評価:4
家でも外でもモバイルプロジェクターを活用しマクリン(
どこでも使うなら携帯性にはこだわりたいですが、解像度は最低でもフルHD欲しいところ。
また、明瞭な映像を観るならLEDやハロゲンではなく、レーザー光源のプロジェクターがおすすめです。
500ml缶サイズながら、これらを満たすモデルが「Nebula Capsule 3 Laser」です。
Nebula Cosmos Laser 4Kに続くレーザープロジェクターで、モバイル型初のレーザー採用機です。
前モデル「Nebula Capsule II」と比べ、解像度はHD フルHD(かつHDR10対応)、明るさは200ANSIルーメン 300ANSIルーメンと格段にアップしています。
OSにはAndroid TV11.0を搭載し、抜群のエンタメ性を発揮してくれます。
そこで本記事は外観と付属品を紹介し、類似品と比較しつつ、映像面を紹介していきます。
- レーザー光源のモバイルプロジェクター
- Android TV 11.0搭載
- 垂直水平の台形自動補正
- Dolby Digital Plus対応の8Wスピーカー搭載
- やや重い
- モバイル型ではやや高い10万円超え
タップできるもくじ
Nebula Capsule 3 Laserの外観と付属品
「Nebula Capsule 3 Laser」は、Android TV 11.0搭載のモバイルプロジェクターです。
製品名 | Nebula Capsule 3 Laser |
---|---|
サイズ | 約83 x 83 x 167mm |
重さ | 約950g |
明るさ | 300ANSIルーメン |
解像度 | フルHD(1920 x 1080画素) |
スピーカー | 8W |
ワイヤレス規格 | 2.4 / 5.0GHz(IEEE802.11 a/b/g/n/ac)・Bluetooth 5.1 |
OS | Android TV 11.0 |
価格 | 119,900円(税込み) |
本体はパンチングメッシュが特徴の円柱形状かつメタルボディで、上質な塊感があります。
投影レンズのまわりにはピアノブラックの加飾が施され、上下には「1080p(フルHD)」と「AUTO FOCUS LENDS」が書かれています。
天面は同心円状の模様が入った操作パネルとなっており、音量調整と方向キー・決定・戻るなどの操作が可能です。
サイズは直径83 x 高さ167mmとコンパクトにおさめ、500ml缶 / ペットボトルと同等の大きさを実現しています。
背面下部にはAUX端子とHDMI2.1(最大4K入力)、電源端子とデータストレージを兼ねるUSB-Cポートをそなえています。
USB-CはPD(Power Delivery)にも対応し、PD対応モバイルバッテリーを介した本体充電も可能です。
同梱品はプロジェクター本体にリモコン(単4形電池 x 2)、ACアダプタ、USB-C & USB-C ケーブルです。
本機はリモコン操作だけでなく「Nebula Connect」によるアプリ操作にも対応しています。
Nebula Capsule IIと比較
Nebula Capsule 3 Laserと前モデルのNebula Capsule IIで比較してみました。
左スライドで全表示
製品名 | Nebula Capsule 3 Laser |
Nebula Capsule II |
Nebula Capsule 3 |
---|---|---|---|
光源 | レーザー |
LED |
LED |
サイズ | 約83 x 83 x 167mm |
約80 x 80 x 150mm |
約78 x 78 x 160mm |
重さ | 約950g |
約740g |
約850g |
明るさ | 300ANSIルーメン |
200ANSIルーメン |
200ANSIルーメン |
HDR | |||
解像度 | フルHD(1920 x 1080) |
HD(1280 x 720) |
フルHD(1920 x 1080) |
スピーカー | 8W(Dolby Digital Plus)
| 8W(Dolby Digital) |
8W(Dolby Digital Plus) |
OS | Android TV 11.0 |
Android TV 9.0 |
Google TV |
対応アプリ | 7,000以上 |
3,600以上 |
10,000以上 |
オートフォーカス | |||
