どうも、Macユーザーのマクリン( @Maku_ring)です。
外での仕事ならびに当ブログの執筆にも欠かせないのがMacBook Pro。
それから一緒に持ち運ぶのがUSB-Cポートの純正アダプターとケーブル。
このかさばりマクリンのACアダプターを、どうにかして小さいものに変えられないかと以前から模索してきました。
そんな中ようやく超小型のUSB-C充電器に出会ったのです。
世界最小・最薄レベルのUSB-C急速充電器「RAVPower RP-PC104」です。
そんなわけで本記事は「【窒化ガリウムUSB-C充電器レビュー】RAVPower RP-PC104はMacBookも充電できる小型PDチャージャー【45W】」について書いていきます。
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RAVPower RP-PC104の外観とサイズ
RAVPower社の「RAVPower RP-PC104」は、大容量のUSB給電規格「PD(Power Delivery)」に対応のUSB-C急速充電器です。
最大出力は45Wであり、12インチMacBook・13インチMacBook Airならば急速充電できる高出力です。
カラーはホワイトにくわえ、ブラックがあります。
折りたたみプラグ式なのでプラグ部分がきれいに格納でき、持ち運びしやすいです。
本体にはケーブルが付いていませんので、PD対応ケーブルの購入が別途必要です。
特筆すべきはそのコンパクトさ。
幅56mm x 高さ80mmであり、ノートPCまで充電できるアダプターとして業界最小レベルです。
厚さも16mmと業界最薄サイズに仕上がっています。
13インチMacBook Proの純正アダプター(61W)と比較しても、その差は歴然です。
厚みにいたっては約半分。
窒化ガリウムを採用することで、RAVPower RP-PC104はどうして軽量・コンパクトを実現できたのか?
それについて説明します。
RAVPower RP-PC104は次世代パワー半導体GaN(窒化ガリウム)を採用
従来のUSB充電器は、内部で電源をオンオフするスイッチ部分にシリコン(Si)という素材を使っています。
Siは汎用性が高くて優秀な素材ですが、近年の充電器はノートPCも想定しているため、高出力であることが求められています。
高出力の要求に対し、RAVPowerをはじめとするガジェットメーカーは、大容量のUSB給電規格「Power Delivery(PD)」で対応してきました。
しかし、Si素材のままPDで高出力に対応することは、2つの問題を抱えていました。
それが熱と大型化です。
Siデバイスで高出力の電源をオンオフすると、時間を要するため、それだけ発熱をともないます。
この問題を解決するために、短い時間で電流・電圧をオンオフできる(=高効率の)素材を選ぶ必要がありました。
RAVPowerがSiに代わる次世代素材を検討した結果、窒化ガリウム(GaN)という素材に行き着いたのです。
実はAnkerも先日の新製品発表会にて、GaN採用の小型USB充電器「Anker PowerPort Atomシリーズ」を発売するとアナウンスがありました。
しかしこちらは2019年2月発売のため、RAVPowerのほうが製品化に早くこぎ着けたということなのです。
Siが通常の半導体ならば、GaNはパワー半導体と呼ばれる素材にあたります。
それだけではありません。
GaNを使う最大のメリットは、Siより格段に短い時間(高い周波数)でオンオフできることです。
オンオフにともなう発熱も少なくなり、周りのパーツを小さくできるため、充電器の軽量・小型化につながるのです。
したがってRAVPower RP-PC104は手のひらサイズでありながら、45Wもの高出力に対応したPD対応USB-C充電器なのです。
我が家のMacBook Pro(13インチ)に差したところ、充分な速度で充電できることが確認できました。
USB-C電圧電流チェッカーでRP-PC104のワット数を比較したところ35Wであり、高い出力値を示していました。
RAVPower RP-PC104レビューまとめ
本記事は「【窒化ガリウムUSB-C充電器レビュー】RAVPower RP-PC104はMacBookも充電できる小型PDチャージャー【45W】」について書きました。
RAVPower RP-PC104は次世代のパワー半導体GaNを採用した、小型のUSB-C急速充電器です。
業界最小・最薄レベルのコンパクトサイズながら、最大45Wに対応し、MacBookやiPad Proへの急速充電に対応しています。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。