2025年2月に登場した、NVIDIAのミドルハイGPU「GeForce RTX 5070 Ti」。
上位のRTX 5080と同じチップを使い、4Kでも重いゲームを高画質で遊べる性能です。
ビデオメモリも16GBと多く、WQHDの高fpsから4Kの高画質まで幅広くこなせます。
一方、2026年はメモリ高騰の影響でグラボ単体の値段が上がり、発売時より約4割高くなっています。
せっかくなら4Kの高画質で、重いゲームも快適に遊びたい!
そこで本記事では、RTX 5070 Tiの性能とおすすめのゲーミングPCをくわしく紹介します。
目次(気になる項目をクリック)
RTX 5070 Tiの性能はどのくらい?スペックとベンチマーク
RTX 5070 Tiの性能を、以下の3つに分けて紹介します。
RTX 5070 Tiのスペックと定価
RTX 5070 Tiの主なスペックは、以下のとおりです。
比較用に、下位のRTX 5070と上位のRTX 5080も並べました。
| 項目 | RTX 5070 | RTX 5070 Ti | RTX 5080 |
|---|---|---|---|
| CUDAコア数 | 6,144 | 8,960 | 10,752 |
| ブーストクロック | 2.51GHz | 2.45GHz | 2.62GHz |
| ビデオメモリ | 12GB GDDR7 | 16GB GDDR7 | 16GB GDDR7 |
| メモリバス幅 | 192bit | 256bit | 256bit |
| 消費電力(TGP) | 250W | 300W | 360W |
| 推奨電源 | 650W | 750W | 850W |
| 発売時の想定価格 | 108,800円〜 | 148,800円〜 | 198,800円〜 |
| 単体の実売価格 | 約14万円〜 | 約21万円〜 | 約27万円〜 |
RTX 5070 Tiは、ビデオメモリに高速なGDDR7を16GB積んでいます。
メモリバス幅は上位のRTX 5080と同じ256bitで、帯域幅もRTX 5080の約93%あります。
発売時の国内想定価格は、148,800円からでした。
ただし、2026年10月3日時点の単体の最安は約21万円まで上がっています。
消費電力は300Wで、NVIDIAは750W以上の電源を推奨しています。
ゲームでの実力(フルHD・WQHD・4K)
実際のゲームでの性能は、国内メディアの検証が参考になります。
4Gamerのレビューでは、RTX 5070 Tiの性能はRTX 5080の8割強という結果でした。
「モンスターハンターワイルズ」のベンチマークでは、4Kでも最高評価のスコア2万を超えています。
「ファイナルファンタジーXIV」も、4Kで平均100fpsに迫り、最低でも60fpsを上回りました。
PC Watchの検証では、「ARMORED CORE VI」の4K最高画質で上限の120fpsを保っています。
同じ条件で上限を保てたのは、比べたGPUの中でRTX 5070 Tiだけでした。
ゲームの重さによって差はありますが、解像度ごとの目安は以下のとおりです。
4Kの高画質まで楽しみたいなら、ぴったりのGPU!
RTX 5070 Tiはハイエンド?
RTX 5070 Tiは、RTX 50シリーズの中で上から3番目に位置するGPUです。
性能は、前世代のハイエンドだったRTX 4080と同等か少し下です。
4Kまで快適にこなせるので、ハイエンドに近いミドルハイと考えるとよいでしょう。
また、RTX 50シリーズのマルチフレーム生成にも対応しています。
マルチフレーム生成は、AIでフレームを補って表示されるfpsを大きく伸ばす機能です。
ただし、素の描画性能が上がるわけではないので、対応ゲームでのみ効くと考えておきましょう。
4Kまで狙えるのに、RTX 5080より手が届きやすいのが魅力…!
RTX 5070・RTX 5080とどっちがいい?
