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SOUNDPEATS Air4 Proをレビュー!高音質コーデック総取りでマルチポイント対応の完全ワイヤレスイヤホン

評価:4

どうも、フルワイヤレスイヤホンユーザーのマクリンです。

音質に影響を与える要素はさまざまですが、音声の圧縮方式「コーデック」は気にしたいところ。

高音質コーデックのaptXaptX Adaptiveは、最近では1万円以下でも対応するモデルが増えてきました。

今回レビューする「SOUNDPEATS Air4 Pro」もそのうちの一つです。

SOUNDPEATS Air4 Proの外箱

本機はQualcommの最新チップ「QCC3071」を採用し、ハイレゾ再生をサポートするSnapdragon Soundや、CD音源をそのままを体感できるaptX Losslessにまで対応しています。

Snapdragon Soundとは

aptX Adaptiveの96kHz/24bit(ハイレゾ)再生や低遅延などをサポートする、米クアルコム開発のオーディオソリューション。

マクリン
音質スペックだけならもはや高級イヤホン顔負け…!

音質以外も抜かりなく、高強度のANCマルチポイントまでそなえる欲張りモデルです。

そこで本記事ではSOUNDPEATS Air4 Proをレビューします。

メリット
  • バランスの良い快活なサウンド
  • 快適な装着性
  • 専用アプリ対応
  • マルチポイント対応
  • 対応コーデックが豪華
  • タッチで音量調節可能
デメリット
  • タッチ操作カスタマイズなし
  • ワイヤレス充電なし
ご提供品

本記事はSOUNDPEATS様から商品を提供いただき、レビューしています。

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マクリン

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マクリン

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プロフィール

いや、俺なんてそんな、どこにでもいるただのマクリンですよ。当サイトでは、さまざまなガジェット・家電をレビューしています。「Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム」のモノ/ガジェットクリエイターとしても活動し、22年4月には書籍「マクサン式Webライティング実践スキル大全」を出版。株式会社makuri 代表取締役。プロフィール詳細レビューガイドライン・理念

SOUNDPEATS Air4 Proの概要

SOUNDPEATS Air4 Pro」は生活防水仕様(IPX4)の完全ワイヤレスイヤホンです。

SOUNDPEATS Air4 Proを手に持った様子

防水規格IPX4
「水の飛まつに対して保護されている」という定義の防水規格です。浸水状態での使用は厳しいものの、雨が降っている中で使う分には問題ありません。
製品名 SOUNDPEATS Air4 Pro
防水・防塵規格 IPX4
接続方式 Bluetooth 5.3
対応コーデック SBC / AAC / aptX Voice / aptX Adaptive
aptX Classic / aptX lossless
重量 イヤホン約9g / ケース込み約41g
最大バッテリー
(上)イヤホン単体
(下)ケース込み
約6.5時間
約26時間
ドライバー 13mmダイナミックドライバー
充電方式 USB-C
装着検出機能
ANC
外音取り込み
専用アプリ
マルチポイント
Snapdragon Sound
価格 8,480円

 
カラーラインナップはブラックベージュホワイトの3色。

SOUNDPEATS Air4 Proのブラックカラー
SOUNDPEATS Air4 Proのベージュカラー
SOUNDPEATS Air4 Proのホワイトカラー
 
イヤホンはスティック型で、マットブラックの筐体にワンポイントのロゴがかわいくあしらわれています。

SOUNDPEATS Air4 Proのイヤホン外観
 
ノイズリダクション搭載のマイクを左右に3つずつそなえ、周囲のノイズをおさえて自分の声をクリアに届けてくれます。

SOUNDPEATS Air4 Proのノズル部分

マクリン
クリアな通話を実現するaptX Voiceコーデックにも対応!

ケースはしっとり感があり、Air3 Deluxeよりも高級感が増しました。

SOUNDPEATS Air4 Proのケース外観
 
厚みがなく握りやすい形状で、側面はブロンズカラーが際立っています。


 
重量はイヤホン単体で約9g、ケースふくめ約41gと標準的な重さです。

SOUNDPEATS Air4 Proのイヤホン重量は約9g
SOUNDPEATS Air4 Proのケース込みの重量は約41g
 
付属品はイヤホン本体とイヤーチップ(S/M/L)、USB C to Aケーブルです。

SOUNDPEATS Air4 Proの付属品一覧

 

