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EarFun Air Pro SVをレビュー!1万円未満とは思えぬ音質と目を引くデザインが特徴のANC搭載完全ワイヤレスイヤホン

どうも、ワイヤレスイヤホンの試しすぎで耳が肥えてるマクリン( @Maku_ring)です。

最近では多くのイヤホンが登場し、1万円未満でも「ANC・外音取り込み・ワイヤレス充電」をそなえる全部入りモデルが増えてきました。

しかし、音質は価格差が大きく影響する部分であり「安かろう悪かろうの音質だな……」と感じることも少なくありません。

そんななか、僕の心を鷲掴わしづかみにするサウンドのイヤホンがEarFunより登場しました。

EarFun Air Pro SV」です。

EarFun Air Pro SVの外箱

同社はこれまでに8つのワイヤレスイヤホンを発売し、そのすべてが1万円未満ですが、なかでも本機の音質はナンバーワンの完成度

厚みある低音が生み出す臨場感あふれるサウンドが楽しく、作業そっちのけでつい音楽に浸ってしまうほどでした。

音質以外にも、これまでにない目を引くデザイン同社初となるアプリ対応など、EarFunのこだわりが詰まっています。

そこで本記事では「EarFun Air Pro SVをレビュー!1万円未満とは思えぬ音質と目を引くデザインが特徴のANC搭載完全ワイヤレスイヤホン」について書きます。

メリット
  • 低音の厚みを生かした臨場感あふれるサウンド
  • 同社初のアプリ対応
  • タッチで音量調整可能
  • 快適で安定した装着性
  • 自然な外音取り込み
デメリット
  • 装着センサー非搭載
  • タッチ操作がしづらい
  • タッチ操作カスタマイズが限定的
ご提供品

本記事はEarFun様から商品を提供いただき作成しています。

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マクリン

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プロフィール

いや、俺なんてそんな、どこにでもいるただのマクリンですよ。当サイトでは、さまざまなガジェット・家電をレビューしています。「Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム」のモノ/ガジェットクリエイターとしても活動し、22年4月には書籍「マクサン式Webライティング実践スキル大全」を出版。株式会社makuri 代表取締役。プロフィール詳細レビューガイドライン・理念

EarFun Air Pro SVの概要

EarFun Air Pro SV」は生活防水仕様(IPX5)の完全ワイヤレスイヤホンです。

EarFun Air Pro SVの外箱とイヤホン本体

防水規格IPX5
「あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない」と定義されている防水規格です。水中での使用には適していません。
製品名 EarFun Air Pro SV
防水・防塵規格 IPX5
接続方式 Bluetooth 5.2
対応コーデック SBC / AAC
重量 イヤホン約9g / ケース込み約43g
バッテリー イヤホン単体:約6時間(ANCで5時間)
ケース込み:約24時間(ANCで約18時間)
ドライバー 10mmウール複合ドライバー
充電方式 USB-C / ワイヤレス充電
装着検出機能
ANC
外音取り込み
専用アプリ
マルチポイント
価格 8,990円

 
イヤホン本体は、スティック部の角ばった形状と控えめなロゴがスマートな、シックで落ち着きのあるデザインです。

EarFun Air Pro SVのイヤホン外観(外側)

マクリン
角ばった形状はめずらしく、新しいデザインですね!

イヤホンにはスティック部の下端、上端、イヤーチップが付くノズル部の計3つのマイク(左右計6マイク)を搭載しています。

EarFun Air Pro SVのイヤホン外観(外側)

複数のマイクによりノイズと声を的確に切り分け、通話相手に自分の声をよりクリアに届けます。

マクリン
マイクは両側のイヤホンに搭載され、片耳通話もOK!

