2025年4月23日に突如発表された「オブリビオン リマスタード(The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered)」。
なんの前情報もなかったからびっくりした…!
なにを隠そう、この僕が海外ゲームにハマったきっかけが、2006年に出会ったオブリビオンのオリジナル版です。
壮大すぎるフィールド、「本当になにをしてもいい」圧倒的な自由度の高さ、NPCがそこに生活してるんじゃないかと錯覚するほどのリアル感など、当時は本当に衝撃を受けました。
それこそ寝食忘れて没頭したオープンワールドRPGで、僕の人生にも深く刻まれています。
そんな自分の人生的にも記念碑的なゲームが、19年越しにリマスター版として登場しました。
テンション上がりマクリン!
ただ、リマスターになってグラフィックが大幅進化し、それにともない要求されるPCスペックも格段に上がっています。
そこで本記事では、オブリビオン リマスターを快適に遊べるPCスペックとおすすめのゲーミングPCを紹介します。
目次(気になる項目をクリック)
Oblivion Remastered(オブリビオン リマスター)に必要なスペック
オブリビオンリマスターは、美しいグラフィックと広大なオープンワールドが魅力。
ここでは、最低要件から推奨スペック、それからゲーマー向けスペックに分けて見ていきます。
最低スペック
リマスター版にともなうグラフィック向上の影響がもろに出ており、最低限必要なスペックでも比較的高め。
OS | Windows 10 version 21H1 (10.0.19043)(64bit) |
CPU | AMD Ryzen 5 2600X / Intel Core i7-6800K 以上 |
メモリ | 16GB |
GPU | AMD Radeon RX 5700 / NVIDIA GeForce 1070 Ti 以上 |
ストレージ | 125GBの空き容量(SSD推奨) |
Coer i7 6800KやGTX 1070 Tiなど、フルHD・30fpsでの動作想定でもエントリークラスの性能が求められます。
当然ながら最低スペックはゲームがあくまで「動く」レベルなので、ちゃんと遊ぶなら少なくとも推奨スペック以上のモデルにしましょう。
推奨スペック
フルHD・60fpsでのプレイを想定した場合のスペックがこちら。
OS | Windows 10/11(64bit) |
CPU | AMD Ryzen 5 3600X / Intel Core i5-10600K |
メモリ | 32GB |
GPU | AMD Radeon RX 6800XT / NVIDIA RTX 2080 |
ストレージ | 125GBの空き容量(SSD推奨) |
要求スペックがさらに高くなり、グラボは前世代のハイクラス「RTX 2080」が求められます。
RTX 40シリーズだと「RTX 4060」のほうが少し上なので、買うなら4060搭載モデルか、欲をいえばRTX 5060 Ti搭載モデルがほしいところ。
CPUにはCore i5の10世代が要求されていますが、ボトルネックを避けるためにCore i5 / i7の14世代以上をおすすめします。
快適に遊べるスペック
4K・60fps環境で楽しむなら、以下の構成がおすすめです。
OS | Windows 10/11(64bit) |
CPU | Ryzen 7 7700 / Intel Core i7-14700F 以上 |
メモリ | 32GB |
GPU | Radeon RX 7900XT / RTX 4070 Ti SUPER 以上 |
ストレージ | 125GBの空き容量(SSD推奨) |
現行のゲーミングPCであれば、RTX 5070 Tiと第14世代Core i7はほしいところ。
最低限RTX 5070以上はほしい…!
