どうも、日々の生活にANC搭載イヤホンが欠かせないマクリン( @Maku_ring)です。
ワイヤレスイヤホンは音質・ノイキャン・外音取り込みなど検討すべき項目が多く、デザインはどうしても後回しになってしまいます。
ただ毎日使うイヤホンだからこそ、使っていて気持ちがアガる、デザイン性の高いものを揃えたいところ。
そんな「音質やANC性能の高いイヤホンが欲しいけど、外観にも妥協できない人」におすすめなのが、LIBRATONE AIR+(2nd)です。
LIBRATONEはデンマークのオーディオメーカーで、北欧らしさを随所に感じるイヤホンに仕上がっています。
スカンジナビアデザインのかわいらしい外観に、ANCモードの豊富さや装着感のよさ、没入感のある上品で柔らかなサウンドなど、トータルの完成度はかなり高め。
そんなわけで本記事は「LIBRATONE AIR+(2nd)をレビュー!北欧デザインと上品で柔らかなサウンドが際立つANC搭載完全ワイヤレスイヤホン」について書きます。
- 可愛らしい北欧デザイン
- 安定した装着感
- 優秀なANC性能と外音取り込み
- 心地いい柔らかなサウンド
- aptX対応
- ボタン割り当てにクセあり
- マルチポイント非搭載
タップできるもくじ
LIBRATONE AIR+(2nd)の概要
LIBRATONE AIR+(2nd)は、防水・防塵仕様(IP54)の完全ワイヤレスイヤホンです。
製品名 | |
---|---|
重量 (イヤホン / ケース合計) |
約11g / 約52g |
音楽再生時間 (イヤホン / ケース合計) |
最大6時間 / 最大24時間 |
ドライバー | 5.3mmダイナミックドライバー |
防水・防塵 | IP54 |
対応コーデック | SBC / AAC / aptX |
充電ポート | USB-C / ワイヤレス |
Bluetooth | 5.2 |
イヤホン本体は北欧らしさを感じるスカンジナビアデザインで、ワンポイントの小鳥ロゴが可愛いのが特徴。
落ち着きを感じるマットブラックの筐体に、光沢感あるメタリックグレーの軸を組み合わせた、美しいデザインをまとっています。
装着センサーも搭載し、耳からの脱着にともない、自動で音楽再生・停止します。
重量はイヤホン単体で約11g、ケースふくめ約52gと標準的な重さです。
ケースはさらさらした手触りが心地いいマットな質感にくわえ、小鳥ロゴがオシャレな、所有欲くすぐるデザイン。
ケースの開閉機構も独特で、まるでガルウィングのようなカッコよさがあります。
ラインナップはブラックとホワイトの2色で、どちらも落ち着いた高級感あふれるカラーリングです。
ケースの大きさは約54 x 50 x 24mmと、ポケットにもスルッと収まるコンパクトサイズ。
付属品はイヤホン本体とUSB-C to Aケーブル、イヤーチップ(S/M/L)です。
LIBRATONE AIR+(2nd)のレビュー
LIBRATONE AIR+(2nd)の特徴を紹介していきます。
マグネット式のワイヤレス充電対応
バッテリー性能は標準的で、イヤホン単体で最大6時間、ケースふくめ最大24時間使用できます。
ケース底面には、汎用性の高いUSB Type-Cの充電ポートをそなえています。
しかも、背面にマグネットを内蔵し、ワイヤレス充電が快適に行えるのはかなりありがたいと感じました。
モード切り替えが豊富な専用アプリ
専用アプリ「Libratone」は以下の機能がそろい、使いやすくできています。
- ノイキャン・外音取り込みモード設定
- 音声(イコライザー)設定
- タッチ操作カスタマイズ
- イヤーピースの装着確認
Libratoneアプリの最大の特徴は、なんといってもANC・外音取り込みモードの豊富さ。
外音を取り込む「モニタリングモード」とANC機能の「コンフォートモード(自動調整)」「調整可能なモード(手動調整)」の3種類が用意されています。
コンフォートモードは「日常の環境」「静かな環境」「風切り音の低減」といったように、周囲環境に合わせてANC強度を自動調整してくれる仕様で、これが実によくできています。
とくに、自転車走行時に自動で「風切り音の低減」になり、イヤホンに当たる風の音を抑えてくれるのはかなり便利でした。
手動調整モードでは、ANC強度を30段階で調整することができます。
基本は一番強い30にすればいいものの、ANC強度を調整できる機能はめずらしく、違いをはっきり体感できる楽しさがあります。
音声設定では「スマートモード」「低音強調モード」「高音強調モード」といったプリセットされたイコライザーを選択できます。
それぞれの音域の細かい調整はできませんが、僕はそこまでのこだわりはないため、プリセットだけで特に不満は感じません。
また、左右イヤホンそれぞれの操作を自在にカスタマイズすることもできます。
再生/一時停止に曲送り・曲戻し・ANC切り替えなど、選べる選択肢は豊富なものの、設定可能なのは各イヤホンのダブルタップ・トリプルタップ操作のみ。したがって「再生/一時停止」「ANCモード切り替え」「曲送り」「曲戻し」の4つを設定する場合、音量調整は割り当てられないのが少し残念な点です。
