評価:4.6
大容量のモバイルバッテリーを手放せないマクリンです。
先日レビューした「UGREEN Nexode Wavy」は、バッテリーの中身を見える化するディスプレイが刺さって、そのまま常用モバ充になりました。
ただ10,000mAhだと、旅行・出張中にスマホとノートPCの両方をまかなうには、心もとない場面もあります。
そこに容量2倍で登場したのが「UGREEN Nexode Wavy 20000mAh 55W」です。
波打つスーツケースのような本体と、セルの温度や劣化度まで映し出すTFTディスプレイはそのまま受け継いでいます。
セルにはEV用バッテリーで知られるBYD製を採用し、釘刺し・耐圧・加熱・過充電・リチウム析出という5項目の安全試験をクリア。
出力は最大45WでPPS対応スマホやXiaomiスマホでは最大55Wと、各デバイスの充電を汎用的にカバーしています。
本記事ではUGREEN Nexode Wavy 20000mAh 55Wをレビューしていきます。
- セルブランド・劣化度・温度・電圧まで表示するTFTディスプレイ
- BYD製セルと5項目の安全試験で安全性に配慮
- 20,000mAh・74Whでスマホ3回分以上をまかなえる
- ストラップ兼用の平型ケーブルを内蔵
- 内蔵ケーブル / USB-C / USB-Aの3ポート仕様
- 55W出力はPPSとXiaomi独自急速充電のみで、PD機器は最大45W
- 複数ポートを同時に使うと合計15Wにしぼられる
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UGREEN Nexode Wavy 20000mAh 55Wの外観と概要
UGREEN Nexode Wavy 20000mAh 55Wは、USB-Cケーブルを内蔵する20,000mAhのモバイルバッテリーです。
| 製品名 | UGREEN Nexode Wavy 20000mAh 55W(PB602) |
|---|---|
| サイズ | 約116.5 × 71 × 30mm |
| 重さ | 約375g |
| バッテリー容量 | 20,000mAh(74Wh) |
| 定格容量 | 12,500mAh |
| 出力ポート数 | 3(USB-C内蔵ケーブル / USB Type-C / USB Type-A) |
| USB-C出力 | 5V 3A / 9V 3A / 10V 2.25A / 12V 3A / 15V 3A / 20V 2.25A(最大45W) PPS:5-11V 5A(最大55W) Xiaomi急速充電:3.6-10V 5A / 3.6-11V 5A(最大55W) |
| USB-A出力 | 5V 3A / 9V 2A / 10V 2.25A / 12V 1.5A(最大22.5W) |
| 合計出力 | 5V 3A(最大15W) |
| 入力 | 5V 3A / 9V 3A / 12V 3A / 15V 3A(最大45W) |
モデル名のとおり、波打つ(Wavy)ガンメタボディに、ライムグリーン色のケーブルがおしゃれ。


側面のボタンを押すと、前面のカラーディスプレイが点灯します。
左に「74Wh 55W」、右に残量が出るのがホーム画面。ここに出る情報の充実っぷりがすごいので後述します。
上部には内蔵ケーブルにくわえ、USB-C/Aポートを1つずつ搭載しています。


本機の顔ともいえるのが、上部から伸びる編み込みの内蔵USB-Cケーブル(約18cm)。
使わないときは輪っか状に収まり、そのままストラップや持ち手になります。
背面には入出力の内訳から認証マークまでみっちり書かれ、本機はNexode Wavy同様の3C認証つき。中国への持ち込みも問題ありません
定格エネルギーは74Wh(7.4V)、定格容量は12,500mAh。10,000mAhのセルを2つ直列でつないだ構成です。
10,000mAhのNexode Wavyと並べると、面積はひと回り、厚みは1.6倍程度ちがいます。
容量2倍分だけにさすがにボリューミーではあるものの、高さ・幅ともに1cm未満の拡張にとどめているのは健闘しています。
実際手に取っても、20,000mAhクラスとしては素直に持ちやすいサイズ感です。
UGREEN Nexode Wavy 20000mAh 55Wのレビュー
Nexode Wavy 20000mAh 55Wをレビューしていきます。
TFTディスプレイでセルの状態まで見える化
本機一番の魅力は、前モデルから受け継いだ見える化ディスプレイ。バッテリー残量以外にさまざまな情報が見れます。


ボタンを押すたびに画面が切り替わり、バッテリーの健康度と充放電回数から見せてくれます。
セル電圧はU1・U2が4.21Vずつで、合計8.42V。2セル直列という中身がそのまま数字で見えます。
セルのシリアルナンバーまで2本分見られるので、個体を特定できるレベルの透明性をもっています。


セルブランドの表示は、前モデルのATLからEV用バッテリーで知られる「BYD」に変わっていました。


デバイスにつなぐと、出力ワット数と残り時間、さらにポートごとの内訳まで表示されます。
ここまで内部状態が見えると「今どれくらい元気なバッテリーなのか」がひと目でわかり、モバ充にありがちな不安がスッと消えます。
しかも、異常が起きた場合はその履歴が本体に自動保存されます(電源ボタン5回タップで履歴表示)。
見えるようにするだけでなく、あとから追える形で残してくれるのは真摯ですね。
最大45W出力でノートPC充電かつ一部スマホでは最大55W出力
内蔵ケーブルとUSB-CポートはPD最大45W出力に対応し、スマホからモバイルノートまでカバーできます。