デスクトップなら予算30万〜40万円あたりが視野に入ってきます。
オブリビオンの醍醐味でもある、世界に”住む”感覚をどっぷり味わうなら、このクラスのスペックを目指すのがおすすめです。
オブリビオン リマスターにおすすめのゲーミングPC5選
オブリビオン リマスターを快適に楽しむためには、スペックに見合ったゲーミングPC選びが重要。
ここでは、コスパ重視のモデルから高性能モデルまで、さまざまなタイプのゲーミングPCを紹介します。
製品名 | 特徴 | CPU | GPU | メモリ | SSD | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
NEXTGEAR JG-A5G60 | 価格を抑えたい人に最適 | Ryzen 5 4500 | RTX 4060 | 16GB | 1TB | 129,800円 |
Lightning-G AV-Ti7XB | フルHDで快適に遊べる | Ryzen 7 5700X | RTX 5060 Ti | 16GB | 500GB | 179,980円 |
FRGPLMB 650B/SG2 | ガラスパネル採用のロマンPC | Ryzen 7 7800X3D | RTX 5070 | 32GB | 1TB | 369,800円 |
GALLERIA XA7R-R57T | 4K&高画質環境で遊べる | Core 7 9800X3D | RTX 5070 Ti | 32GB | 1TB | 379,800円 |
G TUNE E5-I9G70BK-A | 持ち運べるゲーミングノート | Core i9-14900HX | RTX 4070 Laptop | 32GB | 1TB | 349,980円 |
価格を抑えたい人向け|NEXTGEAR JG-A5G60
製品名 | NEXTGEAR JG-A5G60 |
CPU | Ryzen 5 4500 |
GPU | RTX 4060 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD 1TB NVMe |
価格 | 129,800円 |
- フルHD環境でのゲームプレイに適している
- 軽めのゲームなら高画質でも高fpsを狙える
- 標準でSSD 1TB搭載
- WQHD以上は厳しい
12万円台で買える安いゲーミングPC「NEXTGEAR JG-A5G60」。
ミドルクラスモデルのなかではCPU性能がやや控えめですが、フルHD&60fpsを目指す場合、設定を調整すれば十分対応可能です。
フルHD環境ならほかのRPGやFPSゲームも快適に遊べる!
1TBのSSDを標準搭載し、大容量125GBのオブリビオンをインストールしても余裕があります。
予算20万円程度でPCと周辺機器をそろえたい人におすすめのモデルです。
フルHDで快適に遊べる|Lightning-G AV-Ti7XB
製品名 | Lightning-G AV-Ti7XB |
CPU | Ryzen 7 5700X |
GPU | RTX 5060 Ti 16GB |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD 500GB NVMe |
価格 | 179,980円 |
- オブリビオンをフルHD&60fpsで遊べる
- FPSゲームなども144~240fpsでプレイ可能
- ミニタワー型で机の下にも設置しやすい
- SSDが500GBなので1TBに増設推奨
「Lightning-G AV-Ti7XB」は、コスパにすぐれたミドルクラスのゲーミングPCです。
オブリビオン リマスターのフルHD推奨スペックをクリアし、高画質環境でも快適にプレイ可能。
CPUクーラーは+9,000円で水冷式にも変更できるので、負荷がかかる場面でもPC本体をしっかり冷却してくれます。
「人気タイトルもひととおり快適に遊びたい」という人におすすめの万能モデルです。
ゲーミングPC選びで迷ってる人にイチオシ!
ガラスパネル採用のロマンPC|FRGPLMB650B/SG2
製品名 | FRGPLMB650B/SG2 |
CPU | Ryzen 7 7800X3D |
GPU | RTX 5070 |
メモリ | 32GB |
ストレージ | SSD 1TB NVMe |
価格 | 369,800円 |
- オブリビオン リマスターをWQHD / 4K環境で遊べる
- 重めのゲームも高画質や高fpsでプレイ可能
- ガラスパネルで高級感あふれるホワイトケースを採用
- ゲームからクリエイティブ用途までこなせる
デザイン性とスペックをあわせもつゲーミングPC「FRGPLMB650B/SG2」。
前面左側がガラスパネルのPCケースを採用し、内部のパーツやライティングが見える仕様です。
部屋のインテリアとしてもかなり映える!
また、構成も当記事の快適スペックに近く、オブリビオン リマスターをWQHD以上で快適にプレイできます。
メモリが32GBなので、ゲーム配信や動画編集などを行うストリーマーにもおすすめです。
4K&高画質の最強環境で遊べる|GALLERIA XA7R-R57T
製品名 | GALLERIA XA7R-R57T |
CPU | Ryzen 7 9800X3D |
GPU | RTX 5070 Ti |
メモリ | 32GB |
ストレージ | SSD 1TB NVMe |
価格 | 379,980円 |
- オブリビオン リマスターをハイクオリティな映像で遊べる
- 最重量ゲームも快適にプレイできる
- 将来的にもかなり長く使えるモデル
- 価格が高い
ゲーム特化のCPUと上位GPUを搭載した超ハイエンドモデル「GALLERIA XA7R-R57T」。
4K&60fpsでプレイできる性能をもち、オブリビオンを遊ぶうえで困ることはありません。
レイトレーシングを活用したリアルな映像を楽しめる!
