評価:4.5
どうも、ワイヤレスイヤホンの音質とノイキャンにこだわりたいマクリンです。
出先でのイヤホンの利用が多い人にとって、状況に応じてノイキャンやサウンドを細かくクイックに調整できると便利ですよね。
Ankerの「Soundcore Liberty 4 Pro」は、サウンド周りをクイックに調整できる機能をそなえ、高い音質とノイキャン性能を実現しています。
約2万円ながらマルチポイント・ワイヤレス充電・装着検出などの機能を網羅し、サウンドモードが多様で、その音質もハイクオリティ。
「Soundcore Liberty 4」「Soundcore Liberty 4 NC」からさらなるアップデートを経て、音質・ノイキャンに磨きをかけたイヤホンに仕上がっています。
そこで本記事ではSoundcore Liberty 4 Proをレビューします。
- バランスの良い音質
- マルチポイント対応
- ワイヤレス充電対応
- 高性能ノイキャン
- 3Dオーディオがかなり優秀
- 約2万円と安くはない
- ケースが若干キズ付きやすい
- イヤピースが薄い
- 外音取り込みはフツー
- LDAC/3Dオーディオ使用時はマルチポイント非対応
本記事はアンカー・ジャパン様から商品を提供いただき作成しています。
タップできるもくじ
Soundcore Liberty 4 Proの概要
「Soundcore Liberty 4 Pro」は防水・防塵仕様(IP55)の完全ワイヤレスイヤホンです。
IP55とは「5等級の防塵性能と5等級の防水性能をもつ」ことを意味します。
-
「あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない」と定義されている防水規格。高い防水性能だが、水中での使用には適していない。
-
粉塵が内部に侵入することを防止する。若干の粉塵の侵入があっても正常な運転を阻害しない。
製品名 | Soundcore Liberty 4 Pro |
---|---|
防水・防塵規格 | IP55 |
接続方式 | Bluetooth 5.3 |
対応コーデック | SBC / AAC/ LDAC |
重量 | イヤホン約11g / ケース込み約62g |
バッテリー(最大) | イヤホン単体:約10時間 ケース込み:約40時間 |
ドライバー | 10.5mm大型ドライバー 4.6mm大型ドライバー |
充電方式 | USB-C / ワイヤレス充電 |
装着検出機能 | |
ANC | |
外音取り込み | |
専用アプリ | |
マルチポイント | |
価格 | 19,990円 |
カラーラインナップは、ミッドナイトブラック・パールホワイト・ディープグリーン・スカイブルーの4色。
イヤホンはスティック型で、スティック上部にはロゴが刻まれています。
Anker独自のウルトラノイズキャンセリング3.5を搭載し、周囲のノイズをおさえて自分の声をクリアに届けます。
気圧センサーも搭載し、飛行機などの気圧変化が激しい環境にも適応。
本機のイヤーチップは薄い素材感で広がりがあるので、フィット感がなく裏返りやすいです。
ケースは丸みのある形状で、フタの真ん中にはロゴがあしらわれています。
表面は傷や汚れが若干目立つので注意が必要です。
ケースサイズは約65 x 62 x 30mmと大きめ。
スライド式のフタで、中にはスクリーン(ディスプレイ)を内蔵しています。
重量はイヤホン単体で約11g、ケースふくめ約62gと標準的。
付属品は、イヤホン本体・イヤーチップ(XXS/XS/S/L/XL)・USB C to Aケーブルです。
イヤーチップは、デフォルトで付いているMサイズふくめ6種類付いているので、さまざまな耳の大きさに適応します。
Soundcore Liberty 4・Soundcore Liberty 4 NCとのスペック比較
Soundcore Liberty 4 Proと同社の過去モデル「Soundcore Liberty 4」「Soundcore Liberty 4 NC」との比較は以下のとおりです。
左スライドで全表示
製品名 | Soundcore Liberty 4 Pro |
Soundcore Liberty 4 |
Soundcore Liberty 4 NC |
---|---|---|---|
防水規格 | IP55 | IPX4 | IPX4 |
接続方式 | Bluetooth 5.3 | Bluetooth 5.3 | Bluetooth 5.3 |
