評価:4
どうも、プロジェクターにまみれるマクリン( @Maku_ring)です。
我が家ではモバイル用にNebula Capsule II、据え置き用にpopIn Aladdinを愛用しています。
いずれもAndroid OSを搭載し、プロジェクターだけでなく動画アプリ再生も楽しめる、バランスの良いプロジェクターです。
Nebula Capsule IIの性能とエンタメ性を踏襲しつつ、サイズをさらにコンパクトにおさえ、操作性も高めたプロジェクターが登場しました。
それがAnkerの「Nebula Apollo」です。
Nebula Apolloは、350ml缶サイズにおさえつつ、天面にタッチパネルを採用し、直感的な操作が可能なプロジェクターに仕上がっています。
明るさはNebula Capsule IIと同等の200ANSIルーメン、投影サイズは最大100インチの大画面に対応しています。
Andoroid 7.1搭載で、YouTubeやAmazonプライム・ビデオ、Netflixが楽しめるなど、エンタメ性も抜群です。
そんなわけで本記事は「【Anker Nebula Apolloレビュー】350ml缶サイズのAndroid 7.1搭載モバイルプロジェクター【200ルーメン】」について書いていきます。
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Anker Nebula Apolloの外観と付属品
Anker社の「Nebula Apollo」は、Android 7.1搭載のモバイルプロジェクターです。
製品名 | Nebula Apollo |
サイズ | 約131 x 65 x 65mm |
重さ | 約579g |
バッテリー容量 | 9,750mAh |
明るさ | 200ANSIルーメン |
解像度 | 854 x 480画素 |
OS | Andoroid 7.1 |
価格 | 39,999円 |
Nebula Capsuleシリーズのモバイルプロジェクターは5つあり、その中でもNebula Apolloは最小かつ最安値となっています。
製品名 | サイズ | 重さ | バッテリー容量 | 動画再生時間 | 明るさ | 解像度 | スピーカー | OS | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ホームプロジェクター 「Nebula Cosmos Max」 |
約351 x 249 x 99mm | 約3,600g | − | 電源駆動 | 1500ANSIルーメン | 3840 x 2160画素 | 40W(10W x 4) | Andoroid TV 9.0 | 179,980円 |
ホームプロジェクター 「Nebula Cosmos」 |
約290 x 198 x 91mm | 約2,000g | − | 電源駆動 | 900ANSIルーメン | 1920 x 1080画素 | 20W(10W x 2) | Andoroid TV 9.0 | 79,980円 |
モバイルプロジェクター 「Nebula Vega Portable」 |
約192 x 192 x 159mm | 約1,400g | 20,000mAh | 3時間 | 500ANSIルーメン | 1920 x 1080画素 | 8W(4W x 2) | Andoroid TV 9.0 | 79,990円 |
ホームプロジェクター 「Anker Nebula Solar」 |
約192 x 192 x 159mm | 約1,000g | – | 電源駆動 | 400ANSIルーメン | 1920 x 1080画素 | 6W(3W x 2) | Andoroid TV 9.0 | 69,990円 |
モバイルプロジェクター 「Anker Nebula Mars II Pro」 |
約122 x 137 x 178mm | 約1545g | 12,500mAh | 3時間 | 500ANSIルーメン | 1280 x 720画素 | 20W(10W x 2) | Andoroid 7.1 | 69,800円 |
モバイルプロジェクター 「Nebula Mars II」 |
約122 x 137 x 178mm | 約1476g | 12,500mAh | 4時間 | 300ANSIルーメン | 1280 x 720画素 | 20W(10W x 2) | Andoroid 7.1 | 69,800円 |
モバイルプロジェクター 「Nebula Apollo」 |
約131 x 65 x 65mm | 約579g | 9,750mAh | 4時間 | 200ANSIルーメン | 854 x 480画素 | 6W | Andoroid 7.1 | 39,999円 |
モバイルプロジェクター 「Nebula Capsule II」 |
約150 x 80 x 80mm | 約740g | 9,700mAh | 3時間 | 200ANSIルーメン | 1280 x 720画素 | 8W | Andoroid TV 9.0 | 59,800円 |
モバイルプロジェクター 「Nebula Capsule Pro」 |
約120 x 68 x 68mm | 約470g | 5,200mAh | 4時間 | 150ANSIルーメン | 854 x 480画素 | 5W | Andoroid 7.1 | 46,800円 |
