こんにちは!ゲーム大好きシルバーです。
オンラインでゲームするなら、不特定多数の人たちと遊ぶより、気の合う仲間同士で遊んだほうが気兼ねなく楽しめます。
そんな人たちにおすすめなのが、レンタルサーバーを利用してマルチプレイ用のサーバーを立てることです。
しかし、どのレンタルサーバーを選ぶべきかで悩んだり、サーバーを立てることに難しさを感じ、一歩前に踏み出せない人たちが多いのではないでしょうか。
実は、初心者でも簡単にサーバーを立てられるレンタルサーバーがあります!
そこで本記事では、ゲームサーバーを立てる方法を説明したうえで、レンタルサーバーの選び方とおすすめのレンタルサーバーをくわしく解説します。
目次(気になる項目をクリック)
ゲームでマルチプレイするならサーバーが必要
複数人のプレイヤーが同じ空間で協力し合ったり、競い合ったりするには専用のマルチプレイ環境が必要です。
とくに離れた友人とも遊びたい場合、インターネット上のサーバーにマルチプレイ環境を構築する必要があります。
LAN環境でもマルチプレイは可能ですが、インターネット上の人たちとは遊べません…!
マルチプレイ環境可能なゲームサーバーを構築すれば、24時間いつでも好きな時間に友人たちと遊べるので便利です。
ゲームの設定を自由に決められるうえ、遊べる人を知り合いなどに限定できるメリットもあります。
不特定多数とのプレイはストレスになることもあるので、気軽にマルチプレイを楽しむならサーバーを立てるのがおすすめです。
ゲームサーバーの仕組み
サーバーとは、特定の情報を処理したり複数人でデータを共有したりすることを目的とした、ネットワーク上に存在するコンピューターのことです。
つまり、ゲームサーバーとはゲームに特化したサーバーのことを指し、アクセスしたすべての人たちが同じマップを共有できる仕組みになっています。
恐竜時代を舞台にしたサバイバルゲーム「ARK」を例にあげると、ひとつのマップを複数人で共有できるので、資材集めや恐竜のテイムを仲間と協力しながら効率よく進められます。
ゲームサーバーへのアクセスも、そのサーバーの場所(URL)を知っている人や、権限を付与された人でなければアクセスできないように設定できるので安心です。
ゲーム提供会社がサーバーを運営しているケースでは、サーバーを構築しなくてもマルチプレイを楽しめますが、不特定多数の利用者がいることとゲームの設定を自由に変えられない点がデメリットです。
ゲームサーバーを立てる方法
ゲームサーバーを立てるには、いくつか方法があります。
それぞれくわしく見ていきましょう。
自作PCなどで自宅サーバーを立てる
ゲームサーバー用の自作PCを用意したり、余っているPCが自宅にあれば、それらをゲームサーバーとして活用できます。
ただし、サーバー構築に黒い画面でのコマンド操作が必要なうえ、サーバー構築やネットワークの知識が必要です。
悪意あるユーザーからの侵入を防ぐためのセキュリティ強化や、OSやインストールされているソフトウェアの定期的なアップデートも疎かにできません。
毎月かかる費用は電気代くらいとはいえ、ゲームサーバーを運用するための知識と労力が必要なので、初心者には向いていません。
海外のゲームサーバーを利用する
NITRADやGPORTALなど、海外で運営されているゲームサーバーを利用するのもひとつの手です。
契約時にサーバーの所在地・利用人数・利用期間を決め、ゲームに必要な設定をするだけで簡単にサーバーを構築できます。
ただし、サポートは英語のケースが多いので、英語が苦手な人はサーバーに関するトラブルの解消に時間がかかるかもしれません。
スマホやPS4などのコンシューマー向けゲームに対応している点はメリットですが、ゲームによっては日本にサーバーがないため、高画質が要求される3Dゲームはラグが発生するなど快適に遊べない可能性があります。
国内のレンタルサーバーを利用する
レンタルサーバーは、専用サーバーと共用サーバーの2種類ありますが、いずれもゲームサーバーにくわえ、WordPressのブログサイトなどさまざまな用途で利用できます。
専用サーバーは1人の利用者専用なのに対し、共用サーバーは1つの物理サーバーを複数人で利用します。
また、サーバーの運用はレンタルサーバー運営会社の役割なので、サーバーの運用で気を揉む必要はありません。
ただし、ゲームサーバー用テンプレートは用意されていないことが多いので、サーバー作業(黒い画面での操作)に慣れている人でなければ難しいでしょう。
さらに共用サーバーの場合、ほかの利用者とサーバー資源を共有しているので、1人の利用者がサーバーに負荷のかかる作業をすると全体に影響をおよぼす点に注意が必要です。
専用サーバーであればそのような影響は受けませんが、その分費用が高くなります。
どちらかというとサーバー作業に慣れている人向けなので、初心者には不向きといえます。
国内のVPSを利用する
ゲームサーバー構築で一番おすすめなのが、国内のVPS(Virtual Private Server)を利用することです。
VPSもレンタルサーバーの一種ですが、メモリ・OS・アプリケーションなど、サーバー資源をほかのユーザーとは共有しない点が異なります。
1つの物理的なサーバーに、複数の仮想環境を構築しているのがVPSです!
