評価:4.4
モバイルバッテリーの中身が気になるマクリンです。
毎日カバンに入れて持ち歩くものだけに、容量やサイズと同じくらい、バッテリーセル(電池)そのものの安全性も気になるところ。
とはいえ、電池の状態は外から見えないので、判断のしようがないのが正直なところでした。
そこに真正面から答えてきたのが「Anker Nano Power Bank (MagGo, Plus)」です。

Anker史上もっとも安全とうたうNeo Lithium-ion Batteryを積んだ、Qi2対応のワイヤレスモバイルバッテリーです。
10,000mAhの容量を約15mm厚に収めつつ、ワイヤレスで最大15W、有線で最大30Wの出力に対応。
さらにAnkerアプリとつなげば、バッテリーの劣化具合やサイクル数、各セルの電圧まで確認できます。
本記事ではAnker Nano Power Bank (MagGo, Plus)をレビューしていきます。
- 釘刺し・加圧試験をクリアしたネオリチウムイオンバッテリー採用
- アプリでバッテリーの状態・サイクル数・セル電圧まで確認できる
- 無線はQi2、有線は最大30W対応
- パススルー対応
- 2台同時充電時は合計17Wに下がる
- アプリ接続中は充電も給電も止まる
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Anker Nano Power Bank (MagGo, Plus)の外観と付属品
Anker Nano Power Bank (MagGo, Plus)は、10,000mAhのマグネット式モバイルバッテリーです。
| 製品名 | Anker Nano Power Bank (MagGo, Plus) |
|---|---|
| サイズ | 約104 × 71 × 15mm |
| 重さ | 約215g |
| バッテリー容量 | 10,000mAh |
| 定格容量 | 6,400mAh |
| 出力ポート数 | 2(マグネット式ワイヤレス / USB Type-C) |
| USB-C 出力 | 5V 3A / 9V 3A / 12V 2.5A / 15V 2A / 20V 1.5A(最大30W) |
| ワイヤレス出力 | 最大15W ※12シリーズ以前のiPhoneやQi対応スマホには最大7.5Wの出力となります。 |
| 合計出力 | 17W(USB-C:最大12W + ワイヤレス出力:最大5W) |
| USB-C 入力 | 5V 3A / 9V 3A / 15V 2A(最大30W) |
本体はマットな質感のブラック。

背面にANKERロゴが控えめに入るだけのシンプルな仕上がりです。

表面はマグネットリングがつき、ワイヤレス充電規格はQi2。そろそろQi2 25W出してくれー。

側面は鈍い金属光沢をたたえ、外周部の(おそらく)アルマイト加工が、他と一線を画す質感と所有欲を高めてくれる造りとなっています。

底面には「IN / OUT」の刻まれた入出力対応のUSB-Cポートと、4つのLEDインジケーターが並びます。
側面の定格表記を見て驚いたのですが、本機はなんと3C認証つきで中国への持ち込みにも対応しています。
同じAnkerの10,000mAhクラスQi2モデル「Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)」と並べても、サイズはどちらも同じで見分けがつかないほど。
iPhone 17 Proと重ねても、カメラをふくむ総厚(約13.3mm)よりやや厚い程度におさまっています。
付属品は本体とUSB-C & USB-Cケーブル(0.6m)、それに収納ポーチです。

ポーチは口をひもで絞る巾着タイプで、本体とケーブルをまとめて放り込めるので、カバンの中でキズつくのを気にせず持ち出せます。
Anker Nano Power Bank (MagGo, Plus)のレビュー
Anker Nano Power Bank (MagGo, Plus)をレビューしていきます。
Qi2の最大15Wワイヤレスと最大30W有線に対応
表面のパッドにQi2対応スマホをくっ付けると、そのままワイヤレス充電が始まります。ワイヤレス出力は、Qi2対応機なら最大15W。
iPhone 17 Proに貼り付けたまま片手で持ち上げても、しっかりくっついたままです。
17 Proに重ねても、下側は外周部の縁がほんのり飛び出す程度にとどまっています。カメラ側は当然干渉なし。
有線の場合、底面のUSB-Cポートから最大30Wまで出せます。
実際にiPhone 17 Proをつないだところ、14.4V / 1.92Aの28.2Wが出ていました。


