評価:4.5
部屋を効率的に清掃するなら、ロボット掃除機とコードレス掃除機のハイブリッド使用が欠かせないマクリン( @Maku_ring)です。
近年のロボット掃除機は、レーザーによる正確なマッピング技術にくわえ、水拭きや自動ゴミ収集など、どんどん便利に進化しています。
ただ、従来のロボット掃除機で気になっていたのが、清掃時の走行音の大きさ。
数あるロボット掃除機のなかでも、機能的かつ静音性の高いモデルが「SwitchBot ロボット掃除機 S1 Plus」です。
通常吸引・水拭き・自動ゴミ収集と3-in-1なのにくわえ、アプリの使い勝手やマッピングも抜群。
スマートスピーカーやSiri・IFTTT・SwitchBotタグなど、多彩な操作方法に対応しています。
そこで本記事は外観と付属品を紹介した後、機能面を紹介していきます。
ゴミ収集ベースなしタイプ
- 6万円台
- 自動ゴミ収集機能搭載
- 水拭きモード搭載
- 正確なマップ描画
- 複数フロア対応
- 静音性が高い
- スマートスピーカー連携による音声操作対応
- 他モデルに比べて吸引力がやや低い
タップできるもくじ
SwitchBotロボット掃除機 S1 Plusの外観と付属品
SwitchBot ロボット掃除機 S1 Plusは、通常吸引と水拭きに対応するロボット掃除機です。
製品名 | SwitchBot ロボット掃除機 S1 Plus |
---|---|
サイズ | 約340 x 340 x 95mm(本体のみ) 約220 x 180 x 380mm(自動ゴミ収集ベース) |
重量 | 約3.06kg(本体のみ) 約3.65kg(自動ゴミ収集ベース) |
ダスト容量 | 0.35L |
水タンク容量 | 0.3L |
紙パック容量 | 4L |
吸引力 | 最大2,700Pa |
充電時間 | 約360分 |
消費電力 | 30W(本体) 950W(自動ゴミ収集ベース) |
価格 | 69,799円 |
白基調で洗練され、インテリアを邪魔しないデザインに仕上がっています。
上部には清掃ボタンと充電ボタン、それから正確なマッピングを実現するためのレーザーセンサーがついています。
前面のレバーを握りながら引っぱると、ダストカップが取り外せます。
水タンクはダストカップの外側にくっつき、両者が一体化した構造となっています。
水洗いはできないようですが、上蓋を開けてフィルターを取り外し、付属の小型ブラシで細かく清掃可能です。
水拭き時に取り付けるモップ取付ブラケットは、3箇所の引っ掛けとマジックテープでモップとくっ付きます。
ブラケットの突起とメインユニット底部の穴を合わせてはめ込むと、モップユニットの装着が完了です。
底部にはローラー型のメインブラシとプロペラ型のサイドブラシを搭載しています。
- SwitchBot S1 Plus
- 自動ゴミ収集ベース
- 防水シート
- モップ取付ブラケット
- モップ
- 小型メンテナンスツール
- ダストバッグ x 3
SwitchBot S1 Plusのレビュー
SwitchBot ロボット掃除機 S1 Plusの特徴を紹介します。
自動ゴミ収集ベースはやっぱり便利
S1 Plusは、充電ベースを兼ねた自動ゴミ収集機を搭載しています。
上蓋を開けるとゴミ収集用の紙パックがのぞき、容量は4Lで最大70日分ものゴミを貯めておけます。
清掃が終わってゴミ収集ベースに戻るとゴミ吸引を開始しますが、その吸引音は他モデルと比べてかなり抑えられています。
高精度なマッピング機能とかしこい清掃機能
S1 Plusは、LDS(レーザーダイレクトストラクチャリング)を搭載し、精度の高いマッピング機能をそなえています。
同社初のロボット掃除機だけに、マッピングの正確性は気になっていたところでしたが、結論からいうと無問題でした。
各設定や操作は、専用アプリ「SwitchBot」から可能となっています。
2.4GHz帯のWi-Fiのみサポートし、5GHz帯には現在対応していないので注意ください。
アプリ設定を終えて清掃を開始すると、マップを描画しながら清掃の軌跡がリアルタイムで更新されていきます。
軌跡を見ても分かりますが、最初はその場で何周か回転し、全体の地形をざっくり把握してから、部屋の輪郭をなぞるように清掃していきます。
外周を掃除した後に内周を往復し、それを部屋ごとに終えることで、部屋全体を埋めていきます。
上記の動画から分かるとおり、驚きだったのが清掃時の音の小ささ。
他のロボット掃除機より明らかに静かで、清掃中になにか別の作業をしていても、全くうっとおしくありません。