対応コーデック | SBC / AAC/ LDAC | SBC / AAC/ LDAC | SBC / AAC/ LDAC |
重量(イヤホン / ケース込み) | 約11g / 約62g | 約12g / 約55g | 約10g / 約60g |
バッテリー(最大) | イヤホン単体:10時間 ケース込み:40時間 |
イヤホン単体:9時間 ケース込み:28時間 |
イヤホン単体:10時間 ケース込み:50時間 |
ドライバー | 10.5mm大型ドライバー 4.6mm大型ドライバー |
9.2mm大型ドライバー 6mm大型ドライバー |
11mm大型ドライバー |
充電方式 | USB-C / ワイヤレス充電 | USB-C / ワイヤレス充電 | USB-C / ワイヤレス充電 |
装着検出機能 | |||
ANC | ウルトラノイズキャンセリング3.5 | ウルトラノイズキャンセリング2.0 | ウルトラノイズキャンセリング3.0 |
外音取り込み | |||
専用アプリ | |||
マルチポイント | |||
ゲームモード | |||
ヘルスケア | |||
価格 | 19,990円 | 14,990円 | 12,990円 |
本機は最上位モデルでもっとも高額ですが、その分音質とノイキャン性能が秀でています。
Soundcore Liberty 4 Pro(中)とLiberty 4(左)はスライド式のフタ、Liberty 4 NC(右)はパカッと開くタイプです。耐久性はさておき、スライド式が個人的には好き。
本機のケースにはディスプレイが付き、ケースのタッチ操作でノイキャンの調整などができるので、利便性が増しました。
ただ「そんなに必要?」と訊かれたら、実はそんなに使いません…。
スクリーンがついた分、ケースのサイズはダントツで大きくなりました。
重さは大きく変わりません。
イヤホンのスティック部分とイヤーチップの形状・デザインは、3機ともそれぞれ大きく異なります。
好みによりますが、装着性・デザイン・扱いやすさの観点では、コンパクトなLiberty 4が1番すぐれていると感じました。
音質や機能性を重視する場合は、Liberty 4 Proがもっともおすすめです。
ただし約2万円は決して安くないのと、ノイキャンはLiberty 4 NCも遜色ないため、コスパでは4 NCがもっとも優秀。
Soundcore Liberty 4 Proのレビュー
Soundcore Liberty 4 Proの特徴を紹介します。
ロングバッテリーでワイヤレス充電対応
イヤホン単体で最大10時間(ANCオンで7.5時間)、ケースふくめ最大40時間のロングバッテリーです。
ケース背面にはUSB Type-Cポートを搭載し、5分の充電で約4時間再生可能な急速充電にも対応しています。
マルチポイント対応
最大2台のデバイスに同時接続できるマルチポイントに対応しています。
マルチポイントノートPCとスマホなど、複数のBluetooth対応機器に同時接続できる機能。接続先をいちいち切り替えることなく、音声再生側のデバイスに自動で切り替わります。
たとえば、ノートPCでYouTube鑑賞しながらスマホからの着信に応答するといった使い方ができます。
しかし、3DオーディオやLDACとマルチポイントの併用ができない点は注意が必要です。
同時接続は、このあと紹介するアプリ「Soundcore」からの操作が簡単です。
詳細設定の「マルチポイント接続」から「新しい機器と接続する」をタップします。
するとペアリングモードに入るので、接続したいデバイスのBluetooth設定画面から追加すればOKです。
スクリーン・タッチバー搭載のケース
本機はケース内部にスクリーン、ケース前面にタッチバーを搭載しています。
フタをスライドして開けると、スクリーンにバッテリー残量が表示されます。
スクリーン上でできること
- ANC・外音取り込みモードの調整
- 3Dオーディオのモード切り替え
- 飛行機モードの設定
- イヤホンを探す
- リモートシャッター
マクリン個人的には、3Dオーディオのモード切り替えが便利!
このあと紹介するアプリ「Soundcore」から、スクリーン上で操作できる項目のON/OFFを切り替えられます。
タッチの反応が若干遅いのが気になるところ。
とはいえスクリーンの表示は見やすく、イヤホンを装着すると同時にバッテリー残量を確認でき、ANC・外音取り込みモードの調整ができるのは快適です。
マクリンちょっとした時短になるよね!
