「RTX4060」は、ミドルクラスの性能を持つグラボです。
フルHD環境で性能を発揮し、消費電力もすぐれている特徴があります。
とはいえ、具体的にどんな性能なのか気になる…!
そこで本記事では、RTX4060の性能やベンチマーク、おすすめのゲーミングPCについて紹介します。
目次(気になる項目をクリック)
RTX 4060とは?基本的な性能とベンチマークを紹介
RTX4060の基本性能とベンチマークについて紹介します。
どれくらいの性能とベンチマークか?
RTX4060の基本性能は以下のとおり。
CUDAコア | 3072 |
ベースクロック | 1.83GHz |
ブーストクロック | 2.46GHz |
メモリサイズ | 8GB |
メモリタイプ | GDDR6 |
メモリ帯域幅 | 272GB/秒 |
消費電力 | 115W |
RTX4060は最新のAda Lovelaceアーキテクチャに基づくグラボで、DLSS3.0やレイトレーシングに対応。
おもにフルHDの環境に適し、最新のゲームも快適に遊べます。
消費電力115Wは、先代のエントリークラスRTX3060よりも低い!
次にベンチマークを紹介します。
Time Spy | Fire Strike | FF15 | FF14 |
---|---|---|---|
11161 | 12362 | 10680 | 25721 |
Time SpyはDirectX12、Fire StrikeはDorectX11ベンチマークテストです。
いずれも10,000を超える高いスコア!
FF15は重いゲームの代表格ですが、RTX4060においてはフルHDで快適に遊べます。
一方、FF14はやや軽いゲームに位置するため、RTX4060は4K標準環境まで快適に遊べますよ。
各ゲームごとのフレームレートを測定しました。
FPSゲームではいずれも最高画質で100fps以上出せるので、ストレスなく遊べます。
フォートナイトのように競技用モードであれば、240Hzモニターで快適に動かせます。
重いゲーム代表格のサイバーパンクは、もっとも重いオーバードライブモードを使用で56fps。
体感的には快適に遊べますが、60fpsにこだわりたい人はRTX4070以上が必要です。
ForzaHrizon5はフルHDで98fpsと好調な数値でした。
他のグラボとの性能比較
RTX4060と他のグラボを比較しました。
先代RTX 3060との比較
先代のRTX3060と性能を比較してみました。
項目 | RTX4060 | RTX3060 |
---|---|---|
CUDAコア | 3072 | 3584 |
ベースクロック | 1.83GHz | 1.32GHz |
ブーストクロック | 2.46GHz | 1.77GHz |
メモリサイズ | 8GB | 12GB |
メモリタイプ | GDDR6 | GDDR6 |
メモリ帯域幅 | 272GB/秒 | 360GHz/秒 |
消費電力 | 115W | 170W |
RTX3060よりCUDAコア数とメモリサイズがスペックダウンしていました。
しかしRTX4060は、RTコア・Tencerコア・CUDAコアが次世代のものへ進化。
また、動作クロックも大きく引き上げられているため、RTX3060と比較すると約20%前後向上しています。
ワットパフォーマンスも優秀で、エントリークラス並みの115Wまで低いため、グラボ交換の際は電源の交換なしで可能です。
コアが下がった分、クロックで稼いでる印象ですね!
