どうも、マウスはトラックボール派のマクリン( @Maku_ring)です。
トラックボースマウスでも人気なのが、2010年に発売されてから根強いファンを抱えるLogicoolロジクールの「M570」。
こちらが実に10年ぶりのアップデートを経て「ERGO M575」へと刷新されました。
前モデルが傑作モデルなだけに気になる点がありマクリン。
- M570から変わった点は?
- MX ERGOと比べるとどう?
- トラックボールマウスはどんな人におすすめ?
「ERGO M575」の使用感をまるっと紹介します。
そんなわけで本記事「【ロジクールERGO M575レビュー】10年ぶりに刷新された渾身のトラックボールマウスやいかに…?」について書いていきます。
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Logicool ERGO M575のスペック
ERGO M575は、2010年発売のM570が10年振りにアップデートされたモデルです。
本体スペックは以下の通り。
製品名 | Logicool ERGO M575 |
サイズ | 約134 x 100 x 48mm |
重さ | 約145g |
動作対応OS | Windows 8,10以降 / macOS10.13以降 / Linux / iPadOS / ChromeOS |
接続方式 | USB Unifyingレシーバー(2.4GHz)/ Bluetooth |
センサー | ロジクール アドバンス オプティカル トラッキング(公称値:400dpi、最大値:2000dpi) |
dpi | 最大2000dpi |
動作距離 | 10m |
バッテリー | 単三形乾電池(USBレシーバー使用時で最長24ヶ月、Bluetooth使用時で最長20ヶ月) |
カラー | ブラック、オフホワイト、グラファイト |
シンプルで落ち着いたデザインであり、洗練された外観です。
高級感もあり、手にしっかりとなじみます。
戻る/進むボタンは、人差し指でちょうどクリックしやすい配置です。
「ERGO」という名のとおり、人間工学に基づいた手のひらにフィットする形状になっています。
Logicool ERGO M575とMX ERGOとの比較
Logicool ERGO M575の前モデルとして、実は2017年にLogicool MX ERGOというモデルが発売されていました。
MX ERGOは、M570にはなかったBluetoothや傾き調節を搭載しています。
しかし、傾き調整の難しさや掃除のしにくさから、M570を使い続けている人も少なくありません。
MX ERGOとのスペックを比較します。
製品名 | ERGO M575 | Logicool MX ERGO |
価格 | 6,050円(税込) | 13,970円(税込) |
サイズ | 約134 x 100 x 48mm | 約132.5 x 99.8 x 51.4mm |
重さ | 約145g | 約164g(金属プレートなし) 約259g(金属プレートあり) |
動作対応OS | Windows 8,10以降 / macOS10.13以降 / Linux / iPadOS / ChromeOS(Bluetooth) | Windows 8,10以降 / macOS10.13以降 / Linux / iPadOS / ChromeOS(Bluetooth) |
接続方式 | USBレシーバー(2.4GHz)、Bluetooth | アドバンス2.4GHzワイヤレステクノロジー、Bluetooth |
センサー | ロジクール アドバンス オプティカル トラッキング(公称値:400dpi、最大値:2000dpi) | ロジクール アドバンス オプティカル トラッキング(公称値:380dpi、最大値:2048dpi) |
ボタン | 5個(左/右クリック、戻る/進む、ミドルクリック付きスクロールホイール) | 8個(精密ボタンモードあり) |
バッテリー | 単三形乾電池(USBレシーバー使用時で最長24ヶ月、Bluetooth使用時で最長20ヶ月) | 充電式Li-Poバッテリー(1回のフル充電で最長4ヶ月、1分の充電で1日使用可能) |
傾き調整 | なし | あり |
サイズはほとんど変わりませんが、金属プレートありの場合、重さがかなり変わります。
好みの分かれるポイントで、気軽に持ち運びたい方にはERGO M575がおすすめです。
一方MX ERGOには「精密ボタンモード」という、トラッキングの感度を下げられるボタンがあり、カーソルの扱いやすさは抜群。
手軽でシンプルなトラッキングボールマウスが欲しい人は「ERGO M575」、高機能かつ持ち運びをしない人は「MX ERGO」がおすすめです。
Logicool ERGO M575のレビュー