カメラのシャッターとして使えるのもおもしろいですが、全体的に必要なのかというと「ディスプレイ無くても大丈夫かも…?」と感じてしまいました(はじめは興奮したんですけどね)。
使いやすい専用アプリ
専用アプリ「Soundcore」では以下の機能を利用できます。
アプリの機能
- サウンドモード設定
- イコライザー設定
- HearID
- 3Dオーディオ
- タッチ操作カスタマイズ
- マルチポイント接続
- 充電ケースの設定
- イヤホンを探す
ダッシュボードではバッテリー残量の確認やサウンドモードの切り替えができ、各機能へのアクセスの起点にもなっています。
ノイズキャンセリング(ANC)や外音取り込みは、10段階の中から設定できます。
気圧に合わせてサウンドを調整する飛行機モードと風切り音の低減の設定も可能。
サウンドは、3Dオーディオ・お好み診断・プリセット・カスタムイコライザーの4つのモードから選択できます。
3Dオーディオは、音楽モード・Podcastモード・ムービーモード・ゲームモードの4つのモードがあります。
3Dオーディオジャイロセンサーにより、頭の動きに合わせて音が変化する機能。映画館やライブ会場など、まるでその場にいるかのような臨場感あるリアルな音響を体験できます。
音楽モードは1つひとつの音が多方面から聴こえ、生演奏に近い臨場感たっぷりのサウンドを楽しめます。
マクリン3Dオーディオは想像以上にすばらしかった!
お好み診断のモードを使用するには「HearIDサウンドテスト」を行う必要があります。
HearID聴覚診断により左右の耳の聴きとりやすさを測定し、自分用にカスタマイズされたイコライザーに自動調整してくれる機能です。
好みのサウンドを選ぶ「お好み診断」に回答すると、自分専用のイコライザーが完成します。
次のプロファイルのように、手動では調整できない細かなチューニングをしてくれます。
お好み診断は「たしかに好み!」と感じる立体感のある心地よい音色に調整され、長時間聴いても疲れない響きになっていると感じました。
イコライザーは、デフォルトふくめ22種類のプリセットが用意されています。
カスタムイコライザーでは、8の音域それぞれの音量を自分好みに細かく設定できます。
多くのモードが用意され、それぞれのサウンドの違いがはっきりしているので使い分けがしやすいです。
マクリン音楽の種類や気分によってモードを切り替えられて楽しみ方が広がる!
タッチ操作カスタマイズでは「1タップ」「2タップ」「3タップ」「長押し」の4つのアクションの操作を変更可能です。
「装着テスト」「イヤホンを探す」といった機能も付いています。
装着テストでは、イヤホンが自分の耳にフィットしているかを確認できます。
「イヤホンを探す」では、探したい側のイヤホンをアプリ上で選択すると、イヤホンがピピッと鳴ります。
マクリン見当たらなくなったときに便利!
その他詳細設定では、マルチポイント接続・充電ケースの設定・ウィジェットなどさまざまな設定ができます。
以上のように本アプリでは細かい設定が簡単にできます。
上質なノイズキャンセリング
Anker独⾃技術の「ウルトラノイズキャンセリング3.5」を搭載し、環境と装着状態に合わせて聴こえ方を最適化してくれます。
ANCは5段階で調節可能。
段階ごとのノイキャンレベルの違いがわかりにくいイヤホンも多いですが、本機はそれぞれの段階で違いがはっきりしており、状況に応じて心地よいノイキャンレベルを選択できます。
ノイキャンのオプション機能は多くないものの、遮音性が高く、Liberty 4やLiberty 4 NCと比べても完璧にカットしてくれる音の種類が増えました。
マクリン同価格帯のイヤホンと比べても優秀!
外音取り込みモードも5段階で調節可能。
こちらも段階ごとのレベルの違いがはっきりしており、ちょうどいい量の外音を取り込めます。
外音取り込みモードが強すぎると砂嵐のような雑音も入ってしまいますが、標準寄りのレベルにすると必要な外音だけを感じられます。
とはいえ外音取り込みの自然さや取り込み量自体はフツーで、正直EarFun Air Pro 4のほうがすぐれています。
また、本アプリをウィジェットに設定すると、アプリを開かなくてもホーム画面から「ANC」「外音取り込み」「標準」のモードを変更できます。
バランスの良い高品質サウンド
10.5mm低音域用ドライバー、4.6mmの中高音域用ドライバーそれぞれに最適な音の信号を送るデジタルクロスオーバーテクノロジーにより、低音から高音まで明瞭で歪みの少ない音質を実現。
楽器もボーカルも丸く透き通った音を感じられます。
3Dオーディオやお好み診断といった、各サウンドモードのつくりが優秀なのも魅力。
マクリンどのモードもきれいな音色!
音楽の種類や状況に応じて、360°から聴こえてくるような広がりのあるサウンド、重低音が前に出て厚みのあるサウンド、近くで安らぎをもたらすサウンドと、それぞれ違った特徴のサウンドを楽しめます。
Liberty 4やLiberty 4 NCのように高音寄りでも低音寄りでもなく、Ankerのイヤホンでバランスのもっとも良い音に仕上がっています。
価格も一番高いだけあり、音質面でも本機がAnker最強だと思います。
マクリンROCK & POPSやEDMを聴く人におすすめしたいイヤホン!