次にフレームレートで比較しました。
ゲーム | RTX4060 | RTX3060 |
---|---|---|
フォートナイト(フルHD高画質) | 180fps | 160fps |
Call of Duty Warzone(フルHD高画質) | 144fps | 95fps |
Forza Hrizon4(フルHD高画質) | 160fps | 140fps |
Cyber Punk2077(フルHD高画質) | 90fps | 75fps |
軽めのゲームから重いゲームまで、RTX4060が10%前後高いフレームレートを出せます。
とくにフォートナイト(競技設定)のような軽めのゲームでは、30fps以上高い数値でした。
RTX 4060 Ti・4070との比較
他のRTX4000シリーズ、RTX4060Ti・RTX4070と比較しました。
項目 | RTX4070 | RTX4060Ti | RTX4060 |
---|---|---|---|
CUDAコア | 5888 | 4352 | 3072 |
ベースクロック | 1.92GHz | 2.3GHz | 1.83GHz |
ブーストクロック | 2.47GHz | 2.53GHz | 2.46GHz |
メモリサイズ | 12GB | 8GB | 8GB |
メモリタイプ | GDDR6X | GDDR6 | GDDR6 |
メモリ帯域幅 | 504GB/秒 | 288GB/秒 | 272GB/秒 |
消費電力 | 200W | 160W | 115W |
性能面ではRTX4060からRTX4070まで約30%ずつ性能が向上。
フルHDではRTX4060、WQHDではRTX4060Ti、4Kで遊びたい人はRTX4070を目安にしましょう。
消費電力は、RTX4060がもっとも低い115Wのため、ワットパフォーマンスで選びたい人はRTX4060一択です。
RTX4060TiやRTX4070は、以下の記事ででくわしく紹介しているので参考ください。
次にフレームレ―トで比較します。
ゲーム | RTX4070 | RTX4060Ti | RTX4060 |
---|---|---|---|
DIABLOⅣ(フルHD高画質) | 255fps | 222fps | 206fps |
Call of Duty Warzone2.0(フルHD画質ULTRA) | 130fps | 108fps | 88fps |
Cyber Punk2077(フルHD高画質・RT: ON) | 80fps | 68fps | 57fps |
HOGWARTS LEGACY(フルHD高画質) | 110fps | 92fps | 75fps |
ディアブロ4やCoDは、どのグラボで遊んでも快適に遊べます。
サイバーパンクは、レイトレーシングをONでギリギリ60fpsを切る性能でした。
レイトレーシングで快適にプレイしたい人はRTX4060Ti以上を推奨しますが、DLSS3.0を使用することでフレートを向上できます。
ホグワーツレガシーも快適に遊べるので、フルHD環境なら大体のゲームを遊べる!
RTX 4060搭載のゲーミングPC(BTOパソコン)おすすめ5選
RTX4060搭載のゲーミングPCを5つ紹介します。
製品名 | 特徴 | CPU | メモリ | 価格 |
---|---|---|---|---|
GALLERIA RM5C-R46 | Core i5を搭載したスタンダードPC | Core i5 13400F | 16GB | 159,980円 |
PG-KB46 | 白で統一されたゲーミングPC | Core i5 13400F | 16GB | 179,800円 |
G-Tune DG-I7G60 | Core i7搭載の高性能PC | Core i7 13700F | 32GB | 219,800円 |
MSI Cyborg 15 A12V | RTX4060搭載のゲーミングノート | Core i5 12450H | 16GB | 199,800円 |
NEXTGEAR JG-A5G60 | コスパんみ優れたゲーミングPC | Ryzen5 4500 | 16GB | 129,800円 |
悩んだらこの1台|GALLERIA RM5C-R46
CPU | Core i5 13400F |
GPU | Nvidia GeForce RTX4060 8GB |
メモリ | 16GB DDR4 3200 8GB×2 |
ストレージ | NVMe SSD1TB |
金額 | 159,980円 |
- 大体のFPSゲームを100fps以上で安定
- タイトルによっては4Kでも遊べる
- シンプルかつ存在感のあるLEDライティングケース
13世代Core i5とRTX4060を搭載したGALLERIA RM5C-R46。
代表的なミドルスペックで大体のFPSゲームで100fpsは出せるでしょう。
一部のゲームでは4K環境でも遊べますが、安定したフレームレートを求めるならフルHD環境がおすすめ。
ガレリアのケースはシンプルながらゲーミングらしさが演出されているので、見た目もカッコいいPCがほしい人にもイチ押しです。
動画編集もできる万能PC!
ガラスパネルケースの白いゲーミングPC|PG-KB46
CPU | Core i5 13400F |
GPU | Nvidia GeForce RTX4060 8GB |
メモリ | 16GB16GB DDR4 3200 8GB×2 |
ストレージ | NVMe SSD1TB |
金額 | 179,800円 |
- 白を基調としたゲーミングPC
- ガラスパネルを採用した美しいケース
- RGBファンを4基搭載
PG-KB46は白く美しいゲーミングPCです。
RGBファンを搭載しており、全体を白く光らせることができます。
Core i5 13400Fを搭載しているため、人気ゲームで高い性能を発揮。
性能と見た目にこだわりたい人におすすめ!