装着センサーは非搭載なので、耳からの脱着にともなう自動再生・停止には対応していません。

EarFun Air Pro SVのイヤホン外観(内側)
 
ケースはフタの天面が空いているのが最大の特徴で、穴からイヤホンのスティック部がのぞく斬新な設計。

EarFun Air Pro SVのケースを開けた様子
 
全体がネイビーで統一されつつ、ゴム質感のボディとアルミ製のフタの切り返しがオシャレな、洗練されたデザインです。

EarFun Air Pro SVのイヤホンケース外観

マクリン
ただ、イヤホン使用中に、ホコリが入らないかが気になるところ……。

大きさは約46 x 57 x 22mmと、AirPods Proと同程度のサイズ感。

EarFun Air Pro SVのケースを手で持った様子
EarFun Air Pro SVとAirPods Proのケース比較
 
重量はイヤホン単体で約9g、ケースふくめ約43gと少し軽めです。

EarFun Air Pro SVのイヤホン単体重量は約9g
EarFun Air Pro SVのケースふくめた重量は約43g

付属品はイヤホン本体とイヤーチップ(S/M/L)、USB-C to Aケーブル、清掃用綿棒です。

EarFun Air Pro SVの同梱品
 

EarFun Air Pro 2・Free Pro 2・Free Miniとのスペック比較

本機ふくめ、同社のイヤホン4種のスペック比較は以下のとおりです。

左スライドで全表示

製品名 EarFun Air Pro SV
EarFun Air Pro 2
EarFun Free Pro 2
EarFun Free Mini
防水規格 IPX5 IPX5 IPX5 IPX7
接続方式 Bluetooth 5.2 Bluetooth 5.2 Bluetooth 5.2 Bluetooth 5.0
対応コーデック SBC / AAC SBC / AAC SBC / AAC SBC / AAC
重量 イヤホン約9g / ケース込み約43g イヤホン約11g / ケース込み約54g イヤホン約9g / ケース込み約38g イヤホン約8g / ケース込み約38g
バッテリー(最大) イヤホン単体:約6時間(ANCで5時間)
ケース込み:約24時間(ANCで約18時間)
イヤホン単体:約7時間(ANCで6時間)
ケース込み:約34時間(ANCで約27時間)
イヤホン単体:約6時間(ANCで5時間)
ケース込み:約30時間
イヤホン単体:約5時間
ケース込み:約24時間
ドライバー 10mmウール複合ドライバー 10mmチタン複合ドライバー 6mm複合ドライバー 6mmチタン複合ドライバー
充電方式 USB-C / ワイヤレス充電 USB-C / ワイヤレス充電 USB-C / ワイヤレス充電 USB-C
装着検出センサー
ANC
外音取り込み
専用アプリ
マルチポイント
価格 8,990円 7,999円 7,999円 3,799円

音質は「Air Pro SV Free Pro 2 Air Pro 2 Free Mini」といったところ。

もともと低音寄りの設計でしたが、10mmウール複合ドライバーによりさらにパワフルさを増し、過去モデル以上に厚みを感じられるサウンドとなりました。

音に丸みがあるため、低音の強さがイヤになることもありません。

マクリン
1万円未満では、間違いなくトップクラスの音質!

一方、ANCや外音取り込みは、未対応のFree Miniを除き、3機種で大差ありませんでした。

本機のアプリ対応はうれしいものの、機能はかぎられ、それだけで選ぶ理由にはなりづらいです。

したがって、音質重視であれば本機、装着センサーを外せないならAir Pro 2が良いでしょう。

Free Pro 2の音質も同価格帯ではかなり良い仕上がりなので、音質・使い勝手を両取りしたい人におすすめです。

とにかく音楽を聞ければ良い」という人は、ANCや外音取り込みは未対応なものの、3千円台と破格なFree Miniも検討してみてください。

 

EarFun Air Pro SVのレビュー

EarFun Air Pro SVの特徴を紹介していきます。

 

