評価:4.5
どうも、Xiaomi 14 Ultraユーザーのマクリン家です。
Xiaomiスマホを使うなら、ソフトバンクでもおなじみの超高速充電「神ジューデン(35分以下でフル充電)」を活かしたいところ。
しかし、Xiaomiの専用充電器を使わないと神ジューデンを体感できませんでした。
そんな中、モバイルバッテリーでも超高速充電を実現したのが、同社の「Xiaomi 165W Power Bank 10000mAh (Integrated Cable)」です。
内蔵ケーブルを使うと、Xiaomiの対応スマホであれば最大120Wのハイパーチャージ、いわゆる神ジューデンに対応しています。
下位互換もあるため、67W/90W/100W対応のXiaomiスマホの場合、それぞれの最大出力で充電可能です。
本体充電も最大90W対応で、30分足らずで満充電に到達します。
Xiaomiユーザー以外でも出力・機能面でかなり使いやすいモバ充に仕上がっています。
そこで本記事ではXiaomi 165W Power Bank 10000mAhをレビューしていきます。
- 最大120WのXiaomiハイパーチャージ対応
- 内蔵ケーブル搭載
- 2ポート合計最大165W対応
- 最大90Wの本体充電対応
- パススルー対応
- 大きい
- 重い
- ハイパーチャージを使うとバッテリーがすぐになくなる
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Xiaomi 165W Power Bank 10000mAhの外観
Xiaomi 165W Power Bank 10000mAhは、10,000mAhのケーブル一体型モバイルバッテリーです。
製品名 | Xiaomi 165W Power Bank 10000mAh |
---|---|
サイズ | 約143 × 48 × 36mm |
重さ | 約315g |
バッテリー容量 | 10,000mAh |
定格容量 | 5,500mAh |
出力ポート数 | 2(USB-C内蔵ケーブル / USB-C) |
入力 | USB-C内蔵ケーブル:5V = 3A / 9V = 3A / 12V = 3A / 15V = 3A / 20V = 4.5A(最大90W) USB-C:5V = 3A / 9V = 3A / 12V = 3A / 15V = 3A / 20V = 2.25A(最大45W) |
出力 | USB-C内蔵ケーブル:5V = 3A / 9V = 3A / 11V = 3A / 11V = 6A / 12V = 3A / 15V = 3A / 20V = 3.25A / 20V = 6A(最大120W) USB-C:5V = 3A / 9V = 3A / 11V = 3A / 12V = 3A / 15V = 3A / 20V = 2.25A(最大45W) |
合計出力 | 最大165W(USB-C内蔵ケーブル:120W + USB-C:45W) |
グレーの落ち着いた外装に「165W MAX」の文字が映え、一見1万円超えの高級モバ充の雰囲気をまとっていますが、価格はなんと5,480円。
黒いエリアはディスプレイとなっており、前面のボタンを押すと、バッテリー残量が表示されます。
表示内容はアクションで変わり、本体充電時はバッテリー残量と満充電までの必要時間、デバイス充電時はバッテリー残量と1分あたりの充電容量が出ます。
底面にはUSB-C内蔵ケーブルが付き、端子部分を下にスライドして外すことで、ケーブルとして取り出せるようになっています。
ケーブル長は約17cmとやや短め。
内蔵ケーブルとはべつにUSB-Cポートも付きますが、ハイパーチャージや90Wの本体充電は内蔵ケーブルでないとできないので注意ください。
サイズは約143 × 48 × 36mmと、10,000mAhにしては大きいです。
コンセント付きのAnker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)と比べても若干長く、超高出力機能搭載の大変さが窺えます。
重量は314gで、同クラスでは重い部類にはいります。
Xiaomi 165W Power Bank 10000mAhのレビュー
Xiaomi 165W Power Bank 10000mAhをレビューしていきます。
最大120Wの超高速充電に対応
本機は「Xiaomi 120Wハイパーチャージ」に対応し、一部のXiaomiスマホ・タブレット(14T Pro・POCO F6Pro・Pad 6S Pro 12.4)は最大120Wで充電できるという、驚異的な超高出力を実現。
Xiaomi 14 Ultraは90Wハイパーチャージ対応なのですが、下位互換もあるため、90Wでの高速充電をしっかり確認できました。
カラからフル充電まで38分しか要さず、これでも十分すぎるほどに速いです。
Xiaomi製品に特化した仕様であるものの、それ以外の製品に使ってもそれなりに優秀で、内蔵ケーブルは最大65W出力まで対応しています。
120Wという数値のあとだと物足りなく感じますが、65Wも高出力の部類で、一般的なモバイルノートPCなら急速充電までいけるので十分実用的です。
iPhoneだと20〜30Wの範囲におさまりますが、これだけ出てればしっかり急速充電できています。
PPSにも対応しているようで、PPS対応スマホを充電した際に「超急速充電」の表示と20W以上の出力が確認できました。
最大90Wの本体充電とパススルーに対応
充電器はついていないものの、90W以上の充電器との組み合わせで、最大90Wでの本体高速充電が可能です。
バッテリー残量が多いと90Wは出ませんでしたが、残量を減らして再度行ったところ、90W近くまでしっかり出ていました。
パススルーにも対応し、本体充電の速度は若干落ちますが、出力側は40W程度出ていました。MacBook Airレベルまでなら急速充電しつつ本体充電もでき、この点もなかなか優秀でした。
2ポート合計最大165Wに対応
USB-Cポート側は、内蔵ケーブルほど高出力ではないものの、最大45W出力に対応しています。
30W以上出せれば一部のモバイルノートPC充電にも使えるので、ポート側も十分高出力(Xiaomiハイパーチャージには非対応)。
内蔵ケーブル + USB-Cポートを両方つなぐと、Xiaomiハイパーチャージをキープしながら45W出力もできるため、120W充電対応Xiaomiスマホとの組み合わせなら合計最大165W(120W + 45W)までしっかり出ます。
Xiaomi 165W Power Bank 10000mAhはこんな人におすすめ
Xiaomi 165W Power Bank 10000mAhは「Xiaomiハイパーチャージ対応のXiaomi端末ユーザー」におすすめです。
一部のXiaomiスマホ・タブレットとの組み合わせで最大120Wの神ジューデンを実現し、Xiaomiに特化したモバイルバッテリーに仕上がっています。
とはいえXiaomi製品以外のユーザーにもふつうにおすすめで、65W + 45Wの高出力モバ充として使え、ノートPCふくめ大抵の機器充電はこれでいけます。
10,000mAhクラスで同出力なのはコンセント付きのAnker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)くらいでかなりパワフル。
「大きい」「重い」のは弱点ですが、本機でしか実現できない超高出力だけにそれも致し方ないところ。
出力面が超強力な分、バッテリー残量がなくなるのも速いですが、本体充電も90Wですぐ満タンになるので、トータルではそれほど気になりません。
Xiaomi 165W Power Bank 10000mAhレビューまとめ
本記事ではXiaomi 165W Power Bank 10000mAhをレビューしました。
最大120Wのハイパーチャージに対応する唯一のモバイルバッテリーです。
ただそれ以外も、内蔵ケーブルやディスプレイ表示、パススルー対応や本体充電の速さなどモバ充自体も優秀で、Xiaomiユーザー以外にもおすすめできるモデルに仕上がっています。
どうも、マクリン(
- 最大120WのXiaomiハイパーチャージ対応
- 内蔵ケーブル搭載
- 2ポート合計最大165W対応
- 最大90Wの本体充電対応
- パススルー対応
- 大きい
- 重い
- ハイパーチャージを使うとバッテリーがすぐになくなる