RTX 5070 Tiと迷いやすいのが、RTX 5070とRTX 5080です。
AMDのライバルにあたるRX 9070 XTとの違いは、RX 9070 XT搭載ゲーミングPCの記事でくわしく紹介しています。
RTX 5070との違い
RTX 5070 Tiは、RTX 5070より2割以上性能が高い上位モデルです。
ビデオメモリも12GBから16GBに増え、4Kや重いレイトレーシングで差がつきやすくなります。
PC Watchの検証では、画像生成AIのテストで、RTX 5070がエラーで止まる場面もありました。
16GBのRTX 5070 Tiは、同じテストを問題なくこなしています。
ただし、単体価格は約7万円高く、推奨電源も750Wに上がります。
WQHDまでならRTX 5070、4Kまで見据えるならRTX 5070 Tiを選ぶと満足度が高いでしょう。
RTX 5070を搭載したおすすめのゲーミングPCは、こちらの記事で紹介しています。
RTX 5080との違い
RTX 5080は、RTX 5070 Tiより1〜2割性能が高い上位モデルです。
ビデオメモリはどちらも16GBで、メモリバス幅も同じ256bitです。
一方、単体価格は約6万円高く、推奨電源も850Wに上がります。
性能の差に比べて価格の差が大きいので、コスパではRTX 5070 Tiに分があります。
ただし、BTOパソコンでは、RTX 5070 Ti版と5080版の価格差が単体より小さいこともあります。
たとえばドスパラでは、Ryzen 7 9800X3Dを積んだモデルでRTX 5080版のほうが4万円安い状況でした。
購入前に、同じシリーズのRTX 5080版の価格も確かめておきましょう。
RTX 5080を搭載したおすすめのゲーミングPCは、こちらの記事で紹介しています。
目的別に選ぶなら、以下のように考えるとわかりやすいです。
| 遊び方 | おすすめのGPU |
|---|---|
| WQHDで高画質・高fpsを狙いたい | RTX 5070 |
| 4Kの高画質を、価格を抑えて楽しみたい | RTX 5070 Ti |
| 4Kの最高画質で、少しでも高いfpsを出したい | RTX 5080 |
4Kを狙うなら、RTX 5070 Tiがいちばんバランスのいい選択肢!
RTX 5070 Ti搭載ゲーミングPCの選び方
RTX 5070 Ti搭載PCを選ぶときは、以下の3点をチェックしましょう。
CPUはRyzen 7・Core Ultra 7クラスが目安
RTX 5070 Tiの性能を引き出すには、CPUにもある程度の性能が必要です。
目安はRyzen 7 7700やCore Ultra 7クラスで、WQHD〜4KならGPUの性能を十分に活かせます。
フルHDで高fpsを狙うなら、ゲームに強いRyzen 7 9800X3DなどのX3Dモデルが向いています。
4Kで遊ぶならGPUの負荷が大きいので、CPUによる差は出にくくなります。
今使っているCPUとRTX 5070 Tiの相性は、以下のチェッカーで確かめられます。
CPUとグラボの組み合わせチェッカー
使っているパーツと、遊ぶ解像度を選んでくださいCPUとグラボを選んでください
判定は、ゲームチュの早見表と各メディアの検証結果をもとにした目安です。実測の値ではなく、ゲームや画質の設定で結果は変わります。自分のPCで確かめるなら、ゲーム中のGPU使用率を見る方法がいちばん確実です。
CPUとグラボの組み合わせの目安は、グラボとCPUの組み合わせ早見表でもまとめています。
メモリは32GBあると安心
最近のゲームはメモリ16GBでも動きますが、32GBあると余裕をもって遊べます。
ゲームをしながら配信や録画をするなら、32GBを選んでおきましょう。
今回紹介するデスクトップでも、最安のモデルは16GB(1枚)の構成でした。
1枚だとシングルチャネル動作になるので、予算に余裕があれば32GB(2枚)に増やすのがおすすめです。
電源は750W以上を選ぶ
NVIDIAは、RTX 5070 Tiに750W以上の電源を推奨しています。
BTOパソコンなら標準構成で満たしていることが多いですが、購入前に電源容量を確認しましょう。
将来グラボをRTX 5080以上に交換するつもりなら、850W以上にしておくと安心です。
RTX 5070 Ti搭載ゲーミングPCのおすすめ5選
RTX 5070 Tiを搭載したゲーミングPCのおすすめは、以下の5台です。
デスクトップ4台を価格の安い順に並べ、最後にゲーミングノートを1台紹介します。
| 製品名 | 特徴 | CPU | GPU | メモリ | SSD | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| GALLERIA XGR5M-R57T-GD ![]() | RTX 5070 Ti搭載で最安クラスのモデル | Ryzen 5 7500F | RTX 5070 Ti 16GB | 16GB | 500GB | 359,980円 |
