評価:4
部屋の掃除にロボット掃除機とコードレス掃除機が手放せないマクリン( @Maku_ring)です。
これまでのロボット掃除機でめんどくさかったのが、ダストボックスの清掃と水拭きできないこと。
ただ近年は、ルンバ i3+やECOVACS DEEBOT N8+など、これらの機能をもつ3-in-1のロボット掃除機が増えてきました。
充電ベースへ戻るたびにダスト容器の中身を吸い上げてくれる自動ゴミ収集の機能は便利ですが、その難点は自動ゴミ収集機が場所をとること。
自動ゴミ収集機搭載のモデルでもコンパクトなロボット掃除機が「Neabot NoMo Q11」です。
iPhone 12/13シリーズにも搭載するLiDARを採用し、エリアを正確に把握できるスマートマッピング機能にくわえ、従来モデルの約2倍の約4,000Paという強力吸引をそなえています。
ほかにもカーペットを認識して吸引力を自動的に上げたり、掃除禁止ゾーンをアプリで簡単に設定できるなど、かしこさ・使い勝手ともに抜群。
そこで本記事は外観と付属品を紹介した後、シリーズ間で比較し、機能面を紹介していきます。
- 6万円台
- 最大4,000Paの高い吸引力
- 自動ゴミ収集機能搭載
- 水拭きモード搭載
- 正確なマップ描画
- 複数フロア対応
- アレクサ連携による音声操作対応
- ゴミ収集時の音がうるさい
タップできるもくじ
Neabot NoMo Q11の外観と付属品
Neabot NoMo Q11は、通常吸引と水拭きの2WAY仕様で同社最上位のロボット掃除機です。
製品名 | Neabot NoMo Q11 |
---|---|
サイズ | 約350 x 350 x 87mm(本体のみ) 約397 x 275 x 315mm(自動ゴミ収集ボックス) |
重量 | 約3.3kg(本体のみ) 約4.6kg(自動ゴミ収集ボックス) |
ダスト容量 | 0.25L |
水タンク容量 | 0.3L |
紙パック容量 | 2.5L |
吸引力 | 最大4,000Pa |
充電時間 | 約360分 |
消費電力 | 60W |
価格 | 69,800円 |
清潔感あるホワイトカラーに、天面にボタンのみのシンプルなデザインに仕上がっています。
サイズは約350 x 350 x 87mmで、厚みは薄いモデルでも90mm台前半の中、唯一の80mm台というスリムボディを実現しています。
ダストボックスは、フロントのレバーを握りながら引っぱることで簡単に取り出せます。
ダストボックスは、水タンクと一体化した機構になっています。
取り外しできる小さなブラシがつき、フィルターやダスト容器に入ったホコリを除去できます。
ダストボックスは残念ながら水洗いできないものの、パカッと開いてフィルターを取り外せます。
水タンクに水をいれる給水口には、黒いゴム蓋が設けられています。
モップモジュールには水拭き用の専用モップが付き、マジックテープ + 2箇所の突起に引っかけて装着します。
モップモジュールはダストボックスの下部にガチャッとはめ込めるようになっています。
裏面には2種類のブラシ(サイドブラシ / メインブラシ)をそなえています。
左右のタイヤはバネ機構である程度沈みこみ、フロントのタイヤはなめらかに回転します。
付属品は以下のとおりです。
- Neabot NoMo Q11
- 自動ゴミ収集ボックス
- 電源アダプタ
- HEPAフィルター x 1
- クリーニングブラシ x 1
- モップクロス x 2
- サイドブラシ x 2
- ダストパック x 2
自動ゴミ収集ボックスの裏面に電源コードをつなぐ形ですが、コード長は若干短めなので注意ください。
Neabotシリーズ3機種で比較
Neabot NoMo Q11ふくむ、Neabotの3機種で比較してみました。
製品 | |||
---|---|---|---|
価格 | 69,800円 | 63,800円 | 59,800円 |
本体サイズ | 約350 x 350 x 87mm | 約350 x 350 x 98mm | 約350 x 350 x 98mm |