ハイクラスCPU搭載|G-Tune DG-I7G60
CPU | Core i7 13700F |
GPU | Nvidia GeForce RTX4060 8GB |
メモリ | 32GB16GB DDR5 4800 16GB×2 |
ストレージ | NVMe SSD1TB |
金額 | 219,800円 |
- 高性能CPU搭載で処理が速い
- Gen4規格の高速SSD
- 水冷クーラーを標準搭載
13世代Core i7を搭載しているG-Tune DG-I7G60。
Core i5よりも性能が高く、フォートナイトやApexをフルHDで200fps以上のフレームレートを出せます。
Gen4規格のSSDによりゲームのロード時間など、処理速度も高速で処理。
ゲームでも作業でも高い性能を発揮します。
水冷クーラーが標準搭載のためグラボの性能をより引き出せる!
RTX4060搭載のゲーミングノート|MSI Cyborg 15 A12V
CPU | Core i5 12450H |
GPU | Nvidia GeForce RTX4060Laptop 8GB |
メモリ | 16GB DDR5 4800 8GB×2 |
ストレージ | NVMe SSD1TB |
ディスプレイ | 15.6インチ 144Hz対応 / FHD液晶パネル |
金額 | 199,800円 |
- 近未来的なスケルトンデザイン
- 144Hz対応モニターの滑らかディスプレイ
- 新設計の強冷クーラー搭載
12世代Core i5を搭載したゲーミングノートMSI Cyborg 15 A12V。
バックパネルやヒンジ部など一部にスケルトンカバーを採用して近未来感を演出。
よりゲーミングらしいノートPCとなり、液晶は144Hz対応で激しい戦闘シーンでも滑らかに動きます。
CPUがひとつ前の世代ですが、Eコアを搭載しているため処理速度に不満はありません。
好きな場所で快適にプレイできる!
高コスパモデル|NEXTGEAR JG-A5G60
CPU | AMD Ryzen5 4500 |
GPU | Nvidia GeForce RTX4060 8GB |
メモリ | 16GB DDR4 3200 8GB×2 |
ストレージ | NVMe SSD1TB |
金額 | 129,800円 |
- RTX4060搭載モデルの最安値
- 安いモデルでも1TBのSSDを搭載
- サイドガラスパネルや冷却に強いケースを採用
NEXTGEAR JG-A5G60は、RTX4060を搭載しつつも安価に買えるゲーミングPCです。
価格は抑えつつもSSDは1TBの容量があるため、多数のタイトルをダウンロードしても安心。
13世代Core i5と比べるとCPUの性能は若干低いもの、フルHD環境なら問題なく遊べます。
ガラスパネルが標準搭載のため、ゲーミングらしいPCを求めている人におすすめです。
オプションで光るケースファンに変更できるよ!
RTX 4060に関するよくある質問
RTX4060に関するよくある質問に答えます。
RTX4060単体の価格は?
2023年10月現在、RTX4060は約4万3千円〜5万5千円前後で販売されています。
先代のRTX3060を使用していてとくに不満がなければ、そのまま継続でも問題ありません。
RTX2060またはGTX1060ユーザーで性能に不満がある人は、買い替えのタイミングの目安と考えましょう。
買いやすい価格に下がってきたので買うなら今がおすすめ!
RTX4060に合わせるCPUは?
RTX4060はミドルクラスのグラボのため、Core i5がバランスが良いです。
フレームレートを少しでも上げたい人はひとつグレードを上げてCore i7クラスがおすすめ。
Core i9といったハイエンドタイプは、ゲームにおいてオーバースペックとなるので注意しましょう。
RTX4060はどんなゲームに向いているの?
RTX4060はフルHD環境で性能を発揮します。
よってフォートナイトやAPEXといったFPSゲームで高フレームレートで安定し、ストリートファイターⅥといった次世代ゲームも遊べます。
WQHDでも画質調整しだいでフレームレートは安定しますが、4Kとなると性能不足のためRTX4070以上を推奨します。
RTX 4060搭載ゲーミングPCおすすめまとめ
本記事ではRTX4060搭載を搭載したおすすめのゲーミングPCについて紹介しました。
RTX4060はミドルスペックの性能があるため、ゲームやクリエイティブ制作など幅広く対応できます。
主にフルHDで性能を発揮するため、4K高画質で遊びたい人はRTX4070以上を搭載したゲーミングPCを検討しましょう。
当サイトでは他にもおすすめのゲーミングPCを紹介しているので、あわせてチェックしてください。