評価:4.5
どうも、モバイルプロジェクター大好きのマクリン( @Maku_ring)です。
我が家で愛用しているのが、Ankerの「Anker Nebula Capsule Pro」。
350ml缶サイズにもかかわらず、Android OSを搭載し、動画アプリも気軽に楽しめてロングバッテリーと、素晴らしいプロジェクターです。
- 画面がやや暗くて解像度が低いこと
- 選べるアプリが少ないこと
それが「Nebula Capsule II」です。
Nebula Capsule IIは、プロジェクターとして世界初のAndoroid TV 9.0搭載モデルです。
プロジェクターの基本性能も高められており、明るさは200ANSIルーメン、解像度も854 x 480画素から1.5倍の1280 x 720に上がり、既存機種の弱点を見事につぶしています。
ハンディサイズに、プロジェクター・TV・スピーカー・ゲーム機・PCモニターの機能がギュッと詰め込まれた5-in-1モデルです。
Ankerはその機能の豊富さから、Nebula Capsule IIを「Life Changer(生活を一変するもの)」と呼んでいます。
本記事は「【Anker Nebula Capsule IIレビュー】世界初Android TV 9.0搭載のモバイルプロジェクター【200ルーメン】」について書いていきます。
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Anker Nebula Capsule IIの外観と付属品
Anker社の「Nebula Capsule II」は、Android TV 9.0搭載のモバイルプロジェクターです。
製品名 | Nebula Capsule II |
サイズ | 約150 x 80 x 80mm |
重さ | 約740g |
バッテリー容量 | 9,700mAh |
明るさ | 200ANSIルーメン |
解像度 | 1280 x 720画素 |
OS | Andoroid TV 9.0 |
価格 | 59,800円 |
Nebula Capsuleシリーズのモバイルプロジェクターは5つあり、その中でもNebula Capsule IIは数少ないAndoroid TV 9.0搭載製品となっています。
製品名 | サイズ | 重さ | バッテリー容量 | 動画再生時間 | 明るさ | 解像度 | スピーカー | OS | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ホームプロジェクター 「Nebula Cosmos Max」 |
約351 x 249 x 99mm | 約3,600g | − | 電源駆動 | 1500ANSIルーメン | 3840 x 2160画素 | 40W(10W x 4) | Andoroid TV 9.0 | 179,980円 |
ホームプロジェクター 「Nebula Cosmos」 |
約290 x 198 x 91mm | 約2,000g | − | 電源駆動 | 900ANSIルーメン | 1920 x 1080画素 | 20W(10W x 2) | Andoroid TV 9.0 | 79,980円 |
モバイルプロジェクター 「Nebula Vega Portable」 |
約192 x 192 x 159mm | 約1,400g | 20,000mAh | 3時間 | 500ANSIルーメン | 1920 x 1080画素 | 8W(4W x 2) | Andoroid TV 9.0 | 79,990円 |
ホームプロジェクター 「Anker Nebula Solar」 |
約192 x 192 x 159mm | 約1,000g | – | 電源駆動 | 400ANSIルーメン | 1920 x 1080画素 | 6W(3W x 2) | Andoroid TV 9.0 | 69,990円 |
モバイルプロジェクター 「Anker Nebula Mars II Pro」 |
約122 x 137 x 178mm | 約1545g | 12,500mAh | 3時間 | 500ANSIルーメン | 1280 x 720画素 | 20W(10W x 2) | Andoroid 7.1 | 69,800円 |
モバイルプロジェクター 「Nebula Mars II」 |
約122 x 137 x 178mm | 約1476g | 12,500mAh | 4時間 | 300ANSIルーメン | 1280 x 720画素 | 20W(10W x 2) | Andoroid 7.1 | 69,800円 |
モバイルプロジェクター 「Nebula Apollo」 |
約131 x 65 x 65mm | 約579g | 9,750mAh | 4時間 | 200ANSIルーメン | 854 x 480画素 | 6W | Andoroid 7.1 | 39,999円 |
モバイルプロジェクター 「Nebula Capsule II」 |
約150 x 80 x 80mm | 約740g | 9,700mAh | 3時間 | 200ANSIルーメン | 1280 x 720画素 | 8W | Andoroid TV 9.0 | 59,800円 |
モバイルプロジェクター 「Nebula Capsule Pro」 |
約120 x 68 x 68mm | 約470g | 5,200mAh | 4時間 | 150ANSIルーメン | 854 x 480画素 | 5W | Andoroid 7.1 | 46,800円 |
サイズは直径80 x 高さ150mmとそれなりにコンパクトで、ちょうど350ml缶と500ml缶の中間くらい。
350ml缶サイズのNebula Nebula Apolloにくらべ、若干大きくなっているものの、それでも手で持ち運べるサイズ感です。