ゴミ収集ボックスサイズ | 約397 x 275 x 315mm | 約356 x 250 x 193mm | 約340 x 225 x 225mm |
吸引力 | 4,000Pa | 2,700Pa | 2,700Pa |
ダスト容器水洗い | |||
水拭き | |||
水量調整 | 4段階 | 4段階 | なし |
自動ゴミ収集 | |||
マッピングシステム | dToF方式レーザー | レーザー | レーザー |
アプリ | |||
物理リモコン | |||
アレクサ対応 |
シリーズ3機種ともに通常吸引・水拭き・自動ゴミ収集に対応している点は共通ですが、細かい機能面で差異があります。
Neabot NoMo Q11はシリーズ最上位だけあり、マッピングシステムにdToF(direct Time of Flight)方式のLiDARを搭載しています。
こちらはiPhone 12/13シリーズにも採用している測量システムで、レーザーを照射し、対象物からはね返ってくる時間で距離を計測するというものです。
マッピングの精度も高く、正確かつ高効率のリアルタイムマッピングを可能としています。
また、吸引力も最大時4,000Paと群を抜いて高く、重みのある物体でもしっかり吸い込めます。
本体の高さも80mm台ともっともスリムで、狭いすき間にも入り込みやすくできています。
Alexa対応ふくめて全部入りであり、自動ゴミ収集機搭載のなかでも完成度の高い製品に仕上がっています。
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Neabot NoMo Q11のレビュー
Neabot NoMo Q11の特徴を紹介します。
最強クラスの吸引力
本機の吸引力は、ロボット掃除機の中でも最強クラスの4,000Paをほこります。
数値だけ見ると、世界初のデュアルタービン搭載機であるEufy RoboVac X8 Hybridに並んでいます。
床とカーペット上に大豆・パチンコ玉・(おもちゃの)毛を置き、吸引力の強さを確認しました。
サイドブラシで弾いてしまい、一回の走行ではさすがに吸引しきれなかったものの、8割がたの模擬ゴミを吸い取ることができました。
2回目の走行でほぼ全てのゴミを除去できました。
パチンコ玉のような重みのある物体だと、2,000Paクラスのロボット掃除機では3回以上走行しないと取りきれないため、通常モデルとのたしかな差を感じました。
コードレス掃除機でひととおりきれいにした後、Neabot NoMo Q11でスタジオを清掃してみたところ、細かいホコリや毛がけっこう取れました。
dToF方式LiDAR搭載で正確かつ高効率な掃除が可能
Neabot NoMo Q11は、dToF方式のLiDARを搭載し、高精度かつ高効率の清掃を可能としています。
Wi-Fiに接続してスマホアプリ「Neabot」からの操作に対応しています。
アプリはかなり多機能なので、その中身を簡単に紹介します。
吸引力・水量ともに4段階調整でき、使用部屋や箇所にあわせたカスタマイズが可能です。
- 静音モード 650Pa
- 通常モード 1,500Pa
- パワフルモード 2,500Pa
- Maxモード 4,000Pa
アプリ上で「掃除禁止ゾーン」を簡単に設定でき、バーチャルウォールを別途用意したり、テープを貼らなくていいのはありがたいです。
掃除機本体に関する機能では「ライト調整(本体のライトON/OFF)」「デバイスを呼びます」「掃除の予約をする」という3つの機能をそなえています。
「デバイスを呼びます」機能では、Neabot NoMo Q11が充電ベースに戻らず行方不明になったとき、Neabot自身が音声を発することで在り処が分かるようになっています。
「掃除の予約をする」ではその名のとおり、開始時間・曜日・清掃モードを指定して掃除の予約が可能です。
「その他の機能」をタップすると、複数のマップを編集できる「エリア管理」や「マップ管理」「清掃記録」「消耗材の記録」「ゴミ収集管理」など、多彩な機能が盛り込まれています。
