評価:4.5
コードレス掃除機とロボット掃除機両刀使いのマクリン( @Maku_ring)です。
ダイソンをはじめ、コードレス掃除機はかなり普及していますが、ロボット掃除機はまだまだ一般的とはいえません。
しかし、ロボット掃除機を長年を使っている我が家としては、掃除においてコードレスよりむしろ重要なポジションといえます。
というのも、大半の部分をロボット掃除機で清掃し、残った部分(ロボットでは届かない箇所)をコードレスで掃除するのがもっとも効率的だからです。
ただ、ロボット掃除機は決して安い値段ではありません。
中でも代名詞的存在であるRoombaは、性能が良い分、高級品のイメージがついて回ります。
ギリ3万円台におさえつつ、機能面でもなかなか優秀という、まさに入門機にうってつけのモデルが「ルンバ 692」です。
2本のブラシがゴミをかき取る同社ならではの高い清掃能力、段差の自動回避や充電ベースへの自動リターンなど、ロボット掃除機としての基本性能はもちろん完備。
さらにスマート機能も持ち合わせ、Wi-Fi接続によるスマホアプリからの本体操作やスマートスピーカーを使った音声操作に対応するなど、応用的な機能もそなえています。
そんなわけで本記事は「【ルンバ692レビュー】入門機にも最適な、Wi-Fi搭載かつ音声操作対応のロボット掃除機」について書いていきます。
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ルンバ692の外観と付属品
ルンバ 692はスタンダードモデル「ルンバ 606」にWi-Fi機能とバッテリーを追加し、600シリーズで最高機能にも関わらず、販路限定(Amazonのみ)でお買い得となっています。
製品名 | ルンバ 692 | ルンバ 606 |
掃除時間 | 最大90分 | 最大60分 |
ダストボックスの水洗い | ||
Wi-Fi対応 | ||
スマートスピーカー対応 | ||
価格 | 39,800円 | 28,314円 |
またフェイスプレートも、黒一色のイメージが強い同社から一線を画し、グレーのプレートがオンされ、小洒落た印象を受けます。
サイズは約340 x 340 x 92mmで、他のロボット掃除機と同等かややコンパクトくらいのサイズ感です。
操作ボタン部は、掃除開始のCLEANボタン、ホームベースに戻るHOMEボタン、半径1m以内を集中的に掃除するSPOTボタンと、直感的で分かりやすい構成となっています。
ボタン上部には、Wi-Fi接続時のWi-Fiアイコン、バッテリー残量を示すバッテリーアイコン、エラー発生時のエラーアイコンが表示されます。
バッテリーアイコンがオレンジ点灯するときは、残量が少ないことを示しています。
ダストボックスは、天面のボタンを押して引き出すと、簡単に取り外すことができます。
ダストボックスのフタをパカッと開くと、中にはフィルターが装着されており、取り外すことも可能です。
ただし、ダストボックスは水洗いできませんので、その点は注意ください。
ルンバ692の清掃能力を支えるアクションブラシとセンサー
ルンバの特長といえば強力な清掃能力。
それを実現足らしめているのは、ルンバ 692の背面に設置された2本のデュアルアクションブラシです。
ルンバよりも安いロボット掃除機は数あれど、ブラシ部分の設計をシンプルにすることで、コストダウンを図っているモデルがほとんど。
一方ルンバ 692は、デュアルアクションブラシでゴミをかき上げ吸引することで、他モデルでは取りきれないゴミでもしっかり除去できます。
デュアルアクションブラシは強いかき出し力ゆえ、髪の毛などがよく絡まるので、定期的にブラシを取ってきれいにしてあげるのが重要です。
エッジクリーニングブラシも付いているので、忘れがちな壁際のホコリも逃しません。
車輪は適度に沈み込むので、ちょっとしたすき間なんかにも入り込める設計となっています。
上位グレードのようなマッピング機能はないものの、センサーも充分優秀で、前輪部分の段差センサーで階段などの段差を自動回避できるようになっています。
エリアごと清掃範囲を区切りたい場合は、別売りのデュアルヴァーチャルウォールが便利です。
ランダム走行という性質上、ことあるごとにコツンコツンとぶつかりますが、前方部分は衝撃を緩和できるようになっています。
ランダムとはいいつつ渦巻状に回りながら部屋の大きさを測っていき、同じ箇所を2〜3度通ると、形状把握できていることが分かります。
ゴミが残りがちなテーブルやソファの脚部分もしっかり清掃できています。
ルンバ692はアプリ操作と音声操作が可能
ルンバ 692の特筆すべき点が、スタンダードモデルながら、Wi-Fi接続によるアプリ操作とスマートスピーカー連携による音声操作をそなえていることです。
Wi-Fiを介してスマホアプリ「iRobot Home」からの本体操作に対応しています。
アプリは掃除開始・一時停止・終了やスケジュール設定など、おおよその操作が可能であり、初見でも使いやすいUIに仕上がっています。
ルンバ 692はアプリ操作だけでなく、Amazon AlexaやGoogle Homeといったスマートスピーカーに登録することで、音声操作ができるようになります。
Amazon Alexaなら「iRobot Home」のスキルを有効にし、アプリで作成したアカウントでログインすることで使えるようになります。
ひとつ注意点として、アプリ上でルンバの名称をデフォルトの「Roomba」のままにしてしまうと、英語圏のネイティブな発音でしか認識されないという事態におちいります。
名称をあらかじめ「(カタカナの)ルンバ」に変更しておくといいでしょう。
音声操作自体はスムーズで、清掃開始・一時停止・ホームベース帰還の3つの命令に対応し、実用性はかなり高いです。
3万円台から購入できる入門機ながら、アプリ操作と音声操作に対応。
ルンバ 692は、ロボット掃除機を初めて買う人からある程度習熟した人まで、万人におすすめできるモデルです。
ルンバ692レビューまとめ
本記事は「【ルンバ692レビュー】入門機にも最適な、Wi-Fi搭載かつ音声操作対応のロボット掃除機」について書きました。
ルンバ 692は価格をおさえつつ、ロングバッテリー・Wi-Fi機能・音声コントロールなど、機能性の高められたロボット掃除機です。
ロボット掃除機は各社から出ていますが、どれか一台買うならコスパ面ですぐれる本機は有力候補になるでしょう。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。