外装はアルミニウムボディで高級感と耐久性があり、ひんやりした手触りが所有欲を高めてくれます。
大きさは約131 x 65 x 65mmの350ml缶サイズで、床置き面積にいたってはなんとiPhone 11 Proとほぼ同一でした。
重さは約584gでタブレットくらいの重量感ですので、持ち運びは余裕です。
残念ながらオートフォーカスではなく、ダイヤル式のフォーカス調整を備えています。
天面にはシリーズ初のタッチパネルを採用し、スライド&タップだけの直感的な操作が可能です。
おかげでリモコンを使う機会はほとんどありませんでした。
背面には赤外線レシーバーとモード切り替えボタン(Bluetoothスピーカー/プロジェクター)、電源ボタンが付いています。
電源ボタンの色で状態を表し、バッテリー駆動時は青、充電中は赤、フル充電時は緑、それからスリープ時は橙に点灯します。
背面下部にはHDMI入力ポートとDCポート、デバイス充電用のUSBポートを備えています。
USBポートからは、スマホ充電可能な出力(約0.5A)が確認できました。
Nebula Apolloは、付属のACアダプターからの給電にくわえ、本体に内蔵するバッテリー駆動にも対応しています。
- 動画:約4時間
- 音楽:約30時間(Bluetoothスピーカーモード)
欲をいえばNebula Capsule IIのように、モバイルバッテリーからの充電に対応しているとありがたかったです。
底面には三脚用ソケットが付いており、汎用品の三脚を使用することができます。
同梱品はプロジェクター本体にリモコン、AC電源アダプターです。
Anker Nebula Apolloのスピーカーは6W出力でそこそこパワフル
Nebula ApolloはBluetoothスピーカーとしても使うことができ、モード切り替えボタンで切り替わります。
搭載するスピーカーは6W出力と、5WのNebula Capsule Proと8WのNebula Capsule IIの中間であり、そのサウンドはそこそこパワフル。
量感のある低音を中心に、臨場感ある音を楽しむことができるスピーカーに仕上がっています。
Anker Nebula Apolloのプロジェクターモードは明るくて高精細
Nebula Apolloは、HDMI端子に機器(PCやゲーム機)を差すことで、スクリーンに映し出されます。
ミラーリングもでき、AirPlay(iOS)・Miracast(Microsoft)に対応しています。
解像度は480p(850 x 480画素)であるものの、細かい文字もつぶれず精細で、ビジネス用途に耐えうる仕様です。
投影サイズは最大100インチ、輝度は200ANSIルーメンと視認性は高く、プロジェクターとしての実用性は充分に兼ね備えています。
調整面もしっかりしており、台形自動補正機能(オートキーストーン補正)を搭載しています。
しかし、垂直方向(タテ方向)のみの自動補正で、水平方向(ヨコ方向)は自動調整してくれませんので、その点は注意が必要です。
Anker Nebula ApolloはAndroid 7.1搭載で動画アプリも楽しめる
Nebula Apolloの素晴らしい点は、片手で持てる350ml缶サイズにかかわらず、Andoroid 7.1を搭載していることです。
画面操作は前述のとおり、天面のタッチパネルをスライド&タップすることで操作可能です。
直感的に操作できますが、指の動きに反応しないことが時々ありました。
正直いうと、専用のスマホアプリ「Capsule Control」の操作のほうが使いやすく、こちらがおすすめです。
スマホディスプレイ上でスライド&タップすることで、カーソル移動&クリックすることができます。
操作自体は正確で、タッチパネルのときにあった空振り(指の動きを認識しない)はありませんでした。
アプリストアはサードパーティ製の「AptoideTV」であるため、ラインナップが豊富ではありません。
この点は、純正のGoogle Playを搭載するNebula Capsule IIに軍配が上がります。
とはいえ、YouTubeとAmazonプライム・ビデオ、Netflixがプリセットで入り、主要な動画アプリはおさえており、実用面で困る場面は少ないでしょう。
ためしに僕のYouTubeチャンネル「マクリンのおすすめガジェット」を再生しました。
鮮明かつ音質もしっかりしており、大画面で動画を楽しむことができます。
350ml缶サイズにして直感的な操作性と充実した機能性。
Nebula Apolloは、場所を選ばずオンデマンドで好きな動画を楽しめるスマートガジェットです。
Anker Nebula Apolloレビューまとめ
本記事は「【Anker Nebula Apolloレビュー】350ml缶サイズのAndroid 7.1搭載モバイルプロジェクター【200ルーメン】」について書きました。
Nebula Apolloは、同社で最小設計の長方形型ながら、スピーカー・プロジェクター・アプリプレイヤーのいずれも優秀なモバイルプロジェクターです。
投影サイズは最大100インチ、明るさは200ANSIルーメン、さらには6W出力のスピーカーで、迫力と没入感のある映像・音楽を堪能することができます。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。