どうも、モバイルバッテリーを10台以上所持するマクリン( @Maku_ring)です。
外で仕事する機会の多いワタクシは、ノートPCの充電まで可能なPower Delivery(PD)対応の超大容量モバイルバッテリーが欠かせません。
スマホ・タブレットも持ち歩くため、これらも同時に充電できるタイプは大変重宝します。
USBメモリやマウス・ポータブルSSDも携帯するため、USBポート増設のためのUSBハブもカバンに忍ばせています。
つまり、ノートPC・タブレット・スマホが同時充電できて、USBハブの機能も備えていれば、まさにノマドワーカーにうってつけのモバイルバッテリーなのです。
それがこちらの「Anker PowerCore+ 19000 PD」です。
Anker PowerCore+ 19000 PDは、19,200mAhの超大容量かつ3台同時充電できるUSBポートを備え、さらにはUSBハブ機能付きと、まさに全部入りのモバイルバッテリーなのです。
そんなわけで本記事は「【Anker PowerCore+ 19000 PDレビュー】ハブ機能付きのPD対応超大容量モバイルバッテリー【19200mAh】」について書いていきます。
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Anker PowerCore+ 19000 PDの外観と付属品
Anker社の「Anker PowerCore+ 19000 PD」は、19,200mAhのPD対応モバイルバッテリーです。
MacBook Proの容量は約20,000mAhであるため、まさにノートPCの充電まで想定したバッテリー容量となっています。
表面はキズの目立ちにくいアルミ製のマット加工、裏面はすべりにくいゴム加工が施されています。
Anker PowerCore+ 19000 PDはUSBタイプC(USB-C)ポートとUSBタイプA(USB-A)ポート x 2を搭載しています。
3つの端子を備えているだけあって、サイズはそれなりに大きいです(約169 x 77 x 22mm)。
手に持ったイメージは小型の長財布くらい。握った触感はしっとりしており、ホールド感もかなり良い感じです。
重量比較のために20,000mAhクラスのモバイルバッテリー「RAVPower RP-PB159」と「Anker PowerCore Speed 20000 PD」を並べてみました。
同クラスで唯一、USBハブ機能と3ポートを同時搭載している分、Anker PowerCore+ 19000 PDがもっとも重いです(約422g)。
が、最軽量モデルの「Anker PowerCore Speed 20000 PD」の約1.15倍であり、大きな差はありません。
表面にはLEDインジケーターを備えています。
上部にある電源ボタンを押すことで、バッテリーの残量確認ができます。
- LED3つ点灯 〜30%
- LED6つ点灯 〜60%
- LED全点灯 〜100%
同梱品はバッテリー本体に急速充電器(アダプター)、USB-Cケーブル、トラベルポーチです。
Anker PowerCore+ 19000 PDはPD対応急速充電器付き
Anker PowerCore+ 19000 PDの特筆すべき点は急速充電器が付いていること。
20,000mAhクラスのモバイルバッテリーでも、充電器の付いていないモデルは意外と多く、この点でもおすすめできます。
Anker PowerCore+ 19000 PDに付属する急速充電器は「Anker PowerPort Speed 1 PD30」です。
このサイズにして30W出力対応のPD対応USBタイプC端子を備えており、MacBook Proのアダプターとしても使用可能。
PD対応の充電器なので、モバイルバッテリー本体が約3.5時間で満充電できちゃいます(このクラスではかなり早い)。
Anker PowerCore+ 19000 PDは2種類のUSBタイプAを搭載
Anker PowerCore+ 19000 PDは最大10W出力と15W出力、2種類のUSB-Aポートを備えています。
10W出力のUSBポートは「PowerIQ」、15W出力のポートは「PowerIQ 2.0」というAnkerの独自技術を搭載しています。
平たく書くと、いずれも「デバイスに応じて最適な電流で急速充電する機能」ですが、PowerIQ 2.0はQuick Charge対応品までカバーするすぐれもの。
スマホ・タブレットでは、以下のアンペア数以上を出力できれば、急速充電が可能です。
- スマホ 1.0A
- タブレット 1.5A
これらの電流値が出ているか確認するため、スマホ・タブレット充電時の出力アンペア数をUSB電流電圧テスターで計測しました。
まずはPowerIQ対応の10W出力USBポートから。
スマホ・タブレットともそれぞれに合った電流値となっています。
次にPowerIQ 2.0対応の15W出力USBポートを確認しました。
こちらはPowerIQ対応USBにくらべて高出力である分、大きな値を示していました。
フル充電まで早めに持っていきたいデバイスやタブレットは、PowerIQ 2.0対応USBを使うのがベターでしょう。
Anker PowerCore+ 19000 PDはPD対応USBタイプCを搭載
Anker PowerCore+ 19000 PDのUSB-Cポートは入出力の機能を備えており、本体充電・デバイス充電の双方に対応しています。
出力は最大27Wであり、MacBook・MacBook Airなら急速充電できるワット数です。
僕が愛用しているMacBook Pro(13インチ)でも通常充電されていることが確認できました。
USB-C電圧電流チェッカーで、MacBook Pro充電時のワット数(電流 x 電圧)を計測したところ、約22Wと最大値に迫る充分な値を示していました。
また3ポート合計で52Wの出力に対応しています。
52Wは、PowerIQ対応USB-A(最大10W)とPowerIQ 2.0対応USB-A(最大15W)、それからPD対応USB-C(最大27W)を合わせたワット数と同じ値。
3台接続時のUSB-Cのワット数も約22Wであり、USB-A未使用時と値が変わらないことから、最大52Wの余裕を感じるさすがの高出力でした。
Anker PowerCore+ 19000 PDはUSBハブ機能搭載
Anker PowerCore+ 19000 PDのユニークな機能がUSBハブ。
USBハブ機能とは「USB機器を接続できるポートを増やす機能」のことです。
電源ボタンを2秒間押すことで「USBハブモード」に切り替わります。
USBハブモード時は、LEDライトが時計回りに三度回転した後、3秒に1回点滅を繰り返します。
USBハブモードにした上で、USB-CポートをPCとつなぐことで、USB-Aをハブ用のUSBポートとして使うことができます。
今のところ、モバイルバッテリーでUSBハブ機能を備えているのは、Anker PowerCore+ 19000 PDとRAVPower RP-PB059のみです。
しかし、急速充電器付きとなると、Anker PowerCore+ 19000 PD一択。
20,000mAhクラスで多機能なモデルをお探しなら、現時点ではベストのモバイルバッテリーでしょう。
Anker PowerCore+ 19000 PDレビューまとめ
本記事は「【Anker PowerCore+ 19000 PDレビュー】ハブ機能付きのPD対応超大容量モバイルバッテリー【19200mAh】」について書きました。
Anker PowerCore+ 19000 PDは、19,200mAhの超大容量かつ高出力のUSB-A x 2とPD対応USB-Cを備えており、多機能のモバイルバッテリーです。
PD対応急速充電器のAnker PowerPort Speed 1 PD30も付き、コスパにすぐれたモデルでもあります。
ビジネスと親和性の高い20,000mAhクラスバッテリーをお探しなら、スマートな外観もふくめて最有力候補の逸品です。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。