ふだんはANC搭載ワイヤレスイヤホンで音楽を堪能しているマクリン(
しかし、「汗や水で壊れてしまったら…」とか「落としてしまったら…」と考え、運動・ジョギング時は別のサブイヤホンを装着しています。
まさにそんなサブ機ニーズにぴったりのエントリーモデルが「EarFun Free 1S」です。
一般的なワイヤレスイヤホンは生活防水(IPX4)が多いなか、本機はIPX7(完全防水)という高い防水性能をもっています。
汗をかいても気兼ねなく水洗いできるうえ、アンダー5千円という価格から、万が一落としてもショックが小さいのもうれしいところです。
リーズナブルだけに装着検出センサー・ANC・外音取り込みは非対応と機能はしぼられるものの、専用アプリやワイヤレス充電、タッチで音量調整には対応し「あれば便利な機能」はそつなく備えています。
音質にも抜かりなく、低音重視で爽快なサウンドは1万円弱のイヤホンに匹敵する完成度です。
そこで本記事ではEarFun Free 1Sをレビューしていきます。
本記事はEarFun様から商品を提供いただき作成しています。
- 完全防水(IPX7)
- 重厚で爽快なサウンド
- 専用アプリ対応
- ワイヤレス充電対応
- タッチで音量調節可能
- 装着検出センサーなし
- ANC・外音取り込みなし
- マルチポイントなし
タップできるもくじ
EarFun Free 1Sの概要
「EarFun Free 1S」はSweatShield™ テクノロジーにより、完全防水(IPX7)を実現した完全ワイヤレスイヤホンです。
製品名 | EarFun Free 1S |
---|---|
防水・防塵規格 | IPX7 |
接続方式 | Bluetooth 5.0 |
対応コーデック | SBC |
重量(イヤホン / ケース込み) | 約9g / 約52g |
バッテリー駆動時間 (上)イヤホン (下)ケース込み |
最大6時間 最大30時間 |
ドライバー | 7mm複合ダイナミックドライバー |
充電方式 | USB-C / ワイヤレス |
装着検出機能 | |
ANC | |
外音取り込み | |
専用アプリ | |
マルチポイント | |
価格 | 4,990円 |
イヤホン本体は黒一色のボディに刻まれたロゴが目を引く、コロンと可愛らしいフォルムです。
左右2基ずつの高性能ENCマイクにより80%のノイズを抑え、クリアで鮮明な音声を相手に届けてくれます。
装着検出センサーは非搭載なので、耳からの脱着にともなう音楽再生・停止には対応していません。
ケースはマットブラックの天面にロゴが刻まれ、ツルッとした質感のシンプルなデザインです。
ケース内面にはボタンがあり、イヤホンを収めた状態で長押しすることでペアリングできます。
ケース込みの重量は約52gと標準的なものの、イヤホン単体は約9gと同社のイヤホンでもトップクラスの軽さを実現。
ケースは少しボリューム感がある一方、イヤホン本体はコンパクト設計となっています。
付属品はイヤホン本体とUSB Type-C to Cケーブル、イヤーピースは装着済みふくめ3種類(S / M / L)用意されています。
EarFun Air Pro 3・Free Pro 2・Air Sとのスペック比較
EarFun Free 1Sと同社の過去モデル「Free 2S」「Free Pro 2」「Air Pro 3」との違いを見ていきます。
左スライドで全表示
製品名 | EarFun Free 1S |
EarFun Free 2S |
EarFun Free Pro 2 |
EarFun Air Pro 3 |
---|---|---|---|---|
防水規格 | IPX7 | IPX7 | IPX5 | IPX5 |
接続方式 | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.2 | Bluetooth 5.2 | Bluetooth 5.3 |
対応コーデック | SBC / AAC | SBC / AAC / aptX | SBC / AAC | SBC / AAC / aptX Adaptive |
重量(イヤホン / ケース込み) | 約9g / 約52g | 約9g / 約45g | 約9g / 約38g | 約10g / 約53g |
バッテリー駆動時間 (上)イヤホン (下)ケース込み |
最大6時間 最大30時間 |
最大7時間 最大30時間 |
最大6時間(ANCで5時間) 最大30時間 |
最大9時間(ANCで7時間) 最大45時間 |
ドライバー | 7mm複合ドライバー | 7mm複合ドライバー | 6mm複合ドライバー | 11mmドライバー |
充電方式 | USB-C / ワイヤレス | USB-C / ワイヤレス | USB-C / ワイヤレス | USB-C / ワイヤレス |
装着検出機能 | ||||
ANC | ||||
外音取り込み | ||||
専用アプリ | ||||
マルチポイント | ||||
価格 | 4,990円 | 6,990円 | 7,999円 | 8,990円 |
