プロジェクター内蔵シーリングライト「popIn Aladdin 2」でTVを観ているマクリン家( @Maku_ring)です。
これ一台でLEDライト・スピーカー・アプリビューワー・テレビになるすぐれものですが、多機能だけに安いとはいえません。
ほぼ10万円するとなると、ボーナス時や特別なときでないと手がなかなか出ません。
さすがに半額は難しいとしても、できれば2〜3万円減らしたいところ。
ただ、価格を下げたからといって大事なスペックが削減されるのは困ります(人間とはワガママな生き物なのです……)。
プロジェクターの実用性を担保するため、最低限守りたいスペックというものが存在します。
中でも大事なのが解像度と搭載OS。
前者はプロジェクターの投影イメージの鮮明さ、後者はエンタメ性に関わります。
popIn Aladdin 2と同等の解像度とAndroid 9.0を持ちつつ、価格を7万円台におさえたコスパモデルが「popIn Aladdin SE」です。
フルHDかつアプリを楽しめる点はそのままに、LEDライトの調光調色や明るさ、スピーカー出力などを上手くカットすることで、popIn Aladdin 2よりなんと、2.5万円のコストダウンを実現しています。
専用スマートリモコン「Aladdin Remoless」と公式推奨TVチューナー「Xit AirBox」も同様に使えるので、popIn Aladdin 2と同様、音声操作機能とテレビ機能も備わっています。
そんなわけで本記事は「【popIn Aladdin SEレビュー】フルHD対応かつAndroid 9.0搭載で7万円台におさえた3in1プロジェクター」について書いていきます。
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popIn Aladdin SE(ポップインアラジンSE)の外観と2との違い
popIn株式会社の「popIn Aladdin SE」は、LEDライト・プロジェクター・スピーカー機能を搭載するスマートプロジェクターです。
popIn「popIn Aladdin SE」 | |
本体サイズ | 直径476 x 高さ169mm |
重量 | 約4.9kg |
解像度 | 1920 x 1080(フルHD) |
投影サイズ | 最大120インチ |
明るさ | 500ANSIルーメン |
スピーカー出力 | 3W x 2 |
ワイヤレス | Bluetooth・Wi-Fi・Miracast・AirPlay |
サイズは直径476 x 高さ169mmで、popIn Aladdinシリーズ共通でそこそこの大きさとなっています。
「popIn Aladdin 2」とくらべ、高さ24mmほど厚みがあります。
popIn Aladdin SEと2でスペック比較してみました。
製品名 | popIn Aladdin SE | popIn Aladdin 2 |
サイズ | 直径476 x 高さ169mm | 直径476 x 高さ145mm |
解像度 | 1920 x 1080(フルHD) | 1920 x 1080(フルHD) |
明るさ | 500ANSIルーメン | 700ANSIルーメン |
投影距離 | 2.82m = 100インチ | 1.56m = 100インチ |
上下可動域 | 0〜18° | 0〜32° |
スピーカー | 3W + 3W | 8W + 8W(Harman Kardon製) |
LEDの調光・調色 | 36通り | 10,000通り |
解像度はフルHDと変わらないものの、popIn Aladdin SEは明るさとスピーカー出力、調光調色パターンがおさえられた仕様となっています。
スピーカーはHarman Kardon製ではなく通常のものとなり、出力も控えめです。
可動域は「0〜18°」と狭いものの、我が家のように梁がせり出している環境でも、(ギリギリではありましたが)視聴は問題なくできました。
同梱品はシェード、引掛シーリング用専用アダプター、リモコンならびに単4アルカリ乾電池 x 2です。
引掛シーリングであれば、角型・丸型・引掛埋込ローゼットいずれのタイプでも取り付けできます。
シーリングライトは36通りの調光・調色が可能
popIn Aladdin SEはLEDライト機能をそなえ、シーリングライトとしても使えます。
popIn Aladdin 2よりも調光調色パターンは少ないものの、充分に実用的です。
