どうも、iPhone 15 Pro・AirPods Pro 2ユーザーのマクリンです。
これらの機器ふくめ、多くのQi/Qi2対応スマホやQi対応イヤホンはワイヤレス充電に対応し、ワイヤレス対応のモバイルバッテリーと組み合わせれば、くっつけるだけで本体充電できます。
ただ、自分に合ったモデルがどれなのか、なかなか決めかねる人も多いはず。
そこで本記事はワイヤレス充電対応モバイルバッテリーのおすすめを紹介していきます。
先におすすめのモバイルバッテリーを知りたい場合は「おすすめのワイヤレス対応モバイルバッテリー」からチェックしてみてください。
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ワイヤレス対応モバイルバッテリーの選び方
ワイヤレス充電対応のモバイルバッテリーを選ぶうえで、気にすべきポイントを3つにしぼって紹介します。
携帯性重視なら5,000mAh、充電回数なら10,000mAh
モバイルバッテリーの大事なスペックがバッテリー容量(mAh)です。
参考までに、スマホのバッテリー容量は約2,500mAh。
携帯性を重視するか充電回数を重視するかで、選ぶバッテリー容量が分かれてきます。
前者を重きに置くなら100g台前半の5,000mAhクラス、後者ならスマホを約4回充電できる10,000mAhクラスから選ぶことをおすすめします。
パススルー充電対応
ワイヤレス対応のモバイルバッテリーでは、パススルー充電対応か否かという点に着目しましょう。
パススルー充電とは「バッテリー本体を充電しながら、デバイスを充電できる機能」のことをいいます。
この機能がなぜ大事なのかというと、パススルー充電に対応していることでワイヤレス充電器代わりにも使えるからです。
例えばイヤホンはこまめに充電する必要があり、パススルー充電対応だと手軽に充電できるのでかなり重宝します。
QiとQi2
ワイヤレス充電の規格は、Qiの中でも世代によって「Qi」と「Qi2」に分かれています。
Qiは前世代、Qi2は2024年1月に発表された最新世代の規格です。
Qi2とQiの大きな違いは2点あり、その1つが「マグネット固定に対応した」という点です。
iPhoneにも12シリーズ以降は「MagSafe」というマグネット接続技術があるものの、Apple独自の技術であり、Qi自体に組み込まれている技術ではありませんでした。
それ自体をQiに組み込めないかということで、Appleの技術協力を得てQi2は「Magnetic Power Profile(MPP)」というマグネット固定技術が入った規格となっています。
MPPはMagSafeとの互換性を確保したものとなっているため、iPhone 15はQi2対応であり、13/14シリーズもiOSのアップデートのみでQi2対応を実現できているのです。
Qi2対応のAndroidスマホも今後出てくれば、iPhone・Android関係なく、マグネット固定しながらワイヤレス充電できるようになります。
Qi2のもう1個の違いが最大出力、つまりワット数です。
前述のとおり、Qiのときはワイヤレス充電器自体の性能やスマホの仕様によって、最大出力は5〜15Wと幅がありました。
一方Qi2では、最大出力が15Wと固定化されました。
Qi2対応ワイヤレス充電器でQi対応スマホも当然充電できます。
とはいえ現時点でQi2対応のモバイルバッテリーは少ないので、iPhoneユーザーなら少なくともMagSafe対応であるかどうかを見ておきましょう。
13シリーズ以降のユーザーはQi2対応が基本的におすすめです。
Qi/Qi2対応ワイヤレスモバイルバッテリーのおすすめ6選
それでは、僕が実際に使ってきたワイヤレス対応モバイルバッテリーの中から、おすすめを紹介していきます。
それぞれの機能は下記にて比較していますので参考ください。
左スライドで全表示
製品 | バッテリー容量 | サイズ | 重量 | ワイヤレス充電規格 | MagSafe対応 | 出力ポート数 | ワイヤレス出力 | USB出力 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
5,000mAh | 105 x 67 x 12mm | 約125g | Qi |
2(USB-C/ワイヤレス) | 7.5W / 5W | 12W(USB-C) | ||
5,000mAh | 94.7 x 64.4 x 16.6mm | 約131g | Qi |
2(USB-C/ワイヤレス) | 7.5W / 5W | 10W(USB-C) | ||
5,000mAh | 105 x 66 x 13mm | 約144g | Qi |
2(USB-C/ワイヤレス) | 7.5W / 5W | 12W(USB-C) | ||
5,000mAh | 91 x 65.5 x 16.2mm | 約138g | Qi2 |
3(USB-C内蔵ケーブル/USB-C/ワイヤレス) | 15W | 20W(USB-C内蔵ケーブル/USB-C) | ||
6,600mAh | 109 x 62 x 25mm | 約219g | Qi2 |
2(USB-C/ワイヤレス) | 15W | 20W(USB-C) | ||
10,000mAh | 105 x 66 x 20mm | 約250g | Qi2 |