台形自動補正(垂直) | |||
台形自動補正(水平) | (手動) |
||
スクリーンフィット | |||
障害物自動回避 | |||
動画再生時間 | 約2.5時間 |
約2.5時間 |
約2.5時間 |
価格 | 119,900円 |
69,990円 |
69,990円 |
サイズは若干アップしているものの、それ以上に性能の進化が大きいです。
光源はLEDからレーザー、明るさは200ANSIルーメンから300ANSIルーメン、解像度はHDからフルHD(HDR 10対応)と、映像面は全方位でパワーアップ。
価格は5万円アップとなかなかですが、モバイル型でレーザー光源は同社初であり、相当力が入っていることがうかがえます。
上位機種と同様、垂直水平ともに台形自動補正に対応し、映像調整面も抜かりなし。
持ち運びできるプロジェクターをお探しなら、迷わず本機を選びたいところです。
Nebula Capsule 3 Laserのレビュー
Nebula Capsule 3 Laserの特徴を紹介していきます。
300ANSIルーメン・フルHDのプロジェクター映像
Nebula Capsule 3 Laserの明るさは最大300ANSIルーメンであり、500ml缶サイズなのをふまえるとかなり健闘しています。
近年は4K対応のホームプロジェクターも少なくない中、フルHDは若干物足りないかと思いきや、細かい文字でもバッチリ視認できたので、ビジネス用途でも十分使えます。
最大120インチ程度まで投影可能であり、100インチ投影時の距離は約2.66mと焦点距離は標準的。
HDMIの映像出力はもちろん、スマホやPCからのミラーリングにも対応し、「AirScreen」アプリを使えばAirPlay・Chromecastともに利用可能です。
ドローンさんの撮影動画を再生してみたところ、モバイルプロジェクターであることを忘れるほどの表現力がありました。
緑の木々の立体感や粒だった水面のリアリティも素晴らしく、レーザー光源ならではのくっきり具合とコントラストは見事でした。
オートフォーカスかつ垂直水平の台形自動補正に対応
Nebula Capsule 3 Laserはモバイル型ながら映像調整面もすぐれています。
投影距離が変わったときはオートフォーカスが即座にはたらき、ピントを合わせてくれます。
台形自動補正機能もつき、垂直方向に動かすと投影映像の歪みを補正します。
さらに上位機種にのみそなえる水平方向の台形自動補正も搭載し、斜めに動かした際でも修正してくれるすぐれもの。
Android TV 11.0搭載で豊富なアプリ収録
Nebula Capsule 3 LaserはAndroid TV 11.0を搭載し、前モデル「Nebula Capsule II」のAndroid TV 9.0からバージョンアップを遂げています。
アプリストアは純正のGoogle Playであり、大抵の動画配信アプリはそのまま使えます。
NetflixはGoogle Playからはダウンロードできないものの、Nebula Manager経由でダウンロードできるようになっています。
Nebula Capsule 3 Laserはこんな人におすすめ
Nebula Capsule 3 Laserは「レーザー光源のモバイルプロジェクターが欲しい人」におすすめです。
やや高めですが、モバイル型で初のレーザー光源なのにくわえ、垂直水平ともに台形自動補正に対応し、映像調整面も優秀。
前モデル「Nebula Capsule II」をあらゆる方面でアップデートしたモデルに仕上がっています。
レーザー光源にこだわらないなら、明るさで上回るXGIMI Halo+やNebula Vega Portableもおすすめです。
Nebula Capsule 3 Laserレビューまとめ
本記事は「Nebula Capsule 3 Laserをレビュー!AnkerのAndroid TV搭載モバイルレーザープロジェクター」について書きました。
Nebula Capsule 3 Laserは同社初のレーザーモバイルプロジェクターで、他の光源とは一線を画す映像の鮮明さと没入感をそなえています。
どうも、マクリン(
- レーザー光源のモバイルプロジェクター
- Android TV 11.0搭載
- 垂直水平の台形自動補正
- Dolby Digital Plus対応の8Wスピーカー搭載
- やや重い
- モバイル型ではやや高い10万円超え