評価:4.7
どうも、充電器のワット数は常にチェックしていたいマクリンです。
一部のモバイルバッテリーでは、ポートごとのワット数が見れるディスプレイが付いているものの、充電器で同じようなモデルはありませんでした。

「きちんと充電できてんのかな?」「このポートからどのくらい出てる?」を知りたいユーザーにとって、この機能は垂涎モノ。
「Ankerの日本未発売モデルでディスプレイ付きが出た」という情報を聞きつけ、あまりに欲しくて個人輸入しました。
あまりにも気になってた充電器を個人輸入してみた
Anker Laptop Charger (140W, 4-Port, PD 3.1)
重さ276g・このサイズ感で4ポート140Wなのがすごいのはもちろん、かなり見やすいディスプレイ付きがいい
卓上でも出先でもコレ1台でOK
※個人輸入はなにかあっても自己責任なのでそこだけご注意を pic.twitter.com/LzABwnd3WJ
— マクリン(新井涼太) (@Maku_ring) February 13, 2025
想像どおりかなり使いやすく、今ではすっかり僕の一軍充電器になっているのですが、こちらがついに日本でも発売しました。
タッチ操作にも対応するディスプレイは機能性抜群で、ポートごとの確認はもちろん、全体の合計ワット数をまるっと見たいときも重宝します。

単ポート&複数ポート使用時も140W出力とパワフルで、ポート種も「USB-C x 3 + USB-A」と汎用性の高い構成。
そこで本記事では、Anker Charger (140W, 4 Ports) with USB-C & USB-C ケーブルをレビューしていきます。
- 機能性・視認性の高いディスプレイ搭載
- 1ポート使用で最大140W出力可能
- ノートPCとスマホを2台ずつ同時充電可能
- PPS対応
- 複数ポート接続時に出力配分が固定
- 若干重め
タップできるもくじ
Anker Charger (140W, 4 Ports)の外観と付属品
「Anker Charger (140W, 4 Ports) with USB-C & USB-C ケーブル」は、4ポートタイプの140WクラスUSB-C充電器です。
製品名 | Anker Charger (140W, 4 Ports) with USB-C & USB-C ケーブル |
---|---|
サイズ | 約69 x 69 x 36 mm |
重さ | 約275g |
出力ポート数 | 4(USB Type-C x 3 / USB Type-A) |
USB出力 |
|
合計最大出力 | 140W |
ブラックは、さらさらのガンメタリックな表面で、そこはかとない上質感をまとっています。ブラックというよりダークグレーに近い感じ。
これが「なぜ今までなかったんだろう」と思うほどの便利機能で、丸い部分(タッチセンサー)を押すたび「合計ワット数」「各ポートの出力」「温度状況」と切り替わっていきます。

余談ですが、タッチセンサーを長押しすると表示の方向を90°ごとに変えられるので、コンセントに対して上下逆に挿しても問題ないです。
機能性だけでなく、挿した直後はにっこり笑顔、しばらく放置するとスヤスヤ眠るなど、遊びゴコロもあります。
ディスプレイだけでなくポート面も優秀。4ポートかつUSB-Cポート多めの構成で、充電器としての汎用性も高いです。
140W充電器だけに小さくはないものの、成人男性の手のひらには十分おさまるサイズ感で、ふだん持ち歩くにもちょうどいい大きさ。
Apple 96W USB-C 電源アダプタや140W USB-C電源アダプタよりはコンパクトで、140W充電器としては頑張っておさめているほうです。
重量は約273gで軽いとはいえないものの、Appleの140W充電器とほぼ同程度。
付属品は、充電器本体とUSB-C & USB-C ケーブルです。

