どうも、ガジェットブロガーのマクリン(
実はこのたび、2023年9月1日に一次募集、9月13日正式リリースにて、AIライティングツール「RakuRin(ラクリン)」を出しました!
当初は別のツールで進めていたこともあり、開発に実に1年以上要しました……。
デザイン面は基本的にオーランさん(アルル制作所)、機能面はおもに柚木さん(ジジックス)が手掛けています(3社共同開発)。
自分たちなりにツールの中身を練り上げ「AIに触れるのが初めての人でも使いやすいツール」になるよう、めちゃくちゃがんばって作りました。
そのおかげもあってか、リリース後1週間時点で1,000人近くのユーザーさんに使っていただいています。
今後もどんどんブラッシュアップしていきますが、ラクリンを出すにあたり「どういうことを考えて設計を進めてきたのか」や「この機能使いやすいよ」という点を簡単に紹介していきます。
プランや機能のくわしい説明はこちらの記事に全部書いたのであわせて参考ください。
タップできるもくじ
ブロガーさん・ライターさんが本当の意味で使いやすいAIライティングツールにしたかった
僕もふだん、ChatGPTベースのさまざまなAIライティングツールに触れる機会が多くあります。
その中で思ったのが「キーワード入れて作成ボタン押して本文がポンと全部出てくるAIツール多くない…?」でした。
それが良くないと書きたいのではありません。
「ブロガーさん・ライターさんにそういうツールは合いづらい」と感じたのです。
というのも、AIツールの生成文を自分のブログにいざ落とし込もうとする際、見出し時点で人の手が加わっていない状態なのに、そこからさらに本文生成されているため、途中過程に人力が全く入っていない記事ひな形をベースに記事を作らなくてはいけません。
自分が手を加えていない見出し構成から作られているので、骨子から直さないといけないことも多くあり「これならChatGPTにサブスク課金したほうが早くね…?」と感じることも多々あり……。
僕の観測範囲では「ブロガーさん・ライターさんが真の意味でふだん使いできるAIライティングツールはない」と感じていました。
そこから「ブロガーさん・ライターさんにとって使いやすいAIライティングツールってなんだろう?」と考えたところ、以下の点が浮かび上がってきました。
- テキトーにさわっても使い方が分かるユーザーインターフェース
- 記事の各パートごとにメニューが分かれている
- ブログ記事に必要な要素が全部そろっている
- ログイン情報さえ共有すれば誰でも同じアカウントを使える
- そんなに高くない
上記でもとくに「記事の各パートごとにメニューが分かれている」は重要だと思っていて、記事を書いていても本文を毎回全部出したいわけではありません。
あるときは導入文だけ、またあるときは特定の見出しだけ、あるいはリライトだけしたいとか、実際の使用シーンってそんな感じだったりします。
そういったときにツール側がその要望に応えられる仕様でないと、ユーザーはそのツールを本能的に使わなくなっちゃいます。
ラクリンはそういった点をふまえ、記事のどの執筆シーンでも対応できるよう、パートごとにメニューを分けています。
パート別に分かれている利点としてもうひとつ「人の手を加えやすい」もあります。
もちろんAIを入れるのが難しい領域(レビューやセールスライティングとか)もありますが、AIと親和性の高い領域でも僕は個人的に「AIツール7〜8割 + 人力2〜3割」を推奨しています。
それはファクトチェック(事実検証)もありますし、一次情報は人が加えないと難しいからです。
でも、ツール側が合間合間に人の手を入れやすい仕様でなければ、それを実現すること自体が難しかったりします。
その点ラクリンは、各メニューにキーワードを入れて徐々に完成していく仕様であるため、AIと人力が融合しやすいカタチをとれるようになっています。
また、ツール上で編集しやすいよう「履歴保持」という機能も入れています。
これは直近の生成結果を画面上に残すというもので、各メニューごとに実装されています。
他のメニューに行って戻ってきても生成結果は残りますし、Aさんが履歴保持したものをBさんが別のPCで同アカウントでログインしても残ります。
「ラクリン生成結果 人の手で編集 履歴保持ボタン」を押すと、AI + 人力の結果を上書き保存することができ、実用性はかなり高いです。
ライターさんを抱えているブロガーさんなら「ラクリン生成結果 ライターさんが編集 履歴保持ボタン ブロガーさんが編集 履歴保持ボタン」といったこともできるので、複数アカウントで使用できる点と合わせ、幅広い使い方ができます。
ラクリンの「リライト」はめっちゃ使える
ラクリンの中で高頻度で使いそうな機能が「リライト」。
以下は「ブログ 継続 コツ」を狙った記事の中でh3「他者と比較しない」のリライト前・後です。
リライト前の文章もラクリンで生成した結果ですが、リライト後では文章量が5倍以上となっています。
その中身も文節をちょろっと変えただけでなく、内容をブラッシュアップしてかなり膨らましてくれているのが分かります。
これがけっこう使えるので、僕自身もライターさんに「ラクリンでリライトしてもらって、その後自分で編集してリライトしてください」とお願いすることもあります。
だれかに書いてもらった文章が「内容ちょっと薄いな…」と感じたときは、それをリライト元に入れてラクリンでリライトすることもできますし、こちらも使用シーンはかなり広いです。
ラクリンの中身はブログ記事向けにかなりチューニングしている
AIライティングツールに関し、たまにいただくのが「AIツールに課金するくらいなら、自分でプロンプト(命令文)組んでChatGPTにサブスク課金したほうが良くない?」という意見。
結論、ブログ記事の各パートに最適なプロンプトが自分なりにバチッと決まって運用できてるレベル感の人は、AIライティングツール全般不要です…w
「ペルソナが異なる」ともいえます。
ラクリンは基本的に「ブログ記事の各パートに最適なプロンプトを考えるのが煩わしい人」「AIをブログ記事に活かす方法がよく分からない人」「AIツールに触れるのが初めての人」に向けたAIツールです。
ただ、初心者向けとはいえ、僕自身もふだん使いでラクリンをゴリゴリに使ってますし、中級者以上の使用にも耐えうるツールとなっています。
これはどういうことかというと、共同開発者かつ現役アフィリエイターの柚木さん中心にプロンプトの検証を繰り返し、各パートでベストだと思えるチューニングをラクリンに施しているからなんです。
細かいところで書くと「本文(階層見出し)」はh2見出し + 複数のh3見出しのまとまりで文章を生成するメニューですが、h3に誘うためのh2内の文章が貧弱だと使いづらいと考え、ある程度リッチになるよう工夫しています。
あと本当は「本文(単体見出し)」と「本文(階層見出し)」を同じメニュー内で運用したかったのですが、同じにすると生成文のクオリティがどうしても下がるため、リリース日当日まで検証した結果、分けることにしたなどなど、各メニューごとにかなり煮詰めて作っています。
そんなこだわりの塊である「ラクリン」、無料から使えるのでさらに多くの人にぜひ試してみてほしいです!
ラクリン公式SNS(
「AI生成記事はSEOに強いの?」とよく聞かれます。
結論からいうと、狙うキーワードによっては問題なく検索上位にあがります✨
こちらは、ラクリンの生成結果に人の手を加えず、そのままの状態で公開した記事の検索順位の経過です… pic.twitter.com/XSm62bjrUA
— ラクリン®@ブログ文章作成に特化したAIライティングツール (@rakuring) September 20, 2023