EarFun Free 1SはANC・外音取り込み・装着検出センサーに非対応の「音楽をとにかく聞ければ良い」という人向けのエントリーモデルです。
一方完全防水(IPX7)・専用アプリ・ワイヤレス充電に対応し、使い勝手に抜かりなし。
スペックはFree 2Sとほぼ同じで本機のほうが安いため「Androidを使っていてaptXコーデックで音楽を聞きたい人」以外は本機を選んでおけば間違いありません。
もう少し手を伸ばせる人は、アンダー1万円でANC・外音取り込みをそなえ、音質も上々のFree Pro 2も選択肢に入ってきます。
さらにEarFunには、ケース込み45時間のロングバッテリー・aptX Adaptive・マルチポイント対応のお化けモデル「Air Pro 3」も存在します。
音質も、低音の迫力と小気味良い音を楽しめる随一の完成度のため、2千円の価格差を考慮してもAir Pro 3のほうが断然おすすめです。
EarFun Free 1Sのレビュー
EarFun Free 1Sの各特徴をレビューしていきます。
標準的なバッテリー性能でワイヤレス充電対応
バッテリー持続時間はイヤホン単体で最大6時間、ケースふくめ最大30時間です。
ケース背面にはUSB Type-Cの充電ポートをそなえています。
急速充電には急速充電器が、ワイヤレス充電にはワイヤレス充電器が必要ですので、ぜひそろえてみてください。
シンプルな専用アプリ対応
アプリ「EarFun Audio」では主に以下の操作が可能です。
- イコライザー設定
- タッチ操作のカスタマイズ
- ゲームモードのON/OFF
ダッシュボード画面では、イヤホン・ケースのバッテリー残量を確認できます。
ダッシュボード右上の歯車マークを押すと各機能にアクセスできる設定画面に移り、ゲームモードのON/OFFなどが可能です。
映像に対する音声の遅延を100ms以下に抑えるモード。動画を見るときやゲームをするときに最適。
イコライザーは4種のプリセットにくわえ、自分好みに6つの音域を調整できるカスタム枠が用意されています。
タッチ操作のカスタマイズでは「1~3タップ」「長押し」に割り当てる操作を自由に変更可能です。
アプリは最低限の機能のみが搭載されたシンプルな設計です。
中低音重視で爽快なサウンド
イヤホンは片耳で約4.4gとマスク1枚ほどと、手に持つとそのあまりの軽さに驚くほどです。
ただし、イヤーピースメインで支えているため、耳穴が埋まっている感覚が常にあるのが難点。
イヤホン表面はタッチセンサーとなっており、デフォルトで以下の操作が割り当てられています。
操作 | L | R |
---|---|---|
再生/停止 | 2タップ | 2タップ |
曲送り | ― | 3タップ |
曲戻し | 3タップ | ― |
音量を上げる | ― | 1タップ |
音量を下げる | 1タップ | ― |
ゲームモード | 長押し | ― |
音声アシスタント | ― | 長押し |
受話 | 着信中に2タップ | 着信中に2タップ |
通話拒否 | 着信中に長押し | 着信中に長押し |
通話終了 | 通話中に2タップ | 通話中に2タップ |
2つの通話に応答・転送 | 通話中に3タップ | 通話中に3タップ |
操作により「ポンッ」と鳴る反応音は、タップ回数が変わっても一律で同じなので注意ください。
タッチセンサー面が狭くてタップしづらく、反応も若干遅いため、操作性はまずまずの印象です。
音質は中低音にフォーカスした、重厚で爽快なサウンドに仕上がっています。
5,000円以下のエントリーモデルながら、ボーカルはもちろん、ズンズンと響く低音も堪能できるのが特徴です。
低音の鳴りはけっこう強めなので、人によっては気になるかもしれません。
細かい音は埋もれている一方、中低音が織りなすサウンドは爽快で、わりと万人受けする音質設計に感じました。
丸くて柔らかいゆえに解像度は低いものの、こもった感じもありません。
EarFun Free 1Sはこんな人におすすめ
EarFun Free 1Sは「エントリーモデルが欲しいけど音質は妥協したくない人」におすすめです。
本機は装着検出センサー・ANC・外音取り込みには全て非対応で機能は限定的。
しかし、音質にはしっかり力を入れており、5,000円以下とは思えないほど重厚で爽快なサウンドを楽しめます。
ワイヤレス充電や完全防水(IPX7)など、ふだん使いにうれしい機能も搭載し、使い勝手は良好です。
外音取り込み・ANCを外せない人はFree Pro 2、マルチポイントまで求める人はAir Pro 3も視野に入れるといいでしょう。
EarFun Free 1Sレビューまとめ
本記事ではEarFun Free 1Sをレビューしました。
本機は5,000円以下のエントリーモデルながら、1万円台のイヤホンに引けを取らない音質をそなえています。
完全防水(IPX7)モデルは意外と限られるので、汗や雨などを気にせず使いたい人は選択肢に入れてみてください。
どうも、マクリン(
- 完全防水(IPX7)
- 中低音重視のサウンド
- 専用アプリ対応
- ワイヤレス充電対応
- タッチで音量調節可能
- 装着検出センサーなし
- ANC・外音取り込みなし
- マルチポイントなし