HDDデータ復旧業者のおすすめ

【おすすめ10社の価格比較】データ復旧サービスの料金・相場について

マクリン

データ復旧料金は依頼する機器や業者によってバラバラだから、HP見ただけだとわかりにくいなあ……。

実際にデータ復旧業者に依頼した人の体験談では「3万程度で済んだ」という声から「数十万以上かかった」という声もあります。

データ復旧の料金は、機器に発生している障害の程度で変わるため、一概に「高い = ぼったくり業者」「安い = 良心的な業者」とは限りません

サービスを初めて利用する際は適正価格の判断が難しく、どの業者に依頼するか迷ってしまいます。

そこで僕がデータ復旧サービスを実際に利用した経験や調査結果から、データ復旧業者の料金相場や費用が決まる仕組みを解説します。

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マクリン

Makurin

プロフィール

いや、俺なんてそんな、どこにでもいるただのマクリンですよ。当サイトでは、さまざまなガジェット・家電をレビューしています。「Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム」のモノ/ガジェットクリエイターとしても活動し、22年4月には書籍「マクサン式Webライティング実践スキル大全」を出版。株式会社makuri・合同会社レイテラス代表取締役。プロフィール詳細レビューガイドライン・理念

【主要10社】データ復旧業者の料金・相場を徹底比較

データ復旧業者の中から主要10社の料金・相場を比較し、業者によってデータ復旧料金に本当に差があるのか調査しました。

データ復旧業者の機器別料金相場の比較は以下のとおりです。

対応機器 デジタルデータリカバリー ジャパンエイド DiskSafe データ復旧センター DATASMART(データスマート) 特急データ復旧 Winget DATA OK クイックマン データ復旧のピーシーキッド パソコン救急バスターズ
HDD(ハードディスク) ¥5,000~ ¥17,600~ ¥29,000~ 初期診断後に見積 初期診断後に見積 初期診断後に見積 ¥10,800~ ¥43,780~  ¥16,500~  ¥30,000~
SSD ¥5,000~ ¥17,600~ 初期診断後に見積 ¥57,000~ ¥10,800~ ¥54,780~ ¥50,000~
SDカード/USB ¥5,000~ ¥17,600~ ¥8,000~ 初期診断後に見積 初期診断後に見積 ¥20,000~ ¥28,000 ¥10,780~ ¥22,000~
スマホ(iPhone/android) ¥5,000~ ¥17,600~ 初期診断後に見積 初期診断後に見積 ¥30,000~
レコーダー ¥5,000~ 初期診断後に見積 ¥54,780~ ¥50,000~
その他(NAS/RAID等) ¥5,000~ ¥17,600~ ¥29,000~ 初期診断後に見積 初期診断後に見積 ¥60,000~ ¥54,780~ ¥120,000~

マクリン

同じ機器でも復旧料金がぜんぜん違うね!
正確な料金や復旧可能性を確認するなら初期診断を受けるのが一番!

同僚

データ復旧作業には、数万円で復旧できるものも数十万~数百万円かかってしまう作業もあります。

復旧料金に差が出る要因として、以下のようなものが挙げられます。

復旧料金に差が出る要因
  • 機器の種類
  • 機器の台数
  • データの保存量
  • 障害の種類
  • 復旧作業の難易度
  • 必要な技術者の人数
  • 復旧完了までの期間 など

ひとえにデータ復旧といっても「どんな症状が起きているのか?」や「どこが故障しているのか?」など、機器ごとに必要な作業は異なります。

マクリン
どの業者でも同じレベルの作業ができるわけじゃないから、技術力などはしっかり見極める必要があるね!

また、当初の見積もりに加えて追加料金が発生する可能性があります。

主要な10社の追加料金を比較してみた結果が以下のとおりです。

追加料金 デジタルデータリカバリー ジャパンエイド DiskSafe データ復旧センター DATASMART(データスマート) 特急データ復旧 Winget DATA OK クイックマン データ復旧のピーシーキッド パソコン救急バスターズ
初期診断費用 無料 ¥3,300 無料 無料 無料 無料 無料 無料 ¥3,000~
機器の分解・解体費用 無料 無料 無料 ¥3,300 無料
特急料金(スピード復旧費用) 無料 特急料金有料 成功報酬費用+30% ¥16,500〜 ¥10,000〜
部品費用 無料 無料
納品用バックアップ機器費用 無料レンタルあり ¥2,200~ 有料 有料 一定期間無料 ¥10,000~ 無料 有料
機器配送料 無料 自己負担 自己負担 自己負担 無料 無料 自己負担 返送費用無料 返送費用無料
出張費用 無料(法人のみ) ¥5,500 出張料金有料 無料(法人のみ) 大阪市内周辺地域無料 有料

