外付けHDDを使用しているときに「フォーマットする必要があります」というメッセージが突然表示されたことはありませんか?
何もわからないまま誤ってフォーマットしてしまい、大事なデータが消えてしまいます。
同僚
そこで本記事では「フォーマットする必要があります」と外付けHDDに表示される原因と、フォーマットしたデータの復旧方法を解説します。
確実にデータを取り出したい方のために、おすすめデータ復旧業者も紹介しているので、是非参考にしてください。
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外付けHDD接続時の「フォーマットする必要があります」というエラーの意味
外付けHDDを接続している時に「フォーマットする必要があります」というメッセージが表示されることがあります。
意味も分からないまま、外付けHDDをフォーマットしてしまうと、保存していたデータにアクセスできなくなります。
エラーメッセージの意味を知ったうえで対処しましょう。
初めて接続した外付けHDDはフォーマットが必要
「フォーマットしますか?」というメッセージは、パソコンが外付けHDDのファイルシステムを認識できないときに表示されます。
そのため、初めて接続した外付けHDDの場合、ファイルシステムを確認できないため「フォーマットしますか?」というメッセージを表示して機器をリセットしようと試みるのです。
したがって、初めて接続した外付けHDDであれば、フォーマットが必要になる場合があります。
データを保存していた外付けHDDの場合は故障の可能性がある
もし今まで正常に認識され、データを保存していた外付けHDDの接続時に「フォーマットしますか?」とエラーメッセージが表示されるときは、外付けHDDが故障する直前もしくは既に故障している可能性が高いと考えられます。
このように外付けHDDの故障が疑われる場合は、慎重に対処することが大切です。
そのため、通電し続けたり、むやみに復旧ソフトを使ったりするのは控えましょう。
上記のような行動をしてしまうと、外付けHDDに大きな負荷がかかり、データが消失する恐れがあります。
故障した外付けHDDの復旧は、復旧率の高いデータ復旧業者に依頼するのが一番確実なので、相談してみることをおすすめします。
外付けHDD接続時に「フォーマットする必要があります」と表示される原因
「フォーマットする必要があります」と表示される時は、外付けHDDやパソコンに何らかの異常が発生している可能性が高いです。
外付けHDD接続時に「フォーマットする必要があります」と表示される原因は主に5つあります。
また、外付けHDDの復旧方法は以下の記事でも解説しているので、是非参考にしてください。
故障した外付けHDDのデータを自力で復旧・復元する方法を解説|おすすめのデータ復旧業者も紹介パソコンの不具合や故障
外付けHDDに問題はなくても、パソコンが故障していることによってフォーマットが促されることがあります。
一度外付けHDDを取り外し別のパソコンに接続してみて正常に作動すれば、パソコン側に何らかの問題があったといえます。
この場合はパソコンン修理・交換をすれば、正常にデータにアクセスできる可能性があります。
外付けHDDの空き容量の低下
外付けHDDの空き容量が低下することで、ファイルの書き込みに不具合が発生します。
不具合生じると、書き込みエラーになったり動作が停止し、フォーマットを促すエラーメッセージが表示される可能性があります。
この場合にはすぐに通電をやめ、データ復旧業者でデータを取り出すことをおすすめします。
フォーマットしたデータの復旧におすすめのデータ復旧業者はこちら>
外付けHDDとパソコンの接続の不具合
外付けHDDと接続しているUSBポートや接続コネクタなどが接続不良になることで、フォーマットが促されることがあります。
この場合、別のコネクタに接続することで問題が解消する可能性もありますが、通電や作業をすることは症状の悪化につながる恐れがあるため注意が必要です。
外付けHDDの物理障害
外付けHDDの物理障害とは、HDDやそれらを構成している部品が、熱劣化や経年劣化、衝撃などによって物理的に破損していることを指します。
水没や経年劣化などの物理的破損が原因で外付けHDDが認識しなくなる可能性があります。
物理障害が疑われる場合は、下記のような症状が発生することがあるため確認してみましょう。
- カチカチ、カタカタという異音がする
- PCが認識しない
- 読み書きできない
- 異臭がする
- フォーマットを促される
物理障害は専門業者でも対応するのが難しく、復旧難易度が高いと言われています。
そのため、個人での復旧は極めて困難であり、最悪の場合データが全て消えてしまう可能性も考えられるのです。
したがって、物理障害が疑われる場合はデータ専門復旧業者へ依頼することをおすすめします。
外付けHDDの論理障害
外付けHDDの論理障害とは、HDDのデータやシステムファイルが破損することによって生じるデータ障害のことです。
この障害は、データの読み込み中に強制終了したり、不適切な取り出しが行われたりすることで発生します。
論理障害が疑われる場合は、下記のような症状が発生することがあるため確認してみましょう。
- フォーマットを要求される
