評価:3.5
どうも、iPhone 15ユーザーのマクリンです。
15シリーズのようなQi2対応スマホを使っているなら、一緒に組み合わせたいのがQi2対応のワイヤレスモバイルバッテリー。
Qi2とQiの大きな違いは2点あり、その1つが「マグネット固定に対応した」という点です。
iPhoneにも「MagSafe」というマグネット接続技術があるものの、Apple独自の技術であり、Qi自体に組み込まれている技術ではありませんでした。
それ自体をQiに組み込めないかということで、Appleの技術協力を得てQi2には「Magnetic Power Profile(MPP)」というマグネット固定技術が入っています。
MPPはMagSafeとの互換性を確保したものとなっているので、iPhone 15はQi2対応であり、13/14シリーズもiOSのアップデートのみでQi2対応を実現しています。
Qi2対応のAndroidスマホは今後出てくる予定ですが、そうなるとiPhone・Android関係なく、マグネット固定しながらワイヤレス充電できるようになります。
Qi2のもう1個の違いが最大出力、つまりワット数です。
Qiのときはワイヤレス充電器自体の性能やスマホの仕様によって、最大出力は5〜15Wと幅がありました。
一方Qi2では、最大出力が15Wと固定化されました。つまり、Qi2対応スマホとQi2対応充電器の組み合わせであれば、もれなく15W出力を実現できるということになります。
しかし現状、Qi2対応モバイルバッテリーとなると選択肢は多くありません。
そんな中いち早く市場に登場したのが、Ankerの「MagGo Power Bank (6600mAh)」です。
Qi2対応スマホとの組み合わせなら最大15Wの高速ワイヤレス充電に対応するだけでもメリットですが、本機はそれだけではありません。
折りたたみ機構をそなえるので自分の好きな角度に調整でき、動画やレシピチェックしながらの充電にも最適。
もう1個USB-Cポートを別にそなえ、2台同時充電できるほか、パススルーにも対応しています。
そこで本記事は外観と特徴に触れた後、出力面を紹介していきます。
- 好きな角度で使える折りたたみ機構
- Qi2対応スマホの高速ワイヤレス充電可能
- パススルー対応
- 分厚くて重い
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Anker MagGo Power Bank (6600mAh)の外観
AnkerのMagGo Power Bank (6600mAh)は、Qi2対応スマホを約1回分充電できるワイヤレス対応モバイルバッテリーです。
製品名 | Anker MagGo Power Bank (6600mAh) |
---|---|
サイズ | 約109 x 62 x 25mm |
重さ | 約250g |
カラー | ブルー、ホワイト |
バッテリー容量 | 6,600mAh |
出力ポート数 | 2(マグネット式ワイヤレス / USB-C x 1) |
入力ポート数 | 1(USB-C x 1) |
出力(USB-C) | 5V 3A / 9V 2.22A(最大20W) |
ワイヤレス出力 | 最大15W ※12シリーズ以前のiPhoneやQi対応スマホには最大7.5Wの出力となります。 |
合計出力 | 18W |
入力(USB-C) | 5V 3A / 9V 2.22A(最大20W) |
カラバリはけっこう豊富で、ホワイト以外にブラック・ブルー・グリーン・パープルの全5色です。
前面には「Qi2」が印字され、Qi2対応スマホ用のマグネット式ワイヤレス充電部となっています。
裏面はつや消し加工が施され、指紋はつきにくいものの、汚れが若干つきやすいのは気になりました。
マグネット式ワイヤレス充電部は、ヒンジを起点に角度をつけられるようになっています。
80°まで無段階で調整でき、「20°/40°/80°」の3段階がおさまり良い感じです。
マグネット式ワイヤレス充電部下の台座部は、斜めストライプの表面処理が施されているものの、なにかが充電できるわけではありません。
側面には入出力対応のUSB-Cポートがついています。
ヒンジの下部にLEDインジケーターがつき、バッテリー残量が4段階の点灯で分かるようになっています。
床置きサイズは約109 x 62mmとハンディサイズですが、折りたたみ機構がついてるだけに同クラスの「Anker 622 Magnetic Battery (MagGo)」と比べると、厚みは約2倍(25mm)と分厚めです。
重量も約264gで同クラスの倍近くとやや重め。
同梱品はバッテリー本体とUSB-C&USB-Cケーブル(0.6m)です。
Anker MagGo Power Bank (6600mAh)のレビュー
Anker MagGo Power Bank (6600mAh)の特徴を紹介します。
Qi2対応スマホなら最大15Wのワイヤレス充電可能
Anker MagGo Power Bank (6600mAh)は、同社初のQi2対応モバブで、Qi2対応スマホなら最大15Wの高速ワイヤレス充電に対応しています。
同じ充電パッドを使い、Qi対応イヤホンも充電できます。
磁力の強さも十分で、バッテリーから持ち上げて多少振っても、落ちる気配すらありません。
充電部を起点に360°回転でき、横に向けて動画や時計を見ながらの充電も無問題。
80°までの範囲で角度も自由につけられ、自分の見やすい傾斜にバッチリ決められます。
パススルー対応かつ2台同時充電可能
Anker MagGo Power Bank (6600mAh)は、側面のUSB-Cポートから本体充電可能です(最大20W入力対応)。
同じポートを使ってデバイス充電もでき、最大20Wの有線充電に対応しています。
パススルーにも対応し、本体とデバイス充電を同時に行え、充電器的な使い方もできます。
ワイヤレス + USB-Cの2ポート同時使用時は合計最大18Wに制限されるので、スマホ + イヤホンの同時充電くらいがおすすめです。
Anker MagGo Power Bank (6600mAh)はこんな人におすすめ
Anker MagGo Power Bank (6600mAh)は「スタンドでも使えるQi2対応モバイルバッテリーが欲しい人」におすすめです。
折りたたみ機構もつき、自分の好きな角度で充電できるのはかなり使いやすいです。
パススルーにも対応しているので、充電器として使いたい人にも重宝します。
しかし、軽量コンパクトではなく、Qi2対応以外の特徴は少ないので、Qi2対応スマホでない人は同社の「Anker 622 Magnetic Battery」や「Anker 633 Magnetic Battery」など、Qi対応モバイルバッテリーでもいいと思います。
Anker MagGo Power Bank (6600mAh)レビューまとめ
本記事はAnker MagGo Power Bank (6600mAh)をレビューしました。
Qi2対応スマホのワイヤレス充電に対応するモバイルバッテリーでチルト可能となっています。
どうも、マクリン(
- 好きな角度で使える折りたたみ機構
- Qi2対応スマホの高速ワイヤレス充電可能
- パススルー対応
- 分厚くて重い