持ち運ぶなら、3ポート充電器がおすすめのマクリン( @Maku_ring)です。
ノートPC・スマホ・イヤホンなど、充電を要するデバイスを複数常備するからこそ、3ポートくらいあったほうが安心。
ただ、そのときどきで充電デバイスが「ノートPC + スマホ」や「タブレット + イヤホン」だったりするので、ポートによらず最適な出力に分けてほしいところ。
まさにそんなニーズにぴったりのモデルが、Ankerの「735 Charger (GaNPrime 65W)」です。
Ankerの新技術「GaNPrime」を投入し、小型化・超高出力化・安全性をより高めた一品です。
3ポートのうち、2つのUSB-Cは最大65Wまでの範囲内で、つなげるデバイスによって最適な出力に配分する機能(Dynamic Power Distribution機能)も搭載しています。
さらに、3ポート接続時もMacBook Air + iPhone + イヤホン(スマホ)の同時充電が可能と、汎用性にすぐれています。
そこで本記事は外観とサイズ・重量比較、出力面を紹介していきます。
- USB-Cなら機器によって最適な電力分配を実現
- 1ポート使用で14インチMacBook Pro急速充電可能
- PPS対応
- 同クラス最小最軽量ではない
- Dynamic Power DistributionはUSB-Cのみ対応
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Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)の外観とサイズ・重量
「Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)」は3ポートタイプの65WクラスUSB急速充電器です。
製品名 | Anker 735 Charger (GaNPrime 65W) |
---|---|
サイズ | 約66 × 38 × 29mm |
重さ | 約124g |
出力ポート数 | 3(USB Type-C x 2 / USB Type-A) |
USB出力 | USB-C 1/2:5V 3A/9V 3A/12V 3A/15V 3A/20V 3.25A(最大65W) USB-A:4.5V 5A/5V 4.5A/5V 3A/9V 2A/12V 1.5A(最大22.5W) |
USB-Cの1ポート接続時は上下いずれも最大65W出力なのと、USB-Cの2ポート接続時に最大65Wの範囲内で出力を最適に配分してくれます。
USB-C(上) | USB-C(下) | USB-A | Total |
---|---|---|---|
65W | 65W | ||
65W | 65W | ||
22.5W | 22.5W | ||
最大65W内で最適に振り分け | 65W | ||
合計65W | 合計65W | 65W | |
合計24W | 24W | ||
合計65W | 65W |
表面はサラリとした高級感のある触り心地で、燦然と浮かぶ「GaNPrime」がかっこいいです。
本機のサイズは約66 × 38 × 29mmの筒形状で、卵よりやや横幅はあるものの、高さは同程度におさまっています。
同クラス3ポート最小の「NovaPort TRIO 65W」と比べ、横幅は若干広いものの、高さはおさえられています。
前モデル「Anker PowerPort III 3-Port 65W Pod」とはほぼ同サイズですが、USB-C上下いずれも65W対応になったことで、ポートのアイコンが「PC + スマホ」から「PCのみ」に変わりました。
Apple 67W USB-C電源アダプタ(14インチMacBook Pro充電器)の半分程度なのにくわえ、30W USB-C電源アダプタ(MacBook Air充電器)とも遜色ないサイズ感。
重量は約124gでNovaPort TRIO 65Wにはさすがにおよばないものの、同クラスのApple充電器から80g程度軽い設計です。
ケーブルは別売りなので「Anker 765 USB-C & USB-C ケーブル」「PowerLine Ⅲ Flow USB-C & ライトニング ケーブル」がおすすめです。
Anker 735 Chargerのレビュー
Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)の特徴を紹介していきます。
USB-CはPDとPPSに対応
Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)のUSB-Cはいずれも単ポート最大65W出力に対応し、13・14インチMacBook Proの急速充電が可能です。
スペックでは謳われていないもののPPSにも対応し、PPS対応スマホのGalaxy S21で「超急速充電」と20W以上の出力が確認できました。
USB-A側でもスマホの急速充電は十分可能です。
USB-CのみDynamic Power Distribution機能に対応
USB-Cのみ「Dynamic Power Distribution機能」という出力の振り分け機能に対応しています。
USB-C複数ポート接続時に最大65Wまでの範囲内で、各デバイスに適切な出力に分配してくれる機能です。
例えばMacBook 2台のときは充電器側もそれを認識し、30Wずつ出力されます。
つづいてノートPC + スマホで充電すると、これらは45W + 20W出力に配分されます。
3ポート接続時はノートPC・スマホ・イヤホンの同時急速充電可能
3ポート接続時の出力配分は明記されていないものの、40W + 15W + 10Wに分配されるようで、MacBook Air + iPhone 13 + AirPodsといった組み合わせでも一気に急速充電できます。
Anker 735 Chargerはこんな人におすすめ
Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)は「ノートPC・スマホ・イヤホンを同時充電したい人」におすすめです。
3ポートでそこそこの小型軽量設計におさめつつ、Dynamic Power Distribution機能やPPS対応など、汎用性に長けています。
同クラスの3ポートでは本機とCIO NovaPort TRIO 65Wのみ出力自動振り分け機能に対応しているので、サイズ・重量をとるか、ブランド力をとるかで決めるといいでしょう。
Anker 735 Chargerレビューまとめ
本記事は「Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)をレビュー!出力自動振り分けに対応する3ポートUSB充電器」について書きました。
Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)は筒形状の小型3ポート充電器ながら、Dynamic Power Distribution機能やPPSに対応し、機能性を高めた一品です。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
- USB-Cなら機器によって最適な電力分配を実現
- 1ポート使用で14インチMacBook Pro急速充電可能
- PPS対応
- 同クラス最小最軽量ではない
- Dynamic Power DistributionはUSB-Cのみ対応