マクリン

特急料金や部品代がかかる業者もあるんだね!
業者によっては後から追加料金を請求するケースもあるので、初めから追加料金がかからないとわかっている業者に頼むのが安全です。

同僚

基本料金が安価な業者でも、追加料金が発生して後から請求されてしまうケースがあります。

見積もりを事前に確認し、確定したうえで調査してもらえる良心的な業者に相談するようにしましょう。

業者の選び方は以下の記事でも紹介していますので参考ください。

 

なぜデータ復旧業者によって料金に差があるのか?

同じ機器でデータ復旧の依頼をしたとしても、データ復旧業者によって提示される復旧料金はちがいます。

今回はデータ復旧業者のHPを調査し、データ復旧業者の料金が変化するポイントをまとめています。

業者例 A社 B社 C社 D社 E社
料金形態 一律料金制 成功報酬制 成功報酬制 成功報酬制 成功報酬制
 料金が変動するポイント ・復旧台数
・作業費BU料金
・メディアの容量
・送料
・論理障害/物理障害
・軽度/重度
・機種
・送料
・メディアの種類
・メディアの容量
・復旧台数
・論理障害/物理障害
・ご使用環境
・メディアの種類
・メディアの容量
・論理障害/物理障害
・復旧台数
・復旧期間
・部品の取り寄せ費用
・使用した復旧設備
・診断費用
・論理障害/物理障害
・復旧期間
・エンジニアの対応人数
・データ復旧作業の難易度
・データ復旧作業の試行回数

業者によってデータ復旧の料金がちがうのはなぜ?
これには明確な理由があるよ!HDDなどの記憶メディアが持つ特性や業者の技術力がポイントになってくるよ!

同僚

そうなんだ! くわしく教えて!

ここでは「なぜデータ復旧業者によって料金に差があるのか?」という疑問に対して解説していきます。

発生している障害ごとに作業工程に差がある

HDDやSSDなどの記憶メディアに発生する障害は「論理障害」と「物理障害」の大きく2つに分けられます。

MEMO

論理障害:データの誤削除や強制終了による破損などが原因で正常にデータの読み書きができない状態のこと。

物理障害:HDDなどの部品が物理的に破損したり経年劣化でデータの読み書きに支障が出てくる状態のこと。

発生している障害が論理障害か物理障害かによって、データを取り出すときに必要な作業工程が変わるため、その分必要な人数や復旧完了までにかかる時間が変わるわけです。

マクリン
作業してもらう人数や作業時間が増えると、復旧コストが増えるから料金が変わるってことだね!

物理障害のほうが復旧難易度が基本的に高く、復旧料金もかかる傾向があります。

まずはデータを取り出したい機器に発生している障害が論理障害か物理障害かを確かめなければ料金の相場も分からないため、まず診断が必要です。

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データ復旧作業の難易度・試行回数に差がある

データ復旧作業は、誰の手も加わっていない一番最初の状態がもっとも復旧できる可能性が高いため、自力で対処したり技術力の低い業者に依頼することで、機器の損傷が進む・データが上書きされ、復旧が難しくなることがあります。

自力で対処して失敗したデータ復旧体験談

使用していたHDDが突然データにアクセスできなくなりました。故障を疑っていましたが、「故障といっても、今まで使えたんだから自力で作業すれば復旧できるだろう」と何とか対処できる方法を調べ、データ復元ソフトでの復旧を試みました。

ソフトをダウンロードしたはいいもののPCに詳しくなかったため、やみくもに作業を試しても復旧できない状態が続きました。結果的にデータは復旧できず…、HDDから何やら聞いたことがない音が鳴るようになってしまいました…。

「大切な思い出の写真データ」が保存されていたため不安になり、専門業者に連絡しました。経緯を話すと、自力で復旧作業をした結果状態が悪化した可能性が高いそうで、一番最初から依頼しておけば復旧料金が半額くらいで済んだそうです…。