- マップ管理 過去のマップ情報を確認できる
- 清掃記録 清掃履歴を確認できる
- 消耗材の記録 消耗品の寿命を確認できる
- ゴミ収集管理 ゴミ収集機能の発動有無を選択できる
Neabot NoMo Q11は、清掃中にその軌跡をリアルタイムで確認できるようになっています。
掃除を開始すると、最初は全体をぐるりと巡り、レーザー照射しながら部屋全体の地形を把握していきます。
アプリ上でも地図がだんだんかたどられていく様子が分かります。
地図の形成が完了すると青表示に変わり、はじめは外周をなぞるように走行していきます。
外周の走行が終わると、内周部分をS字走行し、エリアを丁寧に埋めながら清掃していきます。
レーザー非搭載のロボット掃除機のように、同じエリアを何度も行き来するようなランダム走行ではないため、効率よくきれいにしてくれます。
撮影スタジオを清掃した後のマップですが、実際の間取りとほぼ合致する地図を描けていました。
カーペット識別機能も搭載し、カーペットや絨毯の上にのると、吸引力を自動的に引き上げてくれます。
走行時の清掃音はかなり静かにおさえられ、電子レンジの稼働音と同程度におさまっていました。
自動ゴミ収集機能は便利だが若干うるさい
自動ゴミ収集ボックスはプリッとしたかわいらしいフォルムで、縦長で存在感ある他モデルとくらべ、コンパクトにできています。
天面はフタになっており、外すとなかには2.5Lの紙パックが差し込まれています。
紙パックはスライドして取り外せるようになっています。
自動集塵機能は一度使うとやみつきになる快適機能ですが、収集時の音は正直うるさいです。
ただし、10〜15秒ほどで完了するのでそれほど長い時間ではありません。
ゴミ収集自体はオフにもできるので、不要な場合(そういう人は少ないと思いますが)はアプリから設定ください。
モップモジュール装着で水拭きに対応
Neabot NoMo Q11は裏面にモップモジュールを装着すれば、水拭きモードで使えるようになっています。
専用モップはぬらす必要なく、給水口からタンクに水をためるだけで大丈夫です。
水分量は適切で、最大量にしても多すぎることなく、床表面がすこし湿るくらいのイメージ。
水拭き後のモップはやや黒ずんでおり、通常吸引だけでは取りきれない汚れが除去できていました。
アレクサ連携で音声操作にも対応
Amazon Alexaのスキルに「Neabot」が存在し、Neabot NoMo Q11はアレクサ対応スマートスピーカーと連携して音声操作も可能です。
スキルを有効化してアカウントをリンクし、端末を検出することで使用できます。
清掃開始と停止のみで音声操作のバリエーションは豊富でないものの、スマホを取り出すのがめんどくさいときには重宝しそうです。
Neabot NoMo Q11はこんな人におすすめ
Neabot NoMo Q11は同社最上位のロボット掃除機で、最高レベルの吸引力にスマートマッピング、水拭きモード、自動ゴミ収集搭載と機能満載です。
これだけ機能性に富んでいるにもかかわらず、価格は6万円台と安く、コスパにもすぐれています。
ルンバ i3+やECOVACS DEEBOT N8+など、オールインワンのロボット掃除機は出揃ってきていますが、これから買うなら間違いなくおすすめの一台です。
Neabot NoMo Q11レビューまとめ
本記事は「Neabot NoMo Q11をレビュー!掃除・水拭き・自動ゴミ収集機能をもつ3-in-1のロボット掃除機」について書きました。
Neabot NoMo Q11は、自動ゴミ収集機能と水拭きモードを搭載するコンパクトなロボット掃除機です。
約4,000Paの吸引力にLiDAR搭載による高精度なリアルタイムマッピング、カーペット認識機能など、実用性も抜群。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
- 6万円台
- 最大4,000Paの高い吸引力
- 自動ゴミ収集機能搭載
- 水拭きモード搭載
- 正確なマップ描画
- 複数フロア対応
- アレクサ連携による音声操作対応
- ゴミ収集時の音がうるさい