評価：4
どうも、iPhoneならびにAndroidスマホユーザーのマクリンです。
スマホ機種によって「ワイヤレス充電したい」「有線充電したい」が分かれるため、モバイルバッテリーが両方の充電方法に対応していると助かります。
さらにケーブルも内蔵していると、ケーブルをいちいち持ち歩かなくてよくなります。
まさにこれらのニーズを満たすモデルが「CIO SMARTCOBY Ex SLIM Qi2 & Cable」です。
「内蔵ケーブル」「Qi2」ともに搭載し、有線・無線のいずれも急速充電に対応しています。
Qi2とQiの大きな違いは2点あり、その1つが「マグネット固定に対応した」という点です。
iPhoneにも「MagSafe」というマグネット接続技術があるものの、Apple独自の技術であり、Qi自体に組み込まれている技術ではありませんでした。
それ自体をQiに組み込めないかということで、Appleの技術協力を得てQi2には「Magnetic Power Profile（MPP）」というマグネット固定技術が入っています。
MPPはMagSafeとの互換性を確保したものとなっているので、iPhone 15はQi2対応であり、13/14シリーズもiOSのアップデートのみでQi2対応を実現しています。
Qi2対応のAndroidスマホは今後出てくる予定ですが、そうなるとiPhone・Android関係なく、マグネット固定しながらワイヤレス充電できるようになります。
Qi2のもう1個の違いが最大出力、つまりワット数です。
Qiのときはワイヤレス充電器自体の性能やスマホの仕様によって、最大出力は5〜15Wと幅がありました。
一方Qi2では、最大出力が15Wと固定化されました。つまり、Qi2対応スマホとQi2対応充電器の組み合わせであれば、もれなく15W出力を実現できるということになります。
ほかにもパススルーやバッテリー残量のデジタル表示に対応するなど、使い勝手もバッチリ。
そこで本記事ではCIO SMARTCOBY Ex SLIM Qi2 & Cableをレビューしていきます。
- 着脱可能なUSB-Cケーブル内蔵
- Qi2対応スマホの高速ワイヤレス充電可能
- パススルー充電対応
- バッテリー残量をデジタル表示
- 2台同時充電時の合計出力が15Wと低い
- ケースによってはマグネット吸着時に干渉しそう
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いや、俺なんてそんな、どこにでもいるただのマクリンですよ。当サイトでは、さまざまなガジェット・家電をレビューしています。「Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム」のモノ/ガジェットクリエイターとしても活動し、22年4月には書籍「マクサン式Webライティング実践スキル大全」を出版。株式会社makuri 代表取締役。プロフィール詳細／レビューガイドライン・理念
CIO SMARTCOBY Ex SLIM Qi2 & Cableの概要
「SMARTCOBY Ex SLIM Qi2 & Cable」は、スマホを約1回分充電できる、ワイヤレス対応ケーブル一体型モバイルバッテリーです。
| 製品名 | CIO SMARTCOBY Ex SLIM Qi2 & Cable |
|---|---|
| サイズ | 約91 x 65.5 x 16.2mm |
| 重さ | 約138g |
| カラー | ブラック、ホワイト |
| バッテリー容量 | 5,000mAh |
| 出力ポート数 | 3（マグネット式ワイヤレス / USB-C内蔵ケーブル / USB-C） |
| 入力ポート数 | 2（USB-C内蔵ケーブル / USB-C） |
| 入力（USB-C） | 5V 3A / 9V 2.22A / 12V 1.67A（最大20W） |
| 出力（USB-C） | 5V 3A / 9V 2.22A / 12V 1.67A（最大20W） |
| ワイヤレス出力 | 最大15W ※12シリーズ以前のiPhoneやQi対応スマホには最大7.5Wの出力となります。 |