データはすべて復旧できたのでひとまず安心しましたが、異常が起きた時点でしっかり対処できていればもっとお得に復旧できたのにと後悔…。

重度障害・軽度障害を見分ける参考事例

重度障害と軽度障害を見分ける際は、対象機器に発生している障害と故障原因を把握することが重要にな今あすので、以下の分類を確認しておきましょう。

軽度障害 重度障害
・HDD内のデータにアクセスできない
・データが読み込めない
・PCやHDDが起動しない
・経年劣化で不良セクタが発生している
・認識しない
・エラーメッセージが表示される
・データが表示されない
・過電圧
・経年劣化(軽度)
・データを誤って上書きした
・完全削除してしまった
・水没(水をかけた)、落下させてしまった
・異音・異臭がする
・ファイル構造情報に問題がある
・一度復旧作業を行い、復旧不可と言われた(他社復旧不可)
・マスターブートレコードが損傷している
・フォーマットした
・USBやSDカードが折れた
・内部の基板がはがれてしまっている
・経年劣化(重度)

データ復旧を依頼する場合には、一番最初に依頼した業者で確実に復旧成功するよう、技術力が高い業者を選びましょう。

おすすめのデータ復旧業者の選び方は、以下の記事でも紹介しているので参考にしてください。

業者が設定している料金システムに差がある

データ復旧の料金形態は大きく2つに分けることができます。

成功報酬制
  • 初期診断をして、見積もり料金を提示する
  • 実際の相場を知ることができる
  • 専門的なデータ復旧作業を実施
一律料金制
  • 料金がHPなどに事前に提示されている
  • 極端に安価
  • 簡易的名作業しかしていない

この料金システムを分ける要素は、業者が対応できる作業内容です。

比較的簡単な作業を安価で行っている業者が「一律料金制」、専門的な設備を利用して本格的にデータを復旧している業者が「成功報酬制」という傾向があります。

悪質な成功報酬制の業者の中には、診断をせずに言い値で料金を提示してくる業者もいるようなので、復旧率の高い成功報酬制の業者に相談するのが一番です。

注意
HPに料金が書いてある業者はなぜ料金がわかるの?

一律料金で復旧している業者は、機器の障害に関わらず決まった作業しか行わないため、作業に対する料金が事前に提示できます。料金は固定ですが、対処が誤っていた場合は、機器の障害が悪化する原因になります。業者を選ぶときは注意しましょう。

復旧するデータの容量に差がある

データ量(例) 作業料金(例)
~50GB(*2) ¥15,000
~100GB ¥25,000
~250GB ¥35,000
~500GB ¥50,000
500GB~ ¥5,500/500GB

上記はあくまで例ですが、データの容量が大きいと、その分設備を占領する時間も長くなるため、業者によっては容量に応じて料金テーブルが変わることがあります。

料金だけでなく、復旧期間も長くなるため、急ぎの場合はエンジニアの人数が多かったり(10名以上など)、多数の機器を同時に作業できる設備が整っている業者を選ぶのがポイントです。

たとえ特定のデータだけあればいい場合でも、復旧できるデータを全て復旧したうえで必要なデータが出たかどうか確認するため、作業量自体は変わりませんので注意しましょう。

作業を外注するかどうかで差がある

全ての業者がデータ復旧設備を設置しているわけではなく、なかには受付だけして作業自体は他社に外注している業者もいます。

外注している場合、受付の業者が作業する業者に依頼するための「仲介費用」が発生します。

作業を外注している業者はどう見抜けばいいの?
HPなどに復旧設備を公開しているかどうか確認するといいよ!

同僚

業者が作業を外注しているかどうかはほとんど公言していないので、HPに復旧設備を公開しているか確認しておきましょう。

データ復旧の緊急度によって差がある

データ復旧業者では、緊急性の高い人のために優先して作業を行うための特急プランを設定している業者があります。

データ復旧の緊急度によって、データ復旧料金が変化する可能性がありますので、緊急度が低い場合、期間を設定せずにデータを復旧してもらうことで特急料金を削減できます。

機器の種類や型番によって差がある

機器の種類(パソコン/HDD/USBメモリ/スマホ等)や型番によっても料金が変動します。

論理障害 物理障害
HDD(ハードディスク) ¥30,000~¥300,000 ¥70,000~¥700,000
パソコン(PC) ¥30,000~¥500,000 ¥70,000~¥1,000,000
SSD ¥30,000~¥300,000 ¥50,000~¥500,000
SDカード・USBメモリ ¥20,000~¥200,000 ¥50,000~¥300,000
スマホ ¥30,000~¥200,000 ¥50,000~¥300,000