- OSが起動しない/フリーズする
- ブルースクリーンが表示される
- 勝手にファイル名が書き換わる
- ファイルやフォルダが開けない
軽度の論理障害は個人で復元できることもあるのですが、重度の場合は復元が難しく、データが消失してしまうことがあります。
そのため、データを確実に取り出したいのであれば、復旧率の高いデータ専門復旧業者へ相談しましょう。
復旧率の高いデータ復旧業者の選び方は以下の記事で紹介しているので是非参考にしてください。
【2024年】データ復旧業者のおすすめ5選!技術力・料金・評判を徹底比較外付けHDDをフォーマットせずにデータを取り出す方法
外付けHDDのデータは自力でも取り出せる可能性があります。
ただし、すでにフォーマットしている場合には、自力で復旧するのが難しいので、対処法は慎重に選択しましょう。
外付けHDDをフォーマットせずにデータを取り出す方法は以下の7つです。
パソコンを再起動する
一時的なエラーであれば、再起動することで解決することがあります。
ただし、再起動を繰り返すと、データを保存している部分が傷つき状態がさらに悪化する可能性があります。
試すときは一度だけにし、状況が改善しないときは通電を控えてデータ復旧業者に相談しましょう。
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外付けHDD以外の周辺機器を取り外す
外付けHDD以外に機器が接続されていると、上手く作動できないことがあります。
そのため、一度周辺機器を取り外し、放電しましょう。
デバイスドライバを最新状態に更新する
デバイスドライバとはHDDなどのパソコンの周辺機器をOSによって制御する役割を担っているものです。
古いデバイスドライバを使用している場合、HDDのドライバが適切に認識されず、フォーマットが促されることがあります。
そのため、デバイスドライバを更新することで問題が解決する可能性があるのです。
外付けHDDに割り当てるドライブレターを変更する
ドライブの重複が原因でフォーマットが促されることがあります。
外付けHDDを接続することで、別のドライブが「Dドライブ」として認識され、表示されなくなることがあるのです。
そのため、一度ドライブレターを変更してみましょう。
chkdskコマンドで自動修復する
チェックディスク(chkdsk)とは、HDDやUSBメモリなどのファイルシステムに破損がないかをチェックし、修復する機能です。
パソコンの起動時や終了時に不具合が発生していると、自動的に解析・修復してくれるので、問題を解消できます。
しかし、チェックディスクがいつまで経っても終了しない場合は、重度の障害が発生している可能性が高いため、専門業者に相談しましょう。
パソコン側のシステムの復元を行う
システム復元とは、あらかじめ作成してある「ポイント」へシステムの状態を戻すことができる機能です。
外付けHDDに何らかの問題が発生した場合、システム復元を実行することで、問題発生前の状態に戻すことができるのです。
しかし、このシステム復元を実行すると、バックアップを取った時点である「復元ポイント」以降のデータは完全に削除されてしまうので注意しましょう。
万が一システム復元を実行してデータが削除された場合でも、データ専門復旧業者であれば、データを取り戻すことができる可能性があります。
専門業者でデータ復旧する
外付けHDDのフォーマットが促されるのにはさまざまな原因があります。
それらを一つ一つ見分けるのは知識が必要なため非常に困難です。
個人で復旧しようとしてデータが完全に消えてしまったという事例も少なくありません。
そのため、安易に自力で復旧せず、データ専門復旧業者へ依頼することをおすすめします。
おすすめの外付けHDDデータ復旧業者:デジタルデータリカバリー
専門のデータ復旧業者は国内に100社以上存在しています。
本章では、中でも選りすぐりの1社を紹介します。
選定基準は以下のとおりです。
- クリーンルームなどの設備が整っているか
- セキュリティ管理が徹底されているか
- 高い技術力・実績があるか
それでは、くわしく見ていきましょう。
デジタルデータリカバリー
デジタルデータリカバリーは、14年連続国内売上No.1の国内最大級のデータ復旧・復元業者です。
復旧率も95.2%と業界最高水準をほこり、外付けHDDの復旧実績も多数あるため、技術力は申し分ないといえます。
また、復旧スピードも非常に速く、最短当日かつ約80%が48時間以内に復旧されるというのも大きな魅力です。
相談・見積もりも無料で行えるため、まずは最大手のデジタルデータリカバリーへ相談するのがよいでしょう。
SNS上でも、実際に利用して復旧できたユーザーの声が多く、信頼できるサービスであることが分かります。
復旧依頼をしていたHDDデータを受け取りに行きまして、
無事復旧されたデータを受け取る事が出来ました。
ダメだった場合はアレやコレや入れ直す手間で休日いくつ潰れんのさってトコでしたので助かりました。
デジタルデータリカバリー様ありがとうございました。
— ヤマモト (@yamamoto16) May 30, 2020
デジタルデータリカバリー(@DDR_Japan)さんにお願いして突然壊れたUSB内のデータ復旧してもらいました…………!!!!
