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Anker Power Bank (25000mAh, Built-In & 巻取り式USB-Cケーブル)をレビュー!2本のケーブルを内蔵する超大容量モバイルバッテリー

評価:4.1

モバイルバッテリーはもはや内蔵ケーブル付きでないと困るマクリンです。

というのも、ケーブルをいちいち持っていくのがめんどくさいから…。

ケーブル内蔵モデルは増えてきていますが、既存モデルに対しても「ケーブルが短い」「もう1本ほしい」「長さを調節したい」など細かい不満があるのが現状。

これらの不満をまるごと解決してくれるモバ充が、Ankerの「Power Bank (25000mAh, Built-In & 巻取り式USB-Cケーブル)」です。

ストラップ型のUSB-Cケーブルと巻取り式ケーブルの2本が付き、それ以外にUSB-C / Aポートも1つずつと、とてつもなく実用性の高いモバイルバッテリーに仕上がっています。

あわせて「バッテリー残量」「ポートごとの入出力ワット数」「バッテリー温度」などが確認できるディスプレイも付き、機能性も高いです。

バッテリー容量も25,000mAhと、機内持ち込みできる中では上限に近い超大容量、入出力ともに最大100Wに対応しています。

マクリン
あらゆる機能がてんこ盛りですごい!

そこで本記事では、Anker Power Bank (25000mAh, Built-In & 巻取り式USB-Cケーブル)をレビューしていきます。

メリット
  • 2本のケーブル内蔵
  • 機能性・視認性の高いディスプレイ搭載
  • 機内持ち込みできる中で上限に近い超大容量
  • 最大100Wの入出力対応
  • パススルー対応
デメリット
  • 大きい
  • 万が一のケーブル破損時に交換できない仕様
  • 3・4ポート使用時の出力配分にクセがある
ご提供品
本記事はアンカー・ジャパン様から商品を提供いただき作成しています。
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Anker Power Bank (25000mAh, Built-In & 巻取り式USB-Cケーブル)の外観

Anker Power Bank (25000mAh, Built-In & 巻取り式USB-Cケーブル)」は、25,000mAhのケーブル一体型モバイルバッテリーです。

製品名 Anker Power Bank (25000mAh, Built-In & 巻取り式USB-Cケーブル)
サイズ 約143 × 48 × 36mm
重さ 約595g
バッテリー容量 25,000mAh
定格容量 15,000mAh
出力ポート数 4(USB-C内蔵ケーブル / USB-C巻取り式ケーブル / USB-C / USB-A)
入力 USB-C / 内蔵ケーブル / 巻取り式ケーブル:5-11V = 3A /5V = 3A / 9V = 3A / 10V = 2.25A / 12V = 3A / 15V = 3A / 20V = 5A(最大100W)
出力 USB-C / 内蔵ケーブル / 巻取り式ケーブル:5-11V = 3A /5V = 3A / 9V = 3A / 10V = 2.25A / 12V = 3A / 15V = 3A / 20V = 5A(最大100W)
USB-A:5-11V = 3A /5V = 3A / 9V = 2A / 10V = 2.25A / 12V = 1.5A(最大33W)
合計最大出力 165W

 
カラーはブラックシルバーの2色です。



 
同日発売の「Anker Charger (140W, 4 Ports)」と同様、ガンメタリックな表面で、指紋の付きにくさ・触感ともに高い水準にあります。


 
側面の電源ボタンを押すと、前面のディスプレイにバッテリー残量が円グラフと数値で分かりやすく表示されます。

ボタン下にはUSB-C / Aポートが1つずつ


 
ディスプレイは、ボタンを押すごとに「バッテリー残量」「バッテリー温度」「最大容量」とさまざまな情報が見れるようになっています。

数値の上には愛らしい表情も



 
ポートごとの入出力を見たい場合もご安心を。ボタン2回押しで、4ポートそれぞれの入出力ワット数が確認できます。


 
本機はディスプレイだけではありません。モバ充としてはめずらしく、なんと2本の内蔵ケーブルを搭載しています。


 
1つはストラップ兼用一体型ケーブル。根元にケーブル先端がひっかかっている機構なので、スライドして取り外すことで約30cmの編み込みケーブルになります。



 
もう1つは巻取り式ケーブルで、全部ひっぱり出すことで0〜67cmまでフレキシブルに使えます。メジャーみたいに巻き取るギミックが心地いいです。



 
他の内蔵ケーブルタイプは10cm前後で短いモバ充が多い中、本機は30cm67cmで、どちらもかなり長くて使いやすいのはポイント。


 
超大容量バッテリーだけにそこそこ大きく、握った感じは500mlペットボトルくらいのサイズ感です。

600mlペットボトルと比較

 
同クラスのモバ充と並べるとだいたい同じ。ゴツいです。

(左)Anker Prime Power Bank (27650mAh, 250W) /(右)Xiaomi 212W HyperCharge Power Bank 25000mAh


 
重量は約592gで、同クラスが600gを超える中、2本のケーブル搭載にかかわらず500g台なのはかなり健闘しているほうです。


 

Anker Power Bank (25000mAh, Built-In & 巻取り式USB-Cケーブル)のレビュー

Anker Power Bank (25000mAh, Built-In & 巻取り式USB-Cケーブル)をレビューしていきます。

 

最大100Wの本体充電とパススルーに対応

本機はUSB-Cポート / 一体型ケーブル / 巻取り式ケーブルともに最大100W入力に対応し、100W以上の充電器との組み合わせで、2時間弱でカラからフル充電可能です。

本体充電時はバッテリー残量と満充電までに要する時間が表示され、残量が小数点第2位からリアルタイムでグングン回復していく様子は、見ているだけで楽しいです。

マクリン
ただこれだけの超大容量だと140W入力はほしかった…!