※あくまで目安なので、これより安い・高いこともあるようです。

  • HDDやパソコンに比べて、SSDやSDカード、レコーダーなどは受け付けてくれる業者が少ない
  • 珍しい型の場合は試行錯誤しながらの復旧作業になるケースもあるため、費用に幅の出るケースが多い
  • 古い機器は複数個所が損傷していたり、交換用の部品入手が難しいこともあるため、その分料金が変動する

また、業者によって対応できる機器は異なり、NAS/サーバーやスマホなど難易度の高いデータ復旧はそもそも対応できないこともあるため、業者選びの際は料金面とあわせて対応範囲も確認することが大事です。

ただ、これはあくまで相場であり、実際の料金は機器を診断してみなければ判断できません

マクリン
なんとなく相場の予想ができたら、まずは業者で機器の診断をして見積を出すのが早いね!
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データ復旧業者選びで費用面でよくある失敗談

データ復旧業者では、復旧可否に関する失敗談の次に「費用面」での失敗談が多く、なかには作業に対して見合わない金額を請求してくる悪質な業者も存在するようです。

不当な金銭被害に遭わないために、過去の失敗談をチェックしましょう。

データ復旧業者への相談で消費者が一番不安に感じるポイントだよね……。
過去に失敗した経験を紹介するから、同じ失敗を繰り返さないように注意しよう!

同僚

料金を払ったにもかかわらずデータが復旧されなかった

データ復旧業者でよくある失敗談として「料金を支払ったのに復旧できなかった」「復旧できなかったのに料金を請求された」という失敗談があります。

データ復旧業者の料金は、作業に対して料金が発生する「作業費」が中心の業者と、復旧できたデータに対して料金が発生する「成果報酬費」の2つが主流です。

作業費の場合はデータが復旧できなかった場合であっても料金が発生することがありますが、依頼時に説明されるはずですので、もし説明されなかった場合は必ず確認してください。

まずは無料で初期診断や見積もりが受けられるデータ復旧業者に相談しましょう。

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極端に安価な業者は後から内訳不明な追加料金が請求されることも

「安い業者に依頼したつもりが、内訳不明な追加料金が請求された」という悪徳業者の被害に遭っている方もおり、データ復旧業者の料金が依頼前に決定していることは不自然です。

業者に依頼するときは基本的に、復旧前に機器の診断を行い、機器の症状に合わせて料金を設定するのが主流です。

相談前からHPなどで「一律で極端に安価を提示している業者」の中には、復旧完了後に内訳も不明瞭な追加料金が発生するようなケースがありますので、失敗しないためにも無料で診断してもらえる業者でデータ復旧の相場感を掴んでおくことが重要です。

診断してもらって復旧不可でも診断料をとられた

「機器の診断してもらって復旧不可でも診断料をとられた」という失敗談もよく聞きますが、すべての業者が無料で機器の診断を行っているわけではありません

サービスを利用する際には、その技術、時間、そして知識に対して費用が発生するのは自然なことですが、まだ広く認知されていないデータ復旧サービスを安心して利用してもらうために、無料で診断や見積を受け付けている良心的な業者もあります。

マクリン
消費者としては、発生してる障害診断や費用の見積もりを無料でやってもらえるのはありがたい!

データ復旧にかけるコストをなるべく抑えたい場合、無料で初期診断・相談・見積が可能なデータ復旧業者に相談してみることをおすすめします。

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【調査結果】データ復旧の料金相場で事前に知っておくべきポイントは4つ

僕がこれまでデータ復旧について調べた経験から、料金について「ここだけは気を付けておいたほうがいい」というポイントは以下の4つです。

データ復旧業者の料金システムは「一律料金制」と「成功報酬制」がある

データ復旧業界の料金設定は特殊で、料金設定の仕組みを知らないと復旧作業の相場観が読みにくいため、「復旧できなかったのに高額請求された」「安かったけど復旧できなかった」などのトラブルが発生します。

まずはデータ復旧業者の料金システムについて紹介していきます。

データ復旧業者の料金システムは大きく2つに分類できます。

データ復旧業者の料金システム

一律料金制

一律料金制とは、機器の種類・取り出すデータ量・発生している障害ごとに、初めから料金が設定されている料金システムで、定額30,000円など、比較的安価な金額がHP上に掲載されていることも多いです。