さらに、ゲームやアプリケーション専用のイメージやテンプレートが用意されているため、初心者でも簡単にサーバーを構築可能です。
通常料金は共用のレンタルサーバーとそれほど変わりませんが、価格割引キャンペーンを頻繁に行っているVPSサービスが多いため、契約期間によっては500円程度の月額料金で利用できることもあります。
また、ConoHa for GAMEやXserver for Gameのようなゲームサーバー専用のVPSもあるので、初心者でも契約手続きを済ませるだけでゲームサーバーを構築できます。
知識不要で簡単にゲームサーバーを用意したい人は、VPSサービスを利用しましょう。
ゲームにおすすめのレンタルサーバー5選
ゲームにおすすめのレンタルサーバー(VPS)を5つ紹介していきます。
サーバー名 | 月額料金 | メモリ | CPU | SSD | テンプレート |
---|---|---|---|---|---|
ConoHa for GAME | 1,236円 | 4GB | 4コア | 100GB | マイクラ・ARKなど15種 |
Xserver VPS(Xserver for Game) | 1,433円 | 4GB | 4コア | 100GB | マイクラ・ARKなど15種 |
さくらのVPS | 3,227円 | 4GB | 4コア | 200GB | マイクラのみ |
KAGOYA CLOUD VPS | 1,540円 | 4GB | 4コア | 80GB | マイクラ・ARKのみ |
Agames | 1,675円 | 4GB | 4コア | 100GB | マイクラ・ARKなど6種類 |
ConoHa for GAME
ConoHa for GAMEは、スペック・性能・サーバーの立てやすさなど、総合的に見て一番おすすめなVPSです。
ゲーム用に特化したVPSなので、細かいスペックは気にせず、利用人数にあわせたものを選ぶだけで快適なゲームサーバーを準備できます。
ポート開放作業などの面倒な作業も必要なく、契約からサーバー構築完了まで5分足らずです。
「簡単にマルチサーバーを立てたい」「高性能かつ費用も抑えたい」という人にはConoHa for GAMEをおすすめします。
Xserver VPS(Xserver for Game)
Xserver VPSもConoHaと同じく、ゲームサーバー用テンプレートが用意されているため、難しい操作なしにサーバーを立ち上げ可能です。
また、ゲームサーバーに特化したXserver for Gameも登場し、マイクラの場合は他社サーバーから簡単に移行できるツールが用意されています。
ゲームの最新バージョンの対応などはXserver for Gameのほうが早い傾向にあるので、利用目的がゲームサーバー限定であればこちらを選ぶといいでしょう。
操作感や価格の安さでConoHa for GAMEのほうを推していますが、1年以上長く利用することが決まっているなら、キャンペーン割引価格なども比較して検討するのがおすすめです。
マイクラで他社サーバーから乗り換える場合は、Xserver for Gameがおすすめ!