最新のiPhoneも、内蔵ケーブルから37.3W出ていました。
このときの本体表示は38W。ポート別に見ても、C1だけで38.4Wを出ていることが分かります。
ノートPCも実用域で、MacBook Airが41.8W、HPのWindowsノートPCが43.1Wと、どちらも40W台に乗りました。
ケーブルを別に持ち歩かなくても、本体からサッと伸ばすだけでノートPC充電できるのは、内蔵ケーブル型ならではの快適さ。
PPS対応スマホやXiaomiスマホなど、一部のAndroidスマホでは最大55W出力を発揮でき、手持ちのOPPO Find N6では45.0Wほど出ていました。
本体ディスプレイ側も、内蔵ケーブル(C1)に45.4Wと表示していました。
一方USB-Aポートは最大22.5Wで、実測はiPhoneが13.7W、折りたたみスマホが10.1Wでした。
USB-A単体でも、サブ機やイヤホンを充電する分には十分ですね。
最大45W入力の本体充電と最大3台同時充電に対応
本体への入力も最大45Wで、内蔵ケーブルとUSB-Cポートのどちらからでも充電できます。
20,000mAhと大容量ながら、公称では0から100%まで約4時間。空にしても寝ているあいだに戻せる速さです。
本体を充電しながらデバイスにも給電できるパススルーにも対応しますが、パススルー中は入出力とも5Vに切り替わる点は覚えておきたいところ。
そして最大3台同時充電にも対応します。ただ複数ポートを同時に使うと、前モデル同様合計最大15Wにしぼられます。
iPhone 17 Proと17 Pro Maxを2台つないだときは、7.3Wと7.4Wで仲良く半分個でした。
3台つないでも同じで、iPhone 2台とイヤホンで7.3W / 7.4W / 1.2Wという配分でした。
スマホを2台とも急速充電したい人には物足りないものの、寝る前にスマホ・イヤホン・時計をまとめて挿しておく使い方なら、むしろちょうどいい配分です。
45Wあるいは55Wをフルに使えるのは1台のときだけなので、そこは割り切って使いたいですね。
UGREEN Nexode Wavy 20000mAh 55Wはこんな人におすすめ
Nexode Wavy 20000mAh 55Wは「出張や旅行でスマホもノートPCもまかないたいけど、バッテリーの安全性も自分で確かめたい人」におすすめです。
最大の魅力は、残量や出力だけでなく、セルの温度・電圧・劣化度・ブランド・シリアルナンバーまで映し出すTFTディスプレイ。
EV用バッテリーで知られるBYD製セルと5項目の安全試験、毎秒100回の温度監視をそなえたうえで、内部状態をここまでオープンにしてくれるモデルはめずらしいです。
さらにPD最大45W出力・PPS最大55W出力で、内蔵ケーブルからMacBook AirクラスのノートやPPS対応スマホまで急速充電できるパワーもあります。
20,000mAh・74Whあれば、スマホを何度も充電しつつノートPCにも回せるので、電源のない移動日にこそ効いてくる一台です。
同じシリーズでもっと軽いほうがいいならUGREEN Nexode Wavy(10,000mAh)、20,000mAhでケーブルを2本内蔵したいならAnker Zolo Power Bank (20000mAh, 45W, Built-In Dual USB-Cケーブル)もおすすめです。
UGREEN Nexode Wavy 20000mAh 55Wレビューまとめ
本記事ではUGREEN Nexode Wavy 20000mAh 55Wをレビューしました。
セルのブランドやシリアルナンバーまで見せる徹底した透明性に、BYD製セルと5項目の安全試験による安全設計。
10,000mAhモデルで感じた「中身が見える安心」を、容量2倍でそのまま受け取れます。
PD最大45W出力でMacBook Airクラスまでカバーでき、内蔵ケーブルがストラップも兼ねるので、旅行や出張のカバンにポンと放り込める一台でした。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
- セルブランド・劣化度・温度・電圧まで表示するTFTディスプレイ
- BYD製セルと5項目の安全試験で安全性に配慮
- 20,000mAh・74Whでスマホ3回分以上をまかなえる
- ストラップ兼用の平型ケーブルを内蔵
- 内蔵ケーブル / USB-C / USB-Aの3ポート仕様
- 55W出力はPPSとXiaomi独自急速充電のみで、PD機器は最大45W
- 複数ポートを同時に使うと合計15Wにしぼられる




ガジェットブロガー
Makurin
プロフィール
株式会社makuri 代表取締役。
ガジェット選びで失敗しないための情報を発信中。ブログ「マクリン」とYouTube「マクリン / ガジェット比較」を運営しています。
レビュー歴7年以上、実機レビューは累計500製品以上。充電器・モバイルバッテリー・スマホアクセサリー・ネット回線・VPN・ゲーミングPCなど幅広くレビュー。
自宅に100台以上の充電ガジェットを所有し、実際の使用感にこだわったレビューを届けています。
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