一律料金制の業者は、問合せや診断をする前に料金設定が提示されているため、相場観を掴みやすいのがメリットになります。

ただし、料金が安価な分、作業内容も限定的なことが多く、成功報酬制の業者と比較して復旧率が低い傾向がありますので、大切なデータを復旧する時には一律料金制よりも、成功報酬制の業者の利用をおすすめします。

マクリン

いくら料金が安くても、データ復旧の成功率が低ければ依頼しにくいよね。

成功報酬制

成功報酬制とは、機器に発生している障害を診断し、見積が設定される料金システムです。

診断後に料金が決まるため、いくらくらいの費用がかかるのか事前にイメージできない点で不安に思う方も多いようです。

診断後、見積を見て依頼するかどうかを決められるので、予算に合わない場合は依頼をキャンセルすることもできます。

マクリン
一度診断してより復旧率の高い作業を依頼できるので、僕は成功報酬制のデータ復旧業者をおすすめします!

機器の相談や診断・見積を無料で行っている良心的な業者も多数あるので、まずは機器を診断してもらうことをおすすめします。

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完全成功報酬でも復旧率が非開示の業者は要注意

成功報酬制の中でも、復旧作業に失敗した時に料金が発生しない「完全成功報酬制」を採用している業者も存在し、100%データを取り出せるとは限らないため、復旧できなかった際に料金が発生しないのは有難いですよね。

しかし、一部には復旧成功率を非開示にしたまま、宣伝目的で「完全成功報酬制」を謳っている業者も存在するので注意が必要で、成功報酬とするからには、復旧成功率も開示するべきですが、復旧率非開示の業者は、自社に都合の悪い実態を隠している可能性画高いです。

データの復旧率は復旧作業に失敗するたびに低下するので、一度データ復旧に失敗すると、永久にデータを消失してしまうことさえあります。

完全成功報酬制を謳っている業者によっては、復旧成功の定義を業者で決めており「必要なデータは取り出せなかったのに全額請求される」なんてこともあるようですので、まずは長年の実績がある復旧率の高い業者に相談しましょう。

【2024年】データ復旧業者のおすすめ5選!技術力・料金・評判を徹底比較

データ復旧業者によって追加料金が発生する項目がある

データ復旧業者の料金システムでは、データ復旧料金のほかに、追加項目により費用が変動することもあります。

料金が発生するポイント
  • 初期診断費用
  • 機器の分解・解体費用
  • 特急料金(スピード復旧費用)
  • 部品費用
  • バックアップ機器費用
  • 機器配送料
  • 出張費用

こうした追加料金は、一律料金制のデータ復旧業者や完全成功報酬制(復旧成功時のみ支払いが発生する)のプランの業者に多い傾向があります。

追加料金が正当な理由で発生している場合がほとんどですが、なかには詳細に透明性がない費用が含まれる業者もあるようなので、費用は事前に詳細を確認しておくと安心です。

HPや見積書に「調査費用(診断費用)」「機器の分解・解体費用」「機器配送料」などの記載がある場合は、たとえ依頼をキャンセルしても数万円かかってしまうケースもあります。

良心的な業者であれば、依頼前の初期費用はかからないようになっているため、最初は初期診断や見積もりを無料で行ってくれる業者に相談するのがおすすめです。

1社目で復旧失敗すると、2社目3社目の復旧料金が割高になる

データ復旧作業は失敗するたびに機器の状態が悪化するため、2社目3社目と業者をはしごして復旧依頼すると、作業難易度があがっている分復旧料金も割高になっていきます。

安さに惹かれて技術力の低い業者で失敗したデータ復旧体験談

持ち歩いていた外付けHDDを落としてしまった。電源が入らなくなったため、「壊れてしまった」と思いデータ復旧業者に依頼してデータを救出できないか試すことに。

データ復旧業者について調べたところ、復旧率が高い業者や大手の業者など数多くありましたが「どこもかわらないだろう」と安価に復旧できる業者に依頼することにしました。

診断してもらった結果は「復旧不可能」と言われ、初期診断料金だけかかる結果に。仕事で使っている重要なデータが入っているため、再度手ごろな価格で復旧できそうな業者に相談するも復旧作業に失敗。この時点で2社で診断や復旧作業をしていました。

どうしても復旧する必要があったため、復旧率の高いデータ復旧業者に相談すると、ほかの業者で作業した際に状態が悪化しているとのこと。なんとか数日でデータを復旧することができましたが、データ復旧業者によって技術力に差があることを知っていれば、もっと早く安価に問題解決できたと考えると失敗しました…。

データ復旧の過程では、機器を解体したり、復元ツールを利用して機器に負荷をかける形での作業も発生するため、作業に失敗すると故障状況が悪化したり、別の障害が併発してしまう恐れがあります。

マクリン

復旧できるか不確実な業者に何社も依頼するよりも、復旧率の高い業者で一発で復旧したほうがよさそうだね!