| G TUNE FG-A7G7T ![]() | 32GB・1TB・水冷が標準の充実モデル | Ryzen 7 7700 | RTX 5070 Ti 16GB | 32GB | 1TB | 399,800円〜 |
| FRONTIER FRGKB860/C ![]() | コンパクトなケースのCore Ultra 7搭載モデル | Core Ultra 7 265F | RTX 5070 Ti 16GB | 32GB | 1TB | 459,800円 |
| FRONTIER FRGPLMB650W/SG1 ![]() | 9800X3D搭載で白に統一したモデル | Ryzen 7 9800X3D | RTX 5070 Ti 16GB | 32GB | 2TB | 499,800円 |
| GALLERIA ZL9C-R57T-6A ![]() | 16インチ300Hz液晶のRTX 5070 Tiノート | Core Ultra 9 275HX | RTX 5070 Ti Laptop 12GB | 32GB | 1TB | 409,980円 |
RTX 5070 Ti搭載で最安クラスのモデル|GALLERIA XGR5M-R57T-GD Ryzen 5 7500F搭載

| 製品名 | GALLERIA XGR5M-R57T-GD Ryzen 5 7500F搭載 |
| CPU | Ryzen 5 7500F |
| GPU | NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti 16GB |
| メモリ | 16GB |
| ストレージ | SSD 500GB |
| 価格 | 359,980円 |
- RTX 5070 Ti搭載PCの中でも35万円台と手ごろ
- 翌日出荷に対応していて、早めに届く
- 4Kなら6コアのCPUでもGPUの性能を活かしやすい
- メモリが16GB×1枚、SSDが500GBと控えめ
「GALLERIA XGR5M-R57T-GD」は、RTX 5070 Ti搭載PCで最安クラスのモデルです。
CPUは6コアのRyzen 5 7500Fで、4KならRTX 5070 Tiの性能を十分に活かせます。
ただし、メモリは16GB×1枚なので、長く使うなら32GBへのカスタマイズがおすすめです。
なお、Ryzen 7 7700を積んだ上位モデルでは、RTX 5080版との差が5,000円しかありません。
まずは予算を抑えて、4Kの高画質ゲーミングを始めたい人向け!
32GB・1TB・水冷が標準の充実モデル|G TUNE FG-A7G7T(TGS2026出展記念モデル第2弾)

| 製品名 | G TUNE FG-A7G7T(TGS2026出展記念モデル第2弾) |
| CPU | Ryzen 7 7700 |
| GPU | NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti 16GB |
| メモリ | 32GB |
| ストレージ | SSD 1TB |
| 価格 | 399,800円〜 |
- 40万円以下で32GBメモリと1TB SSDが標準
- 360mmの水冷クーラーと850Wの電源を搭載
- 3年保証つきで長く使いやすい
- メモリが32GB×1枚のシングルチャネル
「G TUNE FG-A7G7T」は、Ryzen 7 7700とRTX 5070 Tiを積んだ、マウスの記念モデルです。
32GBメモリと1TBのSSDが標準で、買ってすぐ容量に困りにくい構成です。
CPUクーラーは360mmの水冷で、電源も850Wと余裕があります。
保証が3年ついているのも、長く使いたい人にはうれしいポイントです。
迷ったら、まずはこの構成を選んでおけば安心!
コンパクトなケースのCore Ultra 7搭載モデル|FRONTIER FRGKB860/C

| 製品名 | FRONTIER FRGKB860/C |
| CPU | Core Ultra 7 265F |
| GPU | NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti 16GB |
| メモリ | 32GB |
| ストレージ | SSD 1TB |
| 価格 | 459,800円 |
- メモリ32GBが16GB×2枚のデュアルチャネル
- 850WのPLATINUM電源で電力に余裕がある
- 高さ約35cmのコンパクトなケース
- マウスのRyzen 7搭載モデルより6万円ほど高い
「FRONTIER FRGKB860/C」は、Core Ultra 7 265FとRTX 5070 Tiを積んだモデルです。
メモリは16GB×2枚の32GBで、デュアルチャネルで動くのがうれしいポイントです。
ケースは高さ約35cmのコンパクトなサイズで、机の上にも置きやすいです。
電源も850WのPLATINUMと、変換効率の高いものを積んでいます。
インテルのCPUで組みたい人は、こちらが候補!
