どうも、ノイキャン付きワイヤレスイヤホン好きのマクリン( @Maku_ring)です。
アクティブノイズキャンリング(ANC)搭載モデルは、周りの雑音をおさえて音楽への没入感も上がるため、一度使うと離れられないすぐれもの。
本来は高価なANCですが、1万円以下でもSoundcore Life A2 NCやSoundLiberty 94、EarFun Free ProやEarFun Air Proなど、ANCモデルが徐々に増えてきました。
コスパの良いイヤホンを出し続けるSOUNDPEATSから、なんと5千円台という破格値で、ANCと外音取り込みを搭載する「SOUNDPEATS T2」が登場しました。
格安設定ながら、同クラスではダントツのANC性能と外音取り込み、イヤホン単体で10時間のロングバッテリーにくわえ、USB-C充電対応と抜かりなし。
しかも、12mmのダイナミック型ドライバーを搭載し、いずれの音域もそつなくこなすサウンド設計に仕上がっています。
そんなわけで本記事は「【SOUNDPEATS T2レビュー】5千円台で高性能なANC・外音取り込みを搭載する完全ワイヤレスイヤホン」について書いていきます。
- ANC搭載で5千円台
- イヤホン単体で10時間再生
- 左右同時伝送方式に対応
- apt-X非対応
- ワイヤレス充電非対応
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SOUNDPEATS T2の外観と付属品
「SOUNDPEATS T2」は完全防水仕様(IPX5)の完全ワイヤレスイヤホンです。
製品名 | SOUNDPEATS T2 |
---|---|
重量 (イヤホン / ケース合計) |
約11g / 約48g |
音楽再生時間 (イヤホン / ケース合計) |
最大10時間(ANCオンで約7.5時間)/ 最大30時間(ANCオンで約22.5時間) |
ドライバー | 12mmダイナミックドライバー |
防水性能 | IPX5 |
対応コーデック | AAC / SBC |
充電ポート | USB-C |
Bluetooth | 5.1 |
イヤホンは指紋が目立たないマットな質感で、シンプルながらチープに見えません。
ロゴ部分はタッチセンサーになっており、その下にはノイズキャンセリング用のマイク穴が空いています。
イヤホン単体で約11g、ケースふくめて約48gと、標準的な重量です。
収納ケースはプラスチック製で、ブランドロゴが控えめにオンされています。
ケースは約65 x 29 x 42mmとコンパクトにまとまり、デニムのポケットに入れてもかさばりません。
付属品は、イヤホン本体とUSB-C to Aケーブル、イヤーピース(S/M/L)です。
SOUNDPEATS T2のレビュー
SOUNDPEATS T2の特徴を紹介します。
1. コンパクトながら強力なバッテリー性能
軽量でコンパクトなSOUNDPEATS T2ですが、高いバッテリー性能をもっています。
イヤホンだけで最大10時間(ANCオンで約7.5時間)、ケースふくめ最大30時間(ANCオンで約22.5時間)使用することができます。
ケースの充電端子は、他のガジェットとも親和性が高いUSB Type-C対応で、使い勝手が良いです。
ただし、ワイヤレス充電には対応していないので、そこはがんばって欲しかったところ。
2. MCSync採用で左右同時伝送方式に対応
一般的なモデルは、一方のイヤホン(親機)を経由してもう一方(子機)に音が伝送される「リレー伝送」。
その点SOUNDPEATS T2は、Airoha社の「MCSync(Multi Cast Sychronization)」を採用し、左右イヤホンそれぞれが音を受信する「左右同時伝送」を可能としています。
左右イヤホンともに片耳モードに対応しているだけでなく、リレー伝送にくらべて音切れ・音飛びが生じづらく、より快適に音楽・会議に臨めるモデルといえます。
3. 費用対効果の高いノイキャン・外音取り込み性能
SOUNDPEATS T2がすごいのは、5千円台ながら最大35dBのノイズ低減効果のあるアクティブノイキャン(ANC)を搭載していること。
さすがに高価格帯のAirPods ProやSoundcore Liberty Air 2 Proには及ばないものの、アンダー1万円ではEarFun Air Proと並んでトップクラスの遮音性を発揮します。
ホワイトノイズは少しあるものの、バスや地下鉄、飛行機など騒音の多い環境でも周囲の雑音をかき消し、没入感のあるサウンドを楽しめます。
ただし、ノイキャン利用を前提としているためか、カナルのフィット感は少し甘めです。
また、外音取り込み機能にも対応し、イヤホンをつけながらでも車の走行音に気づけたり、周囲の人とスムーズに会話できます。
マイクからの拾い音を増幅している感じはあるものの、価格帯をふまえると、かなり自然に周囲音を取り込めていると感じました。
4. 低音重視ながら柔らかい音質
表面はタッチセンサーであり、音量調整ふくめて全操作が可能です。
- (左/右)2回タップ 再生 / 停止
- 右1回タップ 音量を上げる
- 左1回タップ 音量を下げる
- 右長押し 曲送り
- 左長押し モード切替(外音取り込み ANC ノーマル)
- (左右)3回タップ 音声アシスタント起動
- 着信中に(左/右)2回タップ 受話 / 終話
- 着信中に(左/右)長押し 着信拒否
低音のボリュームがあるものの、重低音というほどではなく、余韻の響く仕上がりとなっています。
高音もシャキシャキッとした感じでなく柔らかいので、長時間でも聴き疲れしにくいのはありがたいです。
中・高音域も良い意味でクセがなく、全体としてよくまとまっています。
ただ、低音域の強さに押され、音の輪郭がぼやけがちなところがあり、音質面では同社のSOUNDPEATS Sonicにやや軍配があがります。
とはいえ、SonicはANCと外音取り込みが非搭載なので、機能性ではSOUNDPEATS T2が長けています。
音質コーデックはSBCとAACのみに対応しています。
SOUNDPEATS T2はこんな人におすすめ
SOUNDPEATS T2は「格安価格でANC・外音取り込みをもつイヤホンが欲しい人」におすすめです。
5千円台でここまでしっかりしたANCを搭載するモデルはなく、しかも左右同時伝送対応なのはポイントかなり高し。
ただ、ANC非搭載だが音質面だけ見れば4千円台のSOUNDPEATS Sonic、6千円近くではあるもののANCとワイヤレス充電対応の機種ならEarFun Free Proもおすすめです。
SOUNDPEATS T2レビューまとめ
本記事は「【SOUNDPEATS T2レビュー】5千円台で高性能なANC・外音取り込みを搭載する完全ワイヤレスイヤホン」について書きました。
SOUNDPEATS T2はANC搭載ながら低価格におさえたフルワイヤレスです。
12mmダイナミックドライバー・10時間再生・USB-C充電対応など、ワイヤレス充電非対応以外は、機能面もよく仕上がっています。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
- ANC搭載で5千円台
- イヤホン単体で10時間再生
- 左右同時伝送方式に対応
- apt-X非対応
- ワイヤレス充電非対応