最悪の場合には、データ復旧作業の失敗を繰り返したことで、取り出せたはずのデータが取り出せなくなることも考えられるので、特に最初に依頼する業者選びはしっかりと見極めて行いましょう。

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おすすめのデータ復旧・復元サービス業者をランキング順に紹介

日本国内のデータ復旧業者は100社以上存在しますが、きちんとデータ復旧専門で運営しているところや自社ラボを保有しているところは意外と少ないと言われています。

実際にどの程度費用がかかるかどうかは、機器の状態や依頼条件によってケースバイケースですので、まずは無料で診断してもらえて復旧技術が高いデータ復旧業者に相談しましょう。

今回紹介するのは、マクリンがおすすめする厳選5社で、第1位は復旧率95.2%を提示している「デジタルデータリカバリー」です。

第1位 デジタルデータリカバリー

デジタルデータリカバリー

技術力 セキュリティ 料金システム サービス内容 受付時間
・14年連続データ復旧国内売上No.1
(※2007年~2017年)
・復旧率95.2%(※2018年2月実績)
・相談件数36万件以上
・クリーンルームクラス100
ISO27001/ISMS
Pマーク
【成功報酬制】
・初期診断:無料
・500GB未満:5,500円~
・500GB以上:11,000円〜
・1TB以上:22,000円〜
・2TB以上:33,000円〜
・復旧スピード:最短即日
・対応機器:
NAS/サーバー(RAID対応)/
パソコン/外付けHDD/SSD/
USBメモリ/ビデオカメラ/
SDカード/レコーダー等
年中無休
24時間

復旧率も95.2%と業界最高水準を誇り、HDDやパソコンだけでなくSSD・大型サーバー・スマホなどの復旧実績も多数あるため、技術力は申し分ないといえます。

また、復旧スピードも非常に速く、最短当日かつ約80%が48時間以内に復旧されるというのも大きな魅力です。

料金体系は成功報酬制が採用され、相談・見積もりも無料で行えるため、まずは最大手のデジタルデータリカバリーへ相談するのがよいでしょう。

SNS上でも実際に利用して復旧できたユーザーの声が多く、信頼できるサービスであることが分かります。

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第4位 データ復旧センター

データ復旧センター

技術力 セキュリティ 料金システム サービス内容 受付時間
・独自技術による業界最高水準の成功率
(※数値詳細は不明)
認証取得なし 【成功報酬制】
・初期診断:不明
・復旧スピード:最短3日
・対応機器:
パソコン/HDD/SSD/
NASサーバー(RAID)/
iPhone/iPad/スマホ/
ビデオカメラ/USB/SD等
9:00~22:00
不定休

データ復旧センターは、データ復旧だけでなくパスワードの解析や暗号データ解析も行っている業者で、対応機器の幅広さを見る限り一定以上の技術力を有していることがうかがえます。

第3位 DiskSafe

DiskSafe

技術力 セキュリティ 料金システム サービス内容 受付時間
・ビデオカメラの復旧率2年連続100%
(※2017年~2019年、Disk Safeに最初に相談した場合に限る)
認証取得なし 【成功報酬制】
・初期診断:無料
・HDD製品:29,000円~39,000円
・USBメモリ:8,000円~24,000円
・重度障害:別途見積り
・対応機器:
CD,DVD/BD-R,RE/ビデオカメラ/
ハードディスク/SDカード/
PC本体/NAS/USBメモリ/
9:00~21:00
年中無休

DiskSafeは、さまざまな記録メディアに対応しているデータ復旧サービスで、法人様・官公庁や非営利団体をはじめ、数多くの方にデータ復旧のご依頼をうけています。少数精鋭チームでデータ復旧に対応しており、しつこい営業などを行わないことも特徴の1つです。

本当におすすめのデータ復旧業者は以下の記事で」紹介していますので、是非参考にしてください。

データ復旧業者の料金システムに注意!悪質な業者を見分けるには?