重さは約764gで、iPad Proの一番大きいモデルくらいとお考えください。
前機種Nebula Capsule Proではダイヤル式のフォーカス調整だったのに対し、本機種ではなんとオートフォーカス機能を備えています。
投影距離を変えるだけで、フォーカスをこのように自動で調整してくれます。
下部にはAUX出力ポートとHDMI入力ポート、デバイス充電用のUSB-Aと本体充電用のUSB-Cを備えています。
こちらのUSB-Cは高出力のPD(Power Delievery)対応であり、付属のPD対応充電器「Anker PowerPort Speed 1 PD30」を使うことで、約2.5時間で満充電が可能です。
- 動画:約3時間(本体保存)/約2.5時間(Wi-Fi)
- 音楽:約10時間(Bluetoothスピーカーモード)
バッテリー駆動時の動画再生3時間はやや心もとないですが、モバイルバッテリー充電も可能なので、外での使用時は一緒に持ち出すと安心です。
背面には赤外線レシーバーとモード切り替えボタン(Bluetoothスピーカー/プロジェクター)、電源ボタンが付いています。
電源ボタンの色で状態を表し、バッテリー駆動時は青、充電中は赤、フル充電時は緑に点灯します。
上面は操作部で、カーソルボタンと確認ボタン、音量ボタンと戻るボタンを備えています。
底面には三脚用の穴を備えており、汎用品の三脚を使用することができます。
同梱品はプロジェクター本体にPD対応充電器(Anker PowerPort Speed 1 PD30)、リモコン、USB-Cケーブルです。
Anker Nebula Capsule IIのBluetoothスピーカーモードは高音質
Nebula Capsule IIはBluetoothスピーカーとしても使うことができ、モード切り替えボタンで切り替わります。
Scan-Speak社のドライバー搭載かつ8Wの出力であり、そのサウンドは想像以上にパワフル。
ただし、Nebula Capsule Proが全方位スピーカーだったのに対し、本機種Nebula Capsule IIは背面スピーカーなので、正面にくらべ背面から聴くほうが、音がダイレクトに届きます。
Anker Nebula Capsule IIのプロジェクターモードは高精細
Nebula Capsule IIはプロジェクターモードにして、HDMI端子に機器(PCやゲーム機)を差すだけで、スクリーン上に映し出されます。
投影サイズは最大100インチ、解像度は720p HD(1280 × 720画素)で、細かい文字でもボヤけずにくっきり見えるほど高精細。
輝度は200ANSIルーメンであり、他では100や150ANSIルーメンのものが多い中、モバイルプロジェクターとしても抜群の明るさを実現しています。
台形自動補正機能(オートキーストーン補正)も備えています。
歪みを自動で修正してくれるのはかなり便利。
しかし、あくまで垂直方向(タテ方向)のみの補正であり、水平方向(ヨコ方向)の傾きは自動調整してくれませんので、その点は注意が必要です。
また、付属の緩衝箱を上下にはめ込むことで、天井投影にも対応しています。
Anker Nebula Capsule IIはAndroid TV 9.0搭載のモバイルプロジェクター
Nebula Capsule II最大の特徴は、モバイルプロジェクターとして世界で初めてAndoroid TV 9.0を搭載していることです。
前機種Nebula Capsule Proでは、アプリストアがGoogle Playではなく、サードパーティ製の「AptoideTV」であるため、ラインナップが豊富ではありませんでした。
ですが、本機種は純正のGoogle Playがアプリストアであるため、3,600以上ある豊富なアプリの中から好きなものを選ぶことができます。
ひととおりの動画アプリやゲームアプリが揃っているので、アプリ不足で困ることはまずありません。
画面操作は、本体の赤外線レシーバーにリモコンを向け、ボタンを押して行います。
しかし、スマホアプリを介したスワイプ操作のほうが使いやすく、こちらがおすすめです。
感覚的に操作でき、一本指でカーソル移動、二本指でページスクロールができるようになっています。
YouTubeももちろん視聴可能で、ためしに友人でもあるかっつーのYouTubeチャンネルを再生してみました。
高精細かつ音質もすばらしいので、安定のド迫力で動画を楽しむことができます。
Anker Nebula Capsule IIのテレビ・録画番組も視聴可能
Nebula Capsule IIはなんと、テレビと録画番組も視聴することができます。
厳密には「torne mobile」というアプリを介し、nasne(ナスネ)につなげて番組視聴が可能です。
torne mobile自体も直感的かつスピーディーで使いやすく、操作面で困ることはまったくありませんでした。
Nebula Capsule IIは、持ち運びできるサイズ感におさえつつ、スピーカー・プロジェクター・アプリビューワーの完成度がどれも高く、もはや弱点のない製品に仕上がっています。
オールマイティに活用できるプロジェクターをお探しならば、現状最強の一台です。
Anker Nebula Capsule IIレビューまとめ
本記事は「【Anker Nebula Capsule IIレビュー】世界初Android TV 9.0搭載のモバイルプロジェクター【200ルーメン】」について書きました。
Nebula Capsule IIは、プロジェクター・TV・スピーカー・ゲーム機・PCモニターの機能を集約した、ハンディサイズの万能プロジェクターです。
Ankerが「Life Changer」と呼ぶのもうなづける多機能性で、これ一台取り入れるだけで、あらゆる機器を置き換えることができちゃいます。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。