こんにちは!ゲーミングデバイスブロガーのシルバー( @game_chu_s)です!
本格的にゲームをするなら欠かせないゲーミングモニター。
たくさんのメーカーから出ているので「どれを選んだらいいか分からない……」「自分に合った機種はどれなのか?」といった疑問もあるはず。
ゲーミングモニターは「選び方」を知っておくと、自分に合ったものが選べるようになるよ!
そこで本記事では「ゲーミングモニターとはなにか?」という基本から、選び方や注意点も解説しますので、自分にぴったりのゲーミングモニターをぜひ見つけてください。
目次(気になる項目をクリック)
ゲーミングモニターの特徴を分かりやすく解説
ゲーミングモニターについて知っておきたい基礎知識をくわしく解説します。
ゲーミングモニターとは
ゲーミングモニターとはその名の通り「ゲームに特化したモニター」を指します。
一般のモニターは事務作業用に作られているので、遅延が発生したり、画面の書き換え回数(リフレッシュレート)が低くても問題ありません。
ですが、ゲームをプレイする際にはできるだけ遅延が少なく、スムーズな映像が求められます。
ゲーミングモニターは、遅延が少なくなる設計を盛り込み、書き換え回数が高くなっています。
より映像がなめらかで、残像が少ない
画面がヌルヌル動くので、敵の動きを追いやすいのが、ゲーミングモニター最大の特徴。
リフレッシュレートが高いことで、敵の動きを予測しやすくなります。
映像が描画されるとき、残像を少なくする機能が搭載されたモデルは、見やすさをさらにアップしてくれます。
コントローラーやマウスからの入力遅延を軽減できる
映像信号を受け取ってから表示されるまでの遅延が少ないので、操作を行ってから映像に反映されるまでが短くなります。
とくに、瞬時の反応が求められるFPSや格闘ゲームで必要になる機能です。
テレビモニターでのラグを感じている人にもおすすめ!
ゲーミングモニターの選び方と注意点
ゲーミングモニターを選ぶ際に重視するべきポイントを解説します。
価格
ゲーミングモニターの性能によって「値段」が大きく異なり、自分に合ったモデルを見つける指標になります。
リフレッシュレートによって値段が分かれ、以下の価格が目安です。
- 60Hz・75Hz → 15,000円~20,000円
- 144Hz → 25,000円~45,000円
- 240Hz・360Hz → 40,000円~
近い性能であっても、独自の機能や筐体デザインにこだわっているモデルは値段が高くなります。
なお、こちらの記事では安くておすすめのゲーミングモニターを紹介しています。
リフレッシュレート
「リフレッシュレート」は、画面の更新回数のことで、高ければ高いほど滑らかな映像が楽しめます。
主な選択肢は以下の3つです。
- 60・75Hz → Switch・PS4用のゲーミングモニターに最適
- 144Hz → PC・PS5用ゲーミングモニターにおすすめ
- 240Hz・360Hz → デバイスに制限されず、勝ちにこだわりたいPCゲーマー向け
ただ単にリフレッシュレートの高いモニターを選べばよいわけではありません。
たとえばPS4やSwitchは、出力されるフレームレートが60fpsに制限されています。
ハード側が1秒間に60枚のデータしか送ってくれないので、もし144Hzのモニターを使ったとしても持て余すことになってしまいます。
ハードによっては対応・非対応があるので注意!
PCでゲームをする人は、PCの性能によってフレームレートが変わります。
- 144fps出るPCであれば144Hzのモニター
- 240fps出るPCであれば240Hzのモニター
- 360fps出るPCであれば360Hzのモニター
といったように、自分のPCに合ったモニターを選びましょう。
リフレッシュレートが高くなるほど価格も上がるので、高いリフレッシュレートの製品を無理に選ぶ必要はありません。
応答速度
「応答速度」は、画面の書き換えにかかる時間のことで、速ければ速いほど残像感がなくなります。
応答速度が速いと画面に残像が残りにくく、快適なプレイができますよ!
リフレッシュレートによって、目安となる応答速度が異なります。
- 60Hz・75Hz → 5ms以下
- 144Hz・240Hz・360Hz → 1ms以下
このようにリフレッシュレートが高いほど、必要な応答速度が早くなります。
基準のなかでも応答速度が速いほうが残像感は少なくなります。
テレビは20ms~30msとかなり長いので、ゲーミングモニターにすると残像が減ることを体感できますよ!
