なんやかんや、2ポートの充電器を一番よく使ってるマクリン( @Maku_ring)です。
ノートPCだけ充電したり、スマホと合わせて2台充電したり、2ポートは出先で作業する機会が多い人にこそおすすめ。
数ある2ポート充電器の中でもコンパクトにおさめ、接続デバイスにあわせて出力を賢く切り替えられるモデルが、Delta Electronicsの「Innergie C6 Duo」です。
最大63Wクラスの2ポートUSB-C充電器で、同クラス最小級の小ささを実現しています。
また、デバイスによって最適な電力分配を実現し、「MacBook Pro x 1」「MacBook Air + スマホ/タブレット」「MacBook Air x 2」の組み合わせでも、各機器が急速充電できるインテリジェンスを発揮します。
そんなわけで本記事は「【Innergie C6 Duoレビュー】デバイスに合わせて最適な配分で充電できる最大63W出力の2ポートUSB-C充電器」について書いていきます。
- 機器に合わせて最適な電力分配を実現
- PPS規格対応
- ケーブルは別途必要
- やや重め
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Innergie C6 Duoの外観とサイズ・重量比較
「Innergie C6 Duo」は2ポートタイプの60WクラスUSB-C充電器です。
製品名 | Innergie C6 Duo |
---|---|
サイズ | 約56 × 47 × 31 mm |
重さ | 約139g |
出力ポート数 | 2(USB Type-C x 2) |
USB-C 出力 | 5V 3A / 9V 3.0A / 12V 3.0A / 15V 3.0A / 20V 3.0A / PPS 5-11V 3.0A(最大60W) |
最大出力 | 63W |
本機はPPS対応充電器でもあり、Galaxy S21などのPPS対応スマホを組み合わせると、最大25Wの超急速充電が可能となっています。
1台接続時は最大60W出力、2ポート接続時はデバイスに合わせて45W + 18W、30W + 30Wに配分できるすぐれもの。
USB-C 1 | USB-C 2 | Total |
60W | 60W | |
60W | 60W | |
45W | 18W | 63W |
18W | 45W | 63W |
30W | 30W | 60W |
しかも、ポート1と2の使い分けも気にせずOKで、電力のコントロールをスマートに行ってくれます。
1ポートなら13インチMacBook Pro、2ポートならMacBook Air x 2台やノートPC + スマホなど、あらゆる組み合わせの急速充電に柔軟に対応します。
カラーはホワイトのみですが、つるっとした触感で上質感ある仕上がりです。
60Wクラス2ポートの比較的パワフルな構成でありつつ、約56 × 47 × 31 mmという手のひらサイズにおさまっています。
同クラスである13インチMacBook Pro純正アダプターと比べても、50%近くの小型化を実現しています。
同クラス最小であるAUKEYのOmnia Duoと並べると奥行きが4mm長く、わずかにおよばないものの、充分健闘しています。
Omnia Duoとスペック比較してみました。
製品名 | Omnia Duo |
Innergie C6 Duo |
---|---|---|
サイズ | 約52 × 52 × 30 mm | 約56 × 47 × 31 mm |
重さ | 約111g | 約139g |
Programmable Power Supply対応 | ||
出力ポート数 | 2(USB Type-C x 2) | 2(USB Type-C x 2) |
出力配分 | 65W(上)/ 18W(下)/ 45W(上)+ 18W(下) | 60W / 45W + 18W / 30W + 30W |
最大出力 | 65W | 63W |
サイズ・重量面ではAUKEYにゆずります。
ただ、出力配分できる・ポートの区別がない・Programmable Power Supply(PPS)規格に対応しているなど、Innergie C6 Duoのほうが完成度は高いです。
重さは純正アダプターの約195gに対し、Innergie C6 Duoは約139gで約30%も軽量化できています。
本体のみですのでPD対応USB-Cケーブルが別途必要で、絡みにくいケーブル「Anker PowerLine III Flow USB-C & USB-C ケーブル」がおすすめです。
Innergie C6 Duoは接続機器に合わせて最適な出力に分配可能
Innergie C6 Duoは前述のとおり、1ポート接続時と2ポート時で最適な電力に分配してくれます。
1ポート使用では最大60W出力でき、MacBook Pro 13″のように大きな電力を要するモバイルノートPCでも急速充電可能です。
また、PPS対応でもあるので、Galaxy S21を充電したところ「超急速充電」を表示し、20W以上の出力を確認できました。
2ポートの組み合わせがノートPC + スマホ(タブレット)の場合、45W + 18Wに配分され、一般的なモバイルノートPCとスマホが2台同時に急速充電できます。
2ポートともにノートPCやNintendo Switchのような高出力デバイスの場合、30W + 30Wに配分され、MacBook Air x 2台の組み合わせでも同時充電できちゃいます。
Innergie C6 Duoは、どんなデバイスでも最適なパワーで充電してくれる、賢い2ポート充電器です。
Innergie C6 Duoはこんな人におすすめ
Innergie C6 Duoは「スマホ・タブレット・モバイルノートPCを急速充電したい人」におすすめです。
サイズ・重量ではOmnia Duoにゆずるものの、出力配分やPPS対応など、同クラスの2ポートでは出色の出来といえます。
ただ、よりパワーを求める人には、100WクラスのCIO 100W 2ポートやAnker PowerPort III 2-Port 100Wもおすすめです。
Innergie C6 Duoレビューまとめ
本記事は「【Innergie C6 Duoレビュー】デバイスに合わせて最適な配分で充電できる最大63W出力の2ポートUSB-C充電器」について書きました。
Innergie C6 Duoは、ノートPC・ゲーム機・タブレット・スマホなど、どんなデバイスの組み合わせでもスマートな電力分配を実現するUSB充電器です。
60Wクラスの2ポート充電器では高い完成度をもち、同タイプでは最良モデルだと感じました。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
- 機器に合わせて最適な電力分配を実現
- PPS規格対応
- ケーブルは別途必要
- やや重め