Anker Charger (140W, 4 Ports)のレビュー
Anker Charger (140W, 4 Ports) with USB-C & USB-C ケーブルをレビューしていきます。
単ポート最大140W出力に対応
本機のUSB-C1とC2は、USB充電器で現状最高の140W出力に対応しています。
16インチMacBook Proなどの高出力ノートPCにくわえ、超大容量モバイルバッテリーすら最速で充電可能です。
C3も単ポート最大40W出力なので、MacBook Airふくむ一般的なモバイルノートPCなら問題なく急速充電できます。
C1〜C3ともにPPSに対応しているので、PPS対応のAndroidスマホは20W以上の超急速充電、iPhoneでも20W以上の高速充電が可能となっています。
USB-Aは最大33Wという触れ込みですが、こちらはおそらくHuawei端末など一部のスマホ充電にかぎられ、一般的なスマホは最大18Wの範囲内におさまると思われます。
2〜4ポート接続時も合計最大140W出力に対応
複数ポート使用時は合計最大140Wの範囲におさまり、各ポートの出力配分は固定です。
USB-C 1 | USB-C 2 | USB-C 3 | USB-A | Total |
---|---|---|---|---|
140W | 140W | |||
140W | 140W | |||
40W | 40W | |||
33W(一般的なスマホは18W) | 33W(18W) | |||
70W | 70W | 140W | ||
100W | 40W | 140W | ||
100W | 40W | 140W | ||
100W | 33W(一般的なスマホは18W) | 133W(118W) | ||
100W | 33W(一般的なスマホは18W) | 133W(118W) | ||
12W | 12W | 24W | ||
65W | 45W | 30W | 140W | |
100W | 12W | 12W | 124W | |
100W | 12W | 12W | 124W | |
65W | 45W | 12W | 12W | 134W |

代表的なものをあげると、USB-C1とC2の同時接続時は最大70Wずつ出力され、14インチMacBook Proや一般的なWindowsノートPCのように、65WクラスのノートPCでも2台同時急速充電可能です。
USB-C1側の出力をもう少し上げたいときは、USB-C1とC3をつなぐことで、C1側の出力が100W、C3側が40Wになります。この場合、C3側はMacBook Airやタブレット・スマホの充電が最適です。
USB-C1〜C3までつなぐと、それぞれ「65W / 45W / 30W」に分配されるものの、これもデバイスを選べば「ノートPC x 3」あるいは「ノートPC x 2 + スマホ」といった組み合わせで、無理なく同時充電可能です。
3ポート接続となると、充電器の温度もそれなりに上がっていると思いきや、温度状況的にまだ余裕はありそうでした。
4ポート使用時はUSB-C3とAが12Wずつに制限されるため、スマホによっては通常充電になるものの、ノートPCとスマホ(イヤホン)2台ずつの同時充電でもまるっとまかなえます。
Anker Charger (140W, 4 Ports)はこんな人におすすめ
Anker Charger (140W, 4 Ports) with USB-C & USB-C ケーブルは「ノートPC・スマホを複数台同時に充電できる4ポート充電器が欲しい人」におすすめです。
発売時点で唯一のディスプレイ搭載で、機能性・視認性ともに使いやすい充電器に仕上がっています。
ポート構成も優秀かつパワフルで「ノートPC x 2 + スマホ x 2」の組み合わせでも無理なく同時充電できます。
140W充電器ながらサイズ感的にも携帯しやすい大きさで、常時持ち運びする人にも最適。
1つのデバイスしか基本的に充電しない人には過多ですが、あらゆるデバイスを充電する人には最強の充電器です。
Anker Charger (140W, 4 Ports)レビューまとめ
本記事ではAnker Charger (140W, 4 Ports) with USB-C & USB-C ケーブルをレビューしました。
このサイズ感で4ポート140Wを実現しているだけでも買いですが、視認性の高いディスプレイまで付いているのは強いです。

僕のメイン充電器は本機になりました!
どうも、マクリン(
- 機能性・視認性の高いディスプレイ搭載
- 1ポート使用で最大140W出力可能
- ノートPCとスマホを2台ずつ同時充電可能
- PPS対応
- 複数ポート接続時に出力配分が固定
- 若干重め





ガジェットブロガー
Makurin
プロフィール
株式会社makuri 代表取締役。
ガジェット選びで失敗しないための情報を発信中。ブログ「マクリン」とYouTube「マクリン / ガジェット比較」を運営しています。
レビュー歴7年以上、実機レビューは累計500製品以上。充電器・モバイルバッテリー・スマホアクセサリー・ネット回線・VPN・ゲーミングPCなど幅広くレビュー。
自宅に100台以上の充電ガジェットを所有し、実際の使用感にこだわったレビューを届けています。
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