充電器とモバイルバッテリーを常備しているマクリン(
僕のように両方使う人に適しているのが、1台2役を担うハイブリッド設計のコンセント付きモバイルバッテリー。
外で使うときはモバイルバッテリー、コンセント付きの環境なら充電器として使えるので重宝します。

ここに来て登場したスティックタイプの一体型モデルが、Ankerの「Anker 511 Power Bank (PowerCore Fusion 5000)」です。
同タイプで初のリップスティック型を採用し、ストラップ付きで持ち運びに配慮しています。
バッテリー容量はiPhone 13が約1回充電可能な5,000mAhをそなえ、USB-Cは最大20W出力に対応しています。
コンセントに挿してバッテリー本体を充電しつつ、充電器でも使えるパススルー充電にも対応しています。
そこで本記事は、外観を紹介して類似品と比較した後、出力面を紹介していきます。
- リップスティック型
- USB-Cが最大20W出力対応
- パススルー充電対応
- ポート数が少ない
- コンセントに挿すと隣のコンセントを塞いでしまう
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Anker 511 Power Bank (PowerCore Fusion 5000)の外観と付属品
「Anker 511 Power Bank (PowerCore Fusion 5000)」は、5,000mAhのUSB充電器搭載モバイルバッテリーです。
製品名 | Anker 511 Power Bank (PowerCore Fusion 5000) |
---|---|
サイズ | 約113 × 30 × 30 mm |
重さ | 約168g |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
出力ポート数 | 1(USB-C x 1) |
入力 | AC 100-240V 50-60Hz 3.33A |
出力(USB-C) | 5V 3A / 9V 2.22A(最大20W) |
外観はリップスティック形状であり、光沢感あるピアノブラック塗装との切り返しで、洗練された雰囲気に仕上がっています。
上面にはめずらしいストラップも搭載し、携帯性にすぐれています。
背面には充電器として使えるコンセントプラグを搭載しています。
バッテリー本体の充電はコンセントからのみに対応しています(約2.5時間でフル充電完了)。
前面には電源ボタンがつき、ボタンを押すと4段階の点灯でおおよそのバッテリー残量が分かります。
サイズは約30 × 30 x 113mmで、同タイプとならべると、本機がいかにスリムかが分かります。
Anker PowerCore III Fusion 5000・PowerCore Fusion 10000・CIO SMARTCOBY Pro PLUGとの比較
Anker 511 Power Bankならびに同じコンセント付きモバイルバッテリーのPowerCore III Fusion 5000・PowerCore Fusion 10000・SMARTCOBY Pro PLUGで比較してみました。
製品名 | Anker 511 Power Bank![]() |
PowerCore III Fusion 5000![]() |
PowerCore Fusion 10000![]() |
SMARTCOBY Pro PLUG![]() |
---|---|---|---|---|
サイズ | 約30 × 30 x 113mm | 約78 x 72 x 30 mm | 約82 x 82 x 35 mm | 約79 × 79 × 26 mm |
重さ | 約168g | 約181g | 約281g | 約265g |
バッテリー容量 | 5,000mAh | 4,850mAh | 9,700mAh | 10,000mAh |
出力ポート数 | 1(USB-C) | 2(USB-C / USB-A) | 2(USB-C / USB-A) | 2(USB-C / USB-A) |
入力方法 | ACコンセント | ACコンセント | ACコンセント | ACコンセント |
USB-C出力 | 最大20W | 最大18W | 最大20W | 最大30W |
USB-A出力 | 最大12W | 最大12W | 最大22.5W | |
合計出力 | 最大20W | 最大15W(10W + 5W) | 最大15W(7.5W + 7.5W) | 最大42W(30W + 12W) |
PPS対応 | ||||
パススルー充電 |
本機は4製品のなかで唯一のスティック形状であり、コンパクトで持ち運びに適しています。
ポート数がUSB-Cのみと少ないものの、最大20W出力であらゆるスマホが急速充電可能です。
ただし、出力にこだわるならSMARTCOBY Pro PLUGがおすすめで、PPSと最大30W出力に対応し、ノートPC充電までカバーしています。
パワフルさではSMARTCOBYにゆずるものの、Anker 511 Power Bankもパススルー充電に対応し、充電器用途でも使いやすいモデルに仕上がっています。
Anker 511 Power Bankのレビュー
Anker 511 Power Bankの特徴を紹介します。
USB-Cは最大20W出力対応
Anker 511 Power Bankは最大20W出力のPD対応USB-Cを搭載しています。
最大20WなのでiPhone 12/13シリーズの高速充電(30分で50%充電)に対応しています。
PPSには非対応なものの、Androidスマホの急速充電にも対応しています。
パススルー充電に対応
本機はパススルー充電に対応し、本体充電しながらのデバイス充電が可能です。
パススルー充電時は最大15W出力に制限されるようで、モバイルバッテリー使用時にくらべて出力が抑えられます。
とはいえパススルー充電は、充電器用途で使う機会が多いのであればかなり重宝します。
ただ一点気になったのが、コンセントプラグに対するUSBポートの位置です。
一般的な壁コンセントに挿すと隣のコンセントまではみ出してしまい、その状態でケーブルを挿すと2つのコンセントが使用できない状態になってしまいます。
この部分は「USBポートの位置を前面に変える」「天面の飛び出しをおさえる」などし、隣接するコンセントを塞がない配置にしてほしかったところです。
Anker 511 Power Bankはこんな人におすすめ
Anker 511 Power Bankは「コンパクトな充電器兼用モバイルバッテリーがほしい人」におすすめです。
スティック形状で携帯性にすぐれているのにくわえ、20W出力対応で全スマホが急速充電できます。
USBポートの位置とポート数が少ない点は気になるものの、5,000mAhクラスの同タイプではすぐれたモデルです。
ただし、バッテリー容量や出力、PPS対応などにこだわるなら、SMARTCOBY Pro PLUGもおすすめします。
Anker 511 Power Bankレビューまとめ
本記事は「Anker 511 Power Bank (PowerCore Fusion 5000)をレビュー!コンパクトなUSB充電器とモバイルバッテリー一体型モデル」について書きました。
Anker 511 Power Bank (PowerCore Fusion 5000)は、同タイプ初のリップスティック型を採用し、持ち運びに配慮された充電器兼用モバイルバッテリーです。
シンプルな仕様であるがゆえに、ひとつあれば重宝するアイテムに仕上がっています。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
- リップスティック型
- USB-Cが最大20W出力対応
- パススルー充電対応
- ポート数が少ない
- コンセントに挿すと隣のコンセントを塞いでしまう