それではERGO M575を実際に使ってみた感想をご紹介します。
1.不快感がない
トラックボールの動きが非常に滑らかで、不快感がありませんでした。
ボタンの配置やボールの操作性も手になじみ、快適に作業ができます。
トラックボールは意見が分かれるところですが、僕にとっては期待を超える操作感でした。
2.BluetoothとUSBレシーバーの2系統で接続可能
Bluetoothに対応し、すぐに接続可能です。
また、USBポートにUnifyingレシーバーを挿し、専用アプリ「Logicool Option」をインストールすることでも使用できます。
僕の主観ですが、レシーバー経由のほうが反応性はやや高いと感じました。
2系統あることで、1つのマウスでパソコンを2台使いたい場合でも、片方はBluetooth、もう片方はUSBレシーバーといった使い方ができてなにげに便利です。
3.コンパクトで持ち運びやすい
同社の「MX Anywhere 3」ほどではないものの、トラックボールの中ではコンパクトで重量も軽め(約145g)ですので、携帯性にすぐれています。
荷物をあまり多く持ち歩きたくない人でも、ストレスなく運べるので、場所を選ばず使用できます。
4.トラックボールの掃除が楽
とにかく手入れが楽になったというのがうれしいポイント。
トラックボールは、ホコリや指紋などにより汚れがついてくると、マウスの反応が悪くなります。
定期的に掃除をするとストレスなく使用できますが、MX ERGOは手入れが面倒でした。
掃除のために道具が必要で、ボールをなかなか取り出せずにイライラ。
その点ERGO M575は、小指で押し出すだけでボールを簡単に取り外せるので、気楽に掃除できます。
5.トラッキングに慣れが必要な場合も
トラックボールマウスになじみがないと、慣れが必要かもしれません。
トラッキングがスムーズすぎるゆえに、任意の場所にカーソルを合わせられない場合もあります。
慣れれば便利で楽に作業できますが、初めて使うときはスクロール感を掴む必要があります。
6.ポインタの速度を好みに変えれる
専用アプリ「Logicool Options」で、ポインタの速度を自由に変えることができます。
Logicool ERGO M575はこんな人におすすめ
僕の使用経験を踏まえると、ERGO M575は以下のような人におすすめです。
手や腕を動かしたくない人
マウスを全く動かさずに、トラッキングは親指のみの操作で済みます。
長時間パソコンと向き合っていると、カーソルの移動で腕や肩が疲れるでしょう。
腕を動かさずに操作可能なので、作業がとても楽になります。
手や腕を使わずに作業したい人にはうってつけのマウスです。
また、マウス形状が人間工学に基づき設計されているので、さまざまな手のサイズにフィットするのも魅力。
外出先で使用したい人
持ち運びやすいので、外出先で使用したい人にもおすすめです。
バッグにスマートに入り、重さも145gとストレスに感じません。
気軽に持ち運べるので、外での作業が多い方にも最適です。
リーズナブルにトラックボールマウスを使いたい人
手にとりやすい値段なので、トラックボールマウスのデビュー機にもおすすめです。
価格は6,050円と、MX ERGOと比べたら半額以下。
トラックボールマウスは好みが分かれるので、使えるか不安に思う方もいるでしょう。
しかし、ERGO M575は高機能ながら低価格なので、敷居が低く試しやすいです。
Logicool ERGO M575をおすすめしない人
強いてあげるなら、以下の人にはERGO M575をおすすめしません。
細かいカーソル移動が必要な人
細かいカーソル移動をたくさんする人には、向いていないかもしれません。
トラッキングボールは精密ですが、カーソル移動が大胆です。
親指だけで操作できるのは楽ではありますが、細かい調整が慣れるまでは難しく感じます。
繊細なカーソル移動を好む人には、逆にストレスを感じてしまうかもしれません。
ボタンの多いマウスが好きな人
「ボタンの多さでマウスを選ぶ」という方には、ERGO M575は合わないでしょう。
ボタンが5つしかなく、シンプルで洗練されています。
MX ERGOは8個のボタンがあるので、比べると少なめです。
マウスにたくさんのボタン機能を求める方にはおすすめしません。
Logicool ERGO M575レビューまとめ
本記事は「【ロジクールERGO M575レビュー】10年ぶりに刷新された渾身のトラックボールマウスやいかに…?」について書きました。
ERGO M575は、長時間使用で手や腕がよく疲れるという人に特におすすめのマウスです。
トラックボールは好みが分かれるものの、良さを一度知ると離れられません。
デスクワークが多い方は、ぜひ一度お試しあれ。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。