Soundcore Liberty 4 Pro
高音域 (4.0)
中音域 (4.0)
低音域 (4.5)
ノイズキャンセリング (4.5)
総合評価 (4.5)
Soundcore Liberty 4 Proはこんな人におすすめ
Soundcore Liberty 4 Proは「2万円でバランスの良い音質と高いノイキャン性能を堪能したい人」におすすめです。
なかでも3Dオーディオは出色の出来で、コレを重視するなら迷わず買い。
アプリを開かずともササっとクイックに調整できる操作性も本機の大きな魅力です。
また、すぐれたノイキャン性能をもち、違いが明確な計10段階からANC / 外音取り込みレベルを調整できます。
ノイキャンレベルを頻繁に調整して音楽を楽しみたい人にももってこいのイヤホンです。
価格をもう少しおさえてノイキャン重視の人はLiberty 4 NC、1万円以下におさえたいならEarFun Air Pro 4もおすすめです。
Soundcore Liberty 4 Proレビューまとめ
本記事はSoundcore Liberty 4 Proをレビューしました。
同社の他モデルと比べ音質もノイキャン性能も向上し、付いていてほしい機能もすべてそなえ、さすが上位モデルだなというイヤホンに仕上がっています。
2万円以下で総合力の高いワイヤレスイヤホンを探している人はぜひ選択肢に入れてみてください。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
メリット
- バランスの良い音質
- マルチポイント対応
- ワイヤレス充電対応
- 高性能ノイキャン
- 3Dオーディオがかなり優秀
デメリット
- 約2万円と安くはない
- ケースが若干キズ付きやすい
- イヤピースが薄い
- 外音取り込みはフツー
- LDAC/3Dオーディオ使用時はマルチポイント非対応
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最大2台のデバイスに同時接続できるマルチポイントに対応しています。
たとえば、ノートPCでYouTube鑑賞しながらスマホからの着信に応答するといった使い方ができます。
しかし、3DオーディオやLDACとマルチポイントの併用ができない点は注意が必要です。
同時接続は、このあと紹介するアプリ「Soundcore」からの操作が簡単です。
詳細設定の「マルチポイント接続」から「新しい機器と接続する」をタップします。
するとペアリングモードに入るので、接続したいデバイスのBluetooth設定画面から追加すればOKです。
スクリーン・タッチバー搭載のケース
本機はケース内部にスクリーン、ケース前面にタッチバーを搭載しています。
フタをスライドして開けると、スクリーンにバッテリー残量が表示されます。
- ANC・外音取り込みモードの調整
- 3Dオーディオのモード切り替え
- 飛行機モードの設定
- イヤホンを探す
- リモートシャッター
このあと紹介するアプリ「Soundcore」から、スクリーン上で操作できる項目のON/OFFを切り替えられます。
タッチの反応が若干遅いのが気になるところ。
とはいえスクリーンの表示は見やすく、イヤホンを装着すると同時にバッテリー残量を確認でき、ANC・外音取り込みモードの調整ができるのは快適です。
カメラのシャッターとして使えるのもおもしろいですが、全体的に必要なのかというと「ディスプレイ無くても大丈夫かも…?」と感じてしまいました(はじめは興奮したんですけどね)。
使いやすい専用アプリ
専用アプリ「Soundcore」では以下の機能を利用できます。
- サウンドモード設定
- イコライザー設定
- HearID
- 3Dオーディオ
- タッチ操作カスタマイズ
- マルチポイント接続
- 充電ケースの設定
- イヤホンを探す
ダッシュボードではバッテリー残量の確認やサウンドモードの切り替えができ、各機能へのアクセスの起点にもなっています。
ノイズキャンセリング(ANC)や外音取り込みは、10段階の中から設定できます。
気圧に合わせてサウンドを調整する飛行機モードと風切り音の低減の設定も可能。
サウンドは、3Dオーディオ・お好み診断・プリセット・カスタムイコライザーの4つのモードから選択できます。
3Dオーディオは、音楽モード・Podcastモード・ムービーモード・ゲームモードの4つのモードがあります。
音楽モードは1つひとつの音が多方面から聴こえ、生演奏に近い臨場感たっぷりのサウンドを楽しめます。
お好み診断のモードを使用するには「HearIDサウンドテスト」を行う必要があります。
好みのサウンドを選ぶ「お好み診断」に回答すると、自分専用のイコライザーが完成します。
