評価:4.5
ロボット掃除機のおかげで部屋が常にクリーンなマクリン家( @Maku_ring)です。
とはいえ、安くはない家電なので、製品選びに失敗したくない人が多いはず。
我が家では、せっかく大枚はたいて買ったにも関わらず、ダストボックスの手入れがめんどくさくて使わなくなったことも……。
ゴミ捨てを簡便化するのにおすすめなのが、ダスト容器のゴミを自動で排出してくれる、クリーンベース(自動ゴミ収集機)付きのモデル。
クリーンベース搭載機種は、ロボット掃除機の中でも高くなりがちですが、ルンバで最安値(99,800円)におさえているのが「ルンバi3+」です。
自動ゴミ収集機搭載で最大60日分のゴミを収納でき、掃除からゴミ捨てまで全自動で完結します。
最安とはいいつつ、ロボット掃除機としての基本性能は完備し、スマホアプリ操作やAmazon AlexaとGoogleアシスタントの音声操作に対応するなど、スマート機能も持ち合わせています。
そんなわけで本記事は「【ルンバ i3+レビュー】自動ゴミ収集かつ音声操作対応で同社最安値のロボット掃除機」について書いていきます。
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ルンバ i3+と主要機種の機能比較
ルンバi3+は、クリーンベース搭載のロボット掃除機です。
i3+をふくむ、ルンバの主要機種を並べて機能を比較してみました。
製品 | ||||||
価格 | 186,780円 | 142,868円 | 99,800円 | 49,800円 | 30,800円 | 43,780円 |
吸引力 | 約40倍 | 約10倍 | 約10倍 | 約5倍 | 約1倍 | 約1倍 |
走行パターン | 一筆書き | 一筆書き | 一筆書き | ランダム | ランダム | ランダム |
清掃範囲 | フロア全体 | フロア全体 | 複数の部屋 | 一部屋ずつ | 一部屋ずつ | 一部屋ずつ |
稼働時間 | 1回の充電当たり 最大120分 (完了まで自動充電&再開) |
1回の充電当たり 最大75分 (完了まで自動充電&再開) |
1回の充電当たり 最大75分 (完了まで自動充電&再開) |
最大90分 | 最大90分 | 最大90分 |
デュアルアクションブラシ | ゴム製ワイド | ゴム製 | ゴム製 | ゴム製 | 通常 | 通常 |
ダスト容器の水洗い | ||||||
自動ゴミ捨て | ||||||
スマホアプリ対応 | ||||||
スマートスピーカー対応 | ||||||
マップ表示 | ||||||
間取り学習・エリア指定 | ||||||
物体認識 |
ルンバi3+は全体のちょうど真ん中のモデルであり、クリーンベースや走行パターンの賢さ、アプリ上のマップ表示といった快適機能はしっかり搭載しています。
ただし、s9+やi7+に搭載されているカメラは非搭載なので、マップは学習できず、指定エリアの清掃や進入禁止エリアの設定といったことができません。
とはいえ、よほど複雑な居住空間でなければ、ルンバ i3+で充分といえるくらいの機能はそろっています。
クリーンベース搭載で10万円を切るのはどう考えても破格値です。
一方、クリーンベースにこだわりがなければ、販路をAmazonにしぼって価格を安くおさえている「ルンバ692」がおすすめです。
ルンバ i3+の外観と付属品
フェイスプレートはファブリック調を採用し、インテリアに調和するデザインとなっています。
サイズは約342 x 342 x 92mmで、他のロボット掃除機と同等かややコンパクトくらいのサイズ感です。
操作ボタン部は、清掃開始のCLEANボタン、充電ベースに戻るHOMEボタン、直径1m以内を集中的に掃除するSPOTボタンと、おなじみの分かりやすい構成。
ダスト容器は、側面のボタンを押すと簡単に取り外すことができます。
ダスト容器のサイドにはダストカットフィルターが装着され、アレルギーなども99%捕捉できるほか、ダスト容器自体を水洗いできるので清潔に保つことができます。
同社の特徴である強力な清掃能力は健在で、ルンバi3+にもデュアルアクションブラシが採用されています。
しかも、ベーシックな毛 + ゴムの組み合わせでなく、上位グレード特有のゴム製であるため、強力なかき出し力を生み出す原動力となっています。
