どうも、ワイヤレスイヤホンはコスパ重視のマクリン( @Maku_ring)です。
最近では5,000円を切るものから3万円台まで多くのイヤホンが市場にあふれ、イヤホンを選ぶのも大変になってきています。
イヤホン選びで気をつけたいのが、機能が多いほど良いわけではないということ。
音質や性能は価格に比例する傾向があるものの、操作や設定が面倒だったり、不要な機能が付いていたりするので、自分の好みや利用シーンに合ったものを選ぶことが重要です。
そんな中「細かいこだわりはないけど、お手頃価格で試してみたい方」の選択肢の一つにあげたいのが「JBL WAVE 200TWS」です。
ANC・外音取り込み・装着センサー・専用アプリは非搭載であり、機能はしぼられているものの、6千円台と手の出しやすいエントリーモデルに仕上がっています。
迫力のある重低音が特徴的なこれまでのJBLイヤホンとはまた味付けが異なり、中高音域にフォーカスしたフラットな音質設計。
スティック形状を採用していて耳から落ちづらく、装着の安定性が高いのもうれしいポイントです。
そこで本記事は「JBL WAVE 200TWSをレビュー!中高音域フォーカスのフラットサウンドを6千円台で楽しめる完全ワイヤレスイヤホン」について書きます。
- 6千円台のお手頃価格
- 同社随一の軽量モデル
- 中高音域メインのフラットなサウンド
- マイクの音質が結構いい
- 防水性能低め(IPX2)
- 装着センサー非搭載
- ANC・外音取り込み非対応
- 操作ボタン割り当て不可
- 低音が控えめ
タップできるもくじ
JBL WAVE 200TWSの概要
「JBL WAVE 200TWS」は防滴仕様(IPX2)の完全ワイヤレスイヤホンです。
製品名 | JBL WAVE 200TWS |
---|---|
防水規格 | IPX2 |
接続方式 | Bluetooth 5.0 |
対応コーデック | SBC / AAC |
重量 | イヤホン約9g / ケース込み約48g |
バッテリー | イヤホン最大5時間 / ケース込み最大20時間 |
ドライバー | 8mm径ダイナミックドライバー |
充電方式 | USB-C |
装着センサー | |
ANC | |
外音取り込み | |
価格 | 6,600円 |
キラリと光沢のあるブラックグレーにJBLロゴがそっと添えられ、AirPods Proのようなスティック形状。
軸部分の飛び出しはJBL LIVE PRO+よりも抑えられ、同社一の短さです。
装着センサーは非搭載なので、耳からの脱着にともなう音楽の自動再生・停止には対応していません。
ボテッとした存在感とロゴの字体からワイルドさを感じるケースは、ボディとフタのカラーリングをわずかに変えることでポップさも演出しています。
ケースは自立しないため、フタを開けた状態で置いておけないのがちょっと不便です。
ケースの重量は約48gと標準的なものの、イヤホン単体では約9gと、耳に負担を感じない軽さ。
ラインナップはブラック・ホワイト・ブルーの3色が用意されています。 ブルーは今年のトレンドでもあるくすみカラーを採用し、落ち着いた色合いで目立ち過ぎないのもこだわりの一つ。
ケースの大きさは約52 x 63 x 25mmと、手のひらに収まるものの、ボリュームを少し感じるサイズ感です。
付属品はイヤホン本体とイヤーチップ(S/M/L)、USB C to Aケーブルです。
LIVE PRO+・CLUB PRO+・TOUR PRO+とのスペック比較
同社のフルワイヤレスイヤホンにはANC搭載モデルの「LIVE PRO+ TWS」「CLUB PRO+ TWS」「TOUR PRO+ TWS」があり、それらとの違いは以下のとおりです。
左スライドで全表示
製品名 | JBL WAVE 200TWS | JBL LIVE PRO+ TWS | JBL CLUB PRO+ TWS | JBL TOUR PRO+ TWS |
---|---|---|---|---|
防水規格 | IPX2 | IPX4 | IPX4 | IPX5 |
接続方式 | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.1 | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.0 |
対応コーデック | SBC / AAC | SBC / AAC | SBC / AAC | SBC / AAC |
重量 | イヤホン約9g / ケース込み約48g | イヤホン約10g / ケース込み約60g | イヤホン約13g / ケース込み約69g | イヤホン約15g / ケース込み約73g |
最大音楽再生時間 | イヤホン単体:5時間 ケース込み:20時間 |
イヤホン単体:7時間(ANCで6時間) ケース込み:21時間(ANCで18時間) |
イヤホン単体:8時間(ANCで6時間) ケース込み:24時間(ANCで18時間) |
イヤホン単体:8時間(ANCで6時間) ケース込み:32時間(ANCで24時間) |
ドライバー | 8mm | 11mm | 6.8mm | 6.8mm |
充電方式 | USB-C | USB-C / ワイヤレス充電 | USB-C / ワイヤレス充電 | USB-C / ワイヤレス充電 |
装着センサー | ||||
ANC | ||||