さくらのVPS
- SSD容量が他社と比べてもかなり多い
- 契約後は上位プランであれば変更できる
- お試し期間が2週間ある
- ほかのVPSとくらべて料金が高め
- 最低利用期間に3ヶ月の縛りがある
- ゲームサーバー用テンプレートがマイクラのみなので、初心者にはハードルが高い
さくらのVPSは、サーバー構築作業に慣れている中級者以上向けのVPSです。
ストレージが他社サーバーと比べてもかなり多いのが特徴で、メモリを増やせば増やすほど容量も増えていきます。
ただし、マイクラ以外はゲームサーバー用テンプレートはないので、サーバー構築初心者には不向きです。
また、契約後は上位プランにしか変更できないので、最初の契約で必要以上のスペックを選ぶと損する可能性があります。
お試し期間があるのはうれしいですが、最低利用期間に最低3ヶ月の縛りがある点に注意しましょう。
サーバー構築には慣れていて「容量の多いサーバーが良い」「安定性の高いサーバーが良い」という人は、さくらのVPSを検討してみてください。
少し高めの価格でも信頼と実績には安心感があります!
KAGOYA CLOUD VPS
KAGOYA CLOUD VPSは、カゴヤ・ジャパン株式会社の運営するVPSサービスです。
他社が100GBの大容量ストレージを採用するなか、KAGOYAは25GBや30GBなどの低容量から提供し、スペックの組み合わせも豊富です。
ただし、マイクラとARK以外はテンプレートがないので、テンプレートのないゲームのサーバー構築は黒い画面での作業が必要になります。
ストレージを最低限に絞るなどすれば他社より安く契約できる点がメリットですが、ゲーム用テンプレートの少なさをふまえると、中級者以上向けのVPSといえるでしょう。
サーバー運用に慣れてて、ゲーム以外の用途でも活用したい人にはおすすめです!
Agames
- スペックの組み合わせを選べる
- 契約後にスペック変更が可能
- マイクラはJava版と統合版の疑似クロスプレイができる(特定のサーバーとプラグインが必要)
- 契約期間は3日間から可能
- ゲーム用テンプレートはマイクラ・ARK・RUST・7 Days to Die・Valheim・CS:GOの6種類と限定的
- マイクラの場合、標準プランでは毎日ゲームサーバーの起動が必要
Agamesは、ゲームサーバーに特化したレンタルサービスで、AWAKENING合同会社が運営しています。
2019年5月から開始された歴史の浅いサービスですが、使いやすいコントロールパネルやゲームサーバー用のテンプレートにくわえ、バックアップやスケジューラーなどのサーバー管理機能も豊富です。
さらに、CPU・メモリ・ストレージの組み合わせを自由に決められるので、ストレージ容量は最低限にしてサーバーの処理性能は高めにするなどの選択も可能です。
ただし、マイクラの場合は標準プランだとサーバーの自動起動は別料金である点に注意が必要です。
また、ARKなどの高画質が要求される3Dゲームでは最低限のスペックが高めに設定されているため、ほかと比べると割高に感じるかもしれません。
とはいえ、マイクラなら月額料金200円、年払いなら2,000円から利用できるので、コストを抑えたい人にはうれしいサービスです。
まずはお試しで3日間利用してみるのもいいかもしれません!
レンタルサーバー(VPS)の選び方
レンタルサーバー(VPS)を選ぶときに重要なポイントを4つ解説していきます。
性能・スペックで選ぶ
ゲームサーバーは複数の利用者がアクセスするため「サーバーの性能・スペック」はとくに重視したい要素です。
VPSの契約では複数あるプランの中から選択しますが、プランによって
- CPU
- メモリ
- ストレージ(容量)
などが変わってきます。
プレイ人数に適したスペックを備えていないサーバーでは、ゲーム中にラグが発生しやすく、最悪の場合、サーバーがダウンすることもあります。
ゲーム公式サイトなどで事前に必要なスペックを確認し、快適に遊べるプランで契約するのがおすすめです。
ConoHa for GAMEやXserver for Gameのようなゲーム専用VPSなら、プランに最適な利用人数がわかるようになっていますよ!