サイズ
一般的なモニターサイズは24インチ~27インチ。
これは、机の上に置いたときに視界に収まるサイズの目安で、モニターサイズが大きくなると、視線移動量がそれだけ増えてしまいます。
Apex LegendsやLoLはとくに視線移動が多いので、サイズには気をつけたほうがよいでしょう。
解像度
ゲーミングモニターの解像度は、とくにこだわりがなければフルHD(1920 × 1080ピクセル)をおすすめします。
Apex LegendsやVALORANTのようなeスポーツタイトルの大会では、基本的にフルHDモニターが使用されています。
もしFF14のように、大画面に情報がたくさん出てくるゲームをプレイする場合には、WQHDや4Kモデルもおすすめ。
WQHDは、解像度2560 × 1440ピクセルで、作業用にもつかえる!
4Kモデルなら、PS5に接続して高画質かつ鮮明な映像が楽しめます。
PCで4Kモデルを使用する際には、4Kで動かせるスペックがあるのかもチェックしましょう。
- eスポーツタイトルならフルHD
- 作業にも兼用ならWQHDもおすすめ
- PS5やPCでグラフィック重視のゲームもするなら4K
リフレッシュレートで選ぶおすすめのゲーミングモニター
リフレッシュレートごとのおすすめゲーミングモニターを紹介します。
60Hz・75Hzでおすすめのゲーミングモニター
60Hzや75Hzのモニターは価格がおさえられ、SwitchやPS4でゲームをしている人におすすめです。
- PS4・Switchの最大フレームレートは60fps
- コンパクトモデルなら狭い机にも収まる
- ASUSやBenQなどの有名メーカーが安心
低価格!コスパ重視ならこれ | ASUS VA229HR
メーカー | ASUS |
リフレッシュレート | 75Hz |
応答速度 | 5ms |
サイズ | 21.5インチ |
スピーカー | 搭載 |
接続端子 | HDMI / D-sub |
- 17,000円と手が出しやすい価格
- SwitchやPS4で使うなら充分なスペック
- フリッカーフリー機能・ブルーライト軽減機能搭載で、目への負担を軽減
- 21.5インチと画面サイズが小さいので、離れて使う場合には向いていない
「ASUS VA229HR」はコスパにすぐれたモニターです。
1万7千円とモニターで最安クラスながら、IPSパネルを採用して発色がキレイかつ、横から見ても色味が変わらないのはうれしいポイント。
画面サイズが21.5インチと小さめですが、机の上に置いてプレイするなら充分な大きさです。
もしこの機種から買い替えたとしても、サブモニターとして活躍するポテンシャルがあります。
価格が安いので、初めてのモニターにも最適!
キレイな画面でPS4・Switchを楽しみたい人におすすめ | ASUS VZ249HR
メーカー | ASUS |
リフレッシュレート | 75Hz |
応答速度 | 5ms |
サイズ | 23.8インチ |
スピーカー | 搭載 |
接続端子 | HDMI / D-sub |
- IPSパネル搭載で横から見ても綺麗
- スペック的には、SwitchやPS4で使うなら充分
- ゲームに丁度いい23.8インチ
- フリッカーフリー機能・ブルーライト軽減機能搭載で、目への負担を軽減
- 薄型筐体でスペースを取らない
「ASUS VZ249HR」は薄型コンパクトなゲーミングモニターです。
厚み7mmと非常に薄いので、机が狭い人や置き場所に困っている人でも導入しやすい機種です。
スタンドもスタイリッシュなので、ゲームはするけど部屋の見た目を崩したくない人にもおすすめです。
LEDが光ったりしないので、悪目立ちしない!
144Hzでおすすめのゲーミングモニター
144Hzモニターは、ゲーミングPCを買ってモニターで迷っている人や、PS5でゲームをプレイしている人におすすめです。
テレビと比べて約2倍滑らかなので「エイムを合わせやすくなる」や「瞬時に反応しやすくなる」といったメリットがあります。
PCゲーマーなら1台は持っておきたい!