これだけ静かだと「ちゃんと清掃できてるの !?」と不安になるものですが、紙パックを見たところ、一回の清掃でもホコリや髪の毛がしっかり取れていました。
清掃モードも「静音」「標準」「パワー」「MAX」と4段階から切り替え可能なので、ゴミ除去量が気になるときは適宜アップしましょう。
清掃のかしこさもそなえ、例えばカーペットに差し掛かると本体を検知し、タイヤが自動で加圧して吸引力もアップします。
段差も検知し、2cm程度の段差であれば乗り越えて清掃を継続してくれます。
逆に玄関部分など2cm以上の段差であれば、うかつに飛び出さないのもありがたいです。
清掃が一度完了するとマップが完成し、間取りに合わせて各部屋の名称が編集できるようになります。
清掃指示もかなり細かくでき、特定のエリアだけ指定したり、逆に侵入されたくない部屋・エリアはバーチャルウォールや進入禁止エリアで指定可能です。
部屋指定清掃では部屋ごとに清掃するしないを指定したり、清掃する順番や清掃モードまできめ細やかにカスタマイズできます。
水拭きモードも使いやすい
S1 Plusは、水拭きモードも当然搭載しています。
通常清掃のほかに、水拭きのみを行う「水拭きモード」と清掃と水拭きを同時に行う「清掃&水拭きモード」があります。
水拭きモードへの切り替えも簡単で、水タンクに給水し、モップユニットを本体の裏面に装着するのみです。
すると「水拭きに設定します」のアナウンスが流れ、水拭きモードに自動で切り替わります。
水量は「低(約200平米の水拭き)」「中(約140平米の水拭き)」「高(約80平米の水拭き)」の3種類から選べ、セラミックタイルやなめらかなフロアには「低」が推奨されています。
ためしに「低」で水拭き清掃を行ってみたところ、水の吐出量も多すぎず少なすぎずで扱いやすく、水分量の多いところでわずかにテカる程度でした。
多彩なアプリ機能
S1 Plusのアプリは機能がかなり豊富なので紹介していきます。
スケジュールでは、清掃頻度や時間、モードからクリーニング回数まで細かく指定可能です。
気になる消耗品の使用具合も「部品使用期限」から一発で確認できます。
あとはユニークな機能として、「ボイス」で案内音声の切り替えができます。
気分をちょっと変えたいときは、かわいい「ネコちゃん」や渋めの「男性」に変えてみてもおもしろそうです。
ネコちゃん
男性
歯車アイコンをタップすると、清掃や音声案内を実施しない「おやすみ期間」を設定したり、衝突防止モードやカーペットモードのオンオフが可能です。
スマートスピーカー連携で音声操作にも対応
S1 Plusは、Amazon AlexaやGoogle Homeといったスマートスピーカーと連携し、音声操作も可能です。
Alexaの場合、「設定」「クラウドサービス」「Amazon Alex」を選び、両者を連携すれば使えるようになります。
今のところ清掃開始とストップくらいで細かい音声操作には対応していませんが、今後のアップデートに期待したいところ。
NFCタグのSwitchBotタグと組み合わせれば、スマホのタッチ操作もできるようです。
SwitchBot S1 Plusはこんな人におすすめ
SwitchBot S1 Plusは、同社初のロボット掃除機にもかかわらず、マッピングの精度やアプリの使い勝手、清掃のかしこさなど、完成度のかなり高いモデルです。
自動ゴミ収集ベースなしのS1なら3万円台、自動ゴミ収集ベース搭載のS1 Plusでも6万円台と、他社と比べてもかなり安く抑えられています。
Neabot NoMo Q11やECOVACS DEEBOT N8+・Eufy RoboVac L35 Hybrid+など、同タイプの3-in-1ロボット掃除機は数多く出揃ってきていますが、本機はその中でも静音性が高く、その点でかなりおすすめできます。
SwitchBot S1 Plusレビューまとめ
本記事は「SwitchBotロボット掃除機 S1 Plusをレビュー!掃除・水拭き・自動ゴミ収集機能をもつ3-in-1モデル」について書きました。
SwitchBot S1 Plusは、通常吸引・水拭き・自動ゴミ収集と3-in-1なのにくわえ、アプリの使い勝手やマッピング精度も抜群のロボット掃除機です。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
- 6万円台
- 自動ゴミ収集機能搭載
- 水拭きモード搭載
- 正確なマップ描画
- 複数フロア対応
- 静音性が高い
- スマートスピーカー連携による音声操作対応
- 他モデルに比べて吸引力がやや低い