データ復旧業者の料金システムをしっかり把握できていないと、悪質業者かどうかを見分けられずにトラブルに巻き込まれるかもしれません。

実際口コミや評判を見ると「復旧に失敗され、高額請求された」「安価な業者に依頼した結果、復旧に失敗された」など料金に関しての悪評が多いため、トラブルを避けるためにも悪質業者を見分けるポイントをチェックしておきましょう。

一律料金制の業者は簡単な作業しかできない?

一律料金制の業者は症状や機器ごとに事前に料金が設定されているため、価格に応じて対応できる作業内容もあらかじめ決まっている可能性が高いです。

難易度の高い作業ほど作業にかかるコストが大きいため、一律料金で難易度の高い復旧作業をすると、復旧作業のコストが上回ってしまうので、業者は赤字で復旧作業をすることになってしまいます。

一律料金制の業者は料金が比較的安価に設定されている反面、作業はデータ復元ソフトを用いた簡単な作業をしている可能性が高いため、復旧に失敗してしまうリスクを考えると、一律料金制の業者に依頼するよりも復旧率の高い業者に依頼するほうが確実でしょう。

作業費を請求するのは悪質業者? 完全成功報酬制の業者の復旧率は?

データ復旧業者でいう作業費とは、データ復旧作業の成功失敗に関わらず、復旧作業自体に発生する診断や調査にかかる実費を指します。

「事前に把握していなかった作業費を依頼後に事後請求された」といったトラブルが発生する可能性もあるので依頼前に見積内容をよく確認しましょう。

一方で、難易度が高い障害の復旧を担う業者では、その分作業に人員や設備を割いていて費用がかかってしまうものです。

マクリン

高難度の障害では、一定の作業費用が発生する場合もあるんだね。

作業に失敗しても費用がかからない完全成功報酬制の業者も存在しますが、必ずしも復旧率が高いとは限りません。

業者を選ぶ時は復旧費用はもちろん、復旧率が高く実績のある業者かを吟味するようにしましょう。

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「料金が高い=ぼったくり」「安い=良心的」というわけではない

データ復旧業者の料金は業者によって差があるため、料金が高い=ぼったくり・安い=良心的と思ってしまいがちですが、それは違います。

復旧率が高い業者は高難度の障害にも対応できるように、最先端の機器や復旧ノウハウを兼ね備えています。

できる限り安く抑えたいものですが、手術と同じで、復旧が難しい障害であるほど、復旧費用がかかってしまう側面があるのは納得できます。

反対に安価な業者は、軽度な症状に対して簡単な作業でしか対応できないため料金設定は安くなっているようです。

基本的に障害の復旧難易度に沿った料金設定になっていれば、良心的な業者であるといえます。

ただ、中には作業内容に見合わない高額料金を請求してくるようなぼったくり業者も存在するので依頼前に見積もりを確認しておく必要があります。

料金と合わせて確認しておくべきポイント

データ復旧業者を選ぶ際は、料金面を参考にしつつ、復旧率が高いかどうかを判断する必要があります。

データ復旧の技術力は「復旧率」「実績」「設備」でチェック

データ復旧業者を選ぶうえで、復旧技術はもっとも重要な要素です。

データ復旧作業は繰り返すたびに復旧率が低下してしまうため、一番最初の依頼で復旧を完了させることが大切です。

技術力を見極めるポイント
  • データ復旧率 を「 %」という具体的な数値と算出根拠が記載されているか
  • 復旧実績相談件数、復旧依頼の件数が10万件以上あると技術力高い可能性大
  • クリーンルームなどの設備がない業者は、簡易的作業しか対応できない

「せっかく依頼したのにデータを取り出せなかった……」というトラブルを未然に防ぐためにも、データ復旧業者は技術力の高さを軸に選択しましょう。

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緊急時にスピード復旧が可能か確認する

緊急時には、スピード復旧が可能かどうかを確認しましょう。

復旧スピードは最短即日の業者もあれば、診断だけで数日かかる業者もあるため、ラボの規模が大きくて、エンジニアの人数が豊富な業者は、一度に併行できる作業が多い分早く復旧できる可能性が高いです。

また、365日24時間電話対応可能や、土日祝日の復旧対応が可能なデータ復旧業者に依頼すれば、すぐに対応してもらえるでしょう。

データが消えたときはどんなときでもなるべく早く復旧できたほうが安心だよね。

対応できる障害レベルを確認する

業者によって復旧率に差がある一番の原因として、機器別に発生している障害レベルが異なることが挙げられます。

技術力の高い業者は過去の実績や自社ラボの復旧設備が豊富なため、すべての障害レベルの復旧依頼を受け付けているにもかかわらず、高い復旧率を維持しています。

しかし、技術力の低い業者では市販のデータ復元ソフトを利用した簡単な作業しか復旧対応できない業者もあり、症状の診断を自力でやるのは時間も手間もかかるので、無料で診断や見積をしてもらえる技術力の高いデータ復旧業者に依頼することをおすすめします。

