評価:4.2
PCを常に持ち歩くノマドワーカーのマクリンです。
充電器すらときに忘れてしまう僕には、モバイルバッテリーが欠かせません。

PCも充電しようとなると、やはり超大容量の20,000mAhクラスが望ましいです。
それだけでなく「出力が大きい(PCの充電が速い)」「パススルー対応(充電器的な使い方ができる)」「複数ポート使用時も出力がそれなりに出る」は、ふだん使ううえで押さえたいところ。
まさにそんなモバ充が、MOTTERUの「MOT-MB25001」です。
出力は、あらゆるデバイスが充電可能な最大140Wで、バッテリー容量も20,000mAhすらゆうに超える25,000mAh。

複数ポート使用時も使いやすい出力配分で、見た目的な特徴はないながら、良いモバイルバッテリーに仕上がっています。
そこで本記事ではMOTTERU MOT-MB25001をレビューしていきます。
- 最大140Wの超高出力対応
- ポート合計最大150W対応
- パススルー対応
- 付属のケーブルとポーチが良い
- ディスプレイ表示がシンプル
- 本体充電が最大65W入力と若干低い
- 本体充電がUSB-C2のみ
- 超高出力がUSB-C1のみ
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MOTTERU MOT-MB25001の外観と付属品
MOTTERU MOT-MB25001は、25,000mAhのモバイルバッテリーです。
製品名 | MOTTERU MOT-MB25001 |
---|---|
サイズ | 約160 × 81 × 27mm |
重さ | 約535g |
バッテリー容量 | 25,000mAh |
定格容量 | 14,600mAh |
出力ポート数 | 3(USB-C x 2 / USB-A) |
入力 | USB-C2:5V = 3A / 9V = 3A / 12V = 3A / 15V = 3A / 20V = 3.25A(最大65W) |
出力 | USB-C1:5V = 3A / 9V = 3A / 12V = 3A / 15V = 3A / 20V = 5A / 28V = 5A(最大140W)PPS 5-21V 5A USB-C2:5V = 3A / 9V = 3A / 12V = 3A / 15V = 3A / 20V = 3.25A(最大65W)PPS 5-20V 3.25A USB-A:5V = 4.5A / 9V = 2A / 12V = 2A / 10V = 2.25A(最大24W) |
合計出力 | 最大150W(USB-C1:100W + USB-C2:50W) |
外観からも差別化しがちな近年のモバイルバッテリーの中で、めずらしいほどシンプルな見た目。逆にすがすがしいですw
表面には細かいブラスト加工が施され、指紋・キズともに目立ちにくいのは好印象。
側面には電源ボタンとバッテリー残量がわかるディスプレイがついています。数値がくっきりしていて見やすいです。
3ポート仕様で、USB-C x 2とUSB-Aが付いています。本体充電はUSB-C2のみなのでご注意を。
超大容量だけにさすがに大きく、約6.7インチのXiaomi 14T Proとちょうど同じくらいです。長財布くらいのサイズ感ですね。
Ankerのほぼ同クラス「Anker Prime Power Bank (27650mAh, 250W)」と並べるとこんな感じ。
高さはほぼ同じで、厚みは四角柱のAnkerのほうがある、という感じです。
重量は約513gで、MOTTERUのほうが100g以上軽いです。
バッテリー本体以外に同色のシリコンケーブル(結束バンド付き)とオリジナルポーチが付き、付属品も抜かりありません。
MOTTERU MOT-MB25001のレビュー
MOTTERU MOT-MB25001をレビューしていきます。
最大65Wの本体充電とパススルーに対応
本機は最大65Wでの本体充電に対応しています。ただ、これくらいの超大容量だと100W入力以上は欲しかったところ。
本体充電に関してもう一つ気をつけるべき点が入力ポート。USB-C1はあくまで出力専用で、USB-C2のみが本体充電対応なので注意ください。

ただパススルーにはしっかり対応し、「65W入力 / 45W出力」と実用的な入出力値が確認できました。
単ポート最大140Wの超高速充電に対応
本機のUSB-C1ポートは、全モバ充でも最高クラスの単ポート最大140W出力に対応しています。
超高出力だけに、モバイルノートPCはもちろん、高出力を要する動画編集用ノートPCでもまったく問題なし。
PPSにも対応するため、PPS対応のAndroidスマホなら20Wをゆうに超える出力で充電でき、iPhoneでもしっかり急速充電できました。
USB-C2ポートは最大65W出力に落ちるものの、実際このくらいの出力があれば、一般的なデバイス充電において困る場面はほとんどありません。
USB-A側(最大24W出力)ではノートPCは厳しいものの、スマホ充電までがおすすめです。
USB-Aポートは低電流モードにも切り替えられるので、イヤホン・スマートウォッチのように入力電流の小さい機器に適しています。
ポート合計最大150Wに対応
複数ポート使用時は合計出力が変わるものの、一番使うであろうUSB-C1 + C2の組み合わせだと合計最大150Wに対応しています。
大抵のノートPCは65Wクラスにおさまるので、この合計出力であればPC 2台同時充電も無理なくカバーできる高出力です。
3ポートとも使った際は合計130W出力に落ちますが、USB-C1は100Wに分配される仕様なので、この場合も「ノートPC + スマホ2台」という普段やるであろう組み合わせがイケるのは助かります。
MOTTERU MOT-MB25001はこんな人におすすめ
MOTTERU MOT-MB25001は「超高出力・超大容量がほしいけど価格はそこそこにおさえた人」におすすめです。
同クラスのモバ充が、AnkerはもちろんXiaomiですら1万円を超える中、7千円台におさまっているのは相当がんばっています。
それだけに「ディスプレイがシンプル」「入力ポートが限られる」「超高出力ポートも限られる」といった弱点は抱えるものの、それを許容できる造りの良さがあります。
予算があるならスペック・機能で上回るAnker・Xiaomiがベターですが、1万円未満で同程度のパワーとバッテリー容量を手に入れたいなら、本機をもってほかにないでしょう。
MOTTERU MOT-MB25001レビューまとめ
本記事ではMOTTERU MOT-MB25001をレビューしました。
見た目はシンプルながら、付属品の質感や140Wの超高出力、実用的なパススルーなど、丁寧に作られたプロダクトだと感じました。
ただ、入力ポートがC2のみだったり、本体充電のワット数がやや低いなど、同クラスで見ると若干見劣りする部分もあります。
とはいえ、その分コスパはかなり高い(この超大容量で7千円台!)のでおすすめです。
どうも、マクリン(
- 最大140Wの超高出力対応
- ポート合計最大150W対応
- パススルー対応
- 付属のケーブルとポーチが良い
- ディスプレイ表示がシンプル
- 本体充電が最大65W入力と若干低い
- 本体充電がUSB-C2のみ
- 超高出力がUSB-C1のみ






ガジェットブロガー
Makurin
プロフィール
株式会社makuri 代表取締役。
ガジェット選びで失敗しないための情報を発信中。ブログ「マクリン」とYouTube「マクリン / ガジェット比較」を運営しています。
レビュー歴7年以上、実機レビューは累計500製品以上。充電器・モバイルバッテリー・スマホアクセサリー・ネット回線・VPN・ゲーミングPCなど幅広くレビュー。
自宅に100台以上の充電ガジェットを所有し、実際の使用感にこだわったレビューを届けています。
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