おかえり原稿…………!!!!
(原稿は今書いてるやつなので写せないけど ※写ってるのはセリフ起こししたやつと前作の原稿) pic.twitter.com/she69CT2Zc
— みー。*あいくるし。@7/7新刊 (@youme_neko) April 23, 2020
デジタルデータリカバリーさん(@DDR_Japan )に10年以上のデータ復旧してもらえたよ😂大切な思い出だったので嬉しい! pic.twitter.com/d03MMf9Ddx
— もか/うた@一週間分のリプしてる (@tarotantora2) April 8, 2020
対応もとても丁寧で、もしまたピンチが訪れたらこちらのデジタルデータリカバリーを利用したい。https://t.co/VdIxFRJC4R
…じゃなくて、ちゃんと細めにバックアップとってピンチが訪れないようにしたい。
— 今井大輔「パッカ」1巻発売中 (@dice_k_imai) March 6, 2020
外付けHDDのデータ復旧をするときの注意点
フォーマットした外付けHDDを復旧するときには、やみくもに対処してしまうと、データが取り出せなくなる可能性があります。
外付けHDDのデータを復旧するときの注意点は主に3つあります。
外付けHDDの再起動や通電は最小限にする
外付けHDDの再起動や通電を繰り返してしまうと、本体や保存データが傷つく恐れがあります。
一度傷ついてしまったデータを取り出すのは、専門業者でも非常に困難です。
そのため、外付けHDDの再起動や通電は最小限にとどめるようにしましょう。
データ復旧・復元ソフトの利用には要注意
復旧ソフトは手軽に障害を修復できるツールであるため、利用したいと考える方もいるかもしれません。
しかし、不具合や障害が発生している外付けHDDに使用してしまうと、データの上書きを進めてしまうなど、状態が悪化する恐れがあります。
そのため、安易に復元ソフトを利用するのは控え、確実にデータを復旧するためにもデータ復旧業者に相談しましょう。
データを失いたくなければ初期化・フォーマットしない
一度フォーマットしただけであれば、データを復旧させることは可能です。
しかし、フォーマットを繰り返してしまうと、ファイルシステムの構成がバラバラになり、データ復旧の専門業者でも復旧が困難になってしまいます。
そのため、データを失いたくない場合は、フォーマットを促す文面が表示されても指示には従わないようにしましょう。
まとめ
本記事では「フォーマットする必要があります」と外付けHDD接続時に表示される原因と対処法について解説しました。
いきなりこのようなメッセージが表示されると、指示に従ってフォーマットしてしまうかもしれません。
しかし、フォーマットしてしまうとデータが削除されて閲覧できなくなってしまうため注意しましょう。
また、この場合、外付けHDDやパソコンに何らかの障害が発生している可能性が高いため、むやみに復旧ソフトなどを使って自力で復旧しないことが大切です。
万が一、誤ってフォーマットしたときや、個人で復旧してトラブルが発生したときは、データ専門復旧業者であれば、データを取り戻すことができる可能性があるため、相談してみましょう。
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