評価:4.5
どうも、ノマドワーカーのマクリン( @Maku_ring)です。
外でも仕事するワタクシは、ノートPCも充電可能なUSB給電規格、Power Delivery(PD)対応の超大容量モバイルバッテリーが欠かせません。
僕は20,000mAhクラスのPD対応モバイルバッテリー「Anker PowerCore+ 19000 PD」を愛用しています。
PD対応でありつつ、バッテリー容量をもう少し抑えたモデルはないものか。
かねてより僕は、ポケッタブルのPD対応モバイルバッテリーを欲していました。
ところが、ついに出たのです。
それが「Anker PowerCore 10000 PD」です。
Anker PowerCore 10000 PDは、Anker初の10,000mAhクラスPD対応モバイルバッテリーにして、世界最小・最軽量クラスを実現しています。
最大18WのPD対応USBタイプCポート(USB-C)にくわえ、最大10WのUSBタイプAポート(USB-A)まで備えるすぐれもの。
本機の後継モデルとして、PPS対応スマホの充電と最新世代iPhoneの高速充電に対応する「PowerCore 10000 PD Redux 25W」も出たので、あわせて参考ください。
そんなわけで本記事は「【Anker PowerCore 10000 PDレビュー】世界最小・最軽量の10000mAhクラスPD対応モバイルバッテリー【大容量】」について書いていきます。
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Anker PowerCore 10000 PDの外観と付属品
「Anker PowerCore 10000 PD」は、10,000mAhのモバイルバッテリーです。
モデル名にPDとあるとおり、大容量のUSB給電規格「PD(Power Delivery)」に対応しています。
10,000mAhのバッテリー容量は、iPhone XSだと2.6回分、iPad Proでも約0.8回充電できる充分な容量です。
Anker PowerCore 10000 Reduxと同様、その握りやすさに特長があります。
Anker PowerCore 10000 PDは、人間工学に基づいた曲線デザインと滑りにくいストライプメッシュ加工を採用し、手のひらに馴染みやすい形状となっています。
本体の横幅はグリップしやすい52mm、縦幅もわずか114mmにまで抑えています。
同じ10,000mAhクラスのUSB-C(PD)非搭載モバイルバッテリー「Anker PowerCore 10000 Redux」と比べてもかなりコンパクトで、幅も10mmほどしか変わりません。
重量もスマホと同程度の約197gであり、PD対応モバイルバッテリーとして最小・最軽量に収めた技術力の高さを感じました。
側面には残量確認用のLEDインジケーターが付いており、その隣の電源ボタンを押すと、4段階の点灯でおおよそのバッテリー残量が分かります。
LED2個点灯 〜50%
LED3個点灯 〜75%
LED4個点灯 〜100%
Anker PowerCore 10000 PDの入出力端子
Anker PowerCore 10000 PDは、USB-C(PD)とUSB-A、2種類のポートを搭載しています。
このうちUSB-C(PD)は入出力の機能を備えており、本体充電・デバイス充電の双方に対応しています。
USB PD対応の急速充電器(例えば「Anker PowerPort Atom PD 1」)と組み合わせて本体充電することで、約3.5時間で満充電が可能です。
「Anker PowerLine II USB-C & ライトニング ケーブル」を使えばiPhoneも充電でき、iPhone 11 Proならわずか30分で最大50%まで充電できちゃいます。
スマホ充電時は最大15Wまでの出力に対応しており、USB-C電圧電流チェッカーでワット数(電流 x 電圧)を計測したところ、最大値に迫る値を示していました。
タブレット・ノートPC充電時は最大18Wまでの出力ができ、MacBook Proも通常充電されていることが確認できました。
USB-Cにくわえ、最大10W出力のPower IQ対応USB-Aが付いています。
Anker独自技術「PowerIQ」とは平たく書くと「デバイスに応じ、最大10W(5V x 2A)までの適切な電流値で充電する機能」です。
スマホ・タブレットで以下のアンペア数を出力できれば、急速充電が可能です。
- スマホ 1.0A
- タブレット 1.5A
スマホ・タブレットの出力アンペア数をUSB電流電圧テスターで計測したところ、急速充電に充分な電流量が供給されていました。
2ポートの合計は最大28Wであり、USB-C(最大18W)とUSB-A(最大10W)を合わせたワット数と同じです。
2台接続時のUSB-Cのワット数も約16Wであり、USB-A未使用時と値が変わらないことから、最大28Wの余裕を感じる高出力でした。
高出力の充電に対応するAnker PowerCore 10000 PDですが、充電するデバイスによっては、電流値を抑えたいものもあります。
電源ボタンを2秒長押し(もしくは2回押し)することで「低電流モード(緑点灯)」に切り替わります。
低電流モードはBluetoothイヤホンやガラケー・スマートウォッチなど、電流値を低くすべきデバイスの充電に重宝します。
世界最小・最軽量クラスで持ち運びやすいにもかかわらず、PD対応でどんなデバイスにも急速充電可能。
Anker PowerCore 10000 PDは10,000mAhの大容量ながら、実用性も高く、第一選択になり得るモバイルバッテリーです。
Anker PowerCore 10000 PDレビューまとめ
本記事は「【Anker PowerCore 10000 PDレビュー】世界最小・最軽量の10000mAhクラスPD対応モバイルバッテリー【大容量】」について書きました。
Anker PowerCore 10000 PDは、サイズ・重量・USBポートともに完成度が大変高く、メイン使いにおすすめのモバイルバッテリーです。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。