価格を抑えて144Hzのモニターが欲しい人におすすめ | Dell S2421HGF
メーカー | Dell |
リフレッシュレート | 144Hz |
応答速度 | 1ms |
サイズ | 23.8インチ |
スピーカー | 非搭載 |
接続端子 | HDMI / DisplayPort |
- 144Hzモニターとしては非常に安い
- ベゼル(モニターの縁)が狭く、画面が見やすい
- 約24インチと丁度いいサイズ設定
- フリッカーフリー機能搭載で目の負担軽減
- FreeSync機能搭載でティアリングを防止
「Dell S2421HGF」は手頃な価格で買える144Hzゲーミングモニターです。
スペックは144Hz、応答速度1msで充分な性能を持っていながら安いので、144Hzの中でもコスパにとくにすぐれるモデルです。
AMD FreeSync Premiumを搭載し、ティアリング(映像の乱れ)を起こしづらいのも特徴。
定番スペックながら、手が出しやすい価格が嬉しい!
高性能で画面がキレイ | ASUS VG258QR
メーカー | ASUS |
リフレッシュレート | 165Hz |
応答速度 | 0.5ms |
サイズ | 24.5インチ |
スピーカー | 搭載 |
接続端子 | HDMI / DisplayPort / DVI |
- 165Hzかつ応答速度0.5msで快適なプレイが可能
- 極狭ベゼルでスタイリッシュ
- フリッカーフリー機能・ブルーライト軽減機能搭載で、目への負担を軽減
- 性能の分、通常の144Hzモニターよりは割高
「ASUS VG258QR」は、映像の美しさが特徴のゲーミングモニターです。
AMD FreeSyncとG-SYNCの2つに対応し、AMDとNVIDIAどちらのグラボでも遅延・ティアリングのない映像を体感できます。
値段は少し張るものの、スペックはリフレッシュレートが165Hzで応答速度0.5msと、文句なしの性能です。
240Hzでおすすめのゲーミングモニター
240Hzモニターは、プロゲーマーも使用するハイスペックモデルです。
人間の目で見たのとほとんど変わらない滑らかな映像で、ゲームを最大限サポートします。
機能性抜群でプロ仕様のスペック | BenQ XL2546K
メーカー | BenQ |
リフレッシュレート | 240Hz |
応答速度 | 0.5ms |
サイズ | 24.5インチ |
スピーカー | 非搭載 |
接続端子 | HDMI / DisplayPort |
- ゲーミングモニターの中でトップの人気を誇るモデル
- リフレッシュレート240Hz・反応速度0.5msという最高レベルのスペック
- フリッカーフリー機能・ブルーライト軽減機能搭載で、目への負担を軽減
- 「Black eQualizer」で暗い場所を明るく表示可能
- 「XL Setting to Share」で、ゲームごとに見やすい設定を簡単ダウンロード
- 性能が高いぶん値段は高め
- TNパネルなので視野角はすこし狭い
「BenQ XL2546K」は、PC初心者からプロゲーマーまで選ばれる、大人気の240Hzゲーミングモニターです。
独自の残像低減機能DyAc+や、暗い部分を明るく表示するBlack Equalizer、ゲームに最適な色設定を使用できるXL Setting to Shareが搭載されています。
XL Setting to Shareではゲームごとに色設定をダウンロードでき、プレイ中の見やすさが格段にアップします。
280Hzの圧倒的なリフレッシュレート | ASUS VG279QM
メーカー | ASUS |
リフレッシュレート | 280Hz |
応答速度 | 1ms |
サイズ | 27インチ |
スピーカー | 搭載 |
接続端子 | HDMI / DisplayPort |
- 280Hz・1ms(GTG)と最高クラスのスペック
- G-SYNC搭載で、ティアリング防止
- フリッカーフリー機能・ブルーライト軽減機能搭載、目の疲れを軽減
- IPSパネルなので鮮明な映像が楽しめる
- ベゼルが狭く、画面が見やすい
- HDR 400対応で明るくて綺麗なグラフィックが楽しめる
240Hzよりも高速な280Hzで動作するのが「ASUS VG279QM」です。
他の240Hzモニターと変わらない4万5千円という価格ながら、280Hzで応答速度1ms、さらにG-SYNCと全部入りの高機能モデル。
さらにIPSパネルなので発色がよく、HDR 400にも対応しているので「Elden Ring」や「モンスターハンターライズ」などのゲームで映像を楽しめます。
