どうも、ノイキャン(ANC)搭載イヤホン好きのマクリン( @Maku_ring)です。
ANC付きのモデルは、周りの雑音をおさえて音楽への没入感も上がるため、一度使うと離れられないすぐれもの。
元来高価なANCですが、1万円以下でもSOUNDPEATS T2やSoundcore Life A2 NC、EarFun Free ProやEarFun Air Proなど、ラインナップがかなり増えてきました。
コスパの良さに定評のあるTaoTronicsからも、1万円未満でANC搭載のフルワイヤレス「TaoTronics SoundLiberty Pro P10」が出ました。
7千円台の格安設定ながら単体9時間のバッテリーにくわえ、イヤホン脱着で音楽が再生・停止する装着センサーも搭載しています。
また、ANCと外音取り込みだけでなく、風ノイズが低減できるモードも付いてるなど、独自機能も盛り込まれています。
そんなわけで本記事は「【TaoTronics SoundLiberty Pro P10レビュー】1万円未満でノイキャン&装着センサー搭載の完全ワイヤレスイヤホン」について書いていきます。
- ANC搭載で7千円台
- 風切り音低減機能
- 装着センサー搭載
- 左右同時伝送方式に対応
- 高音域がやや平坦
- ワイヤレス充電非対応
- apt-X非対応
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SoundLiberty Pro P10の外観と付属品
TaoTronicsのSoundLiberty Pro P10は、完全防水仕様(IPX7)の完全ワイヤレスイヤホンです。
製品名 | TaoTronics SoundLiberty Pro P10 |
---|---|
重量 (イヤホン / ケース合計) |
約10g / 約44g |
音楽再生時間 (イヤホン / ケース合計) |
最大9時間(ANCで6.5時間) / 最大33時間(ANCで23時間) |
ドライバー | 9㎜ダイナミックドライバー |
防水性能 | IPX7 |
対応コーデック | AAC / SBC |
充電ポート | USB-C |
Bluetooth | 5.2 |
AirPods Proに通ずるうどん形状であり、軸部分は上質感ある光沢をまとっています。
イヤホン重量は単体で約10g、ケースふくめ約44gであり、それなりにかなり軽くおさえられています。
ケースの大きさは約63 x 48 x 25mmであり、女性の手にも充分おさまるコンパクトサイズとなっています。
なんならAirPods Proのケースとほぼ同じ大きさ。
同梱品は本体とUSB-C to Aケーブル、イヤーピース(S/M/L/XL)です。
SoundLiberty Pro P10のレビュー
SoundLiberty Pro P10の特徴を紹介していきます。
Bluetooth 5.2かつ左右同時伝送対応
SoundLiberty Pro P10はBluetooth 5.2に対応し、接続性にすぐれています。
また、Airoha社の「MCSync(Multi Cast Sychronization)」を採用し、親機側(右イヤホン)だけでなく子機側(左イヤホン)でも片耳使用が可能となっています。
一般的なモデルの「リレー伝送」に対し、SoundLiberty Pro P10は「左右同時伝送」を実現しています。
装着部分にはAMS光センサーを搭載し、イヤホンの脱着にともない、音楽が自動再生・停止します。
コンパクトながらバッテリーはなかなか優秀
SoundLiberty Pro P10はコンパクトながら、そこそこのバッテリー性能を有しています。
イヤホン単体で最大9時間(ANCで6.5時間)、ケースをふくめ最大33時間(ANCで23時間)使用可能です。
ケース底面には、汎用性の高いUSB Type-Cの充電ポートをそなえ、2時間で満充電できます。
ただ、ワイヤレス充電には対応していないので、そこはがんばってほしかったところ。
9mmドライバー採用で低音重視の音設計
SoundLiberty Pro P10は装着感が軽いだけでなく、イヤーチップにくわえ、ボディ部分でも耳を支える構造なので安定感があります。
表面はタッチセンサーであり、音量調整ふくめて全操作が可能です。
操作 | L | R |
---|---|---|
再生 | 2タップ | – |
停止 | 2タップ | – |
曲送り | – | 3タップ |
曲戻し | 3タップ | – |
音量を上げる | – | 1タップ |
音量を下げる | 1タップ | – |
受話 | 着信中に1タップ | 着信中に1タップ |
通話終了 | 通話中に2秒長押し | 通話中に2秒長押し |
ANCオン/風切り音低減モード/ANCオフ | 2秒長押し | – |
外音取り込みモード | 2タップ | – |
音声アシスタント | – | 2秒長押し |
操作の認識が高くて使いやすいものの、確認音が鳴らないのはちょっと気になりました。
9mm径のダイナミックドライバーを搭載し、音質は低音重視の設計です。
低音のボリュームがあるものの、中音域はつぶれず、ベースが重めの楽曲でもボーカル音をしっかり拾ってくれます。
ヒップホップやEDMといった音楽ジャンルにとくに映える印象です。
ただし、高音域の豊かさはやや乏しいので、クラシックやジャズを聴く方は他のイヤホンのほうが適しています。
また、ANCは最大35dBのノイズ低減が可能という触れ込みですが、それに期待しすぎると肩透かしをやや食らうかも。
とはいえ、電車の走行音や車のロードノイズ、空調音といった低音域はしっかり抑えてくれる印象です。
さらにAnti-Windと呼ばれる、風切り音を低減できるモードが付き、こちらをオンにすることで「ボオオォ」という風ノイズを抑制してくれます。
外音取り込み機能は、マイクで拾ってる機械感があまりなく、わりと自然に集音してくれて、問題なく会話できるレベルでした。
SoundLiberty Pro P10はこんな人におすすめ
TaoTronics SoundLiberty Pro P10は「7千円台で装着センサーとANCをもつイヤホンが欲しい人」におすすめです。
アンダー1万円でANCを搭載するモデルは増えてきたものの、装着センサーが付いているものは意外と少なく、風切り音低減機能とあわせて重宝します。
ただし、ワイヤレス充電は非搭載なので、ワイヤレス充電付きが欲しいなら、ANC性能もやや優秀なSOUNDPEATS T2やEarFun Free Proがおすすめです。
SoundLiberty Pro P10レビューまとめ
本記事は「【TaoTronics SoundLiberty Pro P10レビュー】1万円未満でノイキャン&装着センサー搭載の完全ワイヤレスイヤホン」について書きました。
TaoTronics SoundLiberty Pro P10は、ANCと装着センサー搭載ながら低価格におさえたフルワイヤレスです。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
- ANC搭載で7千円台
- 風切り音低減機能
- 装着センサー搭載
- 左右同時伝送方式に対応
- 高音域がやや平坦
- ワイヤレス充電非対応
- apt-X非対応