2(USB-C/ワイヤレス) | 15W | 27W(USB-C) |
Anker 621 Magnetic Battery
「Anker 621 Magnetic Battery (MagGo)」は、iPhone約1回分の充電に相当する、5,000mAhのMagSafe対応モバイルバッテリーです。
ブルー以外に、ブラック・ホワイト・グリーン・パープルとバラエティ豊富で、男女問わずに使いやすいカラーも用意されています。
最大7.5Wのマグネット式ワイヤレス充電パッドは円で囲われ、その下には線が描かれています。
サイズは約105 x 67 x 12mmで、名刺ケース未満の超小型サイズを実現しています。
厚みはなんと11mm台(公称は12mm)で、Anker 622 Magnetic Battery (MagGo)よりさらに1mm薄くできています。
本機はMagSafe対応であり、背面にモバイルバッテリーを吸着すると充電が開始します。
AirPods Pro 2をはじめ、Qi対応イヤホンのワイヤレス充電にも対応しています。
USB-Cポートも搭載し、こちらを使って最大12W出力までのデバイス充電が可能です。
ワイヤレス + USB-Cの2台同時充電は非対応で、両方行うとUSB-C充電のほうが優先されます。
パススルー充電にも対応し、本体充電しながらのワイヤレス充電もできます。
Anker 621 Magnetic Battery (MagGo)は「iPhone用のワイヤレスモバイルバッテリーで携帯性を重視する人」におすすめです。
Belkin BOOST CHARGE Magnetic Wireless Battery 5000 + Stand
「Belkin BOOST CHARGE Magnetic Wireless Battery 5000 + Stand」は、5,000mAhのMagSafe対応モバイルバッテリーです。
表面には最大7.5Wのマグネット式ワイヤレス充電パッドを搭載しています。
カラーはブラック・ホワイトの2色があります。
サイズは約94.7 x 64.4 x 16.6mmと名刺ケースよりコンパクトで、重量は約131gでひときわ軽く仕上がっています。
充電パッドにMagSafe対応iPhone(12シリーズ以降)をもっていくだけで、マグネットでくっついて充電がスタートします。
Qi対応イヤホンでも充電可能で、AirPods Pro 2なら充電部にマグネットを搭載しているので、斜めにしてもピタッとくっつきます。
背面にはフリップ式のキックスタンドを搭載しています。
充電しながらのZOOMやSNSライブ・動画視聴など、用途に応じて縦横を使い分けられます。
また、バッテリー本体を縦置きしながらiPhoneを横置きできるフローティングモードでも使用でき、高さを出したいときに重宝します。
パススルー充電にも対応し、本体充電とデバイス充電(ワイヤレス)が同時に可能なので、充電器的にも使えます。
USB-Cは単ポートでも最大10W出力であり、ワイヤレス + USB-Cの2台同時充電(合計最大10W)もサポートしています。
Belkin BOOST CHARGE Magnetic Wireless Battery 5000 + Standは「iPhoneがワイヤレス充電できる、5,000mAhのワイヤレスモバイルバッテリーが欲しい人」におすすめです。
Anker 622 Magnetic Battery
「Anker 622 Magnetic Battery」は、5,000mAhのMagSafe対応モバイルバッテリーです。
表面には、iPhone / Qi対応スマホ / ワイヤレスイヤホンの充電に対応するマグネット式ワイヤレス充電パッドを搭載しています。
カラーはグリーン・パープル・ブラック・ホワイトの4色があり、無骨なモバイルバッテリーらしからぬ淡い色合いに仕上がっています。
サイズは約105 x 66 x 13 mmのハンディサイズ、重量は約144gとご飯1杯分くらいの軽さです。
サイズ感はProだと横にすこし余るくらい、miniだと若干はみ出るので注意ください。
充電パッドにMagSafe対応iPhoneをもっていくと、磁力でパチッとくっ付き、充電が開始します。
ケース越しであってもMOFT MagSafe対応ケースのようなマグネット搭載ケースなら、問題なくワイヤレス充電できます。
約900gの荷重に耐える強力マグネット搭載で、バッテリーで本体を持ち上げても外れる心配はありません。
ただし、ワイヤレス出力は最大7.5Wであり、高速ワイヤレス充電(15W)の半分の出力なので、カラからフル充電まで3時間以上かかります。
iPhoneだけでなく、Qi対応ワイヤレスイヤホンの充電にも使えます。
角度調整はできないものの、画面を視認しやすい60度の傾斜となっています。
最大12W出力できるUSB-Cポートもそなえ、iPhone 13シリーズの高速充電(20W必要)には足りないものの、スマホの急速充電は可能です。
ワイヤレス + USB-Cの同時充電は非対応ですが、本体充電とワイヤレス充電が両立できるパススルー充電に対応し、充電器代わりにも使えます。
Anker 622 Magnetic Batteryは「iPhoneが充電できる、スタンド搭載のワイヤレスモバイルバッテリーが欲しい人」におすすめです。
強力なマグネットと折りたたみ式スタンドも搭載しています。