費用で選ぶ
VPSの多くは有料なので、月々どれくらいの「費用」が必要かどうかも重要です。
価格はプランによって変動し、性能が低めなら月500円~1,000円ほど、性能が高めの場合は月1万円を越えるものもあります。
快適に遊べる環境を重視するなら、メモリの多いプランを選ぶのが妥当ですが、価格はその分高くなります。
ゲームサーバーにかけられる費用とプレイ環境に必要な性能、それぞれのバランスをよく考え、一番納得のいくプランを選択するのがいいでしょう。
遊ぶ人数で選ぶ
ゲームサーバーを立てるときは「プレイヤーの人数」もしっかり押さえておきましょう。
人数を把握しておかないと、VPSを契約するときに適切なスペックを選べません。
プランを適当に選んで契約すると、利用者が推奨人数を越えているなどの原因から、ゲームを快適に遊べなくなる可能性があります。
一方、推奨人数が実際のプレイヤー人数よりもはるかに多ければ、ゲームの快適性は損なわれませんが、費用を余分に支払うことになります。
ゲームサーバーを利用する人数は必ず把握し、参加人数に適したプランを選択するのがおすすめです。
遊ぶ人数ピッタリより、少し余裕のあるプランを選ぶのがおすすめです!
サーバーの立てやすさで選ぶ
ゲームサーバーを立てる際、「サーバーの立てやすさ」も気になるところでしょう。
VPSでゲームサーバー用のテンプレートがあるかどうかは、サービスによります。
テンプレートがない場合、黒い画面(コンソール)上での作業が必要になるので、サーバー構築のハードルが高くなります。
一方ConoHa for GAMEやXserver for Gameなどのゲームサーバーに特化したVPSでは、専用のテンプレートやスクリプトが用意されているため、契約手続き完了と同時にサーバーの構築も完了します。
サーバー作業に慣れていない人や初めてゲームサーバーを立てる人は、ConoHa for GAMEやXserver for Gameなどゲーム専用VPSを選びましょう。
サーバーの設定もブラウザからワンクリックで可能なので、専門の知識を覚える必要はなく、直感的にサーバーを運用できます。
テンプレート付きのサーバーは、立てやすさで断然おすすめ!
ゲームのレンタルサーバーに関するよくある質問
ゲームのレンタルサーバーでよくある質問に回答していきます。
無料のゲームサーバーレンタルはある?
たとえばマイクラサーバーなら、Atermosなどの無料サーバーがいくつかあります。
ただし設定できる項目が限られるうえ、サーバースペックは期待できないので、ゲーム中にラグが発生しやすいです。
ソロプレイでもカクつくことがたびたびありました…。
2~3人程度で遊ぶ場合でも快適に遊べないケースが多いので、無料サーバーよりもレンタルサーバーを利用するほうがおすすめです。
コストをなるべく抑えたいなら、Agamesを検討してみてください。
また、さくらのVPSであれば2週間のお試し期間があるので、動作確認をしてみてから選ぶのもいいでしょう。
ただし、いずれもゲームサーバー用テンプレートが限られている点に注意してください。
ARKにおすすめのレンタルサーバーは?
ARK用のテンプレートがあるConoHa for GAMEかXserver for Gameであれば、契約してすぐにマルチプレイを楽しめるのでおすすめです。
サーバースペック・費用のいずれも甲乙つけがたいですが、ConoHa for GAMEのほうが直感的に操作しやすいユーザーインターフェースになっています。
ただし、決め手になるほどの大きな違いではないので、そのとき実施されている割引キャンペーンも考慮するなど、総合的に判断して選ぶといいでしょう。
いずれのサービスも頻繁に割引キャンペーンが実施されてますよ!
レンタルサーバーとホスティングの違いは?
レンタルサーバーとホスティングはどちらも「レンタルサーバー」のことです。
企業によって両者の定義を使い分けているケースもありますが、厳密に大きな違いはないので、同じ意味と捉えて問題ありません。
AWSのゲームサーバー「GameLift」は個人でも利用できる?
「GameLift」は、AmazonのAWS(Amazon Web Service)にふくまれるサービスのひとつで、ゲームサーバー用のサービスです。
オンラインゲーム開発に必要なスペックや機能を備えているため、個人でも利用しやすいVPSと比べると費用は高額になります。
オンラインゲームを開発している企業やオンラインゲームの運営者向きのため、初心者はもちろん、個人での利用にも向いていません。
まとめ
本記事では、レンタルサーバーに着目し、
についてくわしく解説しました。
親しい友人とゲームでマルチプレイを楽しむなら、ゲームサーバーを簡単に構築できるConoHa for GAMEやXserver for GameなどのVPSを利用するのがおすすめです。
本記事を参考に、コストと目的に最適なレンタルサーバー(VPS)を選んでみてください。