外音取り込み | ||||
専用アプリ | ||||
マルチポイント | ||||
価格 | 6,600円 | 17,800円 | 22,800円 | 25,300円 |
ベースモデルだけに、上位モデルにある「ワイヤレス充電」「装着センサー」「ANC・外音取り込み」「専用アプリ」は非対応です。
その分できるだけ価格を抑え、税込み6,600円という随一の安さを実現しています。
フルワイヤレスを手軽に使いたい方にはうれしい、手の出しやすいエントリーモデルとです。
イヤホン本体とケースを並べて比較すると、こんな感じ。
ケースの高さはもっとも低いものの、トータルのサイズ感は他のモデルと同程度。
ただ、イヤホンは最軽量で装着時の軽快性は抜群です。
WAVE 200TWSは中高音域にフォーカスしているため、女性ボーカルを中心にピアノやギターを楽しみたい人にぴったり。
低音は控えめで、体の奥に響くベースやドラムにじっくり浸りたい方には向かない音質設計なので注意ください。
ロックやEDMなど迫力ある低音を楽しみたい方はLIVE PRO+ TWS、厚みや粒の細かさなど音質にこだわりたい方はTOUR PRO+ TWS、これらのバランスをとりたい方はCLUB PRO+ TWSを選ぶといいでしょう。
JBL WAVE 200TWSのレビュー
JBL WAVE 200TWSの特徴を紹介していきます。
控えめなバッテリー性能かつワイヤレス充電非対応
JBL WAVE 200TWSはイヤホン単体で最大5時間、ケースふくめ最大20時間(4回分)使用可能です。
ロングバッテリーのイヤホンが増えている中、少し控えめなバッテリー性能。
ケース背面にはUSB Type-Cの充電ポートをそなえ、15分の充電で1時間駆動できるクイック充電にも対応している一方、残念ながらワイヤレス充電には非対応です。
軽い装着性と反応の良いタッチ操作
JBL WAVE 200TWSは軸部分の飛び出しも長すぎず、イヤホンも片側約4gであるため、装着感はかなり軽めです。
ただし、イヤーチップでイヤホンを支えている感覚があるため、長時間使用するとどうしても耳穴に若干の負担を感じます。
イヤホン表面はタッチセンサーであり、以下の操作が可能です。
操作 | L | R |
---|---|---|
再生 / 停止 | 1タップ | 1タップ |
曲送り | 2タップ | 2タップ |
曲戻し | 3タップ | 3タップ |
音声アシスタント | 長押し | 長押し |
受話 | 着信中に2タップ | 着信中に2タップ |
通話終了 | 通話中に2タップ | 通話中に2タップ |
マイクミュート | 通話中に長押し | 通話中に長押し |
操作を認識すると鳴る「ポンッ」という音は、クセになる気持ちよさで反応も速く、タッチ操作は非常に快適です。
左右イヤホンで全く同じ操作で分かりやすいものの、可能な操作が限定的なのが残念なポイント。
あと、欲をいえば音量調節も欲しかったところです。
中高音域にフォーカスしたフラットな音質
JBL WAVE 200TWSは中高音域にフォーカスした、素直でフラットな音質設計となっています。
女性ボーカルやギターの音が綺麗に響くため、アカペラやギターソロのある曲で個性を発揮するイヤホンです。
ただ、重厚感はあまりないので、人によってはシャンシャンと軽く鳴る印象をもつかもしれません。
低音は弱く、音の迫力や立体感は少し感じづらい音質設計なので、ドラムやベースを中心としたロックを楽しむのには向かないかなと。
音の迫力や臨場感をノリノリで楽しむというよりは、綺麗な音色をじっくり堪能するといった楽しみ方が合うイヤホンといえます。
また、ズンズン響く低音がない分、曲全体がスッと沁みこんでくるので、フラットで聴きやすい面もあります。
そのため、作業中・移動中にBGMとして音楽を楽しむといった使い方に適しています。
JBL WAVE 200TWSはこんな人におすすめ
JBL WAVE 200TWSは「こまかいこだわりはないけど、シンプル&リーズナブルなイヤホンを使いたい人」におすすめです。
マイクの音質も価格以上に優秀なので、オンライン会議やZOOM
ANCや外音取り込み、ワイヤレス充電や装着センサーといった機能性が欲しい人は、7千円台で全部入りのEarFun Air Pro 2やEarFun Free Pro 2が適しています。
機能盛りだくさんのモデルがいい人は、専用アプリやイコライザー調整まで付いているSoudcore Life P3も候補に入れるといいでしょう。
JBL WAVE 200TWSレビューまとめ
本記事は「JBL WAVE 200TWSをレビュー!中高音域にフォーカスしたフラットなサウンドを6000円台で楽しめる完全ワイヤレスイヤホン」について書きました。
JBL WAVE 200TWSは「ANC・外音取り込み」「装着センサー」「ワイヤレス充電」といった機能は付いていないものの、フルワイヤレスを手軽に使いたい方にはうれしいエントリーモデルです。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
- 6千円台のお手頃価格
- 同社随一の軽量モデル
- 中高音域メインのフラットなサウンド
- マイクの音質が結構いい
- 防水性能低め(IPX2)
- 装着センサー非搭載
- ANC・外音取り込み非対応
- 操作ボタン割り当て不可
- 低音が控えめ