ARK・FF14・エルデンリングなどの重めのゲームも高解像度・高fpsでサクサクプレイできます。
最新ゲームも理想の環境で遊べる、性能に抜かりないゲーミングPCを求める人におすすめです。
持ち運べるゲーミングノート|G TUNE E5-I9G70BK-A
製品名 | G TUNE E5-I9G70BK-A |
CPU | Core i9-14900HX |
GPU | RTX 4070 Laptop |
メモリ | 32GB |
ストレージ | SSD 1TB NVMe |
バッテリー | 6.5時間(アイドル時) |
質量 | 約2.09kg |
ディスプレイ | 15.3インチ/240Hz WQXGA(2560×1600) |
価格 | 349,800円 |
- デスクトップ版RTX 4060 Tiに近いGPUを搭載
- 最新世代のCore i9を搭載
- 240Hz仕様ディスプレイ
- ふだん使いとゲーム用途を両立
- バッテリー駆動時間が短め
「G TUNE E5-I9G70BK-A」は、オブリビオンを出先でも楽しめるゲーミングノートです。
240Hz&WQXGAディスプレイを採用し、RTX 4070 Laptopの性能をフルに活かせます。
FPSゲームなども240fpsのなめらかな映像でプレイできる!
CPUには14世代のCore i9が搭載され、メモリも32GBなので動画編集などのクリエイティブ作業も快適。
バッテリー駆動時間が短めなのがネックですが、電源アダプターさえ持ち運べば外でも問題なくゲームを楽しめます。
オブリビオン リマスターの特徴
オブリビオン リマスターの特徴を紹介します。
オープンワールドの可能性を広げた歴史的名作ですよ!
シームレスで多層的なオープンワールド体験
舞台はタムリエル大陸の中心地「シロディール」。
帝都(Imperial City)を中心としたさまざまな都市群、壮大な山岳地帯、鬱蒼とした森、遺跡、ダンジョンが広がるオープンワールドです。
リマスター版はグラフィックエンジンに「Unreal Engine 5」を採用した恩恵で、グラフィックが大幅に向上(4K・60FPS対応)し、探索の没入感がさらに強化しています。
オリジナル版ではエリア間の移動(屋内外の切り替えなど)にけっこうなロード時間がありましたが、今回のリマスターではロード時間がかなり短縮され、よりシームレスな体験が向上しています。
メインストーリー、ギルドクエスト(戦士ギルド、魔術師ギルド、盗賊ギルド、闇の一党など)、多数のサイドクエストはオリジナル版から引き継がれ、拡張DLCの内容もふくまれています。
プレイヤーの探索意欲を引き出す仕掛けが膨大に存在し、「メインクエを進めるつもりが、途中の洞窟に迷い込み、そっちの探索で満足して帰る」なんてことも日常茶飯事…。
シロディールのロケーションには、アイレイド遺跡や帝国の歴史が反映され、地形や建造物には地続きの歴史が感じられます。リマスター版はマップやコンパスもスカイリム風に改良され、より分かりやすくなっています。
スキル駆動型のキャラクター育成とビルド自由度
キャラメイクでは、10種類以上の種族から選べ、それぞれ固有の能力をもつ背景に基づいたロープレが可能です。
ステータス・属性・主要スキルの選定から、自分だけのビルドを作れますよ!
キャラメイクでは種族・体・外見・主要スキルを設定可能。リマスター版では、属性の選択が2種類の「出目」から選ぶ形に簡略化され、性別による属性差がなくなりました。
オリジナル版の「使ったスキルが上がるシステム」は、リマスター版でも健在。魔法を使えば魔法が、剣を振れば剣術が成長し、レベルアップは使用スキルが上がることで発生します。
剣術上げるために、ダガーで馬をひたすら斬りまくった思い出…
リマスター版では、レベルアップ時に「徳」を使って属性(腕力・知力など)に自由にポイントを割り振れるようになり、オリジナル版の複雑なスキル管理が簡素化されています。
この変更はスカイリムのシステムに近く、ハイブリッド型ビルドやプレイスタイルの変更がより容易となっています。
Radiant AIが生むリアルなNPC生活圏
オブリビオンのNPCは、従来のRPGのような単なる会話装置ではなく、各人が「食事・睡眠・移動・交友」といったスケジュールにしたがって生活を送っています。
これはBethesda開発の「Radiant AI」によるもので、時間帯や場所、プレイヤーの所持品、好感度などに応じてNPCの発言や行動が変化します。
盗みが見つかれば通報され、悪行を重ねれば都市から追い出されることも…!
NPC同士の会話を立ち聞きすることで、新たなクエストが発生したり、裏社会の情報(盗賊ギルドの噂を酒場で聞くとか)を得ることもあります。
リマスター版では、リップシンクの改善や表情の豊かさ、あらたに録音された音声(種族ごとの独自ボイス追加)により、会話の多様性と没入感が増しています。
オブリビオン リマスターによくある質問
オブリビオン リマスターに関するよくある質問に回答します。
- PC以外でプレイできるプラットフォームは?