スマホアプリの操作ボタンは直感的で、分かりやすくできています。
ライト切り替えボタンを押すたびに「昼光色・電球色・昼白色・常夜灯」と切り替わっていきます。
またシステム環境設定から、ライトの明るさと色合いを6段階から調整可能です。
プロジェクター機能もビジネスレベル
popIn Aladdin SEはプロジェクターの基本性能も高く、明るさは500ANSIルーメン、解像度はフルHDであり、充分にビジネスレベルです。
手動ではありますが台形補正が付き、斜めからの投影になってもキレイな長方形に合わせることができます。
上下方向の調整もでき、自分の観たい高さにぴったり持っていくことが可能です。
天井固定なので有線接続には対応していませんが、PC・スマホ・タブレットの画面をそのままスクリーンに投影できるミラーリング機能を備えています。
解像度はフルHDなので、細かい文字(ルビ打ちも読める)も問題なく視認できます。
ただし、popIn Aladdin 2の700ANSIルーメンに対し、SEは500ANSIルーメンなので、夕方以降でないと厳しい輝度です。
popIn Aladdin SEのテレビ視聴・番組録画機能
popIn Aladdinの特筆すべき点は、テレビ・録画番組が観れること。
popIn Aladdin SEでもその機能はもちろん健在で「テレビ」というアプリで視聴できます。
公式推奨TVチューナーの「Xit AirBox」を組み合わせれば、テレビ機能がすぐに備わるので、ぜひ一緒に購入することをおすすめします。
番組表などのUIも分かりやすく、以前のテレビアプリ「つながるTV」よりも格段に直感的で使いやすくなっています。
公式チューナーの背面にUSBポートが付き、こちらに外付けHDDをつなげれば録画機能も付きます。
録画したい番組を選んで「予約する」を選べばそのまま録画でき、視聴しながら別番組を録画できる「裏番組録画」にも対応しているすぐれものです。
popIn Aladdin SEのアプリ機能
popIn Aladdin SEもAndroid OSを搭載し、多くのエンタメアプリを堪能することができます。
popIn Aladdin向けにチューニングされたアプリのみではあるものの、Amazonプライム・YouTube・Hulu・Abema TV・DAZN・Netflix・Spotify・radikoなど、メジャーどころはおさえています。
これだけ入っていれば、一人で楽しめるだけでなく、誰かが遊びに来たときも一緒に時間を過ごせるのでかなり重宝します。
動画アプリの映像美も素晴らしく、湖のゆらぎや緑の微妙な色のちがいも表現しており、さながらシアタールームです。
エンタメ系のアプリだけでなく、壁時計のように実用的なアプリも入っています。
Aladdinモードと呼ばれるスクリーンセーバーでは、亀が海をたゆたう様子も設定でき、癒やされます。
美風景アプリでは、窓から覗くさまざまな風景を投影することができ、小洒落た演出も可能です。
Aladdin Remolessによる音声操作機能
個人的にかなりうれしい追加機能が、スマートリモコン「Aladdin Remoless」との組み合わせによる音声操作機能です。
要は「Amazon AlexaやGoogle Homeのポップインアラジン版」なのですが、リモコンがどこかに紛れ、何度も困った経験をしている我が家にとっては大助かり。
「リモレス、して」と呼びかけるだけで、天面のLEDが点灯し、本体やLEDライト、エアコンのオンオフが可能となります。
音声操作自体はややタイムラグがあるものの充分実用的で、かなり快適に使えています。
プロジェクターをオン
プロジェクターをオフ
LEDライトをオンオフ
エアコンをオンオフ
popIn Aladdin SEレビューまとめ
本記事は「【popIn Aladdin SEレビュー】フルHD対応かつAndroid 9.0搭載で7万円台におさえた一台三役のプロジェクター」について書きました。
popIn Aladdin SEは、シーリングライト・プロジェクター・オーディオの機能性は守りつつ、スペックを上手に抑え、7万円台を実現しているスマートプロジェクターです。
「popIn Aladdin 2だとちょっと高いな……」という方にこそおすすめしています。
我が家もpopIn Aladdinで生活に彩りが加わったので、この機会に導入をぜひ検討ください。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。