Ankerアプリでバッテリーの状態とセル情報を確認
本機いちばんの特徴が、Ankerアプリからバッテリーの中身を確認できることです。
電源ボタンを3回すばやく押し、USB-Cケーブルでスマホとつなぐと、アプリのデバイス一覧に本機が現れます。
おもしろいのはこの先で「バッテリーの状態」として劣化度がパーセンテージで出るほか、充放電のサイクル数、内部のコア温度まで表示されます。
さらに、内蔵する2つのセルそれぞれについて、固有IDと電流・電圧が個別に並びます。購入直後の状態は、バッテリーの状態が「非常に良い100%」でサイクル数は0、セル電圧は3855mVと3865mV。
「電圧異常」「温度異常」の記録も見られるようになっており、どちらも異常なしでした。
ここまで内部状態が見えると、モバイルバッテリーの買い替えどきを感覚ではなく、数字で判断できます。ただし、アプリ接続中は充電も給電も止まるので、確認したいときだけつなぐ使い方になります。


パススルー対応かつ2台同時充電も可能
本体の充電は最大30Wに対応し、30W以上の充電器と組み合わせたところ27.2Wで入っていました。

本体を充電しながらスマホにも給電するパススルーにも対応しています。
自宅ではワイヤレス充電器がわりに置いておけるので、寝る前にスマホを載せておく使い方もできます。
ワイヤレスとUSB-Cを併用すれば2台同時の充電も可能ですが、そのときは合計17W(USB-C:最大12W + ワイヤレス出力:最大5W)まで下がります。
ワイヤレス側にiPhone 17 Pro、有線側にvivo X300 Ultraをつないだところ、有線側は8.7Wにとどまりました。
2台つなげること自体はありがたいものの、急ぎのときは1台ずつ充電したほうが賢明です。
Anker Nano Power Bank (MagGo, Plus)はこんな人におすすめ
Anker Nano Power Bank (MagGo, Plus)は「モバイルバッテリーの安全性が気になって、中身の見えるものを選びたい人」におすすめです。
最大の魅力は、Anker史上もっとも安全とうたうネオリチウムイオンバッテリーを積んでいること。
釘刺しや加圧といった過酷な試験をクリアした電池と、耐火試験を通った筐体の組み合わせで、持ち歩く時間の長いモバイルバッテリーの不安をつぶしにきています。
そのうえでアプリを開けば、劣化度・サイクル数・セル電圧・異常記録まで数字で確認可能。
「そろそろ替えどきかな?」を感覚で判断しなくてよくなるのは、一度知ると戻れない安心感があります。
もちろんQi2対応モバイルバッテリーとしての基本も押さえ、10,000mAhを約15mm厚に収め、ワイヤレス最大15W・有線最大30Wで使えます。
同じサイズ感でシンプルに使えればいいなら「Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)」もありますが、電池の中身まで見たいなら本機を選ぶ価値があります。
Anker Nano Power Bank (MagGo, Plus)レビューまとめ
本記事ではAnker Nano Power Bank (MagGo, Plus)をレビューしました。
10,000mAhのQi2モバ充としてのスペックは同クラスと横並びながら、電池そのものの安全性と、それをアプリで可視化する仕組みに振り切った1台です。
モバイルバッテリーの安全性が気になっている人ほど、その価値が分かるはず。
どうも、マクリン(
- 釘刺し・加圧試験をクリアしたネオリチウムイオンバッテリー採用
- アプリでバッテリーの状態・サイクル数・セル電圧まで確認できる
- 無線はQi2、有線は最大30W対応
- パススルー対応
- 2台同時充電時は合計17Wに下がる
- アプリ接続中は充電も給電も止まる




ガジェットブロガー
Makurin
プロフィール
株式会社makuri 代表取締役。
ガジェット選びで失敗しないための情報を発信中。ブログ「マクリン」とYouTube「マクリン / ガジェット比較」を運営しています。
レビュー歴7年以上、実機レビューは累計500製品以上。充電器・モバイルバッテリー・スマホアクセサリー・ネット回線・VPN・ゲーミングPCなど幅広くレビュー。
自宅に100台以上の充電ガジェットを所有し、実際の使用感にこだわったレビューを届けています。
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