- ゲームのダウンロードサイズはどれくらい?
- DLSSやFSRはサポートされている?
- オリジナル版となにが違う?
- コンソールコマンドやMODは使用できる?
- Xbox Game Passでプレイできる?
PC以外でプレイできるプラットフォームは?
PC以外ではPS5・Xbosでプレイできます。
ただ、PS5は無印とPro、XboxはSeries XとSで細かく分かれているので、以下の表にまとめました。
プラットフォーム | 解像度 / FPS | 主な特徴 |
---|---|---|
PS5 | ・可変解像度(最大4K、通常は1440p〜1080p)/ 30fps(高画質モード) ・可変解像度(最大4K、通常は1440p〜864p)/ 60fps(パフォーマンスモード) | ・DualSenseの触覚フィードバック対応 ・3Dオーディオで臨場感向上 |
PS5 Pro | ・可変解像度(最大4K、通常は1440p〜1080p)/ 30fps(高画質モード) ・可変解像度(最大4K、通常は1440p〜1080p)/ 60fps(パフォーマンスモード、グラフィック維持) | ・PSSRアップスケール + レイトレーシング強化 ・もっとも安定した60fps |
Xbox Series X | ・可変解像度(最大4K、通常は1440p〜1080p)/ 30fps(高画質モード) ・可変解像度(最大4K、通常は1440p〜864p)/ 60fps(パフォーマンスモード) | ・Quick Resumeで即再開 ・スマートデリバリー対応 ・Game Pass(ゲーパス)でプレイ可 |
Xbox Series S | 可変解像度(最大1260p、通常は900p〜720p)/ 30fps | ・Series Xより描画負荷を軽減 ・Game Passでプレイ可 |
ゲームのダウンロードサイズはどれくらい?
オリジナル版は6GB程度でしたが、リマスター版は125GBあります。
したがって、ゲーミングPCのストレージも、他のゲームを収録することをふまえると、できれば1TB以上はほしいところ。
SSDは必須ではないものの、ゲーム容量とUnreal Engine 5の特性上、SSDにしたほうがロード時間短縮の恩恵を大きく受けられるので、基本的にSSDにしておくのがベターです。
DLSSやFSRはサポートされている?
リマスター版は、NVIDIA DLSSおよびAMD FSRをサポートしています。これらを活用すれば、グラフィックを維持しながらパフォーマンス向上が期待できます。
PS5 Pro版では「PSSR(PlayStation独自のアップスケーリング技術)」が使われ、DLSSやFSRとは異なる形で解像度とパフォーマンスの最適化が行われています。
オリジナル版となにが違う?
リマスター版はUnreal Engine 5で再構築されているほか、以下の点が大きく強化されています。
- 種族ごとに違うボイスで新録
- 改良されたUIデザイン
- 4Kに対応した高精細ビジュアル
- リアルタイムライティングによる自然な光表現
- 新しいアニメーションシステムの導入
- すべてのDLCを収録した完全版仕様
個人的にはリマスターとリメイクの間くらいの刷新具合!
コンソールコマンドやMODは使用できる?
PC版では従来どおりコンソールコマンドが使用可能で、ゲーム内の各種パラメータを自由にカスタマイズできます。
MODも使えますが、リリース直後のため、現時点で対応MODは限られています。
ただ、Unreal Engine 5ベースの開発なので、今後コミュニティによるMOD開発は盛り上がっていくと思います。
Xbox Game Passでプレイできる?
リマスター版は「Xbox Game Pass Ultimate」「PC Game Pass(PCのみ)」「Game Pass for Console(Xboxのみ)」のいずれでもプレイできます。
XboxユーザーならおすすめはXbox Game Pass Ultimateで、XboxとPC間でプレイを自由に行き来でき、セーブデータも共有しています。
オブリビオン リマスターにおすすめのゲーミングPCまとめ
本記事では、オブリビオン リマスターにフォーカスし、以下4点を紹介しました。
リマスター版はグラフィックが強化された影響で、要求スペックが全体的に高くなっています。
シロディールの舞台を存分に探検するなら、推奨スペック以上のゲーミングPCを買いましょう。
個人的にはRTX 5070以上がおすすめ!
とはいえ、遊ぶだけなら10万円台前半から買えるので、初めてのPCならそちらから選ぶのもアリ。
当サイトでは、ほかにもおすすめのゲーミングPCを紹介しているので、あわせて参考ください。