ケース込み24時間と少し控えめなバッテリー性能

バッテリー性能はイヤホン単体で最大6時間(ANCオンで5時間)、ケースふくめ最大24時間(ANCオンで18時間)です。

EarFun Air Pro SVのケースを開いた様子

MEMO
イヤホン取り外しの際は、スティック部の横からだと滑りやすいので、上端か下端から取り外しましょう。
 
ケース背面には汎用性の高いUSB Type-Cの充電ポートをそなえ、10分間の充電で2時間再生できるクイック充電にも対応しています。

EarFun Air Pro SVはケース前面にUSB type-Cポート搭載
 
さらにはワイヤレス充電にも対応し、ワイヤレス充電器に置くだけで充電可能です。

EarFun Air Pro SVはワイヤレス充電対応
 

EarFunイヤホン初の専用アプリ対応

本機はなんと、同社初となる専用アプリ「EarFun Audio」に対応しています。

まだ粗削りな部分があるものの、今後も随時アップデートしていくとのことで期待大です。

それでは各機能を見ていきましょう。

アプリの機能
  • ANC・外音取り込み設定
  • イコライザー設定
  • タッチ操作カスタマイズ
  • イコライザー設定
  • ゲーム(低遅延)モード設定

EarFun Audio

EarFun Audio

Earfun Technology (HK) Limited無料posted withアプリーチ

 
ダッシュボードではバッテリー残量の確認や「ANC」「外音取り込み」の切り替え、「ゲームモード」のON/OFFが可能です。

EarFun Air Pro SVのアプリ「EarFun Audio」のダッシュボード画面

ゲームモード

動画に対する音声の遅延を低減。通常が約200ms遅延に対し、ゲームモードは約80ms遅延。

 
イコライザーは4種類のプリセットから選択でき、好みの音質にカスタマイズも可能です。

EarFun Air Pro SVのアプリ「EarFun Audio」のイコライザー設定

4種のプリセットから選択

EarFun Air Pro SVのアプリ「EarFun Audio」のイコライザー設定

3つの音域からカスタマイズ

ただし、調整可能な音域が「低音」「アルト」「高音」と3つのみと、自由度は低めとなっています。

コントロールのカスタマイズでは、各イヤホンのトリプルタップと長押しのみ変更可能です。

EarFun Air Pro SVのアプリ「EarFun Audio」のタッチ操作カスタマイズ

EarFun Air Pro SVのアプリ「EarFun Audio」のタッチ操作カスタマイズ

シングルタップとダブルタップの操作は変更できないため、こちらも自由度は低めです。

マクリン
機能はまだ限られるため、今後のアップデートに期待ですね!

快適で安定した装着性とコツのいる操作性

EarFun Air Pro SVは、他のスティックタイプイヤホン同様、装着性は快適かつ安定しています。

EarFun Air Pro SVを耳に装着した様子

耳に引っ掛けてスティック部を回転させると、ググッと収まっていき安定します。

主に筐体部分で支えるため、イヤーチップと耳穴の当たりがやさしく、長時間使用しても耳が痛くなりづらいのが特徴です。

スティック部上面はタッチセンサーであり、デフォルトで以下の操作が可能となっています。

操作 L R
再生/停止 2タップ 2タップ
曲送り 3タップ
曲戻し
音量を上げる 1タップ
音量を下げる 1タップ
ゲーム(低遅延)モード 3タップ
音声アシスタント 長押し(2秒)
ANC / 外音取り込み / OFF 長押し(2秒)
受話 着信中に2タップ 着信中に2タップ
通話終了 通話中に2タップ 通話中に2タップ
通話拒否 着信中に長押し(2秒) 着信中に長押し(2秒)
マイクミュート / 解除 通話中に長押し 通話中に長押し
MEMO
曲戻しに割り当てはありませんが、アプリから変更可能です。

タップすると操作ごとに異なる反応音が鳴る、分かりやすい設計です。

ただし、難点としてタップ時にスティックの角部に指が触れることになり、その接触面の小ささから操作が少し不安定なところがあります。

スティックの角部がちょうど外側に来るので、ふつうにタップするとどうしても角部に触れることに。

マクリン
角ばったデザインは好きなんですけどね……。

また、前述のとおりカスタマイズ性は低く、シングルタップは「音量調整」、ダブルタップは「再生/停止」で固定されています。

とはいえ、過去モデルではカスタマイズがそもそもできなかったので、トリプルタップと長押しだけでも変更できるのはありがたいです。
 

中強度のANCと自然な外音取り込み

本機のANCは、Free Pro 2Air Pro 2と同等、最大40dBのノイズ低減効果との触れ込みです。

EarFun Air Pro SVのイヤホン外観(内側)