| 合計出力 | 15W |
カラーはブラック・ホワイトの2色。
表面は同社のアイデンティティでもあるシボ加工で、キズ付きにくいので扱いやすいです。
上面には電源ボタンとUSB-Cポートが付き、ボタンを押すとバッテリー残量が1%単位で表示されます。
側面には内蔵ケーブルがきれいに収まり、着脱も可能なので消耗した際にケーブルだけ交換できるのがありがたいです。
手のひらに十分おさまるサイズ感で、厚みは1円玉の直径より短い薄型設計となっています。
重量は約143gでお茶碗1杯分くらい。
CIO SMARTCOBY Ex SLIM Qi2 & Cableのレビュー
SMARTCOBY Ex SLIM Qi2 & Cableの特徴を紹介します。
Qi2対応スマホは最大15Wのワイヤレス充電可能
背面がマグネット式ワイヤレス充電パッドであり、iPhoneふくむQi2対応スマホの場合、最大15Wのワイヤレス充電が可能です。
3時間足らずでカラからフル充電できます。
磁力もわりと強めで、激しめに振らないかぎり、ポロッと取れることはありません。
Proだと若干余るくらいで、Pro Maxだと余裕がかなりある感じです。
（左）iPhone 15 Pro /（右）Pro Max
ただし、モバブの先端がカメラにかかるギリギリなので、ケースによってはカメラホールの縁と干渉する懸念があります。
マクリンQi/Qi2対応スマホ以外にQi対応イヤホンもワイヤレス充電可能です。
パススルー対応かつ2台同時充電可能
CIO Mate Charger001など20W以上の充電器との組み合わせで、最大20Wで本体充電可能です。
パススルーにも対応し、本体充電しつつ、もう一方のUSB-Cもしくはワイヤレス充電パッドからデバイス充電が行えます。
本機は完全パススルー対応であり、同時充電時にモバブ本体が満充電になると、ワイヤレス充電だけの直流回路に自動で切り替わります。
内蔵ケーブルあるいはUSB-Cポートを介した充電は最大20W出力で、ワイヤレス充電よりやや高い出力となります。
iPhone 15 Pro（19.5W）
ワイヤレス充電とUSB-C充電を同時に行った際はUSB-C充電が優先されるので、その特性を活かし、マグネット吸着でスマホを固定しつつ有線充電するといったことも可能です。
マクリン3台同時充電はできないものの「ワイヤレス + USB-C」あるいは「USB-C x 2（内蔵ケーブル + USB-Cポート）」の2台同時充電は可能で、この場合の合計出力は15Wになります。
Galaxy S21 / Technics EAH-AZ80（8W / 2.4W）
スマホ2台は厳しいものの、スマホ + イヤホンの同時充電くらいなら十分可能です。
CIO SMARTCOBY Ex SLIM Qi2 & Cableはこんな人におすすめ
SMARTCOBY Ex SLIM Qi2 & Cableは「ケーブルを内蔵する5,000mAhのQi2対応モバイルバッテリーが欲しい人」におすすめです。
「内蔵ケーブル」「Qi2対応」「パススルー対応」「バッテリー残量のデジタル表示」など、モバブに求められる機能はほぼ全部入っています。
ただしスタンド機能は付いていないので、ケーブルが要らない代わりにスタンドが欲しい人はAnker MagGo Power Bank (10000mAh)もおすすめです。
CIO SMARTCOBY Ex SLIM Qi2 & Cableレビューまとめ
本記事ではSMARTCOBY Ex SLIM Qi2 & Cableをレビューしました。
5,000mAhクラスのQi2対応モバブがほとんどなかった中、ほぼ全部入りのモデルが登場しました。
マクリンどうも、マクリン（
@Maku_ring）でした。
- 着脱可能なUSB-Cケーブル内蔵
- Qi2対応スマホの高速ワイヤレス充電可能
- パススルー充電対応
- バッテリー残量をデジタル表示
- 2台同時充電時の合計出力が15Wと低い
- ケースによってはマグネット吸着時に干渉しそう
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