また、3台までのマルチペアリングに対応し、別の機器に切り替える操作もカスタマイズで割り当てることができます。
イヤホンがしっかり耳にフィットしているかを確認する装着状態テストもあります。
イヤーピースの大きさが合っているか、耳穴にしっかり装着されているかを確認してくれる機能です。装着性は自分では分かりづらい部分もあるため、最初にこのテストを試して万全な装着状態にしておきましょう。
多様なシチュエーションに対応するANC性能
LIBRATONE AIR+(2nd)は、周囲環境に応じて充分な強度のANC性能を発揮してくれます。
アプリ機能で紹介したように30段階で強度を調整でき、最大の30にすると周囲の音がグッと軽減します。
0〜30に手動調整すると、ロードノイズや風切り音が徐々に小さくなり、ANCの効果を存分に感じることができました。
ANCの強さは、SONY WF-1000XM4を10とすると8といったところ。
オフィスでのタイピング音や周りの人の会話もスッと遠くなり、作業中の音楽への没入感はかなりのものです。
また、ANCで押さえておきたいのが、強度を自動調整してくれる「コンフォートモード」がかなり優秀であること。
例えば自転車走行時の風切り音は、手動調整で強度を30にしたときより、コンフォートモードで「風切り音の低減」が発動しているときのほうが低減効果がありました。
このように「コンフォートモード」は、周囲の環境音にあわせて最適なANC性能を発揮するのでおすすめです。
外音取り込みも優秀で、変なノイズが入ることなく自然に会話できます。
装着感もやさしいので移動中や作業中だけでなく、買い物などちょっとした会話が必要な場面でも使える、日常に寄りそうイヤホンに仕上がっています。
安定した装着感と上品で柔らかなサウンド
LIBRATONE AIR+(2nd)は筐体部分がすっぽり耳に収まり、装着の安定感がかなりあります。
イヤホンを回転していくことで耳にしっかり収まっていく感覚があり、心地よく装着可能です。
イヤーチップだけで支えているわけではないので、耳穴にもやさしい設計。
イヤホンにはタッチセンサーを搭載し、操作を認識すると「ポッ」と音が鳴ります。
イヤホンのデフォルト操作は以下のとおりで、アプリから自在にカスタマイズ可能です。
操作 | L | R |
---|---|---|
2タップ | 再生/一時停止 | 再生/一時停止 |
3タップ | モード切り替え(ANC 外音取り込み) | デバイス切り替え |
音質は北欧らしさを感じる、上品で柔らかいサウンド。
低音は響きながらも強すぎず、中高音域は伸びやかに透き通って、全体がかなり高いレベルでバランスしているのを感じます。
音が奥から迫ってくるような臨場感がありつつ、多方面から聞こえてくる音場の広さもあるため、音楽の世界にどっぷり入り込むことが可能。
一つ一つの音がしっかり聞こえながら、粒は丸みがあって柔らかいため、音の響き方はビックリするほど心地いいです。
音質面はかなりのレベルで変なクセがないので、どんな人にもフィットする仕上がりだと思います。
LIBRATONE AIR+(2nd)はこんな人におすすめ
LIBRATONE AIR+(2nd)は「ANC・音質、さらにはデザインにも妥協したくない人」におすすめです。
さまざまなイヤホンをレビューした中でも、群を抜いたデザイン性とひと目見て惹かれる可愛らしさを兼ね備えています。
心地いい音が耳中に鳴り響く音質設計は、どんな人をも虜にする魅力があります。
また、シチュエーションに適応して自動調整されるANC強度もかなりのレベル。
2万円台と安くはないものの、値段以上の性能は間違いなくあります。
弱点はマルチポイント(Bluetoothの同時接続)がない程度で、そこにこだわるならJabra Elite 85t、トータルの完成度で上回るのはSONY WF-1000XM4くらいかなと感じました。
変なクセもないので「音にそこまでこだわりはないけど、とにかく音質が良いものがいい」という人にもおすすめできるイヤホンです。
LIBRATONE AIR+(2nd)レビューまとめ
本記事は「LIBRATONE AIR+(2nd)をレビュー!北欧デザインと上品で柔らかなサウンドが際立つANC搭載完全ワイヤレスイヤホン」について書きました。
LIBRATONE AIR+(2nd)は可愛らしい北欧デザインでありながら、音質とANCともに本格的な仕上がりで、満足度の高いイヤホンとなっています。
高価格帯ワイヤレスイヤホンの中でも人を選ばない仕上がりなので、イヤホンや音質にこだわりがないという方にも試していただきたい逸品です。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
- 可愛らしい北欧デザイン
- 安定した装着感
- 優秀なANC性能と外音取り込み
- 心地いい柔らかなサウンド
- aptX対応
- ボタン割り当てにクセあり
- マルチポイント非搭載