評価:4
どうも、撮影スタジオ(Ray Terrace Studio)を営むマクリン( @Maku_ring)です。
家の庭でペットを飼っていたり、僕のようにベランダ付きのスタジオを運営していると、必要になってくるのが屋外カメラ。
Tapo C100のような屋内カメラであれば、コンセントから電源をとれますが、屋外だとそうはいかず、内蔵バッテリータイプである必要があります。
これまでなかなか内蔵バッテリー型の屋外カメラがなかったのですが、TP-Linkがついに「Tapo C420S2」を出してくれました。
取り外しできる充電式バッテリーを内蔵し、コンセントいらずで屋外に置いてWi-Fiとつなぐだけで、見守りカメラとして使えるすぐれもの。
フルHDの約1.7倍の解像度をもつ2K QHD対応の鮮明な映像をスマホから手軽に確認でき、夜でもしっかり監視できるナイトビジョンを搭載しています。
そこで本記事では、外観と付属品を紹介しつつ、性能面を紹介していきます。
- 配線不要のバッテリー内蔵型
- カメラの画質が2K QHDと精細
- AIによる人物・動体検知が優秀
- 夜間の視認性も高い
- バッテリーのもちが長い
- 通話の音質がイマイチ
- カメラを遠隔で動かせない
タップできるもくじ
TP-Link Tapo C420S2の外観と付属品
Tapo C420S2は、スマホ対応のネットワーク屋外カメラです。
製品名 | TP-Link Tapo C420S2 |
---|---|
サイズ | 【カメラ】 約110.6 x 64.2 x 64.2mm 【ハブ】 約71.45 x 71.45 x 31.25mm |
カメラ解像度 | 2K QHD(2560 x 1440) |
防水防塵規格 | IP65 |
視野角 | 113° |
ナイトビジョン | 850 nm IR LED:最長15m |
Wi-Fiプロトコル | IEEE 802.11b/g/nベース 2.4GHz |
ワイヤレスセキュリティ | WPA/WPA2-PSK |
カメラ本体はシンプルな筒形状で、350ml缶よりやや細めのコンパクト設計。
下部の黒い部分をひねるとフタが開き、なかにはバッテリーを差し込めるようになっています。
バッテリーの入った状態でも2台で550gと、そんなに重くありません。
バッテリーは付属のアダプターとケーブルを利用し、カメラに収納した状態でも、そのままでも充電できるようになっています。
バッテリーのもちは気になるところですが、1回の充電で180日間もつというふれこみで、実際2週間ほど使用しても1%しか減っていませんでした。
本体側面と底面にネジ穴がつき、カメラ台座と接続できるようになっています。
カメラ本体以外に、インターネット接続用のTapo H200ハブも付いています。
ハブ〜インターネット間は有線LAN、カメラ~ハブ間は無線で接続することで、スマホアプリを介した遠隔操作が可能となります。
ハブにmicroSDカード(最大256GBまで)を差し込むことで、録画映像をSDカード内に保存することもできます。
- Tapo C420カメラ(バッテリー付属)x 2
- Tapo H200ハブ
- USBアダプター(バッテリー充電用)
- USBアダプターケーブル(バッテリー充電用、約50cm)
- 電源アダプター(ハブ給電用、150㎝)
- 取り付け用ネジ
- 取り付け用位置決めシール
- カメラ台座
- LANケーブル(ハブ用、カテゴリ5、約100cm)
TP-Link Tapo C420S2のレビュー
Tapo C420S2の特徴を紹介していきます。
設定方法は簡単
Tapo C420S2は専用アプリ「TP-Link Tapo」から設定可能です。
ハブ カメラの順に設定していきます。
ハブの設定方法
カメラの設定方法
つづいてカメラを設定します。
カメラは2台ありますが、いずれも設定方法は同じです。
ハブとカメラの設定が完了していれば、マイホーム上にカメラとハブ、計3つのアイコンが出現します(我が家では他にもTapoデバイスを多数使用しており、煩雑ですみません…)。
カメラの映像はかなり精細
弊社撮影スタジオのベランダ2箇所にカメラを設置し、Tapo C420S2の画質をチェックしてみました。
結論からいうと、さすがフルHDの約1.7倍だけあって2K QHDはかなりの高画質。
人の顔や表情もバッチリ捉えられるくらいには精細です。
ナイトビジョンも搭載し、夜でも深夜でも余裕で視認できました。
AI検知&通知もバッチリ
屋外カメラで気になるのはやはりセキュリティ面。
映像内で動体・人物の変な動きがあった際にきちんと知らせてくれるかどうかは重要なポイントです。
その点Tapo C420S2は「スマートAI検知&通知」を搭載し、安全面にも配慮されています。
人や物体の動きが見られた際は、こんな感じでスマホアプリの通知が届くようになっています。
Apple Watchを持っていれば、こんな感じでApple Watch上にも通知が届きます。
僕が不審者役に扮し、どの程度で検知するのか確認してみました。
検知精度はちょうどいいくらいで、僕の姿を完全に認めた段階で検知&通知機能が働くようになっていました。
起動感度も調整でき、もう少し感度を上げたい場合は数値を上げることで可能です。
個人的にはデフォルトの「6」だとうざくなく、セキュリティ性もしっかり担保されていると感じました。
さらに、通知だけでなく「サウンド&アラート」も設定でき、対象に対して警告したい場面で重宝します。
実際に起動したところ、なかなかの警告感が出ており、緊急時は実用性がありそうだという印象を受けました。
通話機能の音質は微妙
ここまでTapo C420S2のすぐれた点を紹介してきましたが、ひとつだけ微妙な点をあげるなら通話機能の音質です。
通話機能がついていること自体はありがたいものの、周りの環境音によってはかき消されてしまうので、使いどころがやや限られると感じました。
TP-Link Tapo C420S2はこんな人におすすめ
Tapo C420S2は「コードレスの屋外カメラが欲しい人」におすすめです。
コンセントいらずで気軽に設定できるにもかかわらず、2K QHDの高画質にすぐれたAI検知&通知をそなえ、セキュリティカメラとして実用に耐えうる高性能ぶりを発揮します。
スマホアプリの使い勝手も申し分なく、アカウントを共有すれば、複数人による運用も可能です。
ただし、通話機能が微妙なのとカメラが遠隔で動かせない点は、数少ない弱点だと感じました。
TP-Link Tapo C420S2レビューまとめ
本記事は「TP-Link Tapo C420S2をレビュー!バッテリー内蔵でコードレスの屋外見守りカメラ」について書きました。
Tapo C420S2は充電式バッテリーを内蔵し、コンセントいらずで屋外の見守りカメラとして使えるすぐれものです。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
- 配線不要のバッテリー内蔵型
- カメラの画質が2K QHDと精細
- AIによる人物・動体検知が優秀
- 夜間の視認性も高い
- バッテリーのもちが長い
- 通話の音質がイマイチ
- カメラを遠隔で動かせない