どうも、ワイヤレスイヤホンの音質にこだわるマクリン( @Maku_ring)です。
音質に影響を与える要素はさまざまですが、音声の圧縮方式であるコーデックや解像度の高さもその一つ。
標準的なSBCやAACより、一部のイヤホンが対応するaptXやaptX Adaptiveのほうが高音質です。
また、解像度が24bit/96kHz(ハイレゾ)であれば、音がより細かく忠実に再現されます。
そんななか、7千円台でこれらをそなえるイヤホンが「Edifier W220T」が登場しました。
本機は、aptX AdaptiveやaptX VoiceをサポートするSnapdragon Soundに対応しています。
対応端末は限られるものの、より高音質・高解像度の音楽を楽しめるツウなイヤホンです。
さらにはQualcomm QCC3056のBluetoothチップを採用し、高速性と安定性をかねそなえたBluetooth 5.3 + LDSアンテナも搭載しています。
蒸れにくいインナーイヤー型のため装着性も快適で、サウンドも軽快で聞きやすく、日常使いにもぴったりです。
そこで本記事では「EDIFIER W220T(Lolli 3)をレビュー!7千円台でSnapdragon Sound対応の完全ワイヤレスイヤホン」について書きます。
本記事はメーカー様から商品を提供いただき作成しています。
- 軽快でボーカル重視のサウンド
- 軽くてスッキリした装着感
- Snapdragon Sound対応
- 専用アプリ対応
- IP54の防水防塵
- ANC・外音取り込み非対応
- ワイヤレス充電非対応
- 装着センサー非搭載
- AACコーデック非対応
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Edifier W220T(Lolli 3)の概要
「Edifier W220T」は防水・防塵仕様(IP54)の完全ワイヤレスイヤホンです。
製品名 | Edifier W220T |
---|---|
防水・防塵規格 | IP54 |
接続方式 | Bluetooth 5.3 |
対応コーデック | SBC / aptX / aptX Adaptive |
重量 | イヤホン約9g / ケース込み約41g |
バッテリー(最大) | イヤホン単体:約6時間 ケース込み:約24時間 |
ドライバー | 13mmダイナミックドライバー |
充電方式 | USB-C |
装着検出機能 | |
ANC | |
外音取り込み | |
専用アプリ | |
マルチポイント | |
Snapdragon Sound | |
価格 | 7,990円 |
カラーはブラックとホワイトの2種類で、無彩色でありながらどちらも光沢感がありポップさを感じさせます。
イヤホンはスティック形状ながら、丸っこいフォルムがかわらしい、黒のボディに白のロゴが目に留まるデザインです。
軸部分はAirPods Proよりわずかに伸びている程度で、気になるほどの長さではありません。
ただし装着センサー非搭載で、耳からの脱着にともなう音楽再生・停止には対応していないので注意ください。
ケースはプラスチック色強めの光沢感あるボディですが、開閉時の抵抗感がほどよく、見た目ほどの安っぽさは感じません。
重量はイヤホン単体で約9g、ケースふくめ約41gと、かなりの軽量モデルです。
ケースは約47 x 56 x 26 mmで、AirPods Proより若干細身のサイズ感です。
インナーイヤー型でイヤーチップ不要のため、付属品はイヤホン本体とUSB C to Aケーブルのみです。
EDIFIER NeoBuds Pro・TWS NB2 Pro・TWS1 PROとのスペック比較
同社のフルワイヤレス「NeoBuds Pro」「TWS NB2 Pro」「TWS1 PRO」との比較は以下のとおりです。
左スライドで全表示
製品名 | Edifier W220T |
NeoBuds Pro |
TWS NB2 Pro |
TWS1 PRO |
---|---|---|---|---|
防水規格 | IP54 | IP54 | IP54 | IP65 |
接続方式 | Bluetooth 5.3 | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.2 |
対応コーデック | SBC / aptX / aptX Adaptive | SBC / AAC / LHDC / LDAC | SBC / AAC | SBC / aptX / aptX Adaptive |
重量(イヤホン / ケース込み) | 約9g / 約41g | 約10g / 約37g | 約12g / 約54g | 約10g / 約44g |
バッテリー(最大) | イヤホン単体:6時間 ケース込み:24時間 |
イヤホン単体:6時間(ANCで5時間) ケース込み:24時間(ANCで20時間) |
イヤホン単体:9時間(ANCで7時間) ケース込み:32時間(ANCで25時間) |
最大12時間 最大42時間 |
ドライバー | 13mmダイナミックドライバー | 10mmダイナミックドライバー Knowles製バランスド・アーマチュアドライバー |
10mmダイナミックドライバー | デュアル・バランスド・アーマチュアドライバー |
充電方式 | USB-C | USB-C | USB-C | USB-C / ワイヤレス |
装着検出機能 | ||||
ANC | × | |||
外音取り込み | × | |||
専用アプリ | ||||
マルチポイント | ||||
Snapdragon Sound | ||||
価格 | 7,990円 | 13,999円 | 10,348円 | 7,599円 |