パススルーにも対応し、一体型ケーブルで本体充電しながら巻取りケーブルでノートPC充電といったことも可能。入出力ともにしっかり出ており、パススルーの実用性も高めです。

本体充電 / MacBook Air充電(97W入力 / 41W出力)

 
出力は低くなりますが、本体充電しつつ複数台のデバイスを充電、といったことも可能です。

本体充電 / スマホ3台充電(97W入力 / 7Wずつ出力)

 
パススルー時はディスプレイに「Pass Through」と表示される点も親切かつ秀逸。


 

内蔵ケーブル/USB-Cともに最大100W出力に対応

内蔵ケーブル・USB-Cポートともに最大100W出力に対応し、14インチMacBook Proふくむ大抵のノートPCや超大容量モバ充の急速充電はカバーできます。

Anker Prime Power Bank (27650mAh, 250W)(100W)

 
出力仕様的にPPSにも対応し、PPS対応のAndroidスマホなら20W以上の高速充電、iPhoneでも同等の出力が確認できました。

Xiaomi 14T Pro(20W)

iPhone 16 Pro(22W)

 
USB-A側は、Huawei端末など一部のスマホでは最大33W出る仕様ですが、一般的なスマホは最大18Wの範囲内におさまると考えといたほうがよさそうです。

複数同時使用時はカタログスペックより若干低い

個人的に気になったのが複数ポート使用時の出力で、出力配分に若干のクセがあります。

マクリン
合計最大165Wという触れ込みですが、そこまでは出なかったです…!

まずは2ポート接続時。この場合は各ポート最大65Wずつに分配されるようで、165Wには満たないものの、ノートPC x 2でも無理なく同時充電でき、十分実用的でした。

Zenbook Pro / MacBook Pro(57W / 43W)

Anker Prime Power Bank / Zenbook Pro(63W / 54W)

 
ただ3ポート接続時は、ポート出力に偏りがあり、USB-C1は最大100Wまで確認できたものの、それ以外の出力がかなり低い傾向で、C2/C3はスマホやイヤホンでないと厳しいと感じました。

MacBook Pro / Zenbook Pro / iPhone 16 Pro(66W / 6W / 7W)

MacBook Pro / Xiaomi 14T Pro / iPhone 16 Pro(66W / 7W / 7W)

 
ためしにスマホ3台でつないでみたんですが、USB-C1が高めに出る傾向はこの場合も同様でした。

iPhone 15 Pro Max / Xiaomi 14T Pro / iPhone 16 Pro(20W / 7W / 7W)

 
4ポート接続時も3ポート時と同じようにUSB-C1が最大100Wで、Aは若干高め(おそらく最大18W)に出るものの、C2とC3は10W行かないくらい、といった出力状況でした。

MacBook Pro / iPhone 15 Pro Max / Xiaomi 14T Pro / iPhone 16 Pro(67W / 7W / 7W / 14W)

別の組み合わせでもこんな感じ(100W / 6W / 7W / 14W)

以上ふまえると、3ポートあるいは4ポート接続時はノートPCをUSB-C1で充電し、それ以外のポートではスマホ(イヤホン)を充電するのが適しているでしょう。

ただ、温度状況的には4ポート接続時も安定しており、この点はさすがAnkerだと感じました。

 

Anker Power Bank (25000mAh, Built-In & 巻取り式USB-Cケーブル)はこんな人におすすめ

Anker Power Bank (25000mAh, Built-In & 巻取り式USB-Cケーブル)は「ノートPCとスマホ複数台を一緒に充電できる、ケーブル内蔵の超大容量モバイルバッテリーがほしい人」におすすめです。

超大容量モバイルバッテリー唯一の「2本のケーブル内蔵」というだけでなく、各ケーブルの長さや巻取り式である点も使いやすく、これ一台だけで完結するモバ充を実現しています。

同クラスだと140W出力に対応するモデルが多い中、100W出力なのはちょっと残念。また、3・4ポート使用時にUSB-C1側が高出力ポートとして偏る点も気になりました。

なので、基本は内蔵ケーブル2本を使う運用にして、たまにポート側を使うくらいのスタンスが使いやすそうです。

とはいえ、ケーブルや機能性の高いディスプレイなど、本機だけのユニークな特徴も多くそなえ、その点を重視する人にはおすすめのモバ充です。

 

Anker Power Bank (25000mAh, Built-In & 巻取り式USB-Cケーブル)レビューまとめ

本記事ではAnker Power Bank (25000mAh, Built-In & 巻取り式USB-Cケーブル)をレビューしました。

多彩なディスプレイと2本のケーブルを搭載する、てんこ盛りの超大容量モバ充に仕上がっています。

弱点は一部あるものの、それを補って余りある機能性があり、実用性の高い一品です。

どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。

メリット
  • 2本のケーブル内蔵
  • 機能性・視認性の高いディスプレイ搭載
  • 機内持ち込みできる中で上限に近い超大容量
  • 最大100Wの入出力対応
  • パススルー対応
デメリット
  • 大きい
  • 万が一のケーブル破損時に交換できない仕様
  • 3・4ポート使用時の出力配分にクセがある
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マクリン(新井涼太)

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プロフィール

株式会社makuri 代表取締役。
ガジェット選びで失敗しないための情報を発信中。ブログ「マクリン」とYouTube「マクリン / ガジェット比較」を運営しています。

レビュー歴7年以上、実機レビューは累計500製品以上。充電器・モバイルバッテリー・スマホアクセサリー・ネット回線・VPN・ゲーミングPCなど幅広くレビュー。
自宅に100台以上の充電ガジェットを所有し、実際の使用感にこだわったレビューを届けています。

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