とくに車のロードノイズなどの低音域への効きが強く、音楽を再生していれば、車がそばを通ってもあまり気にならないほど。

一方、人の声など中音域への効きは甘く、カフェで利用した際には周囲の話し声がわずかに遠くなった程度でした。

トップクラスのANC性能を持つSONY WF-1000XM4の効きを10とすると、5くらいの印象です。

イヤホン自体の遮音性もそこそこで、トータルの没入感はやや低いものの、価格を考えるとかなり健闘しているほうでしょう。

外音取り込みは自然で、常時オンでもストレスを感じませんでした。

ただし、周りの音をマイクで増幅させているため、装着時と比べるとノイズが少し増えている感覚はあります。

とはいえ、日常的に使う分には問題ありません。

低音の厚みを生かした臨場感あふれるサウンド

本機は、低音の厚みを生かした臨場感あふれるサウンドが特徴的で「もっといろいろな曲を聴いてみたい!」と思わせる魅力を持ち合わせています。

EarFun Air Pro SVのイヤホン外観(外側)

音のバランスは「低音 中音 高音」の順で強く、全体的に柔らかく丸みを感じる音質設計です。

低音はリッチな量感をともないつつ、どっしりとした迫力もそなえ、サウンドに厚みと臨場感を形成しています。

粒の細かさはあまりないものの、ボヤっとした印象もなく、いうなれば音の柔らかさと迫力の良いとこ取りをしたサウンドです。

気になる点をあげるなら、中音は厚みに欠けた軽い響き方で、音の広がりも感じづらいかな、というくらい。

とはいえ、サウンド全体の仕上がりは非常に良く、作業そっちのけで音楽に浸ってしまったほどです。

マクリン
正直、1万円未満とは思えない音質です……!
EarFun Air Pro SV
高音域
(4.0)
中音域
(4.0)
低音域
(4.0)
ノイズキャンセリング
(3.0)
総合評価
(4.0)
 

EarFun Air Pro SVはこんな人におすすめ

EarFun Air Pro SVは「アンダー1万円で臨場感あるサウンドを堪能したい人」におすすめです。

どっしりとした低音を中心に織りなす臨場感と柔らかいサウンドは、ついつい音楽に聞き入ってしまうほどで、同価格帯では間違いなくトップクラスの音質でしょう。

一方、かなり独特なデザインで使い勝手にクセがあるので、人を選ぶイヤホンともいえます。

機能面も限られるため、装着センサーを外せない人はEarFun Air Pro 2、シングル・ダブルタップまで操作カスタマイズをしたい人はSoundcore Life P3を選択肢に入れるといいでしょう。

僕のようにケースの穴が気になる人は、音質と機能面の良いとこ取りをしたEarFun Free Pro 2もおすすめです。

 

EarFun Air Pro SVレビューまとめ

本記事は「EarFun Air Pro SVをレビュー!1万円未満とは思えぬ音質と目を引くデザインが特徴のANC搭載完全ワイヤレスイヤホン」について書きました。

EarFun Air Pro SVはサウンドの素晴らしさが特徴的なモデルなので、価格を抑えながらワンランク上の音質を試してみたい人にはぴったり。

装着感もかなり良く、長時間使い続けても耳の負担が少ないのもうれしいポイントです。

ただし、使い勝手の面で多少クセがあるので、そちらも考慮して検討ください。

どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。

メリット
  • 低音の厚みを生かした臨場感あふれるサウンド
  • 同社初のアプリ対応
  • タッチで音量調整可能
  • 快適で安定した装着性
  • 自然な外音取り込み
デメリット
  • 装着センサー非搭載
  • タッチ操作がしづらい
  • タッチ操作カスタマイズが限定的
YouTube
動画でも紹介しています。

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