9800X3D搭載で白に統一したモデル|FRONTIER FRGPLMB650W/SG1

| 製品名 | FRONTIER FRGPLMB650W/SG1 |
| CPU | Ryzen 7 9800X3D |
| GPU | NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti 16GB(ホワイト) |
| メモリ | 32GB |
| ストレージ | SSD 2TB |
| 価格 | 499,800円 |
- ゲームに強いRyzen 7 9800X3Dを搭載
- ケース・グラボ・水冷クーラーまで白で統一
- SSDが2TBと大容量
- 50万円近くと、今回の5台でもっとも高い
「FRONTIER FRGPLMB650W/SG1」は、Ryzen 7 9800X3Dを積んだ白いモデルです。
ケースだけでなく、グラボや水冷クーラーまで白で統一されています。
ゲームに強いX3Dモデルなので、フルHDで高fpsを狙うときもCPUがボトルネックになりにくい構成です。
SSDも2TBあるので、容量の大きいゲームをたくさん入れておけます。
白で揃えたデスクにもなじむ、すっきりした見た目!
16インチ300Hz液晶のRTX 5070 Tiノート|GALLERIA ZL9C-R57T-6A

| 製品名 | GALLERIA ZL9C-R57T-6A |
| CPU | Core Ultra 9 275HX |
| GPU | NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti Laptop GPU 12GB |
| メモリ | 32GB |
| ストレージ | SSD 1TB |
| ディスプレイ | 16インチ WQXGA(2560×1600)300Hz |
| 重量 | 約2.4kg |
| 価格 | 409,980円 |
- RTX 5070 Ti搭載ノートの中でも41万円を切る価格
- 16インチWQXGAの300Hz液晶を搭載
- Core Ultra 9 275HXで配信や編集もこなせる
- 約2.4kgと、持ち運ぶにはやや重い
「GALLERIA ZL9C-R57T-6A」は、RTX 5070 Ti Laptop GPU搭載のゲーミングノートです。
ディスプレイは16インチ・WQXGAで、リフレッシュレートは300Hzと高速です。
CPUは24コアのCore Ultra 9 275HXで、ゲームをしながらの配信もこなせます。
ただし、ノート版のRTX 5070 Tiは、デスクトップ版より性能が下がる点に注意しましょう。
置き場所を選ばずに、高画質で遊びたい人におすすめ!
RTX 5070 Tiに関するよくある質問
RTX 5070 Tiに関するよくある質問に回答します。
RTX 5070 Ti単体の価格は?
RTX 5070 Tiの発売時の国内想定価格は、148,800円からでした。
2026年10月3日時点では、価格.comの最安が約21万円まで上がっています。
メモリ高騰の影響で値動きが大きいので、買う前に最新の価格を確認しましょう。
RTX 5070 Ti SUPERを待ったほうがいい?
2026年10月時点で、RTX 50 SUPERシリーズはNVIDIAから正式発表がありません。
延期や中止をめぐる報道も入り混じっていて、発売時期は読めない状況です。
今すぐゲームを快適に遊びたいなら、RTX 5070 Ti搭載PCを選ぶのが現実的です。
ノートPCのRTX 5070 Tiはデスクトップ版と同じ性能?
ノートPC向けの「RTX 5070 Ti Laptop GPU」は、デスクトップ版とは中身が別物です。
CUDAコア数は5,888(デスクトップ版は8,960)、ビデオメモリは12GB(同16GB)に減っています。
消費電力も60〜115Wに抑えられているので、性能はデスクトップ版より下がります。
ノートを選ぶときは、同じ名前でもデスクトップ版の性能は出ないと考えておきましょう。
RTX 5070 Ti搭載ゲーミングPCのまとめ
本記事では、RTX 5070 Tiについて以下の3点を解説しました。
RTX 5070 Tiは、4Kの高画質まで狙えるミドルハイGPUです。
WQHDまでで十分ならRTX 5070、4Kの最高画質で少しでも高fpsを出したいならRTX 5080も候補になります。
本記事では価格帯ごとにおすすめのモデルを選んだので、予算や遊びたい解像度にあわせて、自分にぴったりの1台を見つけてみてください。
こちらの記事では、ほかにもさまざまなおすすめのゲーミングPCを紹介しているので、あわせて参考ください。