データ復旧費用を少しでも抑えるには1番最初から確実に復旧できる業者に依頼する

データ復旧作業は一度きりといわれるほどに、一番最初のデータ復旧作業で復旧できるかどうかが重要です。

費用をおさえるために格安の業者を選んでも、復旧に失敗して機器の状態が悪化してから2社目の業者に依頼すると、必要な復旧作業や交換用の部品が増えてしまうため、結局データ復旧の料金が上がってしまいます。

失敗して他の業者への依頼を繰り返すよりは、初めから信頼できて技術力の高いデータ復旧業者に依頼する方がトータルの費用に無駄がなくなる可能性が高いです。

データ復旧業者の選び方に困った場合には、まず最初に技術力が高いかどうかを見極め、一番高い確率で復旧できる業者に依頼しましょう。

データ復旧料金・相場でよくある質問

ここでは、データ復旧の料金・相場についてよくある質問を紹介します。

低価格の業者って大丈夫?

データ復旧サービスの価格が決まるおもな基準は、作業工数・必要な技術や設備・交換用のパーツ代・容量・納期などの要素であり、他社より安いということはその分どこかの費用が削られている可能性があります。

データ復旧の相場は、だいたい物理障害が「7万~」、論理障害は「3万~」といったところ。

この相場よりもあまりに安く「物理障害でも一律3万円」や「重度障害でも格安料金で対応します!」といった業者は、実はほとんど大した作業を行っていないか、宣伝とは異なり高額費用を請求される可能性もあります。

初期診断料を請求する業者はどう?

初期診断料とは「依頼前の機器調査でかかる費用」のことで、調査の結果業者側の技術がなく、復旧自体が無理と判断されるケースもあります。

しかし「初期診断料だけで数万円かかった」「診断無料と書いてあったのにHDD開封調査費を別途請求された」という人もいるので、損しないためにも必ず初期診断料(機器調査費用)が無料の業者を選びましょう。

初期診断
業者に直接機器を確認してもらい、以下のような項目の見積もりを行います。

  • 故障箇所の特定
  • 作業工程の見積もり
  • 必要な交換用パーツの見積もり
  • 復旧にかかる期間の目安
  • データ復旧できる見込み度合い
  • 復旧費用の見積もり

病院で手術前に行う精密検査のようなイメージで、初期診断の結果、復旧の見込みが薄い場合は依頼を受け付けてもらえないこともあります。

データ復旧完了までの期間を指定しない

データ復旧業者では、特急依頼などのスピード復旧を希望すると追加料金が発生する場合があります。

緊急でデータを復旧したい方にはとてもうれしいプランですが、少しでも復旧費用を抑えたいという方は、納期にゆとりを持って依頼するとよいでしょう。

スピード復旧に追加費用が発生しない業者もあるため、データ復旧業者を選ぶ時には特急料金が発生するかどうかも確認しましょう。

無料で診断・見積ができる業者に相談

データ復旧業者ではまず機器に発生している障害を確認するため依頼前の初期診断を行いますが、業者によっては初期診断の時点から料金が発生する業者もあるようです。

初期診断で「復旧不可能」という結果で復旧を断られても、診断料として数千円~数万円請求されることもあるので必ず診断・見積もりまで無料で対応してくれる業者を選びましょう。

ちなみに、診断前に金額が確定するような一律料金制の業者などは、依頼後に難易度の高い作業が必要だったと判明した際に後から大幅な追加料金が発生してほかの業者と変わらないかそれ以上の費用がかかってしまうことがあるのでおすすめしません。

データ復旧の料金相場まとめ

データ復旧の料金相場について紹介しましたが、最終的に自分の依頼でどのくらい費用がかかるかどうかは直接診断して見積もりを出してもらわないことには分かりません。

データ復旧の料金は業者が行う作業の質とも関連するため、あまりに安い業者に依頼するとかえってデータを全て失ってしまう可能性があります。

もし不安であれば、まずは無料で診断・見積もりを行ってくれる業者に相談し、実際の見積り額を確認してから依頼するかどうか決めることもできるので、気軽に相談してみましょう。

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