センサーは非搭載です。
ケースは厚みのない卵のようなオーバル形状で、黒一色のシンプルなデザイン。
ポケットに入れてもボリューミーさのない、持ち運びに便利なサイズ感です。
重量はイヤホン単体で約9g、ケースふくめ約45gと標準的なモデルよりかなり軽めです。
付属品はイヤホン本体にUSB C to Aケーブル、イヤーチップ(XS/S/M/L)です。
EarFun Air Pro 3・Air Pro 2・Free Pro 3とのスペック比較
同社のANC搭載モデルである「Air Pro 3」「Air Pro 2」「Free Pro 3」との比較は以下のとおりです。
左スライドで全表示
製品名 | EarFun Air 2 |
EarFun Air Pro 3 |
EarFun Air Pro 2 |
EarFun Free Pro 3 |
---|---|---|---|---|
防水規格 | IPX7 | IPX5 | IPX5 | IPX5 |
接続方式 | Bluetooth 5.3 | Bluetooth 5.3 | Bluetooth 5.2 | Bluetooth 5.3 |
対応コーデック | SBC / AAC / LDAC | SBC / AAC / aptX Adaptive / LC3 | SBC / AAC | SBC / AAC / aptX Adaptive / LC3 |
重量(イヤホン / ケース込み) | 約9g / 約45g | 約10g / 約53g | 約11g / 約54g | 約10g / 約41g |
バッテリー (上)イヤホン (下)ケース込み |
最大9時間 最大40時間 |
最大9時間(ANCで7時間) 最大45時間(ANCで35時間) |
最大7時間(ANCで6時間) 最大34時間(ANCで27時間) |
最大7.5時間(ANCで6時間) 最大33時間(ANCで27時間) |
ドライバー | 10mmウール複合ドライバー | 11mmダイナミックドライバー | 10mmチタン複合ドライバー | 11mmダイナミックドライバー |
充電方式 | USB-C / ワイヤレス | USB-C / ワイヤレス | USB-C / ワイヤレス | USB-C / ワイヤレス |
装着検出機能 | ||||
ANC | ||||
外音取り込み | ||||
専用アプリ | ||||
マルチポイント | ||||
価格 | 5,990円 | 8,990円 | 7,999円 | 9,480円 |
本機はANC・外音取り込みや装着センサーはないものの、それ以外は充実しています。
完全防水(IPX7)・LDACコーデック対応・ケース込み40時間バッテリー・マルチポイント対応と、5千円台とは思えないほどそろっています。
それでいて軽量かつ装着性が良く、使いやすさも抜群です。
ノイキャンなしでも良いという人には、これ以上ないエントリーモデルでしょう。
Air Pro 3はANC・外音取り込みにくわえ、aptX Adaptiveに対応した同社のハイエンドモデルです。
ノイキャンが欲しい人はこちらにしましょう。
一方スティック型が好みでない人や音質ファーストの人は、Free Pro 3がおすすめです。
ただしいずれも装着センサーには非対応なので注意ください。
マルチポイントより装着センサーを優先したい人はAir Pro 2でOKです。
EarFun Air 2のレビュー
EarFun Air 2の特徴を紹介していきます。
ロングバッテリーかつワイヤレス充電対応
本機はイヤホン単体で最大9時間、ケースふくめ最大40時間のバッテリー性能です。
ケース背面にはUSB-Cポートをそなえ、10分の充電で2時間再生できる急速充電にも対応しています。
切り替えが便利なマルチポイント
本機はPCとスマホなど、2台のデバイスへ同時にBluetooth接続できるマルチポイントに対応しています。
接続先を変更するには、通常Bluetooth設定から切り替えなければなりません。
その点マルチポイント対応であれば2台の機器が常に同時接続された状態となり、音声を発したデバイスとシームレスにつながります。
2台の機器に同時接続したい場合、イヤホンをケースに収めた状態でケース下のボタンを3秒長押ししてください。
するとペアリングモードに入るので、接続したい機器から追加しましょう。
このとき元々使用していた機器の接続が一時的に解除されるので、Bluetooth設定画面から接続しなおせばOKです。
シンプルな専用アプリ
専用アプリ「EarFun Audio」は以下の機能をそなえています。
- ゲームモード
- イコライザー設定
- タッチ操作カスタマイズ
- 接続機器の管理
- イヤホンを探す
ダッシュボードでは、バッテリー残量の確認やゲームモード切り替えが可能です。
音の遅延を最短55ms(0.055秒)までにおさえる、動画やゲームを楽しむときに助かる機能。
イコライザー設定ではデフォルトのほか、プリセットからの選択と自在なカスタマイズが可能です。
プリセットは10種類も用意され、カスタマイズでは10つの音域を好みに調節できます。
タッチ操作カスタマイズでは、1〜3タップと長押しの計4つの操作の割り当てを変更可能です。
マルチポイントで、どのデバイスに接続するかを選ぶ機能もあります。
ボーカル重視で快活なサウンド
本機は耳にかけるスティック型で、装着時の安定感はピカイチです。
首を振っても小走りしても全くズレず、耳からポロッと落ちる心配は全くなし。
片耳でA4用紙1枚ほどの軽さのため、耳穴への負担も軽めです。
イヤホン表面はタッチセンサーで以下の操作が可能です。
操作 | L | R |
---|---|---|
再生/停止 | 2タップ | 2タップ |
曲送り | ― | 3タップ |
曲戻し | 3タップ | ― |
音量を上げる | ― | 1タップ |
音量を下げる | 1タップ | ― |
音声アシスタント | 2秒長押し | 2秒長押し |
受話 | 着信中に2タップ | 着信中に2タップ |
通話拒否 | 着信中に2秒長押し | 着信中に2秒長押し |
通話終了 | 通話中に2タップ | 通話中に2タップ |
音質は低音から高音までのバランスが良く、とくに快活なボーカルが心地いい仕上がりです。
音場の広さや解像度は並で、全体的にあら削り感があるなのは否めません。
とはいえ、音がポンポンと響く軽快さや次から次へと耳に飛び込んでくる躍動感は、本機ならでは。
「音の機微や広がりよりも、とにかく音楽を楽しめればOK!」という人にはうってつけのモデルです。
音に面白みはないものの、分離感も良く、中高音域ともに尖った感じもありません。
POPS&ROCKにぴったりなボーカルにスポットを当てた爽快でストレートな音質を楽しめます。
EarFun Air 2はこんな人におすすめ
EarFun Air 2は「ノイキャンなしのエントリーモデルが欲しい人」におすすめです。
本機は5千円台でマルチポイントに対応する驚きのモデルです。
さらには専用アプリ・ワイヤレス充電・45時間のロングバッテリー・LDACコーデック対応など機能性は抜群。
ノイキャンなしでもOKの人には垂涎モノのモデルです。
本機は申し分なしの仕上がりですが、ノイキャンまで求めるならAir Pro 3やFree Pro 3を視野にいれるといいでしょう。
EarFun Air 2レビューまとめ
本記事ではEarFun Air 2をレビューしました。
この価格でこれ以上のスペックを望むとバチが当たるんじゃないかと思うくらい、本機は機能性抜群です。
どうも、マクリン(
- 完全防水(IPX7)
- ボーカル重視で快活なサウンド
- タッチで音量調節可能
- LDACコーデック対応
- マルチポイント対応
- ワイヤレス充電対応
- 専用アプリ対応
- ケース込み40時間のロングバッテリー
- 装着センサーなし
- ANC・外音取り込みなし
- aptXコーデック非対応