TWS1 PROは、機能はしぼられているものの、ワイヤレス充電対応かつバッテリー性能も最長。
IP65の防水防塵性能ももち、スポーツ時に使いたい人・充電が面倒な人におすすめです。
NeoBuds Proは同社のハイエンド機で、音質・ANCともに最高品質をほこります。
TWS NB2 ProもANC・アプリ対応と、同等の機能を備えているものの、性能面ではひと回り劣るので、装着センサーがどうしても欲しい人以外はNeoBuds Proがいいでしょう。
同社のイヤホンの中でも、W220TはエントリーモデルのTWS1 PROに近い位置づけです。
それにもかかわらず、音質面ではSnapdragon Soundに対応しています。
Edifier W220Tは、対応端末は限られるものの、XiaomiなどのAndroidスマホを持つ人なら買いのイヤホンです。
EDIFIER W220Tのレビュー
Edifier W220Tの特徴を紹介します。
単体6時間、ケース込み24時間のバッテリー性能
Edifier W220Tはイヤホン単体で最大6時間、ケースふくめ最大24時間と、少し短めのバッテリー性能です。
ケース背面にはUSB Type-Cポートを搭載し、10分の充電で1時間再生できる急速充電にも対応しています。
ただし、ワイヤレス充電には非対応ですので注意ください。
シンプルながら専用アプリ対応
Edifier W220Tは専用アプリ「Edifier Connect」に対応し、以下の機能がそろっています。
- サウンドエフェクト
- ゲームモード
- 時限シャットダウン
- プロンプトボリューム
- 操作カスタマイズ
ダッシュボードではイヤホンの画像が表示され、バッテリー残量の確認が可能です。
そこから横にスライドすると、サウンドエフェクト画面に移ります。
自由なイコライザー調整はできませんが、4種類のプリセットから好きなエフェクトを選べます。
さらに右にスライドすると、最小89msの低遅延を実現するゲームモードの切り替えが可能です。
右上の六角形アイコンを押すと設定画面に移り、さまざまな機能にアクセスできます。
設定時間が過ぎたらイヤホンの電源を自動的に落とす「時限シャットダウン」や、アナウンスの音量を調整できる「プロンプトボリューム」なども用意されています。
また「ダブルクリック」「トリプルクリック」「長押し」の操作カスタマイズもできます。
軽くスッキリした装着性
Edifier W220Tはイヤーチップのないインナーイヤー型で、カナル型に比べて装着感は開放的です。
重量も片耳約4gとマスク1枚ほどで、耳に負担をあまり感じないため、長時間使用でもまったく問題ありません。
本機は下図赤丸部のヘコんだ部分をグッと押し込む(ピンチする)ことで、各操作ができます。
ただし、物理ボタンではなく、あくまでセンサーによる操作です。
iPhoneのホームボタンのようなイメージで、押し込み操作を感知して「ピッ」と音が鳴ります。
割り当てられている操作は以下のとおりです。
操作 | L | R |
---|---|---|
再生/停止 | 1クリック | 1クリック |
曲送り | 2クリック | 2クリック |
曲戻し | 3クリック | 3クリック |
音声アシスタント | 長押し(2秒) | 長押し(2秒) |
受話 | 着信中に1クリック | 着信中に1クリック |
通話拒否 | 着信中に長押し(2秒) | 着信中に長押し(2秒) |
通話終了 | 通話中に1クリック | 通話中に1クリック |
「操作性は悪くないけど少し慣れが必要」というのが正直な感想です。
また、グッとつまんでから反応音が鳴るまでにコンマ数秒かかるので、ちょっと違和感があります。
ただ、タッチセンサーも反応が悪い時がありますし、その点を踏まえるとご愛嬌かなと。
軽快でボーカル重視の音質
Edifier W220Tは重厚感には欠けるものの、クセのない軽快でライトなサウンドを楽しめます。
細かい音の再現度が高く、低音はつぶれずに響き、シンバルなどの高音もしっかり捉えられます。
ボーカルを中心にパキッとした音で軽快に響くため、全体的にかなり気持ちいい仕上がりです。
音にこもりや鋭さもなく、苦手な人がいなさそうなシンプルな音質設計です。
ただし、あくまでも軽い聞き心地が売りのイヤホンのため、音の厚みや広がりは感じづらいです。
とはいえ、エントリーモデルのイヤホンとしては充分以上の完成度です。
EDIFIER W220Tはこんな人におすすめ
Edifier W220Tは「ハイレゾ再生をお手軽に試してみたい人」におすすめです。
対応Androidスマホを持っていると、本機の真価をより発揮できるイヤホンでしょう。
装着感も文句なしで、長時間利用が多い人・耳蒸れが気になる人にもぴったりです。
同価格帯ならマルチポイント対応のEarFun Air Sや、ワンランク上のANC性能をもつSoundcore Life P3もおすすめです。
EDIFIER W220T(Lolli 3)レビューまとめ
本記事は「EDIFIER W220T(Lolli 3)をレビュー!7千円台でSnapdragon Sound対応の完全ワイヤレスイヤホン」について書きました。
Edifier W220Tは7千円台ながらSnapdragon Soundに対応し、aptX Adaptiveの96kHz/24bit(ハイレゾ)をサポートしています。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
- 軽快でボーカル重視のサウンド
- 軽くてスッキリした装着感
- Snapdragon Sound対応
- 専用アプリ対応
- IP54の防水防塵
- ANC・外音取り込み非対応
- ワイヤレス充電非対応
- 装着センサー非搭載
- AACコーデック非対応