評価:4.5
TVに動画アプリにオーディオに、ホームプロジェクターを使いマクリン( @Maku_ring)です。
映像美を追求するならやはり、4Kの超高解像度一択。
また、昼すぎからしっかり視認できる明るさを求めるなら2,000ANSIルーメン以上は欲しいところ。
これらの要素を兼ね備え、投影面やアプリの使い勝手も最強に高めたプロジェクターが、XGIMIの「XGIMI HORIZON Pro」です。
XGIMI HaloやXGIMI MoGo Pro+など、傑作のモバイルプロジェクターを出してきたジミーが、満を持してリリースした同社初のホームプロジェクターです。
4Kの解像度や2,200ANSIルーメンの明るさにくわえ、8W x 2基のHarman Kardon製スピーカーにAndroid TV 10.0搭載と、全方位に完成度を高めています。
しかも、動作音が究極に静かだったり、垂直水平方向の台形自動補正や高速オートフォーカスなど、初めてのホームプロジェクターとは思えないほどこなれた製品に仕上がっています。
そんなわけで本記事は「【XGIMI HORIZON Proレビュー】史上最高にパワフルで使いやすいホームプロジェクター」について書いていきます。
タップできるもくじ
XGIMI HORIZON Proの外観と付属品
XGIMI社の「XGIMI HORIZON Pro」は、Android TV 10.0搭載のホームプロジェクターです。
製品名 | XGIMI HORIZON Pro |
---|---|
サイズ | 約208.4 x 218.4 x 136.2mm |
重さ | 約2.9kg |
明るさ | 2,200ANSIルーメン |
解像度 | 4K(3840 x 2160画素) |
スピーカー | 16W(8W x 2) |
ワイヤレス規格 | 2.4 / 5.0GHz(IEEE802.11 a/b/g/n/ac)・Bluetooth 5.0 |
OS | Android TV 10.0 |
価格 | 176,880円(税込み) |
価格・スペック面を踏まえると、Ankerの4Kプロジェクター「Nebula Cosmos Max」がターゲットになりますが、スピーカーの出力以外、全てで上回っています。
製品名 | サイズ | 重さ | 明るさ | 解像度 | スピーカー | OS | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
「XGIMI HORIZON Pro」 |
約208 x 218 x 136mm | 約2.9kg | 2200ANSIルーメン | 4K(3840 x 2160画素) | 16W(8W x 2) | Android TV 10.0 | 176,880円 |
「Nebula Cosmos Max」 |
約351 x 249 x 99mm | 約3.6kg | 1500ANSIルーメン | 4K(3840 x 2160画素) | 40W(10W x 4) | Android TV 9.0 | 179,980円 |
(ただし、Nebula Cosmos Maxの音響は驚異的……!)
外周には継ぎ目のないアルミ(おそらく)が貼られ、パンチングメッシュの上質感は、インテリアにも見事に溶け込みます。
片手でギリ持ち運べるXGIMI Haloと比べ、横幅は2倍程度と大きいものの、Nebula Cosmos Maxより40%程度スリムなので、4Kプロジェクターとしてはかなり小型におさまっています。
重量は約2.9kgであり、据え置き想定なのでそれなりの重さです。
スピーカーには、オーディオ老舗メーカーであるHarman Kardon製のスピーカーを8W x 2機搭載しています。
天面には音量調整と再生の操作ボタンが付き、電源ボタンもそなえています。
4Kの解像度をそなえるレンズには、オートフォーカス機能を搭載しています。
同社ではMoGo Pro+のみの搭載である、垂直水平(タテヨコ)方向の台形自動補正であり、高速のオートフォーカスと合わせてその検知・修正精度は抜群です。
底面には三脚穴が付き、汎用品の三脚を装着できます。
投影方法も正面置きだけでなく天井吊るしにも対応し、逆さまに吊るして投影することも可能です。
背面には電源端子と光デジタル端子、USB-A(USB2.0)とHDMI入力端子が2つずつ、LANポートとイヤホン出力端子が付き、ポート類はかなり充実しています。
中でも、LANポートをそなえるモデルはめずらしく、Wi-Fi電波が悪い環境下でも有線LANでカバーできるのはありがたいです。
同梱品はプロジェクター本体にリモコン(単4アルカリ乾電池 x 2)、電源ケーブルです。
リモコンの質感・操作性ともに良く、音声入力にも対応しています。
XGIMI HORIZON Proのプロジェクター機能
XGIMI HORIZON Proは、明るさ最大2,200ANSIルーメン、解像度は4K(3840 x 2160)であり、ホームプロジェクターでもかなりの高性能をほこります。
ルーメンも2,000を超えるとなると、昼すぎの比較的明るい時間帯から充分に視認できます。
投影サイズは300インチ程度の大画面でも可能ですが、約2.7m離したとき(100インチ)がちょうどいい感じです。
解像度も4Kと超高精細なので、草木の一本一本や細かい文字でもつぶれず表示でき、TV代わりに使っても全く遜色ありません。
Nintendo SwitchやPS5など、HDMIをそなえるゲーム機ともつなげられ、ゲームとの親和性も抜群です。
HDMI制御にも対応し、HDMIで接続したデバイス(レコーダー・ゲーム機)のオンオフに連動したプロジェクターのオンオフに対応しています。
有線接続にくわえ、Chromecastも内蔵し、対応するスマホやPCからのミラーリングにも対応しています。
XGIMI HORIZON ProはAndroid TV 10.0搭載
XGIMI HORIZON ProはAndroid TV 10.0を搭載し、直感的なUIで操作性にすぐれています。
独自の冷却システムをそなえ、起動中のノイズレベルがかなり抑えられています。
XGIMI Haloと同様、アプリストアは純正のGoogle Playであり、数千以上ものAndroidアプリを楽しむことができます。
YouTube、Amazon Prime Video、Hulu、dTV、Abema TV、DAZNなど、ふだん使っているアプリがそのまま使えます。
また「torne mobile」や「DiXiM Play」といったアプリ経由で、ネットワーク接続された機器(レコーダー・nasne)につなげてTV番組視聴も可能です。
ドローンさんの4K動画を再生したところ、音響の豊かさはもちろん、岩のゴツゴツ感や草木の鮮明さも素晴らしく、モバイルプロジェクターとは一線を画す映像美を堪能できます。
ホームプロジェクターの最適解。
XGIMI HORIZON Proは、デザイン・質感・機能性ともに妥協なく造り込まれたプロジェクターです。
XGIMI HORIZON Proレビューまとめ
本記事は「【XGIMI HORIZON Proレビュー】史上最高にパワフルで使いやすいホームプロジェクター」について書きました。
XGIMI HORIZON Proは、同社初のホームプロジェクターにもかかわらず、外観・中身ともに洗練されたプロダクトに仕上がっています。
価格はそれなりにするものの、不満なく使えるプロジェクターをお探しなら、最有力の一台といえるでしょう。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。