Air4・Opera 05とのスペック比較

SOUNDPEATS Air4 Proと同社のフルワイヤレス「Air4」「Opera 05」との比較は以下のとおりです。

左スライドで全表示

製品名 Air4 Pro
SOUNDPEATS Air4 Pro
Air4
SOUNDPEATS Air4
Opera 05
SOUNDPEATS Opera 05
防水規格 IPX4 IPX4 IPX4
接続方式 Bluetooth 5.3 Bluetooth 5.3 Bluetooth 5.3
対応コーデック SBC / AAC / aptX Voice /
aptX Adaptive / aptX Classic /
aptX lossless
SBC / AAC / aptX /
aptX Adaptive / aptX Lossless
SBC / AAC / LDAC
重量(イヤホン / ケース込み) 約9g / 約41g 約8g / 約38g 約15g / 約60g
最大バッテリー
(イヤホン単体 / ケース込み)
約6.5時間 / 約26時間 約6.5時間 / 約26時間 約9時間 / 約33時間
ドライバー 13mmドライバー 13mmドライバー 12mmドライバー
充電方式 USB-C USB-C USB-C
装着検出機能
ANC
外音取り込み
専用アプリ
マルチポイント
Snapdragon Sound
価格 8,480円 9,980円 13,999円

本機は前モデルAir4より低価格ながら、スペックは同等以上をほこります。

とくに「装着センサーに対応したこと」「対応コーデックの幅が広がったこと」は大きいです。

これから購入するならAir4 Proを選んでおけば間違いないでしょう。

Opera 05は同社のフラッグシップ機ですが、スペック・価格ともに本機が勝るため、音質ファーストの人以外は選ぶ必要はないと思います。

 

SOUNDPEATS Air4 Proのレビュー

SOUNDPEATS Air4 Proの特徴を紹介していきます。

 

バッテリー性能は控えめでワイヤレス充電なし

バッテリーはイヤホン単体で最大6.5時間、ケースふくめ最大26時間と控えめな性能です。

SOUNDPEATS Air4 Proのケースを開けた様子
 
充電ポートは汎用性の高いUSB Type-Cですが、ワイヤレス充電には非対応です。

SOUNDPEATS Air4 Proを充電している様子

マクリン
ワイヤレス充電なしは残念…!

アンダー1万円でマルチポイント対応

本機は、2台のデバイスに同時接続できるマルチポイントに対応しています。

SOUNDPEATS Air4 ProをマルチポイントでMac Book ProとiPhoneに同時接続

マルチポイント

ノートPCとスマホなど、複数のBluetooth対応機器に同時接続できる機能。接続先をいちいち切り替えることなく、音声再生側のデバイスに自動で切り替わります。

 
同時接続するには、イヤホンをケースに収めてケース下のボタンを3秒長押しします。

SOUNDPEATS Air4 Proのケース裏面にペアリングボタン

するとペアリングモードに入るので、接続したい機器のBluetooth設定画面から追加すればOKです。

このとき元々使用していた機器との接続が一時的に解除されるので、再接続すれば2つの機器に同時接続されます。

マクリン
1万円以下でマルチポイント対応はレア!

シンプルな専用アプリ

専用アプリ「SOUNDPEATS」は以下の機能がそろっています。

アプリの機能
  • ノイズキャンセリング切り替え
  • イコライザー
  • アダプティブイコライザー
  • ゲームモード
  • 装着センサーON/OFF

SOUNDPEATS

SOUNDPEATS

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ダッシュボードでは、左右のイヤホンのバッテリー残量を確認できます。