デバイスごとのおすすめゲーミングモニター
プレイするデバイスが決まっている人はこちらを参考ください。
PS4におすすめのゲーミングモニター
PS4は最大60fpsで動作するので、60Hzや75Hzのゲーミングモニターがおすすめです。
一人でプレイするなら21.5インチ~24インチ、友達とプレイするなら27インチやそれ以上のサイズが最適でしょう。
こちらの記事でくわしく紹介しています。
PS5におすすめのゲーミングモニター
PS5は最大120fps出力なので、144Hzのゲーミングモニターがおすすめです。
とくにApex LegendsやCall of DutyのようなFPSで真価を発揮してくれるほか、Elden Ringなどのグラフィック重視ゲームでも迫力ある映像が楽しめます。
こちらの記事では、PS5におすすめのゲーミングモニターを紹介しています。
Nintendo Switch(スイッチ)におすすめのゲーミングモニター
Switchは最大60fps出力なので、比較的安価でゲーミングモニターを手に入れられます。
こちらの記事では、人気の高いスマブラやFortniteにおすすめのモニターも紹介しているので、ぜひチェックしてください。
PCでゲームをするのにおすすめのゲーミングモニター
PCでゲームをする際は、リフレッシュレートに上限がありません。
したがって、予算とPCの性能に合わせて検討ください。
PCゲームが初めてなら、まずは144Hzのゲーミングモニターがおすすめです。
PCスペックが高く、プロゲーマー水準の快適さを求めるなら、240Hzのゲーミングモニターがベターです。
スペックに縛られない最高の環境が欲しいなら、360Hzのゲーミングモニターを視野に入れましょう。
湾曲タイプでおすすめのゲーミングモニター
ディスプレイが曲面型になっている湾曲タイプのゲーミングモニター。
没入感が高いことから、ゲームはもちろん、クリエイティブな用途でも愛用する人が多いです。
とはいえ、近頃ラインナップが増え、どれを選べばいいのかわからない人も多いはず。
こちらの記事では湾曲ゲーミングモニターに注目し、おすすめのモデルを紹介します。
解像度ごとのおすすめゲーミングモニター
4種類の解像度ごとにおすすめのゲーミングモニターを紹介します。
フルHD
フルHDのゲーミングモニターは、FPS・バトロワ系のゲームを快適にプレーしたい人におすすめの解像度です。
- VAROLANT
- Apex Legends
- PUBG
- Fortnite
これらのゲームをプレイしている人にとくに最適です。
多くのプロゲーマーも、フルHDのモニターを使ってますよ!
こちらの記事では、フルHDのモニターにしぼって特集しているので参考ください。
WQHD
WQHD(2560× 1440ピクセル)は、バランスに優れた解像度です。
解像度がワンランクアップするので、映像のきれいさを求める人やPC作業をする人におすすめです。
144Hzほどのリフレッシュレートのモデルも存在するため、ゲームもPC作業もやりたい人に適した解像度となっています。
こちらの記事では、WQHDのモニターにしぼって特集しているので参考ください。
4K
4Kのゲーミングモニターは、高グラフィックを売りにしたゲームをプレーするのに最適です。
PCやPS5でグラフィックを最大限楽しむなら、4Kの迫力と美しさを体験するとフルHDには戻れないほど。
- Elden Ring
- グランド・セフト・オート
- ファイナルファンタジーXIV(FF14)
これらのゲームをプレイしている人は特におすすめです。
こちらの記事では、4Kのモニターにしぼって特集しているので参考ください。
ウルトラワイド
ウルトラワイドモニターは、モニター自体がカーブを描いているので、視界をすべてモニターで埋められるのが特徴です。
グラフィック重視のゲームやレースゲームのような一人称視点では、迫力ある映像を体験できます。
通常の作業用としても、自然な視線移動ができるので目への負担が軽減されますよ。
こちらの記事では、ウルトラワイドモニターにしぼって特集しているので参考ください。
おすすめのゲーミングモニター | まとめ
ゲーミングモニターの選び方とおすすめ製品について紹介しました。
TVや一般モニターを使っている人は、ゲーミングモニターを導入することで、かなり快適にプレイできるようになります。
自分に合ったモニターを探してみてください!
どうも、シルバー( @game_chu_s)でした。