CIO SMARTCOBY Ex SLIM Qi2 & Cable
「CIO SMARTCOBY Ex SLIM Qi2 & Cable」は、ケーブル一体型のQi2対応モバイルバッテリーです。
側面には内蔵ケーブルがきれいに収まり、着脱も可能なので消耗した際にケーブルだけ交換できるのがありがたいです。
手のひらに十分おさまるサイズ感で、厚みは1円玉の直径より短い薄型設計となっています。
重量は約143gでお茶碗1杯分くらい。
背面はQi2対応のマグネット式ワイヤレス充電パッドであり、iPhoneふくむQi2対応スマホなら最大15Wのワイヤレス充電が可能です。
3時間足らずでカラからフル充電できます。
Qi/Qi2対応スマホ以外にQi対応イヤホンもワイヤレス充電可能です。
内蔵ケーブルあるいはUSB-Cポートを介した充電は最大20W出力で、ワイヤレス充電よりやや高い出力となります。
パススルーにも対応し、本体充電しつつ、もう一方のUSB-Cもしくはワイヤレス充電パッドからデバイス充電が行えます。
3台同時充電はできないものの「ワイヤレス + USB-C」あるいは「USB-C x 2(内蔵ケーブル + USB-Cポート)」の2台同時充電は可能で、この場合の合計出力は15Wになります。
スマホ2台は厳しいものの、スマホ + イヤホンの同時充電くらいなら十分可能です。
SMARTCOBY Ex SLIM Qi2 & Cableは「ケーブルを内蔵する5,000mAhのQi2対応モバイルバッテリーが欲しい人」におすすめです。
Anker MagGo Power Bank (6600mAh)
「Anker MagGo Power Bank (6600mAh)」は、6,600mAhのQi2対応モバイルバッテリーです。
カラバリはけっこう豊富で、ホワイト以外にブラック・ブルー・グリーン・パープルの全5色です。
前面には「Qi2」が印字され、Qi2対応スマホ用のマグネット式ワイヤレス充電部となっています。
ヒンジを起点に角度をつけられ、最大80°まで無段階で調整できます。
側面には入出力対応のUSB-Cポートがついています。
同社初のQi2対応モバブで、Qi2対応スマホなら最大15Wの高速ワイヤレス充電に対応しています。
同じ充電パッドでQi対応イヤホンも充電できます。
充電部を起点に360°回転でき、横に向けて動画や時計を見ながらの充電もOKです。
USB-Cポートを介したデバイス充電もでき、最大20Wの有線充電に対応しています。
ワイヤレス + USB-Cの2ポート同時使用時は合計最大18Wに制限されるので、スマホ + イヤホンの同時充電くらいがおすすめです。
Anker MagGo Power Bank (6600mAh)は「スタンドでも使えるQi2対応モバイルバッテリーが欲しい人」におすすめです。
Anker MagGo Power Bank (10000mAh)
「Anker MagGo Power Bank (10000mAh)」は、10,000mAhのQi2対応モバイルバッテリーです。
カラーはブラック・ホワイト・ブルー・グリーン・パープルの5色と多彩。
前面は最大15Wのワイヤレス出力に対応する、Qi2対応スマホ用のマグネット式ワイヤレス充電部となっています。
側面にはディスプレイを搭載し、下部の電源ボタンを一回押すとバッテリー残量、充電時はバッテリー本体から機器へ給電可能な残り時間が表示されます。
本機はワイヤレス充電パッドにQi2対応スマホをくっ付けるだけで充電が開始します。
充電速度はワイヤレスながら最大15Wと高く、3時間程度でカラからフル充電に到達します。
背面のフリップスタンドを立てれば、動画やSNSを見ながらの充電にも最適。
Qi対応イヤホンもワイヤレス充電可能です。
側面にUSB-Cポートをそなえ、こちらは最大27W出力できるので、MacBook Airのような一部のモバイルノートPCでも充電できました。
パススルーにも対応し、本体充電とデバイス充電を同時に行えます。
ワイヤレス + USB-Cを使った2台同時充電も可能で、合計出力18Wにしぼられるものの、スマホ + イヤホンの同時充電くらいがおすすめ。
Anker MagGo Power Bank (10000mAh)は「10,000mAhのQi2対応モバイルバッテリーが欲しい人」におすすめです。
Qi/Qi2対応ワイヤレスモバイルバッテリーまとめ
本記事ではワイヤレス充電対応モバイルバッテリーのおすすめを紹介しました。
最近のモバイルバッテリーはますます進化し、ワイヤレス充電にただ対応するだけでなく、プラスアルファの要素も盛り込まれています。
本記事を参考に、ベストパートナーのワイヤレスモバイルバッテリーをぜひ見つけてください。
どうも、マクリン(
いつも楽しく拝見させて頂いております。
教えて頂けますか?
ワイヤレスモバイルバッテリーを探してますが、ほとんどがiPhone 対応と記載してあり、自分が使用している Galaxy s22 が利用できないのがほとんどに見えます。
しかしQi対応とあるので、利用できるのかも、しかしどう判断して良いか分かりません。
ワイヤレスおすすめ5機種の記事を見ても、自分のスマホでは利用出来ないのかと諦めてます。
どんな記載あれば利用可能なのか判断するコツがあると助かるのですが。
ご教授頂くことは可能でしょうか?