これまたおなじみのエッジクリーニングブラシも付いているので、忘れがちな壁際のホコリも逃しません。
車輪は弾力があって適度に沈み込み、ちょっとしたすき間にも入り込める設計です。
上位グレードのようなカメラセンサーは付いていないものの、バンパー部分にリアクティブセンサー、前輪部分に段差センサーを搭載し、狭い場所や階段などを自動回避できるようになっています。
進入禁止エリアも設定できませんが、別売りのデュアルバーチャルウォールと組み合わせれば可能です。
ルンバ i3+の機能をレビュー
ルンバi3+の特徴を紹介していきます。
クリーンベース(自動ゴミ収集機)
本機最大の特徴ともいえるのが、クリーンベース搭載であるということ。
天面のフタを開けると紙パックを交換でき、実に最大60日分ものゴミを溜めておけます。
クリーンベースのサイズは約390 x 310 x 490mmとそれなりにあるので、設置する際はスペースがあるかしっかり確認しましょう。
清掃が完了したらベースに自動帰還し、ゴミの収集まで行ってくれるのは圧倒的便利で、一度体感すると、非搭載モデルには戻れないくらいの中毒性があります。
しかし、一点気になるのがゴミ収集時の音の強さ。
時間にして13秒ほどではあるものの、決して静かとはいえないので、近隣環境が気になる人は注意しましょう。
アプリ操作と音声操作
ルンバi3+は、アプリ操作とスマートスピーカー連携による音声操作に対応しています。
Wi-Fiを介してスマホアプリ「iRobot Home」からの本体操作に対応しています。
初期設定は難しくありませんが、「ローカルネットワークアクセス(位置情報)をオンにすること」「ルンバの名称を認識しやすい名称にすること」この2点は注意しましょう。
ルンバの名称をデフォルトの「Roomba」のままにしてしまうと、英語圏のネイティブな発音でしか認識されないという事態におちいりますので……。
また、Wi-Fiネットワークも2.4GHz帯しか接続できませんので、接続がうまく行かないときは5.0GHz帯で接続していないか確認しましょう。
アプリは掃除開始・一時停止・終了やスケジュール設定など、おおよその操作が可能であり、直感的で使いやすいUIです。
我が家では月・水・金の9:00から掃除するようにスケジューリングしていますが、空振りもなく、ゴミ捨てまで一貫して行ってくれるのでまさに手間いらず。
上位グレードのように間取りは保存できないものの、毎回の清掃結果をマップ表示してくれるので、間取り通りにしっかりきれいになっているか確認できるのはありがたいです。
清掃方法もランダム走行ではなく、上位機種と同じく丁寧に往復する一筆書き走行なので、清掃範囲にバラつきもなく、隅から隅までゴミをしっかり除去できていました。
ゴム製のデュアルアクションブラシを搭載してるだけあり、フローリングの溝に入り込んだ細かい砂塵も取りきっているのは驚きでした。
また、Amazon AlexaやGoogle Homeといったスマートスピーカーに登録することで、音声操作ができるようになります。
Amazon Alexaなら「iRobot Home」のスキルを有効にし、アプリで作成したアカウントでログインすることで使えるようになります。
音声操作自体はスムーズで、とっさの清掃時に重宝しますし、実用性はかなり高いです。
10万円以下で購入できる自動ゴミ収集付きの入門モデルにして充実の機能性。
ルンバi3+は、クリーンベース搭載モデルが欲しい人なら、充分満足できるだけの性能を持ち合わせるロボット掃除機です。
ルンバ i3+レビューまとめ
本記事は「【ルンバ i3+レビュー】自動ゴミ収集かつ音声操作対応で同社最安値のロボット掃除機」について書きました。
ルンバi3+は、クリーンベース搭載の最廉価モデルですが、ロボット掃除機としての基本性能は完備しつつ、アプリ操作や音声操作など、ひととおりの機能を持ち合わせています。
ひとたびスケジュール設定すれば、あとは放置するだけで掃除からゴミ捨てまで自動完結し、まさに手間いらずのロボット掃除機。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。