次のプロファイルのように、手動では調整できない細かなチューニングをしてくれます。
お好み診断は「たしかに好み!」と感じる立体感のある心地よい音色に調整され、長時間聴いても疲れない響きになっていると感じました。
イコライザーは、デフォルトふくめ22種類のプリセットが用意されています。
カスタムイコライザーでは、8の音域それぞれの音量を自分好みに細かく設定できます。
多くのモードが用意され、それぞれのサウンドの違いがはっきりしているので使い分けがしやすいです。
タッチ操作カスタマイズでは「1タップ」「2タップ」「3タップ」「長押し」の4つのアクションの操作を変更可能です。
「装着テスト」「イヤホンを探す」といった機能も付いています。
装着テストでは、イヤホンが自分の耳にフィットしているかを確認できます。
「イヤホンを探す」では、探したい側のイヤホンをアプリ上で選択すると、イヤホンがピピッと鳴ります。
その他詳細設定では、マルチポイント接続・充電ケースの設定・ウィジェットなどさまざまな設定ができます。
以上のように本アプリでは細かい設定が簡単にできます。
上質なノイズキャンセリング
Anker独⾃技術の「ウルトラノイズキャンセリング3.5」を搭載し、環境と装着状態に合わせて聴こえ方を最適化してくれます。
ANCは5段階で調節可能。
段階ごとのノイキャンレベルの違いがわかりにくいイヤホンも多いですが、本機はそれぞれの段階で違いがはっきりしており、状況に応じて心地よいノイキャンレベルを選択できます。
ノイキャンのオプション機能は多くないものの、遮音性が高く、Liberty 4やLiberty 4 NCと比べても完璧にカットしてくれる音の種類が増えました。
外音取り込みモードも5段階で調節可能。
こちらも段階ごとのレベルの違いがはっきりしており、ちょうどいい量の外音を取り込めます。
外音取り込みモードが強すぎると砂嵐のような雑音も入ってしまいますが、標準寄りのレベルにすると必要な外音だけを感じられます。
とはいえ外音取り込みの自然さや取り込み量自体はフツーで、正直EarFun Air Pro 4のほうがすぐれています。
また、本アプリをウィジェットに設定すると、アプリを開かなくてもホーム画面から「ANC」「外音取り込み」「標準」のモードを変更できます。
バランスの良い高品質サウンド
10.5mm低音域用ドライバー、4.6mmの中高音域用ドライバーそれぞれに最適な音の信号を送るデジタルクロスオーバーテクノロジーにより、低音から高音まで明瞭で歪みの少ない音質を実現。
楽器もボーカルも丸く透き通った音を感じられます。
3Dオーディオやお好み診断といった、各サウンドモードのつくりが優秀なのも魅力。
音楽の種類や状況に応じて、360°から聴こえてくるような広がりのあるサウンド、重低音が前に出て厚みのあるサウンド、近くで安らぎをもたらすサウンドと、それぞれ違った特徴のサウンドを楽しめます。
Liberty 4やLiberty 4 NCのように高音寄りでも低音寄りでもなく、Ankerのイヤホンでバランスのもっとも良い音に仕上がっています。
価格も一番高いだけあり、音質面でも本機がAnker最強だと思います。
Soundcore Liberty 4 Proはこんな人におすすめ
Soundcore Liberty 4 Proは「2万円でバランスの良い音質と高いノイキャン性能を堪能したい人」におすすめです。
なかでも3Dオーディオは出色の出来で、コレを重視するなら迷わず買い。
アプリを開かずともササっとクイックに調整できる操作性も本機の大きな魅力です。
また、すぐれたノイキャン性能をもち、違いが明確な計10段階からANC / 外音取り込みレベルを調整できます。
ノイキャンレベルを頻繁に調整して音楽を楽しみたい人にももってこいのイヤホンです。
価格をもう少しおさえてノイキャン重視の人はLiberty 4 NC、1万円以下におさえたいならEarFun Air Pro 4もおすすめです。
Soundcore Liberty 4 Proレビューまとめ
本記事はSoundcore Liberty 4 Proをレビューしました。
同社の他モデルと比べ音質もノイキャン性能も向上し、付いていてほしい機能もすべてそなえ、さすが上位モデルだなというイヤホンに仕上がっています。
2万円以下で総合力の高いワイヤレスイヤホンを探している人はぜひ選択肢に入れてみてください。
どうも、マクリン(
- バランスの良い音質
- マルチポイント対応
- ワイヤレス充電対応
- 高性能ノイキャン
- 3Dオーディオがかなり優秀
- 約2万円と安くはない
- ケースが若干キズ付きやすい
- イヤピースが薄い
- 外音取り込みはフツー
- LDAC/3Dオーディオ使用時はマルチポイント非対応