パソコンやスマートフォン、デジタルカメラやゲーム機など用途が幅広く、また小型で持ち運びにも便利なSDカードを愛用している人も多いと思います。
そんなSDカードが突然「認識しなくなってしまう」ことがあるのです。
しかし、焦って対処法を間違えるとデータが二度と取り出せなくなってしまうことがあるため注意が必要です。
ではこのような場合はどうすれば良いのでしょうか?
今回は、SDカードが認識できないときの原因や注意点・対処法を解説します。
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SDカードとは
下記では、SDカードの種類と寿命について解説しています。
SDカードの種類
SDカードには、2つの種類があります。
- SD デジカメ・ビデオカメラなどに使用
- micro SD スマホ、ゲーム機などに使用
機器によって使用するSDカードの種類が異なります。
SDカードの寿命とは
SDカードは年数とは別に「書き換え寿命」というものがあります。
使用する環境によっても変わりますが、>基本的にしています。
ドライブレコーダーなどで使用される16GBのSDカードの寿命は約3,600時間、年数でいうと約3年ほどです。
SDカードが認識しないときの原因
SDカードが認識しないときの原因は以下のとおりです。
接触不良
SDカードはその構造上、接続部分が剥き出しになっているため、錆びやすく・すり減りやすいという特徴があります。
錆やすり減りによって腐食・汚損すると読み書きができなくなることがあるのです。
この場合、SDカードに保存したデータ自体には問題がないことが多いので、専門業者に依頼することでデータをきれいに取り出せる可能性が高いです。
ただし、パソコンに接続してもSDカードは認識しない可能性が高いため、復旧ソフトを使って自力でデータ復元することは難しいと考えられます。
規格に対応していない
SDカードには以下のような3種類の規格があります。
- SD
- SD High Capacity (SDHC)
- SD Extended Capacity (SDXC)
規格は容量ごとに違っており、128MB~2GBがSD、SD4GB~32GBがSDHC、64GB~2TBがSDXCとなっています。
規格によりファイルシステムが異なるため、対応していない規格のSDカードを使用すると「認識しない」という問題が発生するのです。
物理障害
物理障害とは、SDカードやそれらを構成している部品が、熱劣化や経年劣化、衝撃などによって物理的に破損していることを指します。
SDカードは持ち運びしやすい分、落下や水没によって、変形したり内部の基盤が破損したりしやすいです。
物理障害が疑われる場合は、下記のような症状が発生することがあるため確認してみましょう。
- SDカードが認識しない
- 読み書きできない
- 異臭がする
- フォーマットを促される
そのため、個人での復旧は極めて困難であり、最悪の場合データが全て消えてしまう可能性も考えられるのです。
したがって、物理障害が疑われる場合はデータ専門復旧業者へ依頼することをおすすめします。
論理障害
論理障害とは、SDカードのデータやシステムファイルが破損することによって生じるデータ障害のことを言います。
データの読み込み中に強制終了したり、誤操作によってデータを破損したりすることで発生します。
論理障害が疑われる場合は、下記のような症状が発生することがあるため、確認してみましょう。
- フォーマットを要求される
- 勝手にファイル名が書き換わる
- ファイルやフォルダが開けない
軽度の論理障害は個人で復元できることもあるのですが、重度の場合は復旧が難しく、データが消失してしまうことがあります。
そのため、データを確実に取り出したいのであれば、データ専門復旧業者へ相談しましょう。
SDカードが認識しないときの注意点
SDカードが認識しないときの注意点は以下のとおりです。
SDカードの再起動・抜き差しを繰り返さない
SDカードの再起動や抜き差しを繰り返すのはやめましょう。
SDカードが認識していない状態で繰り返し再起動や抜き差しを行うと、故障したSDカードに大きな負担がかかり、新たな障害が発生してしまう可能性があります。
簡単にやってしまいがちな行為ですが、データを復旧させるためには控えてください。
通電しない
SDカードが認識しないときに通電し続けてしまうと、データの上書きが行われて状況が悪化する可能性があります。
また、データの破損につながる恐れもあるため、通電をすることは控えて下さい。
SDカードが認識できないときは、機器の電源を切って電源コードを抜いておきましょう。
データの読み書き中に抜かない
他の機器と接続させてデータを読み込ませている最中にSDカードを引き抜くのはやめましょう。
データの読み書きが終わっていないにもかかわらず強制終了すると、データが破損し、最悪の場合SDカードが使用できなくなります。
そのため、データの読み書き中にSDカードを抜くのは控えてください。
SDカードを曲げない
誤って落下させてしまったことなどによりSDカードが変形するケースがあります。
変形したSDカードに力を加えて元の形に戻そうとしたくなるかもしれませんが、データが保存されているメモリチップなどを傷つける恐れがあるのです。
そのため、SDカードを曲げるのはやめましょう。
静電気に注意する
SDカードは繊細な機器であるため、静電気が発生によりダメージを受けてしまいます。
手渡しをするときやカードリーダーなどに入れるときは静電気が発生しやすいため注意しましょう。
SDカードが認識しないときの対処法
SDカードが認識しないときの対処法は以下のとおりです。
適切な規格・別の機器に接続する
SDカードには3種類の規格があるため、使用する機器に対応した適切な規格かどうか確認しましょう。