SOUNDPEATS Air4 Proアプリのダッシュボード
 
カスタマイズ画面ではイコライザーノイズキャンセリングなど、さまざまな機能の設定が可能です。

SOUNDPEATS Air4 Proアプリの設定画面
 
イコライザーは9種のプリセットが用意され、気分に応じて好きなタイプに変更できます。

SOUNDPEATS Air4 Proアプリのイコライザープリセット選択
 
9種の音域を自在にカスタマイズし、自分好みの音質に設定することも可能です。

SOUNDPEATS Air4 Proアプリのイコライザーカスタマイズ
 
アダプティブイコライザーでは、聴力テストにより自分にぴったりのバランスに調整してくれます。

SOUNDPEATS Air4 Proアプリのアダプティブイコライザー
SOUNDPEATS Air4 Proアプリのアダプティブイコライザー
 
ほかにも、音の遅延を抑える「ゲームモード」や「装着センサー」のON/OFFなども可能です。

SOUNDPEATS Air4 Proアプリの設定画面

アプリの機能は充分ですが、タッチ操作はカスタマイズできないので注意ください。
 

完成度の高いANCと外音取り込み

本機は最大45dBのノイズ低減を実現するアダプティブノイズキャンセリング機能を搭載しています。

SOUNDPEATS Air4 Proのイヤホン外観

ANCをオンにするとグッと周囲の音が抑えられ、空調音などはとくに完全に消し去ってくれます。

自宅やカフェでは効果をしっかり実感でき、快適に作業できました。

人の話し声への効きは甘いものの、価格を考慮すると充分すぎる性能だと思います。

外音取り込みもこもり感がなく、周囲の音をしっかり取り込んでくれるので、かなり使いやすかったです。

唯一気になったのは「ANCモード」「外音取り込みモード」ともに風切り音が非常に大きいこと。

これらのモードだと風の音を拾って非常にノイジーなので、屋外かつ風のある場所では「通常モード」にしておく必要があります。

バランスの良い快活なサウンド

本機はスティック型のため、圧迫感がなく装着性は良好です。

SOUNDPEATS Air4 Proのイヤホンを手のひらに乗せた様子

イヤホン自体も軽く、耳に着けていても重さをあまり感じません。

ジョギングの際も安定し、3時間使い続けても耳が痛くなることなく、快適に使えました。

マクリン
装着性は文句なし!

イヤホン表面はタッチセンサーで、以下の操作が可能です。

操作 L R
再生/停止 2タップ 2タップ
音量を上げる 1タップ
音量を下げる 1タップ
曲送り 長押し
ANC / OFF / 外音取り込み 長押し
音声アシスタント 3タップ
ゲームモード 3タップ
受話 着信中に2タップ 着信中に2タップ
通話拒否 着信中に長押し 着信中に長押し
通話終了 通話中に2タップ 通話中に2タップ
MEMO
アプリからカスタマイズはできません。

良かった点は、タッチの感度が高く、タッチ後の反応速度も早いことです。

僕は反応が遅いとストレスを感じるたちなので、操作性の快適さはかなり高評価です。

一方、ANCと外音取り込みを切り替える際に通常モードを必ず経由しなければならないのが不便でした。

マクリン
通常モードをオフにできるようにしてほしい…!

音質のレベルは高く、低音から高音までバランスの良い快活なサウンドに仕上がっています。

SOUNDPEATS Air4 Proのイヤホン外観

とくにボーカルが心地よく、ささやくような女性ボーカルの歌声にはうっとりするほど。

一方で歌声を無理に立てることはなく、ベース音やシンバル音など、あらゆる音域の楽器音を丁寧に聞かせてくれます。

音は全体的にマイルドで、中高音ともに尖った感じもありません。

高級イヤホンには劣るものの、音に奥行きも感じられ、ポンポンと響く軽快なサウンドが立体感を演出しています。

ドンシャリ感もありつつ、王道のROCK & POPSまで楽しめる欲張りな音質設計です。

マクリン
1万円以下とは思えない仕上がり…!
SOUNDPEATS Air4 Pro
高音域
(4.0)
中音域
(4.0)
低音域
(4.0)
ノイズキャンセリング
(4.0)
総合評価
(4.0)
 

SOUNDPEATS Air4 Proはこんな人におすすめ

SOUNDPEATS Air4 Proは「アンダー1万円で高性能・高機能モデルが欲しい人」におすすめです。

音質やノイキャンは1万円以下とは思えないほど高性能で、マルチポイントにまで対応しています。

装着性も快適ですし、対応コーデックも非常に豪華です。

タッチ操作カスタマイズ不可・ワイヤレス充電なしなど一部デメリットもありますが、それらを許容できるなら間違いなく買いのモデルです。

これらの点が気になる人は、同価格帯のEarFun Free Pro 3EarFun Free Air Pro 3も選択肢に入れるといいでしょう。

 

SOUNDPEATS Air4 Proレビューまとめ

本記事ではSOUNDPEATS Air4 Proをレビューしました。

本機は性能・機能ともに、8千円台とは思えない充実スペックをもつイヤホンです。

1万円未満でイヤホンを探す際に有力候補になるでしょう。

どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。

メリット
  • バランスの良い快活なサウンド
  • 快適な装着性
  • 専用アプリ対応
  • マルチポイント対応
  • 対応コーデックが豪華
  • タッチで音量調節可能
デメリット
  • タッチ操作カスタマイズなし
  • ワイヤレス充電なし
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