もし、カードの規格に対応してない場合は別の機器に接続してみてください。
しかし、SDHCとSDXCは比較的新しく登場したため、SDカードが普及した初期の製品に対応しておらず、特にSDXCカードは対応していない製品も多いため注意が必要です。
ホコリや汚れをとる
ホコリや汚れがSDカードに付着していることでSDカードが認識しないことがあります。
そのため、SDカードを掃除し再度接続してみましょう。
また、定期的にSDカードにホコリや汚れが付いていないか確認することが大切です。
初期化する
SDカードを初期化することで修復できる可能性があります。
ただし、初期化を実行すると既存の設定やデータは全て消えてしまいます。
重要なデータがある場合、初期化は実行せず、専門の復旧業者へ行くことをおすすめします。
ドライバーを再インストールする
SDカードのソフトウェアに問題がある場合や、ドライバーのバージョンが古い場合はドライバーを再インストールすることでSDカードが認識するようになることがあります。
ドライバーを再インストールする手順は以下のとおりです。
チェックディスクを実行する
ここまでの対処法でも問題が解消しない場合、SDカード自体に問題が発生している可能性が高いです。
この場合は「チェックディスク」という修復機能が有効なため試してみましょう。
「チェックディスク」の手順は以下のとおりです。(Windows10の場合)
データ復旧ソフトを利用する
機器の不具合を解消しデータを復元するために、まず復元ソフトを利用するという方法があります。
価格も安価で気軽に始めることができるというメリットがある一方、データを正確に取り出せない確率が高く、物理障害には対応できないという懸念点があるのです。
復元ソフトを利用するとトラブルの原因を正確に特定できなかったり、複雑な作業を求められて操作を誤ってしまったりする可能性があります。
復元ソフトで一度失敗してしまうと、データの復元率が下がってしまう傾向があるため、復元ソフトを使用せず、データ専門復旧業者へ相談することをおすすめします。
データ専門復旧業者に依頼する
大切なデータを復旧できる確率が最も高いのはデータ専門の復旧業者へ依頼することです。
個人で対処するのが難しい物理障害や重度の論理障害が発生している場合でも、正確に原因を見極め、適切に対処することができます。
また、高い技術力と専門設備が備わっている業者であれば、安心してデータ復旧を任せることが可能です。
そのため、安全かつ確実にデータを復旧したい方は、データ専門復旧業者へ相談しましょう。
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おすすめ業者:デジタルデータリカバリー
専門のデータ復旧業者は国内に100社以上存在しています。
本章では、なかでも選りすぐりの1社を紹介します。
選定基準は以下のとおりです。
- SDカード復旧の設備が整っているか
- セキュリティ管理が徹底されているか
- 高い技術力・実績があるか
それでは、くわしく見ていきましょう。
本記事で紹介するのはデジタルデータリカバリーです。
デジタルデータリカバリーは、14年連続国内売上No.1の国内最大級のデータ復旧・復元業者です。
復旧率も95.2%と業界最高水準をほこり、外付けHDDの復旧実績も多数あるため、技術力は申し分ないといえます。
また、復旧スピードも非常に速く、最短当日かつ約80%が48時間以内に復旧されるというのも大きな魅力です。
相談・見積もりも無料で行えるため、まずは最大手のデジタルデータリカバリーへ相談するのがよいでしょう。
SNS上でも、実際に利用して復旧できたユーザーの声が多く、信頼できるサービスであることが分かります。
復旧依頼をしていたHDDデータを受け取りに行きまして、
無事復旧されたデータを受け取る事が出来ました。
ダメだった場合はアレやコレや入れ直す手間で休日いくつ潰れんのさってトコでしたので助かりました。
デジタルデータリカバリー様ありがとうございました。
— ヤマモト (@yamamoto16) May 30, 2020
デジタルデータリカバリー(@DDR_Japan)さんにお願いして突然壊れたUSB内のデータ復旧してもらいました…………!!!!
おかえり原稿…………!!!!
(原稿は今書いてるやつなので写せないけど ※写ってるのはセリフ起こししたやつと前作の原稿) pic.twitter.com/she69CT2Zc
— みー。*あいくるし。@7/7新刊 (@youme_neko) April 23, 2020
デジタルデータリカバリーさん(@DDR_Japan )に10年以上のデータ復旧してもらえたよ😂大切な思い出だったので嬉しい! pic.twitter.com/d03MMf9Ddx
— もか/うた@一週間分のリプしてる (@tarotantora2) April 8, 2020
対応もとても丁寧で、もしまたピンチが訪れたらこちらのデジタルデータリカバリーを利用したい。https://t.co/VdIxFRJC4R
…じゃなくて、ちゃんと細めにバックアップとってピンチが訪れないようにしたい。
— 今井大輔「パッカ」1巻発売中 (@dice_k_imai) March 6, 2020
まとめ
本記事では、SDカードが認識しないときの原因や注意点・対処法を解説しました。
SDカードが認識しないなど何らかの不具合が発生しているときは、通電したり再起動を繰り返すことはやめましょう。
損傷が悪化しデータが取り出せなくなってしまうことがあるからです。
万が一、データを消失させてしまった際はデータ専門復旧業者であればデータを取り戻せる可能性があります。
SDカードは精密機器であるため、慎重に取り扱い早急に対処することが大切です。